1 / 100
.1 こじらせたイケメン
01 暑気払いのよた話
しおりを挟む
「え、金田さんってもう三十なんすか? マジでー!? 知らなかった!!」
――って、どういう意味やねん。
都内の居酒屋。職場近くで開かれた暑気払いにて、無礼講を真に受けた後輩はすっかり出来上がってはる。
歯に衣着せない感嘆が、いい意味だか悪い意味だかも分からへん。けど、ツッコミは心の中に留めて笑った。
関西弁のおかげで、下手にツッコめばそういうやつだと勘違いされかねん、ちゅうことは身に沁みてる。正直、ツッコミにくいボケかまされてもしんどいだけやねん。笑い取るのが得意なわけでもないしな。
「三十ですかぁ、節目ですねぇ」
驚きに次いで、やたらとしみじみ言われると、「そうやな」と苦笑いを返すしかない。後輩は「三十かー」とまた繰り返す。
……君、それが俺の傷口じわじわえぐっとるの、気づいとる?
日頃から何かと世話を焼いてやってる男やし、慕ってくれてるのは感じとる。悪気がないのは分かるが――
内心あれこれ思いながら、黙って酒を口に運んでいたら、後輩ははっと思い出したように顔を上げた。
「そういや、知ってます? 男は三十まで童貞だと、魔法使いになれるらしいっすよ」
……は?
思わず表情が固まった俺を差し置いて、周りにいる上司や先輩が笑う。
「ははは、何だそれ」
「若いやつは面白いことを考えるな」
なあ金田、と肩を叩かれて「そうですねー」と笑う顔が、引き攣ってないことを祈る。……マジで。
後輩は上司共々「ははは」と笑って続けた。
「ま、金田さんには関係ないでしょうけどねー。はーいいなぁ、俺もイケメンに産まれたかったなぁ」
いや、あのな。
えーと。
……あかん、どっからどうツッコめばええのか分からへん。
けど、とりあえず――
***
魔法使いになんてなれるかボケーーーっ!!!
七月二四日。金田栄太郎、めでたく魔法使い――やない、三十の大台に突入。
せっかくの誕生日やし、たまには少しくらい好きに過ごそうと、午後には無理矢理横浜出張をつっこんだ。夜はそのまま祖父母のいる鎌倉へ足を伸ばす予定や。
――いや、三十の誕生日にひとりで過ごすなんて寂しいやろ。寂しすぎるやろ。
あ、勘違いせんといてな。祝ってくれる人がおらん訳やないで。週末には大学時代の友人が祝ってくれんねん。ただな、当日は仕事あって会えへん。平日もド平日、明日も仕事あるしな、それは仕方ないやつや。
今朝がた母さんからメッセージが来てたけど、これまたありがた迷惑な内容で、素直には喜べへんかった。いちいち一言多いねんな、おかんっちゅーやつは。
どんな内容かって?
……まあ、三十にもなって異性の影の見えない独身の子どもに折に触れかける言葉なんて、男も女も同じようなもんやろ。
その割に、母さんがそこまで俺を結婚させたがってる訳やないのは知ってる。あの人自身、女傑っちゅうか何ちゅうか、まあ、固定された幸せ像に大人しく従うような人やないし、ひとつの生き方が全てという人でもない。
その点、警察官の父があの人を選んだのは分かる気がする。放っておいても周りに流されるようなたちやないから、銃後の守りを任せるのは安心やろう。
ともあれ、そんな両親になまあたたかーく見守られて、俺は魔法使いにもなれないまま、童貞こじらせて三十の大台に乗ったっちゅうわけや。
――ったく、童貞童貞って今どき何なん? ええやん! そんなん個人の自由やろ! そんな話題はな、プライベートかつプライバシーの範疇や!!
もちろん俺かてチャンスが無かった訳やない。後輩のオダテを真に受けるほどアホやないけど、実際言い寄られた経験は少なくないし。恋人、ちゅうもんも今まで何人かおった。大学時代二人、就職してからも二人――
で、そのうちもちろん、いい雰囲気になるやん。
そのとき頭によぎる呪いがあんねん。
何の呪いかってな――大学で上京する俺に言った母さんの言葉や。
「栄太郎、私は婚前性交に反対だからね。責任取れる関係になるまで、セックスなんてしちゃ駄目よ」
そのときの、本気な顔とひっっくい声。今でもはっきり覚えてるわ。
おっそろしーやろ。何が恐ろしいて、俺の母さん空手黒帯やからな。暴力女なんて生易しい表現せんといて。やろうと思えば俺のムスコなんて瞬殺やで、瞬殺。
そのおかげで、どんなにイイカンジの場面になっても、俺のムスコは「いざそのとき」になるとしゅーんとこうべをうなだれるようになりはった。
ムスコも命は惜しいわけや。当然やな。
それで彼女と気まずくなって別れることを繰り返してたら、あっという間に二五かそこら。
それどころか、見た目がそれなりに恵まれてるからか、最後につき合った女性にはテクすら期待されとった。
そこまで来ればもうあれや、「あーもうこれはあかんな」て諦めるのも分かるやろ?
男のコケンなんてもんは持ち合わせとらんけど、やっぱりがっかりさせると傷つくやん。
で、傷つくともっとアレがアレせんようになるやろ。こりゃー悪循環やなー思てからは、もう誰かとそういう関係になるのを避けるようになった。
こうしてめでたく童貞・彼女なし・三十路男の出来上がりや。へい毎度ありー!
あーあ、誕生日っちゅう晴れの日に、なんちゅう自虐的なこと考えとんのやろ。切ないなぁ。
社内アプリのスケジュールに「出張/直帰」とあるのを確認して、晴れ渡る空の下電車に乗り込んだ。
今日くらい、ゆるゆる行くで。昼飯にちょっといいもんでも食うか。俺による、俺のための誕生日祝いや。
夕飯はばあちゃんの飯食えるかな。一人暮らしでも自炊はするけど、野菜は傷みやすいで、ついつい買い控える。おかずが二品、三品出てくる家庭料理なんて、幸せ以外の何物でもない。
彼女はいなくても料理を振る舞ってくれる女性がおるんや、幸せやなー俺!(ばあちゃんやけど!) あー幸せや!(ばあちゃんやけどな!!)
愛情たっぷりの夕飯にバンザイ!
――って、どういう意味やねん。
都内の居酒屋。職場近くで開かれた暑気払いにて、無礼講を真に受けた後輩はすっかり出来上がってはる。
歯に衣着せない感嘆が、いい意味だか悪い意味だかも分からへん。けど、ツッコミは心の中に留めて笑った。
関西弁のおかげで、下手にツッコめばそういうやつだと勘違いされかねん、ちゅうことは身に沁みてる。正直、ツッコミにくいボケかまされてもしんどいだけやねん。笑い取るのが得意なわけでもないしな。
「三十ですかぁ、節目ですねぇ」
驚きに次いで、やたらとしみじみ言われると、「そうやな」と苦笑いを返すしかない。後輩は「三十かー」とまた繰り返す。
……君、それが俺の傷口じわじわえぐっとるの、気づいとる?
日頃から何かと世話を焼いてやってる男やし、慕ってくれてるのは感じとる。悪気がないのは分かるが――
内心あれこれ思いながら、黙って酒を口に運んでいたら、後輩ははっと思い出したように顔を上げた。
「そういや、知ってます? 男は三十まで童貞だと、魔法使いになれるらしいっすよ」
……は?
思わず表情が固まった俺を差し置いて、周りにいる上司や先輩が笑う。
「ははは、何だそれ」
「若いやつは面白いことを考えるな」
なあ金田、と肩を叩かれて「そうですねー」と笑う顔が、引き攣ってないことを祈る。……マジで。
後輩は上司共々「ははは」と笑って続けた。
「ま、金田さんには関係ないでしょうけどねー。はーいいなぁ、俺もイケメンに産まれたかったなぁ」
いや、あのな。
えーと。
……あかん、どっからどうツッコめばええのか分からへん。
けど、とりあえず――
***
魔法使いになんてなれるかボケーーーっ!!!
七月二四日。金田栄太郎、めでたく魔法使い――やない、三十の大台に突入。
せっかくの誕生日やし、たまには少しくらい好きに過ごそうと、午後には無理矢理横浜出張をつっこんだ。夜はそのまま祖父母のいる鎌倉へ足を伸ばす予定や。
――いや、三十の誕生日にひとりで過ごすなんて寂しいやろ。寂しすぎるやろ。
あ、勘違いせんといてな。祝ってくれる人がおらん訳やないで。週末には大学時代の友人が祝ってくれんねん。ただな、当日は仕事あって会えへん。平日もド平日、明日も仕事あるしな、それは仕方ないやつや。
今朝がた母さんからメッセージが来てたけど、これまたありがた迷惑な内容で、素直には喜べへんかった。いちいち一言多いねんな、おかんっちゅーやつは。
どんな内容かって?
……まあ、三十にもなって異性の影の見えない独身の子どもに折に触れかける言葉なんて、男も女も同じようなもんやろ。
その割に、母さんがそこまで俺を結婚させたがってる訳やないのは知ってる。あの人自身、女傑っちゅうか何ちゅうか、まあ、固定された幸せ像に大人しく従うような人やないし、ひとつの生き方が全てという人でもない。
その点、警察官の父があの人を選んだのは分かる気がする。放っておいても周りに流されるようなたちやないから、銃後の守りを任せるのは安心やろう。
ともあれ、そんな両親になまあたたかーく見守られて、俺は魔法使いにもなれないまま、童貞こじらせて三十の大台に乗ったっちゅうわけや。
――ったく、童貞童貞って今どき何なん? ええやん! そんなん個人の自由やろ! そんな話題はな、プライベートかつプライバシーの範疇や!!
もちろん俺かてチャンスが無かった訳やない。後輩のオダテを真に受けるほどアホやないけど、実際言い寄られた経験は少なくないし。恋人、ちゅうもんも今まで何人かおった。大学時代二人、就職してからも二人――
で、そのうちもちろん、いい雰囲気になるやん。
そのとき頭によぎる呪いがあんねん。
何の呪いかってな――大学で上京する俺に言った母さんの言葉や。
「栄太郎、私は婚前性交に反対だからね。責任取れる関係になるまで、セックスなんてしちゃ駄目よ」
そのときの、本気な顔とひっっくい声。今でもはっきり覚えてるわ。
おっそろしーやろ。何が恐ろしいて、俺の母さん空手黒帯やからな。暴力女なんて生易しい表現せんといて。やろうと思えば俺のムスコなんて瞬殺やで、瞬殺。
そのおかげで、どんなにイイカンジの場面になっても、俺のムスコは「いざそのとき」になるとしゅーんとこうべをうなだれるようになりはった。
ムスコも命は惜しいわけや。当然やな。
それで彼女と気まずくなって別れることを繰り返してたら、あっという間に二五かそこら。
それどころか、見た目がそれなりに恵まれてるからか、最後につき合った女性にはテクすら期待されとった。
そこまで来ればもうあれや、「あーもうこれはあかんな」て諦めるのも分かるやろ?
男のコケンなんてもんは持ち合わせとらんけど、やっぱりがっかりさせると傷つくやん。
で、傷つくともっとアレがアレせんようになるやろ。こりゃー悪循環やなー思てからは、もう誰かとそういう関係になるのを避けるようになった。
こうしてめでたく童貞・彼女なし・三十路男の出来上がりや。へい毎度ありー!
あーあ、誕生日っちゅう晴れの日に、なんちゅう自虐的なこと考えとんのやろ。切ないなぁ。
社内アプリのスケジュールに「出張/直帰」とあるのを確認して、晴れ渡る空の下電車に乗り込んだ。
今日くらい、ゆるゆる行くで。昼飯にちょっといいもんでも食うか。俺による、俺のための誕生日祝いや。
夕飯はばあちゃんの飯食えるかな。一人暮らしでも自炊はするけど、野菜は傷みやすいで、ついつい買い控える。おかずが二品、三品出てくる家庭料理なんて、幸せ以外の何物でもない。
彼女はいなくても料理を振る舞ってくれる女性がおるんや、幸せやなー俺!(ばあちゃんやけど!) あー幸せや!(ばあちゃんやけどな!!)
愛情たっぷりの夕飯にバンザイ!
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
冷徹御曹司と極上の一夜に溺れたら愛を孕みました
せいとも
恋愛
旧題:運命の一夜と愛の結晶〜裏切られた絶望がもたらす奇跡〜
神楽坂グループ傘下『田崎ホールディングス』の創業50周年パーティーが開催された。
舞台で挨拶するのは、専務の田崎悠太だ。
専務の秘書で彼女の月島さくらは、会場で挨拶を聞いていた。
そこで、今の瞬間まで彼氏だと思っていた悠太の口から、別の女性との婚約が発表された。
さくらは、訳が分からずショックを受け会場を後にする。
その様子を見ていたのが、神楽坂グループの御曹司で、社長の怜だった。
海外出張から一時帰国して、パーティーに出席していたのだ。
会場から出たさくらを追いかけ、忘れさせてやると一夜の関係をもつ。
一生をさくらと共にしようと考えていた怜と、怜とは一夜の関係だと割り切り前に進むさくらとの、長い長いすれ違いが始まる。
再会の日は……。
国王陛下は悪役令嬢の子宮で溺れる
一ノ瀬 彩音
恋愛
「俺様」なイケメン国王陛下。彼は自分の婚約者である悪役令嬢・エリザベッタを愛していた。
そんな時、謎の男から『エリザベッタを妊娠させる薬』を受け取る。
それを使って彼女を孕ませる事に成功したのだが──まさかの展開!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
性欲の強すぎるヤクザに捕まった話
古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。
どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。
「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」
「たまには惣菜パンも悪くねぇ」
……嘘でしょ。
2019/11/4 33話+2話で本編完結
2021/1/15 書籍出版されました
2021/1/22 続き頑張ります
半分くらいR18な話なので予告はしません。
強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。
誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。
当然の事ながら、この話はフィクションです。
入れ替わった花嫁は元団長騎士様の溺愛に溺れまくる
九日
恋愛
仕事に行こうとして階段から落ちた『かな』。
病院かと思ったそこは、物語の中のような煌びやかな貴族世界だった。
——って、いきなり結婚式を挙げるって言われても、私もう新婚だし16歳どころかアラサーですけど……
転んで目覚めたら外見は同じ別人になっていた!?
しかも相手は国宝級イケメンの領主様!?
アラサーに16歳演じろとか、どんな羞恥プレイですかぁぁぁ———
女体化元男子たちとの日常 学園唯一の男子生徒になったけど
ブラックウォーター
恋愛
フレアウイルス肺炎と呼ばれる感染症のパンデミックが、かつてこの世界を襲った。
多くの者が命を落とし、生き残った者にも影を落とした。
感染者はかなりの確率で、セクストランス症候群と呼ばれる現象を発症。要するに性別転換を起こしてしまうのだ。
市原司はウイルスの感染と家庭の事情で、全寮制の男子校に転校することになる。
が、いざ転校してみて仰天。学校にいるのは生徒も教師も女ばかり。
そう、その町と学校は、セクストランス症候群によって女体化した元男子たちを集めておく場所だったのだ。彼女たちを差別や偏見から守るために。
かわいくも、羞恥心や貞操観念が希薄な女体化元男子たちとの生活が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる