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第四部
08 大人の話
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お茶をした後、また他のお店に入った。
「あ、これかわいい」
私が手にしたのは五センチヒールの黒いブーティだ。足首周りについている小さなバックルがアクセントになっている。
「履いてみたら」
神崎さんは言って、店員さんにサイズを言う。
履いてみると、少しがぼっとしているような気がした。
「なんとなくがぼがぼする」
私がつぶやくと、
「……ヒカルさ」
神崎さんは考えるように言って、店員さんに何かを聞いた。
指差された棚から、サイズを確認しながら一足持ってくる。
「これ履いてみて」
ヒールつきのローファーのようなデザインの靴だ。言われるままに足を入れて、立ってみる。
「あ、いいかも」
「歩いてみたら」
私は言われて頷き、ちょっと歩いてみた。筒周りが少し窮屈な気がする。
「ここがきつい」
「それは履いてるうちに馴染むよ。時間的に足もむくんできてるだろうし。指先は?」
「大丈夫そう」
「爪先立ちになってみて」
言われるがままに爪先立ちをする。靴はちゃんと踵についてきた。
「あれ。すごい。普通、靴の踵って、ぱこって落ちてこない?」
「それ合ってない靴な」
神崎さんは苦笑して、店員さんに声をかける。
「同じ木型で違うデザインあります?」
「ありますよ。お持ちしましょうか。サイズはいくつですか?」
店員さんが靴を準備する間、私は椅子に座って待った。
「何で合うのわかったの?」
「いや、もしかしてと思っただけ。足の幅が狭いんだろ、お前。俺もそうだし妻もそうだから」
「幅とかあるの?」
神崎さんは苦笑して、靴の裏をひっくり返した。
「アルファベットが足幅。Eが標準、Aに近づくほど細い」
最初に履いた靴はE、次に履いた靴がCだった。
「へー」
目を丸くする。
「ま、目安だけどな。履いてみないとなんとも言えない」
そこに店員さんがいくつか靴を持ってきてくれた。
「足に合っててもデザインが好きじゃないなら意味ないけどな。気に入るのがあるといいけど」
広げてみると、控えめなリボンがついた黒いパンプスがあった。ステッチがベージュで、アクセントになっている。
「これかわいい」
履いてみると、やっぱりしっくり来る。
「ヒールあるけど走れそう」
「こらこら、走んな」
私は面白がって、爪先立ちして、踵を下ろすことを何度か繰り返した。
靴はしっかり足についてくる。
「それでいいか?」
「うん」
神崎さんが微笑む。私は靴を脱いで、履いてきたものに履き替えた。
「じゃあ、これを。包んでいただけますか?」
「はい、かしこまりました」
店員さんは神崎さんの笑顔に見惚れつつ、私が脱いだ靴を受けとった。
私は神崎さんが会計を済ませる間、店をぷらぷらして靴を眺めた。初めて知った足幅の表示なるものを見ながら、ふと値札を見る。
量販店でしか靴を買ったことがない私は、いつもよりもマルが一つ多いことに気づいて、思わず手を引っ込めた。
「こら。値段は見るなっつったろ」
神崎さんは言ってこつんと私の頭を小突く。その手には紙袋。
そう、神崎さんは店に入る前、もう一つ言ったのだ。「お前は値札を見るな」と。
「ぅえ、でも」
「成人祝いな」
「……ありがとう、ございます」
差し出された袋を受け取りつつ頭を下げると、神崎さんは微笑んだ。
「連れてってくれるといいな」
「え?」
「素敵な場所にさ」
言ってから照れたらしい。神崎さんはまた軽く笑った。
「俺からのプレゼントじゃ無理かな」
私はその照れ臭そうな顔を見て、首を横に振った。
「そんなことないよ。きっと連れて行ってくれると思う」
紙袋を両手に抱え、また頭を下げる。
「ありがとう。大事にするね」
神崎さんは苦笑した。
「まあ、つっても靴だからな。合わなければそれまでだ。無理して履くなよ」
私は頷いて、紙袋を抱きしめた。
まだ夜にはちょっと早い時間だったけど、夕飯にしよう、とレストランに入った。
「せっかくハタチになったんだから、乾杯しよう」
神崎さんは言って、ドリンクメニューを私に見えやすいようにひっくり返して広げた。
こういう気遣いが、さりげなくできるのがカッコイイんだよね。多くの女性はこういうの弱いんじゃないかな。
もちろん、山ちゃんと食事に行ったときにそれをやるのは私の方だ。それはそれで、気を使わなくて済んでいいのだけど。
「何飲む? スパークリングワインとかは?」
神崎さんはテーブルに肘をつき、少し前傾してメニューを見つめる。そのまつげの長さに見とれていると、視線が上がって私をとらえた。
「どうした? 歩き回ったから疲れたか?」
問われて、私は首を横に振った。
「ううん。神崎さん、相変わらずカッコイイなと思って」
神崎さんはうろたえた。
「……お前な。人をおちょくるのやめろよ」
「おちょくってないよ」
私はいたって真面目な顔で答えたが、その反応はちょっと意外だった。
「意外と言われ慣れてない? カッコイイって」
「いや、初対面の人に挨拶程度に言われるくらいで……」
挨拶に「カッコイイですね」が入るのか。さすがイケメンは違うな。
でもそう言う人の気持ちもわからなくはない。
「お前含め、それなりにつき合いのある奴からはむしろ馬鹿にされるだけだからな」
「え? 馬鹿にしてないよ、私」
「そうかぁ?」
神崎さんは半眼になった。
「靴屋の店員の態度、俺の顔と見比べながらニヤニヤしてたくせに」
「ぐっ」
思わず喉から声が出る。ばれていたとは思わなかった。
店員さんが頬を赤らめ、目を輝かせて神崎さんと話す姿は靴選びとは違う楽しみを味わわせてくれたのだ。
「だって、向こうも接客のプロだろうに、すっごく嬉しそうにしてるから……」
「ほらな。面白がられるだけなの、普段は」
神崎さんは言いながら唇を尖らせると、視線をまたドリンクメニューに落とした。男性にしては節のない指でそれを辿り、私の顔を見上げる。
「で、どうする? 適当に頼んでいい?」
「あ、はい……お願いします」
私はこくりと頷いた。神崎さんは笑う。
「お前には値段の書いてないメニューを見せなきゃ駄目だったな」
私は肩を竦めた。注文に迷った理由もバレていたらしい。
「そんなメニュー見たことない」
「あるところにはあるよ。ワインメニューとか。接待のときに相手に値段見えたら失礼だろ」
それが大人の世界かと、私はふぅんと頷いた。
スパークリングワインで乾杯した後は、もう一杯だけそれぞれ頼んで、あとは歩き回ったからとにかく食べるのに集中した。
ピザ、パスタ、リゾットと頼んだ私に、神崎さんが笑っていた。
「まだまだ成長期か」
「もうあとは横に広がるだけだよ」
私はピザをくわえながら言ったけど、実際あんまり太るたちじゃないのでそこまで気にしていない。
もう少し女らしい体型になりたいなと思うけど、胸も腰周りも控えめだ。中学のときにボーイッシュな服が似合ったのは体型のせいもあったろう。正直、今は少し物足りない。
「もう少しつくところにはついて欲しいんだけどなぁ」
ぼやくと、神崎さんが苦笑した。
「あんま気にすんな。つっても気にするんだろうけど」
神崎さんは言いながらハイボールを口にした。
「だって、男の人だってふわふわしてる方がよくない? 私みたいに骨っぽいのよりも」
「骨っぽいって……言う程じゃないだろ」
神崎さんはますます苦笑して、首を傾げる。
「どうだろうなぁ。人によるんじゃねぇの? 妻もどっちかっていうとメリハリない方だって本人は気にしてるけど……」
「でしょでしょー」
「でも体型なんて関係ないだろ、抱く側にとっちゃ。好きな女なら」
さらっと言われて、私はかたまった。
赤くなった顔をうつむけると、神崎さんがぎくりとした。
「……え?」
「……」
「あれ? ……そういう話じゃなかった?」
「いや……そういう話……かもしれないのかもしれない」
私は熱を持った頬を手で覆う。
あー。わー。うー。
挙動不審になる私の姿に、神崎さんもうろたえる。ややあってから口を開いた。
「……あの」
「は、はい……」
「なんか、ごめん……」
「イエ、大丈夫デス……」
答えはカタコトになる。
だって、もうハタチだもん。
大人だもん。
お酒だって飲めるし、タバコだって吸える。
一足先に、車の免許だって取った。
……そういう話してても、変じゃない歳なんだ。
そう思いながらも、顔の火照りは落ち着かない。
なんとなくぎこちないまま、二人で食事を続けた。
===
…多分、政人は会社の仲間や彩乃とそんな話をした直後だったのだと思われます(フォロー)
「あ、これかわいい」
私が手にしたのは五センチヒールの黒いブーティだ。足首周りについている小さなバックルがアクセントになっている。
「履いてみたら」
神崎さんは言って、店員さんにサイズを言う。
履いてみると、少しがぼっとしているような気がした。
「なんとなくがぼがぼする」
私がつぶやくと、
「……ヒカルさ」
神崎さんは考えるように言って、店員さんに何かを聞いた。
指差された棚から、サイズを確認しながら一足持ってくる。
「これ履いてみて」
ヒールつきのローファーのようなデザインの靴だ。言われるままに足を入れて、立ってみる。
「あ、いいかも」
「歩いてみたら」
私は言われて頷き、ちょっと歩いてみた。筒周りが少し窮屈な気がする。
「ここがきつい」
「それは履いてるうちに馴染むよ。時間的に足もむくんできてるだろうし。指先は?」
「大丈夫そう」
「爪先立ちになってみて」
言われるがままに爪先立ちをする。靴はちゃんと踵についてきた。
「あれ。すごい。普通、靴の踵って、ぱこって落ちてこない?」
「それ合ってない靴な」
神崎さんは苦笑して、店員さんに声をかける。
「同じ木型で違うデザインあります?」
「ありますよ。お持ちしましょうか。サイズはいくつですか?」
店員さんが靴を準備する間、私は椅子に座って待った。
「何で合うのわかったの?」
「いや、もしかしてと思っただけ。足の幅が狭いんだろ、お前。俺もそうだし妻もそうだから」
「幅とかあるの?」
神崎さんは苦笑して、靴の裏をひっくり返した。
「アルファベットが足幅。Eが標準、Aに近づくほど細い」
最初に履いた靴はE、次に履いた靴がCだった。
「へー」
目を丸くする。
「ま、目安だけどな。履いてみないとなんとも言えない」
そこに店員さんがいくつか靴を持ってきてくれた。
「足に合っててもデザインが好きじゃないなら意味ないけどな。気に入るのがあるといいけど」
広げてみると、控えめなリボンがついた黒いパンプスがあった。ステッチがベージュで、アクセントになっている。
「これかわいい」
履いてみると、やっぱりしっくり来る。
「ヒールあるけど走れそう」
「こらこら、走んな」
私は面白がって、爪先立ちして、踵を下ろすことを何度か繰り返した。
靴はしっかり足についてくる。
「それでいいか?」
「うん」
神崎さんが微笑む。私は靴を脱いで、履いてきたものに履き替えた。
「じゃあ、これを。包んでいただけますか?」
「はい、かしこまりました」
店員さんは神崎さんの笑顔に見惚れつつ、私が脱いだ靴を受けとった。
私は神崎さんが会計を済ませる間、店をぷらぷらして靴を眺めた。初めて知った足幅の表示なるものを見ながら、ふと値札を見る。
量販店でしか靴を買ったことがない私は、いつもよりもマルが一つ多いことに気づいて、思わず手を引っ込めた。
「こら。値段は見るなっつったろ」
神崎さんは言ってこつんと私の頭を小突く。その手には紙袋。
そう、神崎さんは店に入る前、もう一つ言ったのだ。「お前は値札を見るな」と。
「ぅえ、でも」
「成人祝いな」
「……ありがとう、ございます」
差し出された袋を受け取りつつ頭を下げると、神崎さんは微笑んだ。
「連れてってくれるといいな」
「え?」
「素敵な場所にさ」
言ってから照れたらしい。神崎さんはまた軽く笑った。
「俺からのプレゼントじゃ無理かな」
私はその照れ臭そうな顔を見て、首を横に振った。
「そんなことないよ。きっと連れて行ってくれると思う」
紙袋を両手に抱え、また頭を下げる。
「ありがとう。大事にするね」
神崎さんは苦笑した。
「まあ、つっても靴だからな。合わなければそれまでだ。無理して履くなよ」
私は頷いて、紙袋を抱きしめた。
まだ夜にはちょっと早い時間だったけど、夕飯にしよう、とレストランに入った。
「せっかくハタチになったんだから、乾杯しよう」
神崎さんは言って、ドリンクメニューを私に見えやすいようにひっくり返して広げた。
こういう気遣いが、さりげなくできるのがカッコイイんだよね。多くの女性はこういうの弱いんじゃないかな。
もちろん、山ちゃんと食事に行ったときにそれをやるのは私の方だ。それはそれで、気を使わなくて済んでいいのだけど。
「何飲む? スパークリングワインとかは?」
神崎さんはテーブルに肘をつき、少し前傾してメニューを見つめる。そのまつげの長さに見とれていると、視線が上がって私をとらえた。
「どうした? 歩き回ったから疲れたか?」
問われて、私は首を横に振った。
「ううん。神崎さん、相変わらずカッコイイなと思って」
神崎さんはうろたえた。
「……お前な。人をおちょくるのやめろよ」
「おちょくってないよ」
私はいたって真面目な顔で答えたが、その反応はちょっと意外だった。
「意外と言われ慣れてない? カッコイイって」
「いや、初対面の人に挨拶程度に言われるくらいで……」
挨拶に「カッコイイですね」が入るのか。さすがイケメンは違うな。
でもそう言う人の気持ちもわからなくはない。
「お前含め、それなりにつき合いのある奴からはむしろ馬鹿にされるだけだからな」
「え? 馬鹿にしてないよ、私」
「そうかぁ?」
神崎さんは半眼になった。
「靴屋の店員の態度、俺の顔と見比べながらニヤニヤしてたくせに」
「ぐっ」
思わず喉から声が出る。ばれていたとは思わなかった。
店員さんが頬を赤らめ、目を輝かせて神崎さんと話す姿は靴選びとは違う楽しみを味わわせてくれたのだ。
「だって、向こうも接客のプロだろうに、すっごく嬉しそうにしてるから……」
「ほらな。面白がられるだけなの、普段は」
神崎さんは言いながら唇を尖らせると、視線をまたドリンクメニューに落とした。男性にしては節のない指でそれを辿り、私の顔を見上げる。
「で、どうする? 適当に頼んでいい?」
「あ、はい……お願いします」
私はこくりと頷いた。神崎さんは笑う。
「お前には値段の書いてないメニューを見せなきゃ駄目だったな」
私は肩を竦めた。注文に迷った理由もバレていたらしい。
「そんなメニュー見たことない」
「あるところにはあるよ。ワインメニューとか。接待のときに相手に値段見えたら失礼だろ」
それが大人の世界かと、私はふぅんと頷いた。
スパークリングワインで乾杯した後は、もう一杯だけそれぞれ頼んで、あとは歩き回ったからとにかく食べるのに集中した。
ピザ、パスタ、リゾットと頼んだ私に、神崎さんが笑っていた。
「まだまだ成長期か」
「もうあとは横に広がるだけだよ」
私はピザをくわえながら言ったけど、実際あんまり太るたちじゃないのでそこまで気にしていない。
もう少し女らしい体型になりたいなと思うけど、胸も腰周りも控えめだ。中学のときにボーイッシュな服が似合ったのは体型のせいもあったろう。正直、今は少し物足りない。
「もう少しつくところにはついて欲しいんだけどなぁ」
ぼやくと、神崎さんが苦笑した。
「あんま気にすんな。つっても気にするんだろうけど」
神崎さんは言いながらハイボールを口にした。
「だって、男の人だってふわふわしてる方がよくない? 私みたいに骨っぽいのよりも」
「骨っぽいって……言う程じゃないだろ」
神崎さんはますます苦笑して、首を傾げる。
「どうだろうなぁ。人によるんじゃねぇの? 妻もどっちかっていうとメリハリない方だって本人は気にしてるけど……」
「でしょでしょー」
「でも体型なんて関係ないだろ、抱く側にとっちゃ。好きな女なら」
さらっと言われて、私はかたまった。
赤くなった顔をうつむけると、神崎さんがぎくりとした。
「……え?」
「……」
「あれ? ……そういう話じゃなかった?」
「いや……そういう話……かもしれないのかもしれない」
私は熱を持った頬を手で覆う。
あー。わー。うー。
挙動不審になる私の姿に、神崎さんもうろたえる。ややあってから口を開いた。
「……あの」
「は、はい……」
「なんか、ごめん……」
「イエ、大丈夫デス……」
答えはカタコトになる。
だって、もうハタチだもん。
大人だもん。
お酒だって飲めるし、タバコだって吸える。
一足先に、車の免許だって取った。
……そういう話してても、変じゃない歳なんだ。
そう思いながらも、顔の火照りは落ち着かない。
なんとなくぎこちないまま、二人で食事を続けた。
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…多分、政人は会社の仲間や彩乃とそんな話をした直後だったのだと思われます(フォロー)
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