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第十一章 織姫は彦星にどうしても抱かれたい(ヒメ視点)
14 ハジメテノ夜 その四
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光彦さんのてのひらが、私の身体を優しく撫でて行く。キスが唇から頬へ、そして耳へと移動していく。
くちゅくちゅと耳の近くでたつ水音に、腰あたりがぞわぞわしてくる。
光彦さんの片手が胸を優しく揉み、もう片方の手が股の内側をさすりあげる。
「ふ、ん……」
一度繋がった身体は、そんな愛撫だけじゃ物足りない。思っていると、光彦さんが、ふっと笑った気配がした。
首筋と鎖骨を舌でざらりと舐め、私の顔を見下ろす。
胸に当てていた手で私の髪を数度撫で、満足げに微笑む。
その表情に愛を感じてきゅんとした。
光彦さんは首の後ろに手を差し込み、片手で腰を引き寄せる。
ぎゅっと抱きしめながら、また濃厚なキスが始まった。
私は一ミリも離れたくなくて、できるだけたくさん光彦さんを感じたくて、その首後ろに腕を巻付ける。
光彦さんが目を閉じたのを見て、私も目を閉じた。
目を閉じると、光彦さんの温もりが心の中まで満たしていくように感じられた。
重なった唇から、肌から、溶け出してしまいそうだった。
好き。
ーー好き。
光彦さんが、好き。
想いが高ぶる。
閉ざした目から、温かい涙が目尻を伝い落ちた。
光彦さんはそれを察したかのようにキスを止め、少し離れる。
「どうかしたか?」
言いながら、光彦さんは優しく、私の目尻を伝う涙を唇で拭った。
私は首を振る。
「幸せ、だなって思って」
光彦さんは目をまたたかせた。
私はふにゃりと微笑む。
「大好きな人と、こうしていられるのって……こんなに幸せな気持ちなんですね」
光彦さんは目をさまよわせて、苦笑した。
「今までは感じたことないって?」
言われて初めて気づく。
「あ、そうかも。やっぱり好きじゃなかったのかな」
「ひでぇ奴」
光彦さんは言ったけど、気まずそうに目を反らした。
「……まあ、人のこと言えないけど」
「え?」
「何でもない」
言って、光彦さんはまた私の身体を撫でていく。
その手のひらに、光彦さんから注がれる愛情を感じた。
光彦さんが、私の首筋にキスを落とす。音を立てながらのキスは、だんだんと胸元まで下りていき、胸の頂きを吸い上げた。
大きな口で吸い込むようにしてみたり、舌先でちろちろと弄んでみたり、緩急をつけた胸への愛撫に、私の口から甘い声が漏れる。
光彦さんの片手が、一度繋がったそこへと伸びた。入口を探るように掻き回され、ゆっくり奥へ沈み込む。
一度光彦さん自身を受け入れたそこは、あっさりと指を飲み込んで行った。
光彦さんはまたキスを再開し、腹部から下腹部へ下りていく。二本目の指を茂みの奥へ挿し入れながら、片手は私の膝裏から腿、そして臀部を、触れるか触れないかのタッチで往復する。
「あぅ、ん……光彦さん、気持ちいぃ……」
光彦さんがくすりと笑った。息が下腹部にかかり、またしても身体が震える。
気付けば光彦さんの顔は私の股の間にあった。私はあわてて膝を閉じようとしたが、時既に遅し。光彦さんは先ほども快感を与えた小さな膨らみに舌を這わせた。
「はぁ、ん!」
声が漏れ、腰が浮く。片腕を膝裏から回した光彦さんはがっしりと私をつかまえたまま、片手で奥を掻き回し、唇で蕾を吸い上げる。
ときどき、掻き出すように指先を動かし、じゅるじゅると卑猥な音を立てて愛液を吸った。
「や、やだ、光彦さん、汚いっ……」
それでも、光彦さんは容赦なく私を高ぶらせていく。
掻き回す指と吸い上げる唇、時々かかる吐息に、私は完全に頭が麻痺していった。
「光彦さん、光彦さんっ、ああ、好きーー好き」
うわ言のように口にするたび、自分の中からさらに蜜が溶け出すのがわかった。光彦さんの息遣いが粗くなっているのがわかり、私はさらに興奮していく。
「はぁ、ああーー愛してる、愛して、」
きゅ、と、光彦さんは花弁を吸い上げた。私の一際大きな嬌声があがる。
数度、収縮を繰り返した後、くたりと力が抜けた私の身体を、光彦さんが撫でた。
彼の手が触れる度、私の身体はぴくりと動く。
光彦さんは笑って、荒い息を繰り返す私を優しく抱きしめた。
「ーー可愛い」
耳元で言われただけで、感じてしまって声が漏れる。
光彦さんはそれを見てまたくつくつと笑った。
いたずらが成功した子どものような表情を、私は恨めしげに見る。
「気持ち良かったか?」
「うんーーすっごく」
おかげで、身体中ぐったりしている。愛撫されただけでこんなに疲れたのは初めてかもしれない。
「そりゃ、よかった」
光彦さんは微笑んで、私の頬に口づけると、私の頭の下に腕を差し込む。
私は引き寄せられるままに横を向いた。腕枕で抱きしめられ、光彦さんの胸に顔を寄せる。
「幸せ」
「うん」
「……光彦さんも?」
おずおずと目を上げると、そこには見たこともない優しい微笑みがあった。
「……そうだな」
つぶやいて、私の髪を掬い上げる。
手櫛で梳くような撫で方が気持ち良くて、私は目を細めた。
「ヒメ」
「はい」
「……結婚、しようか」
私は、びくりと震えた。
直後、光彦さんが、あ、と言ったので、思わず目を上げて表情を伺う。
「……しまった」
気まずげな横顔が見えた。
「何が、しまった、なの?」
「えーーああ、いや……」
光彦さんは言いづらそうに、しばらく目をさまよわせた後、諦めたように私を見る。
「七夕に……しようかと、思ってた」
私は目をまたたかせる。
「プロポーズ?」
「まあ……そんなとこ」
気まずげに目をそらす光彦さんをよそに、私の心にじわじわと喜びが広がっていく。
考えて、くれてたんだ。
これからのこと。私たちの将来のこと。
これから先も、一緒にいられるんだーー
私は光彦さんの胸に抱き着いた。光彦さんは優しく私の髪を撫でつづける。
「ごめん……なんか、格好悪くて」
私はぶんぶんと首を振る。
嬉しくて嬉しくて、言葉が出ない。
手が震えていた。身体も震えていた。
裸で寄り添っている彼の温もりに、涙が込み上げる。
ずっといたい。側にいたい。
いていいと、彼が思ってくれている。
今までの想いが、報われたんだ。本当に。
初めて繋がった喜びと、思わぬ彼の気持ちの吐露に、私は身も心も溶け出してしまって、ぼろぼろと涙がこぼれて、身体は震えて嗚咽すら漏れて、返事もできずに光彦さんの身体にしがみつく。
そんな私の背中を、光彦さんはただ黙って、優しく撫でてくれた。
くちゅくちゅと耳の近くでたつ水音に、腰あたりがぞわぞわしてくる。
光彦さんの片手が胸を優しく揉み、もう片方の手が股の内側をさすりあげる。
「ふ、ん……」
一度繋がった身体は、そんな愛撫だけじゃ物足りない。思っていると、光彦さんが、ふっと笑った気配がした。
首筋と鎖骨を舌でざらりと舐め、私の顔を見下ろす。
胸に当てていた手で私の髪を数度撫で、満足げに微笑む。
その表情に愛を感じてきゅんとした。
光彦さんは首の後ろに手を差し込み、片手で腰を引き寄せる。
ぎゅっと抱きしめながら、また濃厚なキスが始まった。
私は一ミリも離れたくなくて、できるだけたくさん光彦さんを感じたくて、その首後ろに腕を巻付ける。
光彦さんが目を閉じたのを見て、私も目を閉じた。
目を閉じると、光彦さんの温もりが心の中まで満たしていくように感じられた。
重なった唇から、肌から、溶け出してしまいそうだった。
好き。
ーー好き。
光彦さんが、好き。
想いが高ぶる。
閉ざした目から、温かい涙が目尻を伝い落ちた。
光彦さんはそれを察したかのようにキスを止め、少し離れる。
「どうかしたか?」
言いながら、光彦さんは優しく、私の目尻を伝う涙を唇で拭った。
私は首を振る。
「幸せ、だなって思って」
光彦さんは目をまたたかせた。
私はふにゃりと微笑む。
「大好きな人と、こうしていられるのって……こんなに幸せな気持ちなんですね」
光彦さんは目をさまよわせて、苦笑した。
「今までは感じたことないって?」
言われて初めて気づく。
「あ、そうかも。やっぱり好きじゃなかったのかな」
「ひでぇ奴」
光彦さんは言ったけど、気まずそうに目を反らした。
「……まあ、人のこと言えないけど」
「え?」
「何でもない」
言って、光彦さんはまた私の身体を撫でていく。
その手のひらに、光彦さんから注がれる愛情を感じた。
光彦さんが、私の首筋にキスを落とす。音を立てながらのキスは、だんだんと胸元まで下りていき、胸の頂きを吸い上げた。
大きな口で吸い込むようにしてみたり、舌先でちろちろと弄んでみたり、緩急をつけた胸への愛撫に、私の口から甘い声が漏れる。
光彦さんの片手が、一度繋がったそこへと伸びた。入口を探るように掻き回され、ゆっくり奥へ沈み込む。
一度光彦さん自身を受け入れたそこは、あっさりと指を飲み込んで行った。
光彦さんはまたキスを再開し、腹部から下腹部へ下りていく。二本目の指を茂みの奥へ挿し入れながら、片手は私の膝裏から腿、そして臀部を、触れるか触れないかのタッチで往復する。
「あぅ、ん……光彦さん、気持ちいぃ……」
光彦さんがくすりと笑った。息が下腹部にかかり、またしても身体が震える。
気付けば光彦さんの顔は私の股の間にあった。私はあわてて膝を閉じようとしたが、時既に遅し。光彦さんは先ほども快感を与えた小さな膨らみに舌を這わせた。
「はぁ、ん!」
声が漏れ、腰が浮く。片腕を膝裏から回した光彦さんはがっしりと私をつかまえたまま、片手で奥を掻き回し、唇で蕾を吸い上げる。
ときどき、掻き出すように指先を動かし、じゅるじゅると卑猥な音を立てて愛液を吸った。
「や、やだ、光彦さん、汚いっ……」
それでも、光彦さんは容赦なく私を高ぶらせていく。
掻き回す指と吸い上げる唇、時々かかる吐息に、私は完全に頭が麻痺していった。
「光彦さん、光彦さんっ、ああ、好きーー好き」
うわ言のように口にするたび、自分の中からさらに蜜が溶け出すのがわかった。光彦さんの息遣いが粗くなっているのがわかり、私はさらに興奮していく。
「はぁ、ああーー愛してる、愛して、」
きゅ、と、光彦さんは花弁を吸い上げた。私の一際大きな嬌声があがる。
数度、収縮を繰り返した後、くたりと力が抜けた私の身体を、光彦さんが撫でた。
彼の手が触れる度、私の身体はぴくりと動く。
光彦さんは笑って、荒い息を繰り返す私を優しく抱きしめた。
「ーー可愛い」
耳元で言われただけで、感じてしまって声が漏れる。
光彦さんはそれを見てまたくつくつと笑った。
いたずらが成功した子どものような表情を、私は恨めしげに見る。
「気持ち良かったか?」
「うんーーすっごく」
おかげで、身体中ぐったりしている。愛撫されただけでこんなに疲れたのは初めてかもしれない。
「そりゃ、よかった」
光彦さんは微笑んで、私の頬に口づけると、私の頭の下に腕を差し込む。
私は引き寄せられるままに横を向いた。腕枕で抱きしめられ、光彦さんの胸に顔を寄せる。
「幸せ」
「うん」
「……光彦さんも?」
おずおずと目を上げると、そこには見たこともない優しい微笑みがあった。
「……そうだな」
つぶやいて、私の髪を掬い上げる。
手櫛で梳くような撫で方が気持ち良くて、私は目を細めた。
「ヒメ」
「はい」
「……結婚、しようか」
私は、びくりと震えた。
直後、光彦さんが、あ、と言ったので、思わず目を上げて表情を伺う。
「……しまった」
気まずげな横顔が見えた。
「何が、しまった、なの?」
「えーーああ、いや……」
光彦さんは言いづらそうに、しばらく目をさまよわせた後、諦めたように私を見る。
「七夕に……しようかと、思ってた」
私は目をまたたかせる。
「プロポーズ?」
「まあ……そんなとこ」
気まずげに目をそらす光彦さんをよそに、私の心にじわじわと喜びが広がっていく。
考えて、くれてたんだ。
これからのこと。私たちの将来のこと。
これから先も、一緒にいられるんだーー
私は光彦さんの胸に抱き着いた。光彦さんは優しく私の髪を撫でつづける。
「ごめん……なんか、格好悪くて」
私はぶんぶんと首を振る。
嬉しくて嬉しくて、言葉が出ない。
手が震えていた。身体も震えていた。
裸で寄り添っている彼の温もりに、涙が込み上げる。
ずっといたい。側にいたい。
いていいと、彼が思ってくれている。
今までの想いが、報われたんだ。本当に。
初めて繋がった喜びと、思わぬ彼の気持ちの吐露に、私は身も心も溶け出してしまって、ぼろぼろと涙がこぼれて、身体は震えて嗚咽すら漏れて、返事もできずに光彦さんの身体にしがみつく。
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