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本編
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その日は食欲もなく、風呂を済ませて部屋に引っ込んだ冬彦は、翌朝、ノックの音で目を覚ました。返事をすると、秋政の声が言う。
「兄さん。なんか……父さん、怒ってるみたいよ。何かあった?」
冬彦は息を吐き出した。恐らく梨華についての話だろうと予想はついたが、手を出して捨てた訳ではない。冬彦の思う誠実と父の思うそれが同じかどうかは分からないが、少なくとも相手は男性経験の乏しい女ではない。後ろ指さされるようなことはしていないつもりだ。
冬彦は着替えを済ませ、顔を洗うとリビングに入った。ドアを開けた刹那、苛立ちを含んだ空気を嗅ぎ取り、空腹感を意識の外に追いやる。
「おはよう」
冬彦が言うのと、
「冬彦、座りなさい」
父が厳しい口調で言うのはほぼ同時だった。
一瞬睨み合うように視線を交わす二人を、母は静かに見ている。
冬彦が母の目に見たのは、冬彦への苛立ちだった。母の視線が、大黒柱である父の気分を逆なでした罪を冬彦に問うて来る。
冬彦は口の端を引き上げた。
自分の背に触れたあゆみの手の温もりを思い出す。
ただ穏やかに微笑んだ眼鏡の奥の瞳を思い出す。
あれが母性、というものだとしたら。
冬彦があれに類似した温もりを身内から感じたことはない。
冬彦はあえてゆっくりと、父の前に腰掛ける。
両親の苛立ちを、二人の視線から感じながら。
(これが、失望させることを恐れつづけた見返りか)
冬彦の学歴は申し分なく、手に職も得た。
仕事を選ばなければ生活に困ることはなく、世間体も保たれる。
その実、冬彦の中身は空っぽなままだった。
一番大事なものが満たされないまま、大人になってしまった。
両親はいつそれに気づくのだろう、と思っていた。いや、ずっと気づかないのかもしれない。きっと両親も冬彦と同様、それが満たされないまま大人になっている。
二人がどうして結婚したのかは知らない。会社の同僚を介した紹介だったと聞いたように思う。一度だけ、伯父が二人の結婚について言ったのを覚えている。
『お前の親父みたいにくだらない結婚をするくらいなら、お前も独り身で通せよ』
実際にそれを貫きつつある伯父は、そう言って冬彦の肩をたたいた。
『帰りたい場所の在り方がわかんない奴が結婚したって、どうせ迷子になるだけだ。完成図の分からないままパズルを始めるようなもんさ』
伯父は接いで、こうも言った。
『見たところ、その方面は秋政の方が無難に落ち着きそうだな。お前はバツが幾つもつくか、親父の言いなりになって何の喜びもない結婚をするか、どっちかだろう』
伯父は昔から、冬彦を気にかけてくれていた。
自分に子どもがいないからかもしれない。自分とよく似ているからかもしれない。
ただ、伯父よりも冬彦の方が、親に従順だった。そこが最大の違いであり、いまだに冬彦の足枷となっている。
「里崎さんとは、どうなんだ。二度、会ったと聞いたが」
里崎が梨華のことを示すと思い出すまでに一瞬を要した。冬彦は微笑を返す。
「うん。会ったよ」
「……向こうからは、正式につき合いたいと申し入れがあった」
冬彦は父の顔を見上げた。
「……やっぱり、今はまだ結婚とか考えられないから」
「冬彦」
低い父の声が、唸るように呼んだ。
「昨日、市民病院の前で女性と抱き合っていたそうだな」
冬彦の動きが止まる。
唖然として、父を見、その横に立つ母を見た。
その視線は血の繋がった息子に向けるものとは思えないほどに冷たい。赤の他人に向けるものと言われた方がしっくり来るほどだ。
母性などかすかにも感じられないその視線に、冬彦は自嘲の笑いすら覚えた。
「……そうかもね」
自らを嘲る感情をなだめ、冬彦は微笑んだ。
それはひどく優しい笑顔になった。
(馬鹿だなぁ、俺は)
とっくに諦めていたはずだ。
無条件に注がれる親の愛など、ただの作り話の類だと。
諦めていたつもりだった。
無条件に信じてもらうことも、親の意に反した生き方を認めてもらうことも。
いや、親の意に介する生き方をしてすら、自分は存在を肯定されることはないのだろうと。
それでも、知らず知らず、冬彦は求めていた。
もう30になるというのに、尚も懲りず。
どこかに、親の愛を感じられるのではないかと。
期待していた。
その願望に、自分で気づくこともないまま。
そんな幼稚な健気さに込み上げた微笑みだった。
(俺にも可愛いところがあるもんだ)
そう思ってほしい人には、一生届きそうもないが。
冬彦の笑顔に、両親はますます苛立ったようだった。
「何を考えてるんだ。見合いをきっぱり断った後ならともかく、何をふらふらとーー」
「みっともない」
父の言葉を遮り、吐き捨てるように言ったのは母だった。嫌悪感をむきだしにした視線が、冬彦の顔をとらえる。
冬彦はそれを見て、母が嫌っているのは男という性そのものだと悟った。同時に納得もした。夫婦になり子を成しても、近づかない両親の距離感に。父と母の牽制するような関係に。
「そう」
冬彦は微笑んだ。
椅子から立ち上がる。
「話、それだけなら行くよ」
「待ちなさい、冬彦」
「とにかく俺にその気はないから。謝れって言うなら土下座でも何でもするよ。下げる頭ならある」
冬彦は言って、ドアを開けた。
「その頭も、父さんたちにとっては失敗作にしか見えないみたいだけどね」
微笑みとともに皮肉を言い残して、去る。
リビングからは両親の声が聞こえた。
「だから言ったのよ、冬彦はやめておいた方がいいって……秋政の方がせめて誠実だわ」
「先方の希望があったからだ。そうじゃなければ俺だって……」
冬彦は部屋に戻り、財布と鞄を手にした。とりあえず一泊分の荷物を入れ込み、外へ出る。
(なんて遅い反抗期だ)
どうせならもっとはやくにそうすべきだった。
どうせ、こうなるのなら。
部屋のドアを開けると、秋政が気遣わしげな顔で廊下に立っていた。
「……兄さん」
「秋政」
冬彦は微笑んだ。
「黙ってて。今、お前に話されると、殴りそう」
秋政も微笑みを返した。
「いいよ」
冬彦は一瞬動きを止める。
秋政は変わらない微笑みのまま言った。
「殴ればいいのに。ずっとそう思ってたんだ。兄さんは何を我慢してるんだろうって。俺のこと殴って、楽になるならなればいい」
秋政は垂れ下がったままの冬彦の手首を取った。
「ほら。殴らないの?」
言いながら、秋政は冬彦の目を見つめている。
冬彦は動けなかった。
「じゃあ、俺が殴ろうか」
秋政は冬彦の手首から手を離し、右拳を固めて冬彦の左頬を狙った。冬彦は咄嗟にそれを左手で押さえながら、秋政の左頬に右拳を走らせる。咄嗟に出た拳だったが、振り抜く前に躊躇いが生じた。止めようとして肩に力が入ったが寸止めにはいたらず、頬骨に拳が当たり、ゴツ、と鈍い音がした。秋政がたたらを踏む。
冬彦はじんじんと痺れる右拳を下げた。
秋政が笑う。冬彦は苦い気分を噛み締めながら階段を降りはじめた。
「俺ね、兄さん」
秋政の声が背を追って来る。
「一度でいいから、兄さんと喧嘩してみたかったんだ」
冬彦は歩調を緩めかけたが、止まらずに玄関へと向かった。
靴を履く間にじわじわと胸中に広がるやるせなさ。
「どこに行くの。女の人のところ?」
背中に、母が硬い声をかけてくる。
(どれだけいい子にしてたら、愛してもらえたんだろう)
今さらな問いが脳裏をよぎる。靴を履いて立ち上がった冬彦は母に微笑を向けた。
「そうだね。無条件に俺を愛してくれる女がいるなら、それもいいかも」
母は理解仕切れないという顔で、冬彦を見送った。
外に出ると、日はもう頭上近くまで出ていた。
白々とした日差しに不釣り合いなほど、冬彦の神経は淀んでいる。
日差しは強く肌をさし、冬彦の影を色濃くアスファルトの道に落とす。
黒々とわだかまったそれこそが、自分自身のような気がして笑った。
影は冬彦に黙ってついて来る。
道を反れても止まっても、その足元に、ひっそり、確かに、ついて来る。
「兄さん。なんか……父さん、怒ってるみたいよ。何かあった?」
冬彦は息を吐き出した。恐らく梨華についての話だろうと予想はついたが、手を出して捨てた訳ではない。冬彦の思う誠実と父の思うそれが同じかどうかは分からないが、少なくとも相手は男性経験の乏しい女ではない。後ろ指さされるようなことはしていないつもりだ。
冬彦は着替えを済ませ、顔を洗うとリビングに入った。ドアを開けた刹那、苛立ちを含んだ空気を嗅ぎ取り、空腹感を意識の外に追いやる。
「おはよう」
冬彦が言うのと、
「冬彦、座りなさい」
父が厳しい口調で言うのはほぼ同時だった。
一瞬睨み合うように視線を交わす二人を、母は静かに見ている。
冬彦が母の目に見たのは、冬彦への苛立ちだった。母の視線が、大黒柱である父の気分を逆なでした罪を冬彦に問うて来る。
冬彦は口の端を引き上げた。
自分の背に触れたあゆみの手の温もりを思い出す。
ただ穏やかに微笑んだ眼鏡の奥の瞳を思い出す。
あれが母性、というものだとしたら。
冬彦があれに類似した温もりを身内から感じたことはない。
冬彦はあえてゆっくりと、父の前に腰掛ける。
両親の苛立ちを、二人の視線から感じながら。
(これが、失望させることを恐れつづけた見返りか)
冬彦の学歴は申し分なく、手に職も得た。
仕事を選ばなければ生活に困ることはなく、世間体も保たれる。
その実、冬彦の中身は空っぽなままだった。
一番大事なものが満たされないまま、大人になってしまった。
両親はいつそれに気づくのだろう、と思っていた。いや、ずっと気づかないのかもしれない。きっと両親も冬彦と同様、それが満たされないまま大人になっている。
二人がどうして結婚したのかは知らない。会社の同僚を介した紹介だったと聞いたように思う。一度だけ、伯父が二人の結婚について言ったのを覚えている。
『お前の親父みたいにくだらない結婚をするくらいなら、お前も独り身で通せよ』
実際にそれを貫きつつある伯父は、そう言って冬彦の肩をたたいた。
『帰りたい場所の在り方がわかんない奴が結婚したって、どうせ迷子になるだけだ。完成図の分からないままパズルを始めるようなもんさ』
伯父は接いで、こうも言った。
『見たところ、その方面は秋政の方が無難に落ち着きそうだな。お前はバツが幾つもつくか、親父の言いなりになって何の喜びもない結婚をするか、どっちかだろう』
伯父は昔から、冬彦を気にかけてくれていた。
自分に子どもがいないからかもしれない。自分とよく似ているからかもしれない。
ただ、伯父よりも冬彦の方が、親に従順だった。そこが最大の違いであり、いまだに冬彦の足枷となっている。
「里崎さんとは、どうなんだ。二度、会ったと聞いたが」
里崎が梨華のことを示すと思い出すまでに一瞬を要した。冬彦は微笑を返す。
「うん。会ったよ」
「……向こうからは、正式につき合いたいと申し入れがあった」
冬彦は父の顔を見上げた。
「……やっぱり、今はまだ結婚とか考えられないから」
「冬彦」
低い父の声が、唸るように呼んだ。
「昨日、市民病院の前で女性と抱き合っていたそうだな」
冬彦の動きが止まる。
唖然として、父を見、その横に立つ母を見た。
その視線は血の繋がった息子に向けるものとは思えないほどに冷たい。赤の他人に向けるものと言われた方がしっくり来るほどだ。
母性などかすかにも感じられないその視線に、冬彦は自嘲の笑いすら覚えた。
「……そうかもね」
自らを嘲る感情をなだめ、冬彦は微笑んだ。
それはひどく優しい笑顔になった。
(馬鹿だなぁ、俺は)
とっくに諦めていたはずだ。
無条件に注がれる親の愛など、ただの作り話の類だと。
諦めていたつもりだった。
無条件に信じてもらうことも、親の意に反した生き方を認めてもらうことも。
いや、親の意に介する生き方をしてすら、自分は存在を肯定されることはないのだろうと。
それでも、知らず知らず、冬彦は求めていた。
もう30になるというのに、尚も懲りず。
どこかに、親の愛を感じられるのではないかと。
期待していた。
その願望に、自分で気づくこともないまま。
そんな幼稚な健気さに込み上げた微笑みだった。
(俺にも可愛いところがあるもんだ)
そう思ってほしい人には、一生届きそうもないが。
冬彦の笑顔に、両親はますます苛立ったようだった。
「何を考えてるんだ。見合いをきっぱり断った後ならともかく、何をふらふらとーー」
「みっともない」
父の言葉を遮り、吐き捨てるように言ったのは母だった。嫌悪感をむきだしにした視線が、冬彦の顔をとらえる。
冬彦はそれを見て、母が嫌っているのは男という性そのものだと悟った。同時に納得もした。夫婦になり子を成しても、近づかない両親の距離感に。父と母の牽制するような関係に。
「そう」
冬彦は微笑んだ。
椅子から立ち上がる。
「話、それだけなら行くよ」
「待ちなさい、冬彦」
「とにかく俺にその気はないから。謝れって言うなら土下座でも何でもするよ。下げる頭ならある」
冬彦は言って、ドアを開けた。
「その頭も、父さんたちにとっては失敗作にしか見えないみたいだけどね」
微笑みとともに皮肉を言い残して、去る。
リビングからは両親の声が聞こえた。
「だから言ったのよ、冬彦はやめておいた方がいいって……秋政の方がせめて誠実だわ」
「先方の希望があったからだ。そうじゃなければ俺だって……」
冬彦は部屋に戻り、財布と鞄を手にした。とりあえず一泊分の荷物を入れ込み、外へ出る。
(なんて遅い反抗期だ)
どうせならもっとはやくにそうすべきだった。
どうせ、こうなるのなら。
部屋のドアを開けると、秋政が気遣わしげな顔で廊下に立っていた。
「……兄さん」
「秋政」
冬彦は微笑んだ。
「黙ってて。今、お前に話されると、殴りそう」
秋政も微笑みを返した。
「いいよ」
冬彦は一瞬動きを止める。
秋政は変わらない微笑みのまま言った。
「殴ればいいのに。ずっとそう思ってたんだ。兄さんは何を我慢してるんだろうって。俺のこと殴って、楽になるならなればいい」
秋政は垂れ下がったままの冬彦の手首を取った。
「ほら。殴らないの?」
言いながら、秋政は冬彦の目を見つめている。
冬彦は動けなかった。
「じゃあ、俺が殴ろうか」
秋政は冬彦の手首から手を離し、右拳を固めて冬彦の左頬を狙った。冬彦は咄嗟にそれを左手で押さえながら、秋政の左頬に右拳を走らせる。咄嗟に出た拳だったが、振り抜く前に躊躇いが生じた。止めようとして肩に力が入ったが寸止めにはいたらず、頬骨に拳が当たり、ゴツ、と鈍い音がした。秋政がたたらを踏む。
冬彦はじんじんと痺れる右拳を下げた。
秋政が笑う。冬彦は苦い気分を噛み締めながら階段を降りはじめた。
「俺ね、兄さん」
秋政の声が背を追って来る。
「一度でいいから、兄さんと喧嘩してみたかったんだ」
冬彦は歩調を緩めかけたが、止まらずに玄関へと向かった。
靴を履く間にじわじわと胸中に広がるやるせなさ。
「どこに行くの。女の人のところ?」
背中に、母が硬い声をかけてくる。
(どれだけいい子にしてたら、愛してもらえたんだろう)
今さらな問いが脳裏をよぎる。靴を履いて立ち上がった冬彦は母に微笑を向けた。
「そうだね。無条件に俺を愛してくれる女がいるなら、それもいいかも」
母は理解仕切れないという顔で、冬彦を見送った。
外に出ると、日はもう頭上近くまで出ていた。
白々とした日差しに不釣り合いなほど、冬彦の神経は淀んでいる。
日差しは強く肌をさし、冬彦の影を色濃くアスファルトの道に落とす。
黒々とわだかまったそれこそが、自分自身のような気がして笑った。
影は冬彦に黙ってついて来る。
道を反れても止まっても、その足元に、ひっそり、確かに、ついて来る。
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