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本編
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結局、断る理由も見当たらず、冬彦は同窓会に出席することにした。
実家暮らしだとこういうときに面倒だ。もともと住んでいたのが仕事もないような田舎で、帰省しなければ参加できないような同窓会なのだとしたら、何の躊躇いもなく不参加と言っていただろうに。
中学の友人の半数は小学校からのつき合いで、小野田家がどこにあるかもきちんと知っている。冬彦に連絡を寄越した花田も当然小野田家の場所は承知していた。「来なければ家に押しかける」とまで笑って言っていた。
会場は駅ビルのレストランを貸し切ったらしい。結婚式の二次会などでも使われるような店らしいが、わざわざスーツで行くほど格式の高い場所でもなさそうだ。とはいえTシャツで行くのも気が引けて、リネンシャツと紺のパンツを身に纏った。
足元はお気に入りの赤茶色のレザースニーカー。紐だけ紺色に変えて履いている。玄関先で靴紐を結んでいると、後ろからぱたぱたと軽い足音がした。
「兄さん、出かけるの?」
冬彦はちらりと目をやり、弟を見やる。
「ああ、まあな」
「同窓会だっけ。行ってらっしゃい」
秋政はにこにこしながら言った。
思春期の一時期、この笑顔を見る度に殴りつけたい衝動にかられたことを思い出す。
害意のない笑顔。
それは今でも、冬彦に焦燥と苛立ちをもたらす。
多少薄れたとはいえ、そこは変わらない。ただ少し大人になって、殴りつけても意味がないと理性が押し止めているだけの話だ。
冬彦は靴紐を結び終わり、立ち上がった。
かばんはない。ポケットに財布。胸ポケットにスマホ。所持物、以上。
自宅の最寄り駅まで行くだけのことだ。他に荷物がいるとも思えなかった。
「でも、珍しいね。そういうの参加するの。花田さん、来るの?」
「あいつが幹事だよ。じゃなきゃ行かねぇ」
「花田さんが幹事?」
秋政は目を丸くした。在校時さんざんつるんでいた花田は、小野田家にもよく来た。秋政も交えて共に遊んだ記憶はないが、性格はだいたい秋政も知っている。
驚く弟を見て、冬彦は笑いそうになった。
「ガラじゃないだろ」
「ないね」
あっさり答える弟に、冬彦は笑う。
「生徒会長に押し付けられたらしいよ。断ったらヤンチャな過去を生徒たちにバラすって」
「生徒会長? ーーああ、相楽さん」
冬彦は眉を寄せた。
(どうしてそんなの、覚えてんだ)
さすがに相楽が家に来たことはないはずだ。同時に、当時の冬彦が家で学校のことを話した記憶もない。もし話していたとしても、それはほとんど偶然で、弟の記憶に残るような回数ではないだろう。
「一度、会ったじゃない。外、出かけたときーー初詣の日だったかな」
言われて、冬彦は黙った。全く記憶にない。
秋政は笑った。
「俺、兄さんの友達あんまり知らないから、会った人は結構覚えてるんだよね」
何ということのない顔で言う弟に目を向け、冬彦は何もいわずに玄関のドアに手をかけた。
「行ってらっしゃい」
秋政が手を挙げる。冬彦の家族への無愛想は今に始まったことではないので、彼も気にしていないようだった。
「行ってきます」
一言答えて、外に出る。
財布につけている鍵を取り出してドアを締め、またズボンのポケットに突っ込んだ。
左手首に嵌めた銀時計を見やる。
時刻は18時を過ぎている。夏の陽はまだ沈むには至らないが、昼という明るさでもない。
徒歩十分ほどの会場に向け、冬彦は大股で歩きだした。
* * *
それこそ中学生だった頃は田舎くさかった駅前は、今やすっかり整った商業地となっている。
永らく温めていたらしい都市計画構想がようやく落ち着いたのはここ数年のことで、駅前にはいくつかの商業ビルが立ち並んでいた。
同窓会の会場になるレストランも、そんな駅ビルの最上階にある。来るのが何人なのかは知らないが、同窓生自体は150人ほどいるはず。1学年4クラスだった。
ビル外にあるエレベーターに向かったが、ベビーカー連れの集団が待っているのを見て早々に足をビル中に運ぶ。会場は最上階の8階だ。面倒だが、エレベーターを待つよりはエスカレーターを使おうと大股で歩いていく。
身長のある冬彦が大股で歩くと、それなりに目を引くらしい。ときどき視線を投げられるが、慣れたことなので気にしない。スマホをいじりながら話しているカップルの後ろに乗立つ。カップルは隣り合って立ち、エスカレーターを封鎖していた。
ちらりと腕時計を見る。開始は18時半で、今は5分前だ。まだ余裕はあるからいいかと手すりに少しだけよりかかる。
ぶるぶると胸元のスマホが鳴った。取り出して見ると花田からの着信だった。
「もしもし?」
『あ、小野田? お前今どこ?』
「は? ーーもう少しで着くけど」
『マジ? よかったー』
言うなり、近くにいるらしい誰かに「もう少しで来るって!」と声をかけた。その誰かもほっとしたような息をついたのが気配でわかる。
冬彦は苦笑した。
「なんなんだよ」
『いや、いいのいいの。もうちょっとで来るんでしょ? 待ってるから早く来て、ダーリン!』
「キモい。行きたくなくなったから帰っていい?」
『え! ダメ! ダメ! 俺殺されちゃう! ごめん今の聞かなかったことにして! ほっとしたから冗談言っただけなの! 謝るから許して!』
本気で慌てふためく花田に、冬彦は笑った。
「こっちだって冗談だよ。じゃあまた後でな」
『おう、気をつけて来いよー!』
花田が電話を切った。冬彦はまたスマホを胸ポケットに入れる。
花田の向こうに聞こえた楽しげなざわめきとBGMが、少しだけ冬彦の心を浮き立たせた。
実家暮らしだとこういうときに面倒だ。もともと住んでいたのが仕事もないような田舎で、帰省しなければ参加できないような同窓会なのだとしたら、何の躊躇いもなく不参加と言っていただろうに。
中学の友人の半数は小学校からのつき合いで、小野田家がどこにあるかもきちんと知っている。冬彦に連絡を寄越した花田も当然小野田家の場所は承知していた。「来なければ家に押しかける」とまで笑って言っていた。
会場は駅ビルのレストランを貸し切ったらしい。結婚式の二次会などでも使われるような店らしいが、わざわざスーツで行くほど格式の高い場所でもなさそうだ。とはいえTシャツで行くのも気が引けて、リネンシャツと紺のパンツを身に纏った。
足元はお気に入りの赤茶色のレザースニーカー。紐だけ紺色に変えて履いている。玄関先で靴紐を結んでいると、後ろからぱたぱたと軽い足音がした。
「兄さん、出かけるの?」
冬彦はちらりと目をやり、弟を見やる。
「ああ、まあな」
「同窓会だっけ。行ってらっしゃい」
秋政はにこにこしながら言った。
思春期の一時期、この笑顔を見る度に殴りつけたい衝動にかられたことを思い出す。
害意のない笑顔。
それは今でも、冬彦に焦燥と苛立ちをもたらす。
多少薄れたとはいえ、そこは変わらない。ただ少し大人になって、殴りつけても意味がないと理性が押し止めているだけの話だ。
冬彦は靴紐を結び終わり、立ち上がった。
かばんはない。ポケットに財布。胸ポケットにスマホ。所持物、以上。
自宅の最寄り駅まで行くだけのことだ。他に荷物がいるとも思えなかった。
「でも、珍しいね。そういうの参加するの。花田さん、来るの?」
「あいつが幹事だよ。じゃなきゃ行かねぇ」
「花田さんが幹事?」
秋政は目を丸くした。在校時さんざんつるんでいた花田は、小野田家にもよく来た。秋政も交えて共に遊んだ記憶はないが、性格はだいたい秋政も知っている。
驚く弟を見て、冬彦は笑いそうになった。
「ガラじゃないだろ」
「ないね」
あっさり答える弟に、冬彦は笑う。
「生徒会長に押し付けられたらしいよ。断ったらヤンチャな過去を生徒たちにバラすって」
「生徒会長? ーーああ、相楽さん」
冬彦は眉を寄せた。
(どうしてそんなの、覚えてんだ)
さすがに相楽が家に来たことはないはずだ。同時に、当時の冬彦が家で学校のことを話した記憶もない。もし話していたとしても、それはほとんど偶然で、弟の記憶に残るような回数ではないだろう。
「一度、会ったじゃない。外、出かけたときーー初詣の日だったかな」
言われて、冬彦は黙った。全く記憶にない。
秋政は笑った。
「俺、兄さんの友達あんまり知らないから、会った人は結構覚えてるんだよね」
何ということのない顔で言う弟に目を向け、冬彦は何もいわずに玄関のドアに手をかけた。
「行ってらっしゃい」
秋政が手を挙げる。冬彦の家族への無愛想は今に始まったことではないので、彼も気にしていないようだった。
「行ってきます」
一言答えて、外に出る。
財布につけている鍵を取り出してドアを締め、またズボンのポケットに突っ込んだ。
左手首に嵌めた銀時計を見やる。
時刻は18時を過ぎている。夏の陽はまだ沈むには至らないが、昼という明るさでもない。
徒歩十分ほどの会場に向け、冬彦は大股で歩きだした。
* * *
それこそ中学生だった頃は田舎くさかった駅前は、今やすっかり整った商業地となっている。
永らく温めていたらしい都市計画構想がようやく落ち着いたのはここ数年のことで、駅前にはいくつかの商業ビルが立ち並んでいた。
同窓会の会場になるレストランも、そんな駅ビルの最上階にある。来るのが何人なのかは知らないが、同窓生自体は150人ほどいるはず。1学年4クラスだった。
ビル外にあるエレベーターに向かったが、ベビーカー連れの集団が待っているのを見て早々に足をビル中に運ぶ。会場は最上階の8階だ。面倒だが、エレベーターを待つよりはエスカレーターを使おうと大股で歩いていく。
身長のある冬彦が大股で歩くと、それなりに目を引くらしい。ときどき視線を投げられるが、慣れたことなので気にしない。スマホをいじりながら話しているカップルの後ろに乗立つ。カップルは隣り合って立ち、エスカレーターを封鎖していた。
ちらりと腕時計を見る。開始は18時半で、今は5分前だ。まだ余裕はあるからいいかと手すりに少しだけよりかかる。
ぶるぶると胸元のスマホが鳴った。取り出して見ると花田からの着信だった。
「もしもし?」
『あ、小野田? お前今どこ?』
「は? ーーもう少しで着くけど」
『マジ? よかったー』
言うなり、近くにいるらしい誰かに「もう少しで来るって!」と声をかけた。その誰かもほっとしたような息をついたのが気配でわかる。
冬彦は苦笑した。
「なんなんだよ」
『いや、いいのいいの。もうちょっとで来るんでしょ? 待ってるから早く来て、ダーリン!』
「キモい。行きたくなくなったから帰っていい?」
『え! ダメ! ダメ! 俺殺されちゃう! ごめん今の聞かなかったことにして! ほっとしたから冗談言っただけなの! 謝るから許して!』
本気で慌てふためく花田に、冬彦は笑った。
「こっちだって冗談だよ。じゃあまた後でな」
『おう、気をつけて来いよー!』
花田が電話を切った。冬彦はまたスマホを胸ポケットに入れる。
花田の向こうに聞こえた楽しげなざわめきとBGMが、少しだけ冬彦の心を浮き立たせた。
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