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01 陽菜(ひな)の心情
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東(あずま)の実家は私の実家から徒歩1分のところあって、今の東と私が住んでいるのは徒歩30秒の距離にある。
ひとり暮らしをしたいと私が言い出したのはハタチの誕生日を迎えた日。一浪して大学に入った半年後だ。
両親は、きょうだいのいない私を手放したくないと渋っていたけど、話を聞いた東ママが、「息子の住んでるアパート、同じ階に空き部屋があるみたいよ」と教えてくれて、「東くんが近くにいるなら安心ね」と両親も納得してくれたのだ。
だから、私が実家を出られたのは東のおかげ、かもしれない。
お礼を言う気なんてないけど。
そんな訳で、私は今日も東の家を訪ねる。
「東ーぁ、開ーけーて」
東は基本、夜行性だ。もう朝10時なのだけど、多分まだ眠っているのだろう。しばらくドアを叩いて、ようやくガチャリと鍵の開く音がした。
それ以上の音はない。私は遠慮なくノブをひねる。
「おはよー」
私が声をかけるときには、東はもう布団に潜るところだった。
テキトーに伸ばした髪があっちこっちいってるし、一瞬だけ合った目は眠気で据わっているけど、華奢な首筋に変な色気が漂っている。
それが東という男なのだ。
部屋にずかずか上がり込んで、勝手にカーテンを開ける。東は小さく舌打ちして、頭から布団を被った。私はその上から、のしかかる。
「朝だよー、おーきーてー」
「……」
返事の代わりに、布団の中身がもぞもぞ動く。乗っている私を振り落とそうと寝返りを打ったらしいが、そうはいかない。
「起きないなら、襲っちゃうよー」
ばふん、と布団ごと東を抱きしめる。ゴツゴツした身体のラインを確かめて、油断させたところで布団を引きはがす。
「陽菜(ひな)っ」
批難の視線が私に向く。むふふと笑ってその耳に息を噴きかける。東が抵抗するように身をよじった。耳は彼の弱点なのだ。
「かーぁい、あずま」
舌ったらずに呼びながら、そっと耳裏を舐めてやる。東はまた舌打ちをして、私の手を掴んだ。
「っめろ、馬鹿」
私の方を向いた東の身体の一部が、硬く張り詰めているのに気づく。男性の生理現象は女の私には分からないけど、とりあえず準備万端らしい。
「ね、しよ」
「帰れっ、この痴女!」
「いいじゃーん、しようよぉ」
言いながら彼のそこを撫でる。本気を出せば簡単に払いのけられるだろうに、東は何故かそうしない。
私のしつこさを知っていて、めんどくさがっているだけかもしれない。
「ね、お願い」
耳元で囁いてみる。私のことを「幼稚だ」とか「色気がない」とか言う割に、東は私に触れられることが嫌ではないらしい。
来るものを拒まないのが、彼の性格だから。
睨むような東の視線に、私は勝ちを悟った。
***
東とのキスは、びっくりするくらい気持ちいい。
初めてそうしたとき、聞いていた噂は嘘ではなかったのだと、私はちょっと寂しくなったくらいだ。
来るもの拒まず去る者追わず。
ハジメテでも気持ち良くしてくれる。
後腐れなく処女を捨てるなら小暮東に頼むといい。
そんな、噂。
ーーあの東が。
噂を聞いても、そんなことあるわけない、なんて笑っていたのは強がりだ。
私が知らない東を知っている人がどんどん増えて、私の東は知らない東に成長していく。
それがなんとなく、寂しくて、認めたくなかった。
「んっーーん、ぅ」
東のキスに応えていると、ついつい声が出てしまう。
東は淡々としているから、いつも気恥ずかしいのだけど、夢中になればなるほど、声が漏れる。
「ふ、ぁ、ずま」
呼ぶと、東が目だけで笑う。足れ目がちのその目は下向きにまつげが生えていて、彼の瞳を見えにくくしている。
唇を唇で挟み、舌先でなぞり、吸い上げ、舌を絡め、歯列をなぞり、口内を優しく愛撫していく。
「んーー」
漏れる吐息は甘く、満足そうな響きになった。それも最初は気恥ずかしくて嫌だったけど、東がさして気にしてなさそうだったから私も気にしなくなった。
東の手が私の腰回りを撫でる。深く、優しく、口づけを交わしながら、下腹部をゆっくりと撫で、さんざん焦らしてからショーツ越しに蕾に触れる。
「ふ、ぅん」
ぴくりと腰が動く。東はうっすらと目を開けて私を見つめている。その目は優しい。最初にその目が宿すそれに気づいたとき、彼は無愛想だけど優しいのだと、思い出すように気づいた。
東は、決して、自分から人を傷つけるようなことをしない。
ーー元カレとは違って。
東の指が私のいいところを掠める。
「っ、あずまぁ」
甘えたような声を出し、また腰が浮き上がる。東が触れるだけのキスをする。頬に、首筋に、耳に。大切にしてもらっているような感覚にどっぷり浸って目を閉じ、東の動きを感じる。
東の指が敏感な蕾をこすった。かと思えば、ショーツの横から、奥のぬかるみへと指が入っていく。
「っんん」
気持ちいい、と言いかけた私の唇が、また東の唇に塞がれる。同時に、東のすらりと長い指先が私の奥まで挿入された。
東はキスの間も全然目を閉じない。じっと私の表情を、反応を、観察している。今まで抱いた女の子たちにもそうだったのだろうか。きっとそうだったんだろう。東は優しいから、相手が痛がったり、嫌がったらすぐやめられるように、そうやってじっと相手を観察しているんだろう。
は、と吐息が漏れた。「ぁずま」と呼ぶ。東はまた目で微笑み、私の顔にキスの雨を降らせながら、指だけで私を果てへと追い込む。
くちゅぐちゅと音を立てる私の愛液が彼の指先を滑らせ、ビクビクと動く内壁が彼の指を求める。
「ぁず、ん、はぁ、や、いい」
私ひとりが喘ぐのもいつものことで、気恥ずかしいやら悔しいやら、気持ちは複雑だけど仕方ない。
東が私に与える快感は今まで感じたことのないものだ。そして幼い頃から私を知っている彼に隠す必要なんて何もない。
「開けっ広げ過ぎる」と東には呆れられるけれど。
ほんとうは、東にもそれくらい、開けっ広げになってほしい。
「ぁ、あ、あ、ぁあ」
東の指が私の気持ちいいところを突き上げる。私は身をよじりながら東の首に手を回す。
「ぁずま、キス、して」
「ん」
東の片手が私の髪をたどり、後ろ頭を支える。頭を撫でられたような感覚に、また私は溶けていく。
「んん、んんん」
ちゅ、と唇を吸い上げて、東は囁く。
「いいよ、イッて」
そしてまたキスをする。親指で外側の蕾をチョンとノックする。
「ふぁ」
「ふふ」
口づけをしたままだから、東の鼻から笑い声が漏れた。優しい。ーーあずまは、やさしい。
「ん、ん、ん、ぁあ、あああ……!」
身体の中で、何かが破裂するような感覚。
東は動きをゆっくりにし、後ろ頭にそえた手指で優しく頭を撫でてくれる。
「はぁ……はぁ」
乱れた息を整えながら、私は東を見つめる。
「東、も」
「いいよ……俺は」
「だって、こんなんなってる」
起き抜けに充分硬くなっていた彼のそこは、張り詰めて痛そうだ。
この期に及んで渋る東に、私は笑う。
「じゃ、口でしよっか?」
東はまた渋面になった。
***
準備を終えた東が、ゆっくり私の中に入ってくる。
東は性急にことを進めようとしない。むしろ私の方が焦らされて、「もう充分濡れてるからいいよ」と言うんだけれど、東は睨むように私を見返すだけで何も言わない。
ゆっくり、ゆっくり、繋がっていって、最奥で彼がほっと吐息を漏らす。私もほっと息を出す。
焦れる半面、こうして東が私の中に入ってきて、最後まで繋がるまでの時間が、一番好きだ。東はそれを知っているんだろうか。もしかしたら知っているのかもしれないーー東はときどき、私よりも私のことをよく知っているから。
私は東が知らない東を知らないのに、なんだか不公平だ。
東がゆっくり動き始める。彼が突き上げる度に、小さく喘いで彼に応える。
元カレのときは嫌われたくない一心で演技していた嬌声も、東が相手だと自然と出てくる。
ん、とか、う、とか、言葉未満の声を発しながら、私なりに東に伝えているのだ。
東、気持ちいいよ。東も気持ち良くなってね。
そんな、私の心の声もーー東は察しているだろうか。
ひとり暮らしをしたいと私が言い出したのはハタチの誕生日を迎えた日。一浪して大学に入った半年後だ。
両親は、きょうだいのいない私を手放したくないと渋っていたけど、話を聞いた東ママが、「息子の住んでるアパート、同じ階に空き部屋があるみたいよ」と教えてくれて、「東くんが近くにいるなら安心ね」と両親も納得してくれたのだ。
だから、私が実家を出られたのは東のおかげ、かもしれない。
お礼を言う気なんてないけど。
そんな訳で、私は今日も東の家を訪ねる。
「東ーぁ、開ーけーて」
東は基本、夜行性だ。もう朝10時なのだけど、多分まだ眠っているのだろう。しばらくドアを叩いて、ようやくガチャリと鍵の開く音がした。
それ以上の音はない。私は遠慮なくノブをひねる。
「おはよー」
私が声をかけるときには、東はもう布団に潜るところだった。
テキトーに伸ばした髪があっちこっちいってるし、一瞬だけ合った目は眠気で据わっているけど、華奢な首筋に変な色気が漂っている。
それが東という男なのだ。
部屋にずかずか上がり込んで、勝手にカーテンを開ける。東は小さく舌打ちして、頭から布団を被った。私はその上から、のしかかる。
「朝だよー、おーきーてー」
「……」
返事の代わりに、布団の中身がもぞもぞ動く。乗っている私を振り落とそうと寝返りを打ったらしいが、そうはいかない。
「起きないなら、襲っちゃうよー」
ばふん、と布団ごと東を抱きしめる。ゴツゴツした身体のラインを確かめて、油断させたところで布団を引きはがす。
「陽菜(ひな)っ」
批難の視線が私に向く。むふふと笑ってその耳に息を噴きかける。東が抵抗するように身をよじった。耳は彼の弱点なのだ。
「かーぁい、あずま」
舌ったらずに呼びながら、そっと耳裏を舐めてやる。東はまた舌打ちをして、私の手を掴んだ。
「っめろ、馬鹿」
私の方を向いた東の身体の一部が、硬く張り詰めているのに気づく。男性の生理現象は女の私には分からないけど、とりあえず準備万端らしい。
「ね、しよ」
「帰れっ、この痴女!」
「いいじゃーん、しようよぉ」
言いながら彼のそこを撫でる。本気を出せば簡単に払いのけられるだろうに、東は何故かそうしない。
私のしつこさを知っていて、めんどくさがっているだけかもしれない。
「ね、お願い」
耳元で囁いてみる。私のことを「幼稚だ」とか「色気がない」とか言う割に、東は私に触れられることが嫌ではないらしい。
来るものを拒まないのが、彼の性格だから。
睨むような東の視線に、私は勝ちを悟った。
***
東とのキスは、びっくりするくらい気持ちいい。
初めてそうしたとき、聞いていた噂は嘘ではなかったのだと、私はちょっと寂しくなったくらいだ。
来るもの拒まず去る者追わず。
ハジメテでも気持ち良くしてくれる。
後腐れなく処女を捨てるなら小暮東に頼むといい。
そんな、噂。
ーーあの東が。
噂を聞いても、そんなことあるわけない、なんて笑っていたのは強がりだ。
私が知らない東を知っている人がどんどん増えて、私の東は知らない東に成長していく。
それがなんとなく、寂しくて、認めたくなかった。
「んっーーん、ぅ」
東のキスに応えていると、ついつい声が出てしまう。
東は淡々としているから、いつも気恥ずかしいのだけど、夢中になればなるほど、声が漏れる。
「ふ、ぁ、ずま」
呼ぶと、東が目だけで笑う。足れ目がちのその目は下向きにまつげが生えていて、彼の瞳を見えにくくしている。
唇を唇で挟み、舌先でなぞり、吸い上げ、舌を絡め、歯列をなぞり、口内を優しく愛撫していく。
「んーー」
漏れる吐息は甘く、満足そうな響きになった。それも最初は気恥ずかしくて嫌だったけど、東がさして気にしてなさそうだったから私も気にしなくなった。
東の手が私の腰回りを撫でる。深く、優しく、口づけを交わしながら、下腹部をゆっくりと撫で、さんざん焦らしてからショーツ越しに蕾に触れる。
「ふ、ぅん」
ぴくりと腰が動く。東はうっすらと目を開けて私を見つめている。その目は優しい。最初にその目が宿すそれに気づいたとき、彼は無愛想だけど優しいのだと、思い出すように気づいた。
東は、決して、自分から人を傷つけるようなことをしない。
ーー元カレとは違って。
東の指が私のいいところを掠める。
「っ、あずまぁ」
甘えたような声を出し、また腰が浮き上がる。東が触れるだけのキスをする。頬に、首筋に、耳に。大切にしてもらっているような感覚にどっぷり浸って目を閉じ、東の動きを感じる。
東の指が敏感な蕾をこすった。かと思えば、ショーツの横から、奥のぬかるみへと指が入っていく。
「っんん」
気持ちいい、と言いかけた私の唇が、また東の唇に塞がれる。同時に、東のすらりと長い指先が私の奥まで挿入された。
東はキスの間も全然目を閉じない。じっと私の表情を、反応を、観察している。今まで抱いた女の子たちにもそうだったのだろうか。きっとそうだったんだろう。東は優しいから、相手が痛がったり、嫌がったらすぐやめられるように、そうやってじっと相手を観察しているんだろう。
は、と吐息が漏れた。「ぁずま」と呼ぶ。東はまた目で微笑み、私の顔にキスの雨を降らせながら、指だけで私を果てへと追い込む。
くちゅぐちゅと音を立てる私の愛液が彼の指先を滑らせ、ビクビクと動く内壁が彼の指を求める。
「ぁず、ん、はぁ、や、いい」
私ひとりが喘ぐのもいつものことで、気恥ずかしいやら悔しいやら、気持ちは複雑だけど仕方ない。
東が私に与える快感は今まで感じたことのないものだ。そして幼い頃から私を知っている彼に隠す必要なんて何もない。
「開けっ広げ過ぎる」と東には呆れられるけれど。
ほんとうは、東にもそれくらい、開けっ広げになってほしい。
「ぁ、あ、あ、ぁあ」
東の指が私の気持ちいいところを突き上げる。私は身をよじりながら東の首に手を回す。
「ぁずま、キス、して」
「ん」
東の片手が私の髪をたどり、後ろ頭を支える。頭を撫でられたような感覚に、また私は溶けていく。
「んん、んんん」
ちゅ、と唇を吸い上げて、東は囁く。
「いいよ、イッて」
そしてまたキスをする。親指で外側の蕾をチョンとノックする。
「ふぁ」
「ふふ」
口づけをしたままだから、東の鼻から笑い声が漏れた。優しい。ーーあずまは、やさしい。
「ん、ん、ん、ぁあ、あああ……!」
身体の中で、何かが破裂するような感覚。
東は動きをゆっくりにし、後ろ頭にそえた手指で優しく頭を撫でてくれる。
「はぁ……はぁ」
乱れた息を整えながら、私は東を見つめる。
「東、も」
「いいよ……俺は」
「だって、こんなんなってる」
起き抜けに充分硬くなっていた彼のそこは、張り詰めて痛そうだ。
この期に及んで渋る東に、私は笑う。
「じゃ、口でしよっか?」
東はまた渋面になった。
***
準備を終えた東が、ゆっくり私の中に入ってくる。
東は性急にことを進めようとしない。むしろ私の方が焦らされて、「もう充分濡れてるからいいよ」と言うんだけれど、東は睨むように私を見返すだけで何も言わない。
ゆっくり、ゆっくり、繋がっていって、最奥で彼がほっと吐息を漏らす。私もほっと息を出す。
焦れる半面、こうして東が私の中に入ってきて、最後まで繋がるまでの時間が、一番好きだ。東はそれを知っているんだろうか。もしかしたら知っているのかもしれないーー東はときどき、私よりも私のことをよく知っているから。
私は東が知らない東を知らないのに、なんだか不公平だ。
東がゆっくり動き始める。彼が突き上げる度に、小さく喘いで彼に応える。
元カレのときは嫌われたくない一心で演技していた嬌声も、東が相手だと自然と出てくる。
ん、とか、う、とか、言葉未満の声を発しながら、私なりに東に伝えているのだ。
東、気持ちいいよ。東も気持ち良くなってね。
そんな、私の心の声もーー東は察しているだろうか。
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