《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第8章 29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、英雄公爵に溺愛されています。

223.尻をふりふりして、クロードを誘ってみました。効果は絶大でした。クロードを寝かしつけて、ベッドを抜け出してみました。

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オレは、ノリノリで、クロードの股間に尻をすりすりとこすりつけた。

「クロードの、大事なところを励ますぞ?
元気になあれ、元気になあれ。
お?起きてきたな?
よしよし、可愛がってやるぞー。」

オレは、クロードが、オレの尻をほぐすのをオレも積極的に協力した。

「クロード、もっと、中まで、ぐいぐい、入れろ。
全然、足りない。
オレのいいところを、もっと刺激して、オレを夢中にさせろ。」

今日は、体力温存したいからな。

後背位でいくぞ。

四つん這いになったら、クロードに向かって尻をふりふり。

「クロード、早く来ないと、寂しくて、泣くぞ?」

クロードは、飛びついてきた。

後ろから、がんがん突かれる都度、声も出していく。

「激しい。気持ちいい。中がこすれて、感じる。」

結果。

昨日の長丁場がウソのように短時間で一回戦終了。

「今日は、張り切ったから、早めに寝たい。掻き出してくれるだろ?」
とクロードの前に、尻を差し出して、見返り美人のポーズをするオレ。

クロードは、上機嫌で、オレの尻の中を綺麗にした。

オレは、自分の清拭は、自分で済ませてから、クロードを拭き拭きしてやった。

「今日も、気持ちよかった。ありがとう。おやすみ。」



はっはっはー。

オレの作戦勝ち。

今、クロードは、夢の世界に旅立っている。

オレは、クロードの腕の中から、そろっと抜け出した。

腕を持ち上げて、背中側にずりずり後退して、ベッドの端に到着。

オレは、ベッドからおりた。

隠してあった靴を履いて、そろそろと歩く。

オレはドアノブに手を伸ばした。

バチン!

痛い!

特大の静電気に、オレは、ドアノブから手を離す。

部屋の中が急に明るくなった。

何で?

クロードが目を覚ましてしまう?

オレは、ベッドを振り返った。

クロードは。

ベッドにいない?

クロードは、どこへ?

オレの背中側からふいに影がさした。

オレが、そちらを振り返ると。

クロードが立っている。

あれ?

クロードは、さっきまで、寝ていたのに?

瞬間移動なんて、ことはないよな?

クロードは、オレの背中側から歩み寄ると。
「ヒサツグに余裕があるなら、まだできる。」
と言った。

オレは、クロードに抱えられて、ベッドに逆戻りしていた。

どうしよう?

クロードが、臨戦体勢だ。

クロードは、オレを仰向けに寝かせると、オレを跨いで乗っかった。

く、食い尽くされる!

なんとか、セーブモードにもっていきたい。

「クロード、余裕は、人間に必要なものだぞ?
余裕というものは、余力を残しておかないと、いざというときに動けないからな?」

オレは、引きつりながら、クロードに笑いかける。

クロードが、どうして、起きてきたのか?

特大の静電気の大きな音とか。

部屋が、急に明るくなったのは、なぜか?とか。

色々な疑問が、オレの頭の中で、ぐるぐる回っている。

クロードは、オレをじっと見つめて言った。
「ヒサツグは、いざというときに、は、何を想定している?」
と。
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