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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1322.シノ教官が持っていた血判状について、ボク、閃いたの。シノ教官は、異世界転生者だという自覚を持っていると判明したの。
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「シノ教官は、この世界が1度目の人生じゃない?
シノ教官には、異世界で生きてきた記憶がある?」
とサブリー。
「ここよりも、ずっと良い世界だった。」
とシノ教官。
「シノ教官の前世の人格は、この世界に向いていなかったんだなあ。」
とユージュアル。
「本当に、なんでこんな世界に転生してしまったのか。」
とシノ教官。
サブリーとユージュアルの連携で、シノ教官は、異世界転生者だと自覚していることが判明したの。
「シノ教官は、異世界転生したということで間違いないかしら?」
「なんだ?異世界転生したら、文句があるのか?
文句を言いたいのは、私だ。
こんな国へ転生するなんて、想定していない。」
とシノ教官。
シノ教官への苦情は、都度都度、告げてきたけど、シノ教官の記憶には残っていないの。
シノ教官には、文句ではなく、違うことを言うの、ボク。
ボクも、サブリーも、ユージュアルも、シノ教官について、同じ予想をしているの。
「シノ教官。
キミは、騎士になってから、前世の人格が覚醒したのかしら?
シノ教官の前世の人格は、今世の人格を沈めたのかしら。
この世界の常識を持ち合わせていないキミは。
今世の人格を融合するのではなく、今世の人格に上書きするか、かき消すか、したのかしら。」
「は?なんだ?
異世界転生者を捕まえていたぶる気か?
ガランは、貴族の血が半分しかなくても、力ずくで国に貴族と認めさせたんだ。
野蛮で暴力的な上に、男を手玉にとるようなやつは、喋るな!」
とシノ教官は、怒鳴ったの。
シノ教官は、全くボクに協力的でないの。
「後天的な異世界転生なら、異世界転生を自覚するきっかけはあったのかあ?」
とユージュアル。
「騎士学校に来た貴族に、実験への協力を頼まれたことがきっかけだ。」
とシノ教官。
「どんな実験?」
とサブリー。
実験と聞いて、サブリーは、興味津々。
「実験内容は、覚えていない。
実験が終わって生活していたら、ふいに覚醒した。」
とシノ教官。
「騎士学校に来た貴族の名前は?」
とサブリー。
実験した貴族を探さないとなの。
どんな実験をしたのかしら?
「私は知らない。
貴族の顔は、見ていない。
貴族の指示に従うようにと校長が言ったんだ。
その貴族が騎士学校に出入りしていたのは、私の伝手ではない。」
とシノ教官。
「貴族が騎士学校に来たのは、誰の伝手?」
とサブリー。
「誰?というか、騎士学校に伝手がある、とその貴族は話していた。」
とシノ教官。
ボク、閃いたの。
血判状に名前を書いた者は、騎士学校という場所を利用していたんじゃないかしら。
「キミが、ボク達に見せた紙は、騎士学校に置かれていたものかしら?
騎士学校から持ち出し不可の紙だったということはないかしら?」
シノ教官には、異世界で生きてきた記憶がある?」
とサブリー。
「ここよりも、ずっと良い世界だった。」
とシノ教官。
「シノ教官の前世の人格は、この世界に向いていなかったんだなあ。」
とユージュアル。
「本当に、なんでこんな世界に転生してしまったのか。」
とシノ教官。
サブリーとユージュアルの連携で、シノ教官は、異世界転生者だと自覚していることが判明したの。
「シノ教官は、異世界転生したということで間違いないかしら?」
「なんだ?異世界転生したら、文句があるのか?
文句を言いたいのは、私だ。
こんな国へ転生するなんて、想定していない。」
とシノ教官。
シノ教官への苦情は、都度都度、告げてきたけど、シノ教官の記憶には残っていないの。
シノ教官には、文句ではなく、違うことを言うの、ボク。
ボクも、サブリーも、ユージュアルも、シノ教官について、同じ予想をしているの。
「シノ教官。
キミは、騎士になってから、前世の人格が覚醒したのかしら?
シノ教官の前世の人格は、今世の人格を沈めたのかしら。
この世界の常識を持ち合わせていないキミは。
今世の人格を融合するのではなく、今世の人格に上書きするか、かき消すか、したのかしら。」
「は?なんだ?
異世界転生者を捕まえていたぶる気か?
ガランは、貴族の血が半分しかなくても、力ずくで国に貴族と認めさせたんだ。
野蛮で暴力的な上に、男を手玉にとるようなやつは、喋るな!」
とシノ教官は、怒鳴ったの。
シノ教官は、全くボクに協力的でないの。
「後天的な異世界転生なら、異世界転生を自覚するきっかけはあったのかあ?」
とユージュアル。
「騎士学校に来た貴族に、実験への協力を頼まれたことがきっかけだ。」
とシノ教官。
「どんな実験?」
とサブリー。
実験と聞いて、サブリーは、興味津々。
「実験内容は、覚えていない。
実験が終わって生活していたら、ふいに覚醒した。」
とシノ教官。
「騎士学校に来た貴族の名前は?」
とサブリー。
実験した貴族を探さないとなの。
どんな実験をしたのかしら?
「私は知らない。
貴族の顔は、見ていない。
貴族の指示に従うようにと校長が言ったんだ。
その貴族が騎士学校に出入りしていたのは、私の伝手ではない。」
とシノ教官。
「貴族が騎士学校に来たのは、誰の伝手?」
とサブリー。
「誰?というか、騎士学校に伝手がある、とその貴族は話していた。」
とシノ教官。
ボク、閃いたの。
血判状に名前を書いた者は、騎士学校という場所を利用していたんじゃないかしら。
「キミが、ボク達に見せた紙は、騎士学校に置かれていたものかしら?
騎士学校から持ち出し不可の紙だったということはないかしら?」
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