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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1248.異世界転生者のナーレーン伯爵家の血を引く女子学生と生粋の平民の女子学生は、それぞれ、立ち位置が違い、周囲にいる者も異なるの。

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「腕っぷしが強い学生は、喧嘩になったら負けると相手に思わせる体格をしていて、戦わせても弱くない。」
と怨霊。

「1人だけ、かあ?」
とユージュアル。

「女子学生は、ナーレーン伯爵家の名前で、各年次にスカウトしたので、どの年次にも複数、女子学生に従う学生がいます。」
と騎士学校の校長。

「従うのは、男、女、両方?」
とユージュアル。

「ナーレーン伯爵家の血を引く女子学生に従っているのは、男子学生です。」
と校長。

「ナーレーン伯爵家じゃない方、生粋の平民の女子学生には、女子学生が集まっているのかなあ?」
とユージュアル。

「はい。」
と校長。

「平民の女子学生は、棲み分けして、ナーレーン伯爵家の女子学生と争わないようにしているのか、元から女子学生に目をつけていたか、だなあ。」
とユージュアル。

「そこまでは、なんとも。生粋の平民の女子学生の方は、交友関係が活発だという範囲にとどまっているので、介入は難しいです。」
と校長。

「ナーレーン伯爵家の名前を使う女子学生は、お嬢様扱いされるために、騎士学校に騎士を求めに来たという話だけど。」
とロウウェル。

「その通りです。」
と校長。

「女子学生の周りに侍る買収された男に、騎士らしさはあるのか?」
とロウウェル。

「買収する方も、される方も、人品に問題があることが判明したため、どちらの学生も騎士になることはありません。」
と校長。

「どちらも、というのは、ナーレーン伯爵家の名前を使う女子学生と空手形に喜ぶ男子学生のみ?」
とユージュアル。

「生粋の平民の女子学生に買収行為は、見受けられません。」
と校長。

「ナーレーン伯爵家の女子学生は、騎士にならないという希望を叶えられるから、願ったり叶ったりかあ。」
とユージュアル。

「ナーレーン伯爵家の名前を使う女子学生に惑わされて、道を踏み外した男子学生は、騎士になる前に、誘惑に弱い性質だと証明されたから、誘惑に弱くても問題ない職場を目指すといいの。

成人前に騎士や文官には向いていないことが分かった学生は、朗報なの。

早めに人生設計をやり直すといいの。」

「該当する学生には、成人済みの者もいます。」
と校長。

「どちらも、退学でよいの。

ナーレーン伯爵家は、名前を使わせた者の仕出かしの後始末を頑張ることになるの。」

ボクは、権力者として、権力者の仕事をしたの。

権力者には、決定権があるの。

ボクが権力を使うことで、騎士学校の校長の決定に誰も文句をつけられないようにするの。

「お嬢様をやりたい女子学生が騎士学校に来た目的のもう一つ。
お嬢様のお眼鏡にかなう男は、侍らせている男の中にはいるのか?」
とダンシェル。
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