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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1068.ダンシェル、ロウウェル、レイモンド、タマキ。ボクの相棒を紹介するの。布妖怪オリベ。「カーテン?」「テーブルクロス?」「一反木綿?」

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ダンシェル、ロウウェル、レイモンド、タマキがお家に認められたから、やっと、紹介できるの。

「ダンシェル、ロウウェル、レイモンド、タマキ。四人に、ボクの相棒を紹介するの。」

ボク、このときを楽しみにしていたの。

「相棒?コワニは?」
とタマキ。

「コワニは、眷属なの。」

「コワニは、フィリスの下。相棒は、対等?」
とタマキ。

「タマキ。賢いの。」

「フィリスに、ストレートに褒められるのって、めちゃくちゃ嬉しい。」
とタマキが照れているの。

「フィリスの褒め言葉は、褒める感情だけが詰まっているから、トゲがないんだよ。」
とロウウェル。

「褒め言葉がストンと入ってくる。」
とレイモンド。

「フィリスに温められている気分になる。」
とダンシェル。

「ご家族の前で、その発言は、いいのか?」
と、タマキがダンシェルを見ている。

「温かい気持ちに包まれて温まる、だな。」
と言ったダンシェルが、ボクを見るの。

「ボクも、嬉しいの。ボクの気持ちを受け取って喜ぶ様子を見るのは幸せなの。」

「うん。そうか、ラブラブしていてくれ。で、相棒って?」
とタマキ。

「初めまして。」
とオリベ。

「え?どこ?もう、部屋にいる?」
とタマキは、きょろきょろ。

「いるわよ。」
とオリベ。

オリベは、天井からおりてきて、ボクの手に。
ボクは、オリベを畳んで、手に持って、四人に紹介することにしたの。

「ボクの相棒、布妖怪オリベなの。」

ダンシェル、ロウウェル、レイモンド、タマキは、ぽかーんと、オリベを凝視したの。

タマキが一番早く復活。
タマキ、優秀なの。

「布妖怪?一反木綿?」
とタマキ。

「カーテン?」
とレイモンド。

「テーブルクロスかも?」
とロウウェル。

「家の中に妖怪が住んでいる?」
とダンシェル。

「タマキ、一反木綿という種類じゃないの。布妖怪なの。

レイモンド、ロウウェル。
オリベは、カーテンにもテーブルクロスにもしないの。

ボクと一緒に遊んだり、寝ていたりするの。

ダンシェル。
オリベは、ボクの相棒だから、ボクとボクのお家に悪いことはしないの。」

ボクは、全員の疑問に一つずつ、答えたの。

「遊ぶって、どんな?」
とダンシェル。

「飛んだり、走ったり。」

「布妖怪だったら、速いんだろうな。」
とダンシェル。

「オリベは速いの。本気の三本勝負で、負けてしまうの。」

「布妖怪、強い。」
とタマキ。

「強いけれど、オリベは、妖怪だから警戒されるの。
ボクは、サブリーとユージュアル以外には、内緒にしているの。
四人も、サブリーとユージュアル以外には内緒にすること。」

「分かった。」
とタマキ。

「「「了解。」」」
とダンシェル、ロウウェル、レイモンド。

「オリベ、ボク、オリベと四人の顔合わせが出来て嬉しいの。」

ボクは、折り畳んだオリベをぎゅっとする。

「フィリスを元気にする人間が増えて、良かった。」
とオリベ。
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