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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1016.『フィリスお兄様は、可愛いを極めてください。わたしのために。』『マーゴット、ボク。』
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ハーマルお兄様とマーゴットが帰ってきたの。
デヒルお兄様、ハーマルお兄様、マーゴット、ボク。
4人が王都邸に揃うのは、初めてなの。
ボク、基本的に近衛棟で生活しているもの。
嬉しいの。
ここには、ボクの大好きと、大切がたくさんあるの。
マーゴットは、会ってきた王太子殿下派閥の公爵令嬢ライラ嬢について、話してくれたの。
「ライラ様に、縁談が持ち上がっています。」
とマーゴット。
ライラ嬢は、外交や内政の色々なお仕事を、兄2人から割り振られて、単発的なお仕事をこなしている。
所属せずに、割り振られたお仕事をして報酬をもらう働き方をしているライラ嬢。
ライラ嬢は、ハーマルお兄様の婚約者の内政担当のように、フィリップ殿下の婚約者として名前が上がっている期間が長かったの。
王子妃教育を受けていたから、就職の時期がずれたの。
それと。
27歳のフィリップ殿下が未だに、ボクにご執心だから。
ライラ嬢の結婚の予定が立たないの。
「相手は?」
とデヒルお兄様。
「フィリップ殿下です。何回も頓挫しましたが、今回は、かなり強引に進めようという動きがあります。」
とマーゴット。
「どこだ?」
とデヒルお兄様。
「バラバラなんだそうです。」
とマーゴット。
「そのライラ嬢、何かあるのか?」
とデヒルお兄様。
「ライラ様は、王太子殿下が劣勢だった時代ならともかく。
現在、フィリップ殿下と結婚すると、国内に亀裂が入るから避けたいとお考えです。」
とマーゴット。
「盤石になりかけてきた王太子の足元を崩そうとしているな。」
とデヒルお兄様。
「そこで、ライラ様は、ガランを頼って、外に出たい、と。」
とマーゴット。
「マーゴット。ちょうどいい話がある。」
とデヒルお兄様。
「ジーンとジーンの家族は、ジーンの妹、フローレン嬢をマーゴットに託したい、と、マーゴットとフローレン嬢との面談を希望してきた。
ジーンには、ノアとベイモンが側近、フローレン嬢は侍女なら可能と伝えたが、ライラ嬢も侍女にするか?
どちらも、マーゴットの好きにしていい。
侍女にしないなら、しないで手を回す。」
とデヒルお兄様。
「わたしの侍女に。
爵位からすると不足はありません。
仕事については、今後覚えていけば、順応性が高い方ですから。
ライラ様には、そのように話します。
決まりましたら、デヒルお兄様から、お話を持ちかけますか?
わたしから持ちかけますか?」
とマーゴット。
「マーゴットの腕の見せ所を取る気はない。」
とデヒルお兄様。
「ありがとうございます。」
とマーゴット。
「フローレン嬢は、フィリス経由で行くか?」
とデヒルお兄様。
「マーゴット、ボク。」
「わたしの侍女にするかどうか、ですから、わたしが動きます。」
とマーゴット。
「マーゴット。ボクは、何をしようかしら?」
「フィリスお兄様。可愛さを磨かれてはいかがでしょうか?」
とマーゴット。
「マーゴット?」
マーゴットが、今日はとても強いの。
「フィリスお兄様は、注目せずにはいられないくらい、可愛くなってください。」
とマーゴット。
「マーゴット、その、可愛さ、は、ボク、もう十分だから、カッコよく。」
「フィリスお兄様。フィリスお兄様の可愛さに天井を決めるには、早すぎます。」
とマーゴット。
「早いかしら?でも、ボクには、カッコよさが必要だから。」
「フィリスお兄様。わたしのために、可愛いの代名詞をほしいままにしてください。」
とマーゴット。
「マーゴットのお願いは、叶えてあげたいの。
でも、ボク、後輩も部下もいるから、先輩や上司としての貫禄もほしいの。
カッコよさもあるといいと思うの。」
「フィリスお兄様。
フィリスお兄様の可愛さは、貫禄やカッコよさと両立しないはずがありません。
相乗効果です。」
とマーゴット。
「そう、かしら?」
マーゴットが、お勧めするくらいだもの。
「はい。わたしのために、フィリスお兄様は、可愛いを極めてください。」
とマーゴット。
「うん。極めるの。」
デヒルお兄様、ハーマルお兄様、マーゴット、ボク。
4人が王都邸に揃うのは、初めてなの。
ボク、基本的に近衛棟で生活しているもの。
嬉しいの。
ここには、ボクの大好きと、大切がたくさんあるの。
マーゴットは、会ってきた王太子殿下派閥の公爵令嬢ライラ嬢について、話してくれたの。
「ライラ様に、縁談が持ち上がっています。」
とマーゴット。
ライラ嬢は、外交や内政の色々なお仕事を、兄2人から割り振られて、単発的なお仕事をこなしている。
所属せずに、割り振られたお仕事をして報酬をもらう働き方をしているライラ嬢。
ライラ嬢は、ハーマルお兄様の婚約者の内政担当のように、フィリップ殿下の婚約者として名前が上がっている期間が長かったの。
王子妃教育を受けていたから、就職の時期がずれたの。
それと。
27歳のフィリップ殿下が未だに、ボクにご執心だから。
ライラ嬢の結婚の予定が立たないの。
「相手は?」
とデヒルお兄様。
「フィリップ殿下です。何回も頓挫しましたが、今回は、かなり強引に進めようという動きがあります。」
とマーゴット。
「どこだ?」
とデヒルお兄様。
「バラバラなんだそうです。」
とマーゴット。
「そのライラ嬢、何かあるのか?」
とデヒルお兄様。
「ライラ様は、王太子殿下が劣勢だった時代ならともかく。
現在、フィリップ殿下と結婚すると、国内に亀裂が入るから避けたいとお考えです。」
とマーゴット。
「盤石になりかけてきた王太子の足元を崩そうとしているな。」
とデヒルお兄様。
「そこで、ライラ様は、ガランを頼って、外に出たい、と。」
とマーゴット。
「マーゴット。ちょうどいい話がある。」
とデヒルお兄様。
「ジーンとジーンの家族は、ジーンの妹、フローレン嬢をマーゴットに託したい、と、マーゴットとフローレン嬢との面談を希望してきた。
ジーンには、ノアとベイモンが側近、フローレン嬢は侍女なら可能と伝えたが、ライラ嬢も侍女にするか?
どちらも、マーゴットの好きにしていい。
侍女にしないなら、しないで手を回す。」
とデヒルお兄様。
「わたしの侍女に。
爵位からすると不足はありません。
仕事については、今後覚えていけば、順応性が高い方ですから。
ライラ様には、そのように話します。
決まりましたら、デヒルお兄様から、お話を持ちかけますか?
わたしから持ちかけますか?」
とマーゴット。
「マーゴットの腕の見せ所を取る気はない。」
とデヒルお兄様。
「ありがとうございます。」
とマーゴット。
「フローレン嬢は、フィリス経由で行くか?」
とデヒルお兄様。
「マーゴット、ボク。」
「わたしの侍女にするかどうか、ですから、わたしが動きます。」
とマーゴット。
「マーゴット。ボクは、何をしようかしら?」
「フィリスお兄様。可愛さを磨かれてはいかがでしょうか?」
とマーゴット。
「マーゴット?」
マーゴットが、今日はとても強いの。
「フィリスお兄様は、注目せずにはいられないくらい、可愛くなってください。」
とマーゴット。
「マーゴット、その、可愛さ、は、ボク、もう十分だから、カッコよく。」
「フィリスお兄様。フィリスお兄様の可愛さに天井を決めるには、早すぎます。」
とマーゴット。
「早いかしら?でも、ボクには、カッコよさが必要だから。」
「フィリスお兄様。わたしのために、可愛いの代名詞をほしいままにしてください。」
とマーゴット。
「マーゴットのお願いは、叶えてあげたいの。
でも、ボク、後輩も部下もいるから、先輩や上司としての貫禄もほしいの。
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「フィリスお兄様。
フィリスお兄様の可愛さは、貫禄やカッコよさと両立しないはずがありません。
相乗効果です。」
とマーゴット。
「そう、かしら?」
マーゴットが、お勧めするくらいだもの。
「はい。わたしのために、フィリスお兄様は、可愛いを極めてください。」
とマーゴット。
「うん。極めるの。」
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