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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
907.背中に庇うようにして、下がらせた。大事に守ろうとしたが、姫が張り切りすぎて、守らせてくれない。姫は、やる気いっぱい。
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ボク、ガランの応援団長なの。
デヒルお兄様とハーマルお兄様を後ろから、応援するの。
「お宅が勝手なことをしてくれたお陰で、こちとら、依頼が未達成だ。団員の実績もパァだぞ。うちの面子は丸潰れ。団員の実績にはならねえ。依頼主によぉ、何をどう言い訳して、金をとってくるってんだ?ああ?」
お客様の主張は、キューブ傭兵団の咆哮から。
うん?キューブ傭兵団は、お利口さんじゃないのかしら?
お兄様方を勝利を導く姫神として、見過ごせないの、ボク。
お利口さんじゃないと、お兄様方のお話が理解出来ないもの。
ここは、ボクが名アシストをする場面じゃないかしら。
「お兄様方。大変でございます。キューブ傭兵団が、依頼を達成できると思い込んでおります。敵を知らぬからか、己の過大評価からか。」
ボクは、一旦、言葉を切り、哀れんでみせた。
「逆立ちしたって、団員が消息不明か犬死にするだけの依頼に。」
「おい、馬鹿にし過ぎだ、このヤローが。」
とキューブ傭兵団。
元フェンリルをどうこうできる人間がいるとしたら、人間を装う何かじゃないかしら。
お父様は、御自ら手を下していないから、人間の枠におさまっているの。
キューブ傭兵団の団員で、ビーイット公爵領に送り込まれた団員6名。
6名のうち、元フェンリルに勝てる団員なんて、いたかしら?
ボク、いたら、きっと重宝していたと思うの。
フェンリルの力を宿す子どもとの戦いだって、傭兵団が6人でまとまっても、軽々と退けるまでいかなかったの。
辛うじて、殺られない、くらい。
ビーイット公爵家の当主の護衛は、1人で、いなしていたの。
「傭兵団の6名が一塊になって、ようやっと死なずに済んだ、くらいの戦力で、寝言を並べるとは、依頼の程が知れること。」
ボクは、ふっと傭兵団に笑ってみせた。
「そんなに弱いのか?弱すぎては、傭兵を名乗れんぞ。」
と傭兵団以外のお客様の独り言。
「キューブ傭兵団の団員では勝てない相手か?話が違うのではないか。」
という小さな呟きをボクの耳は拾ったの。
「お兄様方。ボク、思いつきましたの。ひょっとして、団員を生かして帰さないための依頼の可能性はございませんか?」
ボクは胸元から出した扇子を広げる。
ゆっくりと、キューブ傭兵団以外のお客様の顔を見渡してから、キューブ傭兵団に顔を戻すボク。
「キューブ傭兵団がどこぞから、6名の暗殺依頼を受けていたのでしたら、救出されてはさぞ具合が悪いことかと。」
ボクは、お兄様方に進言したの。
笑いながら、口元を扇子で隠すボク。
「死んでいる予定の団員6人が生きて帰ってきた、この先の話をしてみましょう。」
「キューブ傭兵団が受けた依頼は未達成に終わりましたの。
団員暗殺に失敗していますもの。
最初に傭兵団が懸念した通り、依頼は未達成のため、依頼達成のあかつきに支払われるはずのお金が傭兵団へ支払われることは、ございません。」
ボクは、1つ1つ解説したの。
「ボクが生きて帰りたいか団員全員に、確認いたしましたところ。
団員は、全員喜んで帰ることを望みました。」
ボクは、扇子を閉じて、傭兵団を見る。
「団員が、傭兵団から死に場所を探しにいくよう命令されていたようには、とても見えませんでしたの。じつのところは、どうだったのでしょう。」
ボクは、軽く微笑んで、首を傾げる。
ボクは、お兄様方に、キューブ傭兵団が受けた依頼内容を吐露させることをオススメするの。
「お兄様方。
キューブ傭兵団が引き受けた依頼の裏も表も確認して、認識を共有しませんと、お話が続かないかと存じます。」
デヒルお兄様とハーマルお兄様を後ろから、応援するの。
「お宅が勝手なことをしてくれたお陰で、こちとら、依頼が未達成だ。団員の実績もパァだぞ。うちの面子は丸潰れ。団員の実績にはならねえ。依頼主によぉ、何をどう言い訳して、金をとってくるってんだ?ああ?」
お客様の主張は、キューブ傭兵団の咆哮から。
うん?キューブ傭兵団は、お利口さんじゃないのかしら?
お兄様方を勝利を導く姫神として、見過ごせないの、ボク。
お利口さんじゃないと、お兄様方のお話が理解出来ないもの。
ここは、ボクが名アシストをする場面じゃないかしら。
「お兄様方。大変でございます。キューブ傭兵団が、依頼を達成できると思い込んでおります。敵を知らぬからか、己の過大評価からか。」
ボクは、一旦、言葉を切り、哀れんでみせた。
「逆立ちしたって、団員が消息不明か犬死にするだけの依頼に。」
「おい、馬鹿にし過ぎだ、このヤローが。」
とキューブ傭兵団。
元フェンリルをどうこうできる人間がいるとしたら、人間を装う何かじゃないかしら。
お父様は、御自ら手を下していないから、人間の枠におさまっているの。
キューブ傭兵団の団員で、ビーイット公爵領に送り込まれた団員6名。
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ボク、いたら、きっと重宝していたと思うの。
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辛うじて、殺られない、くらい。
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「傭兵団の6名が一塊になって、ようやっと死なずに済んだ、くらいの戦力で、寝言を並べるとは、依頼の程が知れること。」
ボクは、ふっと傭兵団に笑ってみせた。
「そんなに弱いのか?弱すぎては、傭兵を名乗れんぞ。」
と傭兵団以外のお客様の独り言。
「キューブ傭兵団の団員では勝てない相手か?話が違うのではないか。」
という小さな呟きをボクの耳は拾ったの。
「お兄様方。ボク、思いつきましたの。ひょっとして、団員を生かして帰さないための依頼の可能性はございませんか?」
ボクは胸元から出した扇子を広げる。
ゆっくりと、キューブ傭兵団以外のお客様の顔を見渡してから、キューブ傭兵団に顔を戻すボク。
「キューブ傭兵団がどこぞから、6名の暗殺依頼を受けていたのでしたら、救出されてはさぞ具合が悪いことかと。」
ボクは、お兄様方に進言したの。
笑いながら、口元を扇子で隠すボク。
「死んでいる予定の団員6人が生きて帰ってきた、この先の話をしてみましょう。」
「キューブ傭兵団が受けた依頼は未達成に終わりましたの。
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「ボクが生きて帰りたいか団員全員に、確認いたしましたところ。
団員は、全員喜んで帰ることを望みました。」
ボクは、扇子を閉じて、傭兵団を見る。
「団員が、傭兵団から死に場所を探しにいくよう命令されていたようには、とても見えませんでしたの。じつのところは、どうだったのでしょう。」
ボクは、軽く微笑んで、首を傾げる。
ボクは、お兄様方に、キューブ傭兵団が受けた依頼内容を吐露させることをオススメするの。
「お兄様方。
キューブ傭兵団が引き受けた依頼の裏も表も確認して、認識を共有しませんと、お話が続かないかと存じます。」
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