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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
862.お互い様って、片方だけじゃ成り立たないよね?
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「キミ達は、下着とズボンはなしで平気なのかしら。ボクは、下着もズボンも欲しいの。体も洗いたいの。どこにあるのかしら?」
「エージェントなのに、我々に要求するのか!服の用意さえもしてこなかったのか。」
今まで黙っていた男性が、突然、大声を出してきたの。
「お前以外のエージェントは、お前より働いた。フェンリル様の子種を独り占めするような邪魔立てもしなかった。お前ほどダメなエージェントは初めてだ。」
ボク、そもそも、エージェントではないの。
「今まで、キミ達と会ったことのあるエージェントは、キミ達と具体的な打ち合わせをしたのかしら?」
確認は大事なの。
「打ち合わせ?エージェントのくせに、我々に要求するのか!エージェントは、ただ、我々のために働けばいいんだ。」
エージェントというのが、彼らのダメ具合を引き上げるために送り込まれたのなら、成果は上々。
「他のエージェントは、キミ達のために働いていたのかしら?」
「当然。エージェントだからな。」
ボクは、キミ達のためには動かないの。
「今も?」
「働かないやつは、エージェント失格だ。ぶっ殺す。」
言葉だけなのか、実際に殺してきたのか、判断に苦しむの。
送り込まれた何人かは、生きていると考えてよいのかしら。
「死んでいないエージェントは、今、何をしているのかしら?」
「無論、働いている。」
「どこでかしら?」
「勿論、最底辺に相応しい場所だ。」
「最底辺に相応しい場所とは、どこのことかしら?」
「我々の知ったことではない。」
最底辺、というのを嫌悪して、実態を語らない理由は、何かしら。
「なぜかしら?」
「ヤツラが、次々に最底辺に堕ちてしまったせいで、我々の苦しみが長引く羽目になった。」
「最底辺に堕ちないようにしてやらなかったのはなぜかしら?」
匿えば良かったのではないかしら。
彼らの口ぶりでは、彼らと接点を持った後、エージェントは捕まっていることになる。
エージェントが彼らに親切にしたのは、協力関係を築くためだったと思うの。
彼らは、親切にされても、親切を返さないのかしら。
「ふん。エージェントは、次々に使えなくなり、次々に勝手にやってくるのだ。我々がエージェントのために何かをするなど、期待するな。」
ボクに対して、凄んできたの。
「とはいえ。待たされるのも限界だ。我々が、最底辺に堕ちる前に、連れて行け。」
勝手な言い分、ここに極まれり。
下着もズボンも、彼らから手に入らないなら、これ以上彼らといても、ボクの時間の無駄なの。
体を洗いたいけれど、ゆっくり洗えないから、ボクは神気で下半身に水をまとわせて洗い流してから、風で乾かす。
ボクが夜会で着ていた服は、脱がされたときに、神気に包んであるの。
普通の人間の彼らから離れて、神気で服を呼び寄せて着て、エージェントを探しにいくことにするの。
今なら、体も拘束されていないの。
チャンスなの。
「エージェントなのに、我々に要求するのか!服の用意さえもしてこなかったのか。」
今まで黙っていた男性が、突然、大声を出してきたの。
「お前以外のエージェントは、お前より働いた。フェンリル様の子種を独り占めするような邪魔立てもしなかった。お前ほどダメなエージェントは初めてだ。」
ボク、そもそも、エージェントではないの。
「今まで、キミ達と会ったことのあるエージェントは、キミ達と具体的な打ち合わせをしたのかしら?」
確認は大事なの。
「打ち合わせ?エージェントのくせに、我々に要求するのか!エージェントは、ただ、我々のために働けばいいんだ。」
エージェントというのが、彼らのダメ具合を引き上げるために送り込まれたのなら、成果は上々。
「他のエージェントは、キミ達のために働いていたのかしら?」
「当然。エージェントだからな。」
ボクは、キミ達のためには動かないの。
「今も?」
「働かないやつは、エージェント失格だ。ぶっ殺す。」
言葉だけなのか、実際に殺してきたのか、判断に苦しむの。
送り込まれた何人かは、生きていると考えてよいのかしら。
「死んでいないエージェントは、今、何をしているのかしら?」
「無論、働いている。」
「どこでかしら?」
「勿論、最底辺に相応しい場所だ。」
「最底辺に相応しい場所とは、どこのことかしら?」
「我々の知ったことではない。」
最底辺、というのを嫌悪して、実態を語らない理由は、何かしら。
「なぜかしら?」
「ヤツラが、次々に最底辺に堕ちてしまったせいで、我々の苦しみが長引く羽目になった。」
「最底辺に堕ちないようにしてやらなかったのはなぜかしら?」
匿えば良かったのではないかしら。
彼らの口ぶりでは、彼らと接点を持った後、エージェントは捕まっていることになる。
エージェントが彼らに親切にしたのは、協力関係を築くためだったと思うの。
彼らは、親切にされても、親切を返さないのかしら。
「ふん。エージェントは、次々に使えなくなり、次々に勝手にやってくるのだ。我々がエージェントのために何かをするなど、期待するな。」
ボクに対して、凄んできたの。
「とはいえ。待たされるのも限界だ。我々が、最底辺に堕ちる前に、連れて行け。」
勝手な言い分、ここに極まれり。
下着もズボンも、彼らから手に入らないなら、これ以上彼らといても、ボクの時間の無駄なの。
体を洗いたいけれど、ゆっくり洗えないから、ボクは神気で下半身に水をまとわせて洗い流してから、風で乾かす。
ボクが夜会で着ていた服は、脱がされたときに、神気に包んであるの。
普通の人間の彼らから離れて、神気で服を呼び寄せて着て、エージェントを探しにいくことにするの。
今なら、体も拘束されていないの。
チャンスなの。
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