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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
614.「姫の可愛い唇を味わう有意義な会議だった。」「ボクの唇が塞がれていたら、ボクは、会議に参加できないの。」「次は、喘いでみるか?」
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ボク達が逆ハーレム物語を実演している横で、国際会議は、途切れ途切れになりながら、続いている。
クリストファーは、真面目に護衛のお仕事。
ボク達のことには我関せずで、出席者達の観察している。
興味津々に見つめてくる出席者もいれば、チラチラ横目の出席者もいる。
全員、ボク達に無関心ではいられないみたい。
ただ、視線の質は様々。
現在、国際会議なのに、沈黙が1時間くらい支配している。
最初は奮闘していた司会者も、諦めたみたい。
「フィリップ殿下。会議って沈黙が長いものなの?」
と聞いてみる。
「飽きたか?」
とフィリップ殿下。
「ボク、他のところに行ってみたいの。いいかしら?」
フィリップ殿下が、エスコート体勢になったから、手を添える。
「お待ち下さい。まだ終わっておりません。」
司会者が止めると、誰かが指示したらしく、出入り口に人が配置された。
「こちらに、関係あるか?」
とフィリップ殿下。
「ボク、待つのは嫌なの。我慢もしたくないの。」
とボクも言っちゃう。
「わがままだとは聞いていたが、評判通りだな。」
と男声。
「本当に、見ていられない頭の悪さ。見た目と同じくらいに不愉快極まりない。」
と女声。
「男に酔いしれている痴態を恥ずかしげもなく、私達に見せつけるなんて、とんだ変態。」
と女声。
急に、会話が弾みだした。
1時間あまりの沈黙はなんだったの?
円卓からの話し声は途切れない。
「体を使って、誑し込んだという噂は真実だったと証明された。」
と女声。
「節操のない下品な男だ。王子と同僚を両天秤とは。」
と男声。
発言者は、男2人、女3人。
「ボクの時間を邪魔しないで。」
とボクが言うと、フィリップ殿下が応援してくれた。
「そういうことだ。どけ」
扉の前からどかない5人。
「フィリップ殿下、この方々が、ボクのしたいことの邪魔をしてくるの。」
「退かすか?」
とフィリップ殿下。
「それがいいの。」
ドカ、ボカ、ドス、ガス、ゴン。
フィリップ殿下とアンドリューは、出入り口に配置されていた5人を実力で排除。
扉を壊して、ボク達は出てきた。
「有意義だった。」
とフィリップ殿下。
「会議場で、実のあるお話、聞いたかしら?」
「姫の可愛い唇を味わう有意義な会議だった。」
とフィリップ殿下。
「ボクの唇が塞がれていたら、ボクは、会議に参加できないの。」
「次は、喘いでみるか?」
とフィリップ殿下。
クリストファーは、真面目に護衛のお仕事。
ボク達のことには我関せずで、出席者達の観察している。
興味津々に見つめてくる出席者もいれば、チラチラ横目の出席者もいる。
全員、ボク達に無関心ではいられないみたい。
ただ、視線の質は様々。
現在、国際会議なのに、沈黙が1時間くらい支配している。
最初は奮闘していた司会者も、諦めたみたい。
「フィリップ殿下。会議って沈黙が長いものなの?」
と聞いてみる。
「飽きたか?」
とフィリップ殿下。
「ボク、他のところに行ってみたいの。いいかしら?」
フィリップ殿下が、エスコート体勢になったから、手を添える。
「お待ち下さい。まだ終わっておりません。」
司会者が止めると、誰かが指示したらしく、出入り口に人が配置された。
「こちらに、関係あるか?」
とフィリップ殿下。
「ボク、待つのは嫌なの。我慢もしたくないの。」
とボクも言っちゃう。
「わがままだとは聞いていたが、評判通りだな。」
と男声。
「本当に、見ていられない頭の悪さ。見た目と同じくらいに不愉快極まりない。」
と女声。
「男に酔いしれている痴態を恥ずかしげもなく、私達に見せつけるなんて、とんだ変態。」
と女声。
急に、会話が弾みだした。
1時間あまりの沈黙はなんだったの?
円卓からの話し声は途切れない。
「体を使って、誑し込んだという噂は真実だったと証明された。」
と女声。
「節操のない下品な男だ。王子と同僚を両天秤とは。」
と男声。
発言者は、男2人、女3人。
「ボクの時間を邪魔しないで。」
とボクが言うと、フィリップ殿下が応援してくれた。
「そういうことだ。どけ」
扉の前からどかない5人。
「フィリップ殿下、この方々が、ボクのしたいことの邪魔をしてくるの。」
「退かすか?」
とフィリップ殿下。
「それがいいの。」
ドカ、ボカ、ドス、ガス、ゴン。
フィリップ殿下とアンドリューは、出入り口に配置されていた5人を実力で排除。
扉を壊して、ボク達は出てきた。
「有意義だった。」
とフィリップ殿下。
「会議場で、実のあるお話、聞いたかしら?」
「姫の可愛い唇を味わう有意義な会議だった。」
とフィリップ殿下。
「ボクの唇が塞がれていたら、ボクは、会議に参加できないの。」
「次は、喘いでみるか?」
とフィリップ殿下。
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