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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
608.国際会議の開催国ベリウンヘルツ。開催国は、例年、中小国。ベリウンヘルツは、開催国だけど、ボク達に来てほしくなかったっぽい。
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ボク達、会場のある建物に入る前から注目の的。
国際会議の会場がある国の名前はベリウンヘルツ。
会場の開催国は、毎年変わる。
出席者の顔ぶれが毎年変わるから。
そのときどきの出席者に、不便の少ない場所が開催地になる。
暗黙の了解で、開催国になるのは中小国。
開催国は、他国の王子や王女をお招きする栄誉と、経済のカンフル剤が手に入る。
複数国の王子や王女とその関係者が滞在中ので、事件や事故が起きたときのリスクは大きくなる。
けれど、国際会議の実態を知る者はわざわざ、この会議の出席者を狙わない。
国際会議デビューしました、という箔付けのためのイベントだと知っているから。
この国際会議がデビューとなる出席者の評価は高くない。
後継ぎが1人しかいないなどの事情がない限り、出席者の王子や王女を人質にとっても、人質も犯人も含めて闇に葬り去る選択肢が存在する。
そういった王族の事情を知らない狙ってくるような組織は、バックも弱いから、気兼ねなく潰してしまえる。
ただ、事件や事故があると、治安を不安視されたり、事前に対策を怠ったとして、国の評判が悪くなる。
中小国にとっては、死活問題だから、開催国になった国は、神経を尖らせているの。
警備体制は開催期間に合わせて、強化される。
この国際会議を専門に警備や護衛をする傭兵組織もあるの。
言ってみれば、公共事業専門の請け負い。
サブリーとユージュアルは、どこの傭兵団が請け負いしたか、も調べにいっている。
コーハ王国は、この国際会議にあまりご縁がないために、傭兵団に伝手がないから。
ボク、サブリー、ユージュアルみたいに、軍を自前で持っている家は、傭兵団の動きや傾向はチェックする習慣があるけれど、生粋の近衛や軍事の現場に縁が薄いと、気づきにくい。
ボク、サブリー、ユージュアルの3人が1番気になっているのは、開催国のベリウンヘルツは、コーハ王国の参加に対して、終始、消極的姿勢を崩さなかったこと。
開催国の意向が1番、反映されそうなのに。
開催国でありながら、ベリウンヘルツは、ボク達に来てほしくないっぽい。
コーハ王国の正式招待を最後まで渋って、招待国に名前を連ねなかった。
開催地に滞在中のボク達に対する警備体制。最初、ベリウンヘルツは、コーハ王国に丸投げしてきた。
身の安全の手配は、自国でやってください。
慣れている傭兵団のリストは、こちらになります、と担当者に渡してきたそう。
コーハ王国側は、開催国の協力がないなら、行くのをやめよう、という流れになり、行かない旨を連絡。
そうしたら、なんで来ないんだ?とベリウンヘルツから問い合わせがきた。
元々、行く理由がなく、招待を受けただけ。招待者の安全確保もしない招待は受けない、とコーハ王国側は返した。
金持っているんだから、黙って、ベリウンヘルツに金をおとしてくれ、という主張をされたそう。
国際会議のためのベリウンヘルツの予算をオーバーするから、コーハ王国の滞在者に対する警備体制は無理、と。
コーハ王国の担当者が、なんで呼んだんだ?と叫んでいたそう。
ハーマルお兄様の同僚の方なんだけどね。
ベリウンヘルツも付き合いにくいけれど、他の国も癖がある。
会場に入ったら、色々ありそう。
国際会議の会場がある国の名前はベリウンヘルツ。
会場の開催国は、毎年変わる。
出席者の顔ぶれが毎年変わるから。
そのときどきの出席者に、不便の少ない場所が開催地になる。
暗黙の了解で、開催国になるのは中小国。
開催国は、他国の王子や王女をお招きする栄誉と、経済のカンフル剤が手に入る。
複数国の王子や王女とその関係者が滞在中ので、事件や事故が起きたときのリスクは大きくなる。
けれど、国際会議の実態を知る者はわざわざ、この会議の出席者を狙わない。
国際会議デビューしました、という箔付けのためのイベントだと知っているから。
この国際会議がデビューとなる出席者の評価は高くない。
後継ぎが1人しかいないなどの事情がない限り、出席者の王子や王女を人質にとっても、人質も犯人も含めて闇に葬り去る選択肢が存在する。
そういった王族の事情を知らない狙ってくるような組織は、バックも弱いから、気兼ねなく潰してしまえる。
ただ、事件や事故があると、治安を不安視されたり、事前に対策を怠ったとして、国の評判が悪くなる。
中小国にとっては、死活問題だから、開催国になった国は、神経を尖らせているの。
警備体制は開催期間に合わせて、強化される。
この国際会議を専門に警備や護衛をする傭兵組織もあるの。
言ってみれば、公共事業専門の請け負い。
サブリーとユージュアルは、どこの傭兵団が請け負いしたか、も調べにいっている。
コーハ王国は、この国際会議にあまりご縁がないために、傭兵団に伝手がないから。
ボク、サブリー、ユージュアルみたいに、軍を自前で持っている家は、傭兵団の動きや傾向はチェックする習慣があるけれど、生粋の近衛や軍事の現場に縁が薄いと、気づきにくい。
ボク、サブリー、ユージュアルの3人が1番気になっているのは、開催国のベリウンヘルツは、コーハ王国の参加に対して、終始、消極的姿勢を崩さなかったこと。
開催国の意向が1番、反映されそうなのに。
開催国でありながら、ベリウンヘルツは、ボク達に来てほしくないっぽい。
コーハ王国の正式招待を最後まで渋って、招待国に名前を連ねなかった。
開催地に滞在中のボク達に対する警備体制。最初、ベリウンヘルツは、コーハ王国に丸投げしてきた。
身の安全の手配は、自国でやってください。
慣れている傭兵団のリストは、こちらになります、と担当者に渡してきたそう。
コーハ王国側は、開催国の協力がないなら、行くのをやめよう、という流れになり、行かない旨を連絡。
そうしたら、なんで来ないんだ?とベリウンヘルツから問い合わせがきた。
元々、行く理由がなく、招待を受けただけ。招待者の安全確保もしない招待は受けない、とコーハ王国側は返した。
金持っているんだから、黙って、ベリウンヘルツに金をおとしてくれ、という主張をされたそう。
国際会議のためのベリウンヘルツの予算をオーバーするから、コーハ王国の滞在者に対する警備体制は無理、と。
コーハ王国の担当者が、なんで呼んだんだ?と叫んでいたそう。
ハーマルお兄様の同僚の方なんだけどね。
ベリウンヘルツも付き合いにくいけれど、他の国も癖がある。
会場に入ったら、色々ありそう。
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