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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
353.ガチやべー偉い人のコウノワタルに対するスポイル感が半端ない。常識も教えず、情報も与えず、上司以外との接点も作らせない。アリなの?
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「仕事しているときは、ずっと、同じ部屋の中にいるの?」
とフィリス。
「いや、総本山の建物以外にも行くよ。」
「外国に行っていないと思ったのは、どうして?」
「国境を越える手続きをしたことがないからね。」
「ないの?」
「この世界には、国境があって、国境を越えるときの手続きがいるんだよね?」
「国家は、人の出入りを管理するものよ。」
とフィリス。
「手続きなんて、したことないなあ。」
「自分でしなくても、上司や、他の人が代わりにしたのを見たり、聞いたりしない?」
とフィリス。
「わからないなあ。上司の補助的な仕事はするけれど、外向きの仕事はしないんだ。」
「ボクのこと、最初はメッセンジャーと呼んだよね?伝言を届ける係があるの?」
とフィリス。
「伝言というか、忠告だったり、警告だったり、脅迫だったり、かな。」
「メッセンジャーには送り主がいるのよね?誰だかわかるの?」
とフィリス。
「分かるときもあれば、分からないときもあるよ。後ろ暗い伝言の場合、特定されたくないんだね、きっと。」
「上司には、コウノワタル以外にも部下がいるよね?コウノワタルと他の部下は、面識あるの?」
とフィリス。
「ないよ。」
「上司としか面識ないのね?上司にコウノワタル以外の部下がいるのは知っている?」
とフィリス。
「いるのはね。彼らは上司と直接やり取りしている。」
「集めた異世界転移者は、部下として総本山に出入りしているの?」
とフィリス。
「異世界転移者は、総本山とは違うところに住んでいて、総本山に出入りすることはないよ。」
「他の部下は、どんな人?」
とフィリス。
「総本山にお勤めの人だよ。」
「コウノワタルは、異世界転移者としての手続きは、したことある?」
とフィリス。
「そんなもの、あったんだ?知らなかったなあ。」
「そのへんのことも、上司に聞いてみよう。」
とフィリス。
とフィリス。
「いや、総本山の建物以外にも行くよ。」
「外国に行っていないと思ったのは、どうして?」
「国境を越える手続きをしたことがないからね。」
「ないの?」
「この世界には、国境があって、国境を越えるときの手続きがいるんだよね?」
「国家は、人の出入りを管理するものよ。」
とフィリス。
「手続きなんて、したことないなあ。」
「自分でしなくても、上司や、他の人が代わりにしたのを見たり、聞いたりしない?」
とフィリス。
「わからないなあ。上司の補助的な仕事はするけれど、外向きの仕事はしないんだ。」
「ボクのこと、最初はメッセンジャーと呼んだよね?伝言を届ける係があるの?」
とフィリス。
「伝言というか、忠告だったり、警告だったり、脅迫だったり、かな。」
「メッセンジャーには送り主がいるのよね?誰だかわかるの?」
とフィリス。
「分かるときもあれば、分からないときもあるよ。後ろ暗い伝言の場合、特定されたくないんだね、きっと。」
「上司には、コウノワタル以外にも部下がいるよね?コウノワタルと他の部下は、面識あるの?」
とフィリス。
「ないよ。」
「上司としか面識ないのね?上司にコウノワタル以外の部下がいるのは知っている?」
とフィリス。
「いるのはね。彼らは上司と直接やり取りしている。」
「集めた異世界転移者は、部下として総本山に出入りしているの?」
とフィリス。
「異世界転移者は、総本山とは違うところに住んでいて、総本山に出入りすることはないよ。」
「他の部下は、どんな人?」
とフィリス。
「総本山にお勤めの人だよ。」
「コウノワタルは、異世界転移者としての手続きは、したことある?」
とフィリス。
「そんなもの、あったんだ?知らなかったなあ。」
「そのへんのことも、上司に聞いてみよう。」
とフィリス。
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