フィリス・ガランの近衛生活

第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった？

319.お兄様のお兄様だから。ボク、はしたのうございますか？

「いいえ。
でも、お兄様のは。お兄様だから、ボク。はしたのうございますか？」
不安そうに兄を見るフィリス。
「私は、頑張ったフィリスを元気にしたい。」
とデヒル。
「お兄様のお兄様をボクのお口にくださいませ。」
歯を立てないようにして、先から舐めるようにくわえていく。
頭を動かすというより、口の中でなめまわす。
兄のモノの形と大きさを覚えようとしているかのようだ。

デヒルは、デヒルの分身を口に入れて、確かめるかのように口の中にこすりつけているフィリスの背中に指を滑らす。

指は尻たぶからするすると入り込み、1点目指して進む。

「お兄様。お兄様の指をボクの中に潜らせてくださいませ。」
フィリスは、デヒルの股間から顔をあげて、尻を向ける。
「お兄様の可愛いがってくださる間隔、出し入れを覚えなおしとうございます。」

デヒルは、フィリスの頭を撫でる。
1つ1つが愛らしい。

デヒルの指を迎え入れた穴は、伸縮しながら、のみこんでいく。

「お兄様。お兄様。」
フィリスが嬉しそうにもだえる。

「ボクのお尻の中に入ってきたお兄様の指が、これからお兄様のお兄様をお迎えする先触れだと知っていますのに、もっと、もっととわがままを言ってしまいそうになります。」

「言え。フィリスのわがままは何だ？」

「はい。お兄様の指をもっとくださいませ。ボクの気持ちだけでなく、ボクのお腹が切なく、堪らなく、お兄様のお兄様に焦がれるように。」

「お腹の中にずっといてほしいくらい欲しがらせてくださいませ、お兄様。」
フィリスは、兄へ尻を差し出し、穴を引くつかせて誘う。