28 / 28
最終話 素敵な夢
しおりを挟む
最終合格審査発表があったその日の夕方。
俺は泣きすぎてまぶたが真っ赤に腫れ上がっていた。
運営の公式ホームページや公式トゥイッターにも本日華々しくデビューした新アイドルグループ『STAR☆TUP』の写真や最終合格者発表イベントの様子などが大々的に掲載されている。
そこで知った情報によると候補者のアカウントは運営が管理していてトゥイッターで絡めるのは今日の夜22時までらしい。
するとマリーのトゥイート
『応援してくださった皆様本当にありがとうございました
そして候補生の皆
長い期間本当にお疲れ様でした。
皆様のおかげで無事デビューすることができました。
正直本当に自信がなくて、日々不安が募るばかりだったんですが、SNSで本当に沢山の温かいお言葉をかけてくださってすごく救われました。
アイドルというお仕事に対して、誠実に向き合っていきたいと思っていますので私を信じてついてきてくださったら嬉しいです。皆様と出会えて本当に幸せです。本当にありがとうございました。』
と、新アイドルグループ『STAR☆TUP』の
煌めき輝く衣装に身を包み、合格した他のメンバー達との笑顔の写真をトゥイートと共に投稿していた。
「俺の夢を叶えてくれてありがとう😃✨」
あれは出会ってすぐのことだったか、俺はマリーに
「マリーちゃん達がアイドルになったらこうやって絡むこともできなくなるけど、メディアで活躍してる姿とか街中のポスターとか色んなところで皆んなを見かける機会が多くなることが本当に僕の夢です😊
なので僕の夢でもあるので、どうかマリーちゃんの夢を叶えてください🙏✨」
と話したことがある。
『RYOさん~😭🫶🏻
本当に毎日応援して頂いてありがとうございました😭✨
いつも本当にありがとうございます😭✨
私の夢を、俺の夢と言って頂けて本当に嬉しいです😭😭😭感動です!
今後も全力で頑張ります!』
「これからも応援するからねꉂꉂ📣
この2ヶ月間バカなことばっか言っててごめんね🥹w
改めて『STAR☆TUP』メンバーおめでとうございます┏○ペコッ
頑張ってください💪❤️🔥」
マリー本当にデビューできてよかった。
これからいろいろなメディアで見かけるようになるんだろうなぁ。
惜しくも合格できなかった子達も気になる。
真希ちゃんは普通の人から見たら元気なように見えるだろうが、俺の目は節穴じゃない相当落ち込んでるように感じた。
『沢山の応援、本当にありがとうございました!☺️✨
まずはメンバーに選ばれた11人本当におめでとうございます!
この素敵なメンバーのこの先の活躍がとっても楽しみです🙏🏻✨
経験と知識は誰にも奪えない財産だと思うので、私はこの先も前向きに自分らしく生きれる場所を見つけて成長し続けたいです。
皆様の温かいお言葉絶対に忘れません。私を応援してくださった方一人一人が暖かくて穏やかで幸せな日々が送れるよう願っております😊
またどこかで皆様とお会いできる日が来たらその時は笑顔が見せられますように☺️
本当に出会えてよかったです。
真希』
とトゥイートしている真希ちゃん
「お疲れ様です(꜆*ˊᵕˋ)꜆🍵
マキちゃん大好きでした😆
いっぱい絡んでくれてありがとう!
幸せな時間をたくさんありがとうございましたm(*_ _)m」
と真希ちゃんを俺は労った。
『ryoさん!私も大好きですよ🫶🏻
こちらこそ沢山の温かい応援のお言葉をありがとうございました!☺️✨』
えっ!!?今なんて!?
昨日【推しに大好きと言わせてみようホトトギス作戦】が失敗したのに!!?
「このタイミングで言ってくれた!
( ᵒ̴̷͈ ⌑ ᵒ̴̶̷͈ )
マキちゃん本当にいつも優しかったね🥲
マキちゃんならこの先の人生、素敵な自分の道を見つけられると思うので心配はしません!
短い間だったけど本当にありがとうございました😊」
これが俺と真希ちゃんとの最後のやり取りになった。
そして花子もみんなへの感謝のメッセージを送っていた。
『花です☺︎︎︎︎✨️
デビューメンバー11人の皆さん本当に
おめでとうございます☺️✨
皆のデビューが楽しみ(*´`)
ずっと近くで応援しています✨!
そして皆様への感謝の気持ちです😊
8月私たちがお披露目されてから今日まで2ヶ月。応援してくださった皆様本当にありがとうございました!
正直初めは慣れないSNSをやる事にとても不安を感じていました。ですが見てくださる方々のおかげで今日まで頑張ることができました😌
皆様からの応援、コメントが無ければきっと私はここまで頑張れていなかったと思います。皆様の事、沢山の温かいお言葉、ずっとずっと忘れません。皆様も花のこと覚えていてくださると嬉しいです✨
この2ヶ月間、素敵な夢を見ているようでした。今までの人生で1番濃くて、この先もきっと忘れることの無い半年間でした。
花と出会って下さり本当にありがとうございました!
皆様お元気で☺️
おやすみなチャイ🌙✨』
俺は花子のトゥイートを読みながら
初めて俺たちの前に姿を現してくれたお披露目会の時、グループDのYouTubeライブで初めて花子を見た時、合宿所でお昼タイムのライブカメラに向かってゼッケンを見せながら自己紹介する姿。SNSで初めてお話した時のこと、インスタライブで俺のコメントに笑ってくれたこと。
そんなことを思い出したら俺はまた泣いていた。
もう今日はまぶたが切れそうなくらい痛い😭
「今日はお疲れ様でした😊
アイドルをこんなに応援したのは花子が生まれて初めてでした😂
僕がアイドルの応援の仕方がわからずウザかったこともあったかもしれませんが🙇💦
僕も花子のこと絶対に忘れないと思います😃
だってTシャツの胸にいつでも花子がいるんですもの😆w」
『RYOさん今まで本当にありがとうございました☺️!
そんなことないです!!😭毎日のコメント本当に嬉しかったです✨
ですね😆Tシャツの花子のことよろしくお願いいたします(*´`)』
「Tシャツ花子のことは僕に任せて( *¯ ꒳¯*)エッヘン
これ着て千葉県歩いてたら花子に見つかるかな🤣
でもあのシャツと花子Tの写真載せるまでこのSNSアカウントが残ってればいいなぁとは思う🥺
ただ花子ロスはさすがにキツかったな💦」
『見つけますよ👀笑
まってますね🥺』
俺は花子とのサヨナラが嫌でサヨナラしたくなくて、また息をつく間もなくリプを続けた。
「夢を見るのが嫌いだった花子から素敵な夢を見ているようだったという言葉が聞けて涙が出てきました🥲
こんなに応援した人の事を忘れるわけないし、俺は花子の心の友達だと思ってます😌
よし!今日は夢でポムの樹のLサイズ一緒に食いに行くべ‼️(b`>▽<´)-bイエーイ☆゛」
ダメだ涙で画面がすげー見づらい💦
でも頑張る💪💦
すると花子からも間髪入れずリプが返って来る。
いつもならこの辺でお互いが自然とリプ返を終わらすのに。
『RYOさん今日まで本当にありがとうございました!✨☺️
毎回コメントしてくださることがすごく嬉しかったです(*^^*)
心の友達ですね😆
私も絶対に忘れません。✨
よし!行きましょう!!✨٩(ˊᗜˋ*)و
私は2個食べますね!!🍳🍅🍚』
「🤣🤣🤣
Lサイズ2個は無理だろwww」
もう花子とこんなに連続でやり取りできるのが嬉しくて泣いてるのか、花子とのサヨナラが悲しくて泣いてるのか、花子がふざけて笑わせるから泣いてるのかわけわからなくなってきた😭
もうとにかく号泣である😭😭
『食べなきゃわからないです!笑笑』
「あ!でも夢だから2つでも3つでもいけるか🤔🤣
じゃあいくらでも食ってくれ!店の貸切代も全部俺が持つぜ?😎
なんなら友達全員連れてきな!
うん夢だもの😂」
『いけます笑笑🤣
わー!太っ腹です!笑😎
連れていきます!!
おいでー!(*/>∀<)/』
「フフフ☺️
どんどん連れてきな!知らない人まで連れてきな!w
夢の中では3那由多くらいお金もってるからな俺😎🤣🤣🤣」
『3那由多!!笑
現実ではなかなか聞くことの無い言葉ですね🤣笑笑欲しいですね😆笑😎』
そばに居て普通に会話してるみたいだ!
やり取りが終わる気配が全くしない笑
まさか!花子!22時のリプ返が出来なくなるその時まで、、、寂しがってる俺と絶えずやり取りしてくれてるんじゃ、、、🥺
自分の方が今日の審査結果でかなり参ってるくせに、、、🥺
そんな時まで俺の事気にかけてくれてるのかよ!😭
でも俺の花子へのリプ返は止まらなかった。
「欲しいですね笑
それだけお金があれば花子を金の力で俺がデビューさせる😂」
『ありがとうございます😂
RYOさんプロデューサーですかね笑😆✨』
「んーそれは無理🤣
だってアイドルのことなんも知らないもんw
あ、『肩なし衛生兵🏥』のポストならまだ空いてますよ?🤣」
『肩なし衛生兵笑笑笑😂』
「一昨日ね?すごく欲しくてCONVERSEの靴のミニチュアのガチャガチャしに行ったんだけど、もうガチャガチャ入れ替えられててもうなかった笑
再入荷待つしかない😁」
俺と花子はファッションとガチャガチャに目がないという共通点もある。
『人気なんですね🥲
レッドウイングのガチャガチャもありましたよ!!✨』
「それはもうGET済みですよ😁👍
CONVERSEが設置してあるところが本当に少なくてCONVERSEだけいつも間に合わないんですよね笑」
『さすがです!✨
そうなんですね!増やして欲しいですね😂』
「増やして欲しいです!
リアルな箱と中の薄紙付きなんです‼️
胸熱じゃないですか!?😆✨」
『そんなリアルに!!それはすごい!🥺✨』
「でしょ!そのうち手に入れて自分のアカウントにポストしますね😁
てか、見て!スマホの通知が花子づくし‼️❤
ほんとに最後の最後までありがとね🥺
花子大好きです🥲」
と俺のスマホの通知一覧のスクショを撮って花子に見せる。
『見ますね👀✨
こちらこそ最後までありがとうございました😊✨
花のこと忘れないでくださいね(*^^*)』
あぁ💦もう21時58分💦💦
もう花子とやり取りができなくなってしまう💦
「絶対✖️1000忘れません‼️
まだ表舞台に立つ夢は捨てないでください🙇♀️
またどこかで花子の姿が見られることを信じています🥰」
『ありがとうございます!✨😊
またどこかでお会いできたら嬉しいです(*^^*)✨』
「半年間のオーディションお疲れ様でした(*^^*)
このあとは、しばしゆっくり休んでください😊✨
じゃあサヨナラじゃなく『またね(´▽`)ノ』だね!
お疲れ様でした✨
そして本当にありがとうございました😆」
『ありがとうございます😊
こちらこそ本当に本当にありがとうございました(*^^*)✨』
とここで22時。
この後、もしまだリプが返せたとして俺が変にリプ返しても、会話の変なタイミングで切れてしまうのが怖かった🥺
時間も約束の22時だし、お話が最後キレイに終わったのがせめてもの救いだろう。
終わっちゃったね……
それにしてもあんなにリプ返してくれてやり取りしてくれるなんて、、、
自分の方が傷が深いくせに寂しがってる俺を見て22時ギリギリまで間をあけずにやり取りしてくれたのすごく嬉しかった、、、
ダメな男だなってわかってたけど…甘えちゃった💦
でもすごく幸せな時間だった✨
すごく嬉しかった🥺✨
本当にこちらが感謝です。
花子、、、本当に優しくて人のことを一番に考えてあげられる子。
俺は一生分の涙を流したんじゃないかと思うほどその日は泣いた。
ふと気がつくと俺は花子Tシャツを着て砂浜を歩いていた。
後ろから急に誰かの声が!
『みーつけた!😆』
振り向くとそこには
「えっ!花子??」
『ここ座って!はい!これ!』
花子は俺にイヤホンの片方を手渡す。
俺は砂浜に座ってイヤホンを耳につけてみた👂ᖳ
すると透明感のある透き通ったピアノの優しく包み込むような音色が流れてきた。
あっこれ!
昨日花子が聴いてみてほしいってトゥイートしてた曲だ!
Mrs. GREEN APPLE×feat.井上苑子
点描の唄
貴方の声で解れてゆく
忘れたくないと心が云う
思い出ばっか増えてゆく
ずっと側に居たい
泣き虫でもいいかな
強がらないでいいよ
限りある恋だとしても
出逢えて幸せです
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
私は貴方を好いている
貴方の夢で心安らぐ
目覚めたくないと僕は云う
思い出ばっか増えてゆく
明日も側に居たい
どこまでも
どこまでも
鈍感な僕を叱って欲しい
当たり前が壊れることに
気づけないくらいに子供だけどちゃんと僕は貴方を好いている
私の 僕の
時間が止まればいいのに
ほらまた期待をしてしまう
グッと堪えてみるからさ
もし溢れ出したら
瞳をちゃんと見てよ見てよ見て
貴方の影だけ伸びてゆく
消えてしまわないで
ずっとこの思いは変わらない
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
過ぎていく現在に抱きしめられている
私の 僕の
時間が止まればいいのに
今日を噛み締めていよう
終わるな
夏よ終わるな
曲を聴き終わると俺は目が覚めた。
泣き疲れていつの間にか寝ちゃってたのか俺は、、、
こうして人生初の俺のアイドルのオーディションを応援するというものすごく熱くて
暑い夏の濃密な2ヶ月間が終わりを告げた。
そしてこの話は2023年8月から10月にかけて俺の身に起こった紛れもない事実なのである。
ちなみにこの物語には続きがあるが
それはこの本が大人気になったら書くことにするかな📖´-笑
𝐹𝑖𝑛.
俺は泣きすぎてまぶたが真っ赤に腫れ上がっていた。
運営の公式ホームページや公式トゥイッターにも本日華々しくデビューした新アイドルグループ『STAR☆TUP』の写真や最終合格者発表イベントの様子などが大々的に掲載されている。
そこで知った情報によると候補者のアカウントは運営が管理していてトゥイッターで絡めるのは今日の夜22時までらしい。
するとマリーのトゥイート
『応援してくださった皆様本当にありがとうございました
そして候補生の皆
長い期間本当にお疲れ様でした。
皆様のおかげで無事デビューすることができました。
正直本当に自信がなくて、日々不安が募るばかりだったんですが、SNSで本当に沢山の温かいお言葉をかけてくださってすごく救われました。
アイドルというお仕事に対して、誠実に向き合っていきたいと思っていますので私を信じてついてきてくださったら嬉しいです。皆様と出会えて本当に幸せです。本当にありがとうございました。』
と、新アイドルグループ『STAR☆TUP』の
煌めき輝く衣装に身を包み、合格した他のメンバー達との笑顔の写真をトゥイートと共に投稿していた。
「俺の夢を叶えてくれてありがとう😃✨」
あれは出会ってすぐのことだったか、俺はマリーに
「マリーちゃん達がアイドルになったらこうやって絡むこともできなくなるけど、メディアで活躍してる姿とか街中のポスターとか色んなところで皆んなを見かける機会が多くなることが本当に僕の夢です😊
なので僕の夢でもあるので、どうかマリーちゃんの夢を叶えてください🙏✨」
と話したことがある。
『RYOさん~😭🫶🏻
本当に毎日応援して頂いてありがとうございました😭✨
いつも本当にありがとうございます😭✨
私の夢を、俺の夢と言って頂けて本当に嬉しいです😭😭😭感動です!
今後も全力で頑張ります!』
「これからも応援するからねꉂꉂ📣
この2ヶ月間バカなことばっか言っててごめんね🥹w
改めて『STAR☆TUP』メンバーおめでとうございます┏○ペコッ
頑張ってください💪❤️🔥」
マリー本当にデビューできてよかった。
これからいろいろなメディアで見かけるようになるんだろうなぁ。
惜しくも合格できなかった子達も気になる。
真希ちゃんは普通の人から見たら元気なように見えるだろうが、俺の目は節穴じゃない相当落ち込んでるように感じた。
『沢山の応援、本当にありがとうございました!☺️✨
まずはメンバーに選ばれた11人本当におめでとうございます!
この素敵なメンバーのこの先の活躍がとっても楽しみです🙏🏻✨
経験と知識は誰にも奪えない財産だと思うので、私はこの先も前向きに自分らしく生きれる場所を見つけて成長し続けたいです。
皆様の温かいお言葉絶対に忘れません。私を応援してくださった方一人一人が暖かくて穏やかで幸せな日々が送れるよう願っております😊
またどこかで皆様とお会いできる日が来たらその時は笑顔が見せられますように☺️
本当に出会えてよかったです。
真希』
とトゥイートしている真希ちゃん
「お疲れ様です(꜆*ˊᵕˋ)꜆🍵
マキちゃん大好きでした😆
いっぱい絡んでくれてありがとう!
幸せな時間をたくさんありがとうございましたm(*_ _)m」
と真希ちゃんを俺は労った。
『ryoさん!私も大好きですよ🫶🏻
こちらこそ沢山の温かい応援のお言葉をありがとうございました!☺️✨』
えっ!!?今なんて!?
昨日【推しに大好きと言わせてみようホトトギス作戦】が失敗したのに!!?
「このタイミングで言ってくれた!
( ᵒ̴̷͈ ⌑ ᵒ̴̶̷͈ )
マキちゃん本当にいつも優しかったね🥲
マキちゃんならこの先の人生、素敵な自分の道を見つけられると思うので心配はしません!
短い間だったけど本当にありがとうございました😊」
これが俺と真希ちゃんとの最後のやり取りになった。
そして花子もみんなへの感謝のメッセージを送っていた。
『花です☺︎︎︎︎✨️
デビューメンバー11人の皆さん本当に
おめでとうございます☺️✨
皆のデビューが楽しみ(*´`)
ずっと近くで応援しています✨!
そして皆様への感謝の気持ちです😊
8月私たちがお披露目されてから今日まで2ヶ月。応援してくださった皆様本当にありがとうございました!
正直初めは慣れないSNSをやる事にとても不安を感じていました。ですが見てくださる方々のおかげで今日まで頑張ることができました😌
皆様からの応援、コメントが無ければきっと私はここまで頑張れていなかったと思います。皆様の事、沢山の温かいお言葉、ずっとずっと忘れません。皆様も花のこと覚えていてくださると嬉しいです✨
この2ヶ月間、素敵な夢を見ているようでした。今までの人生で1番濃くて、この先もきっと忘れることの無い半年間でした。
花と出会って下さり本当にありがとうございました!
皆様お元気で☺️
おやすみなチャイ🌙✨』
俺は花子のトゥイートを読みながら
初めて俺たちの前に姿を現してくれたお披露目会の時、グループDのYouTubeライブで初めて花子を見た時、合宿所でお昼タイムのライブカメラに向かってゼッケンを見せながら自己紹介する姿。SNSで初めてお話した時のこと、インスタライブで俺のコメントに笑ってくれたこと。
そんなことを思い出したら俺はまた泣いていた。
もう今日はまぶたが切れそうなくらい痛い😭
「今日はお疲れ様でした😊
アイドルをこんなに応援したのは花子が生まれて初めてでした😂
僕がアイドルの応援の仕方がわからずウザかったこともあったかもしれませんが🙇💦
僕も花子のこと絶対に忘れないと思います😃
だってTシャツの胸にいつでも花子がいるんですもの😆w」
『RYOさん今まで本当にありがとうございました☺️!
そんなことないです!!😭毎日のコメント本当に嬉しかったです✨
ですね😆Tシャツの花子のことよろしくお願いいたします(*´`)』
「Tシャツ花子のことは僕に任せて( *¯ ꒳¯*)エッヘン
これ着て千葉県歩いてたら花子に見つかるかな🤣
でもあのシャツと花子Tの写真載せるまでこのSNSアカウントが残ってればいいなぁとは思う🥺
ただ花子ロスはさすがにキツかったな💦」
『見つけますよ👀笑
まってますね🥺』
俺は花子とのサヨナラが嫌でサヨナラしたくなくて、また息をつく間もなくリプを続けた。
「夢を見るのが嫌いだった花子から素敵な夢を見ているようだったという言葉が聞けて涙が出てきました🥲
こんなに応援した人の事を忘れるわけないし、俺は花子の心の友達だと思ってます😌
よし!今日は夢でポムの樹のLサイズ一緒に食いに行くべ‼️(b`>▽<´)-bイエーイ☆゛」
ダメだ涙で画面がすげー見づらい💦
でも頑張る💪💦
すると花子からも間髪入れずリプが返って来る。
いつもならこの辺でお互いが自然とリプ返を終わらすのに。
『RYOさん今日まで本当にありがとうございました!✨☺️
毎回コメントしてくださることがすごく嬉しかったです(*^^*)
心の友達ですね😆
私も絶対に忘れません。✨
よし!行きましょう!!✨٩(ˊᗜˋ*)و
私は2個食べますね!!🍳🍅🍚』
「🤣🤣🤣
Lサイズ2個は無理だろwww」
もう花子とこんなに連続でやり取りできるのが嬉しくて泣いてるのか、花子とのサヨナラが悲しくて泣いてるのか、花子がふざけて笑わせるから泣いてるのかわけわからなくなってきた😭
もうとにかく号泣である😭😭
『食べなきゃわからないです!笑笑』
「あ!でも夢だから2つでも3つでもいけるか🤔🤣
じゃあいくらでも食ってくれ!店の貸切代も全部俺が持つぜ?😎
なんなら友達全員連れてきな!
うん夢だもの😂」
『いけます笑笑🤣
わー!太っ腹です!笑😎
連れていきます!!
おいでー!(*/>∀<)/』
「フフフ☺️
どんどん連れてきな!知らない人まで連れてきな!w
夢の中では3那由多くらいお金もってるからな俺😎🤣🤣🤣」
『3那由多!!笑
現実ではなかなか聞くことの無い言葉ですね🤣笑笑欲しいですね😆笑😎』
そばに居て普通に会話してるみたいだ!
やり取りが終わる気配が全くしない笑
まさか!花子!22時のリプ返が出来なくなるその時まで、、、寂しがってる俺と絶えずやり取りしてくれてるんじゃ、、、🥺
自分の方が今日の審査結果でかなり参ってるくせに、、、🥺
そんな時まで俺の事気にかけてくれてるのかよ!😭
でも俺の花子へのリプ返は止まらなかった。
「欲しいですね笑
それだけお金があれば花子を金の力で俺がデビューさせる😂」
『ありがとうございます😂
RYOさんプロデューサーですかね笑😆✨』
「んーそれは無理🤣
だってアイドルのことなんも知らないもんw
あ、『肩なし衛生兵🏥』のポストならまだ空いてますよ?🤣」
『肩なし衛生兵笑笑笑😂』
「一昨日ね?すごく欲しくてCONVERSEの靴のミニチュアのガチャガチャしに行ったんだけど、もうガチャガチャ入れ替えられててもうなかった笑
再入荷待つしかない😁」
俺と花子はファッションとガチャガチャに目がないという共通点もある。
『人気なんですね🥲
レッドウイングのガチャガチャもありましたよ!!✨』
「それはもうGET済みですよ😁👍
CONVERSEが設置してあるところが本当に少なくてCONVERSEだけいつも間に合わないんですよね笑」
『さすがです!✨
そうなんですね!増やして欲しいですね😂』
「増やして欲しいです!
リアルな箱と中の薄紙付きなんです‼️
胸熱じゃないですか!?😆✨」
『そんなリアルに!!それはすごい!🥺✨』
「でしょ!そのうち手に入れて自分のアカウントにポストしますね😁
てか、見て!スマホの通知が花子づくし‼️❤
ほんとに最後の最後までありがとね🥺
花子大好きです🥲」
と俺のスマホの通知一覧のスクショを撮って花子に見せる。
『見ますね👀✨
こちらこそ最後までありがとうございました😊✨
花のこと忘れないでくださいね(*^^*)』
あぁ💦もう21時58分💦💦
もう花子とやり取りができなくなってしまう💦
「絶対✖️1000忘れません‼️
まだ表舞台に立つ夢は捨てないでください🙇♀️
またどこかで花子の姿が見られることを信じています🥰」
『ありがとうございます!✨😊
またどこかでお会いできたら嬉しいです(*^^*)✨』
「半年間のオーディションお疲れ様でした(*^^*)
このあとは、しばしゆっくり休んでください😊✨
じゃあサヨナラじゃなく『またね(´▽`)ノ』だね!
お疲れ様でした✨
そして本当にありがとうございました😆」
『ありがとうございます😊
こちらこそ本当に本当にありがとうございました(*^^*)✨』
とここで22時。
この後、もしまだリプが返せたとして俺が変にリプ返しても、会話の変なタイミングで切れてしまうのが怖かった🥺
時間も約束の22時だし、お話が最後キレイに終わったのがせめてもの救いだろう。
終わっちゃったね……
それにしてもあんなにリプ返してくれてやり取りしてくれるなんて、、、
自分の方が傷が深いくせに寂しがってる俺を見て22時ギリギリまで間をあけずにやり取りしてくれたのすごく嬉しかった、、、
ダメな男だなってわかってたけど…甘えちゃった💦
でもすごく幸せな時間だった✨
すごく嬉しかった🥺✨
本当にこちらが感謝です。
花子、、、本当に優しくて人のことを一番に考えてあげられる子。
俺は一生分の涙を流したんじゃないかと思うほどその日は泣いた。
ふと気がつくと俺は花子Tシャツを着て砂浜を歩いていた。
後ろから急に誰かの声が!
『みーつけた!😆』
振り向くとそこには
「えっ!花子??」
『ここ座って!はい!これ!』
花子は俺にイヤホンの片方を手渡す。
俺は砂浜に座ってイヤホンを耳につけてみた👂ᖳ
すると透明感のある透き通ったピアノの優しく包み込むような音色が流れてきた。
あっこれ!
昨日花子が聴いてみてほしいってトゥイートしてた曲だ!
Mrs. GREEN APPLE×feat.井上苑子
点描の唄
貴方の声で解れてゆく
忘れたくないと心が云う
思い出ばっか増えてゆく
ずっと側に居たい
泣き虫でもいいかな
強がらないでいいよ
限りある恋だとしても
出逢えて幸せです
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
私は貴方を好いている
貴方の夢で心安らぐ
目覚めたくないと僕は云う
思い出ばっか増えてゆく
明日も側に居たい
どこまでも
どこまでも
鈍感な僕を叱って欲しい
当たり前が壊れることに
気づけないくらいに子供だけどちゃんと僕は貴方を好いている
私の 僕の
時間が止まればいいのに
ほらまた期待をしてしまう
グッと堪えてみるからさ
もし溢れ出したら
瞳をちゃんと見てよ見てよ見て
貴方の影だけ伸びてゆく
消えてしまわないで
ずっとこの思いは変わらない
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
過ぎていく現在に抱きしめられている
私の 僕の
時間が止まればいいのに
今日を噛み締めていよう
終わるな
夏よ終わるな
曲を聴き終わると俺は目が覚めた。
泣き疲れていつの間にか寝ちゃってたのか俺は、、、
こうして人生初の俺のアイドルのオーディションを応援するというものすごく熱くて
暑い夏の濃密な2ヶ月間が終わりを告げた。
そしてこの話は2023年8月から10月にかけて俺の身に起こった紛れもない事実なのである。
ちなみにこの物語には続きがあるが
それはこの本が大人気になったら書くことにするかな📖´-笑
𝐹𝑖𝑛.
11
お気に入りに追加
14
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
窓を開くと
とさか
青春
17才の車椅子少女ー
『生と死の狭間で、彼女は何を思うのか。』
人間1度は訪れる道。
海辺の家から、
今の想いを手紙に書きます。
※小説家になろう、カクヨムと同時投稿しています。
☆イラスト(大空めとろ様)
○ブログ→ https://ozorametoronoblog.com/
○YouTube→ https://www.youtube.com/channel/UC6-9Cjmsy3wv04Iha0VkSWg
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
放課後美術室で待ってるから
綾瀬 りょう
青春
美術の神様に愛されている女の子が、自分の高校の後輩として入学してきた。自分は一生関わらないと思っていたら、ひょんな事から彼女の絵のモデルを頼まれることになった、主人公との、淡い恋のお話。
【登場人物】
小山田 郁香(おやまだ ふみか)16歳
→絵を描く事にしか興味のない女の子。友達が居ないが気にしていない。私服は母親の好みのものを着ている。
真田 源之亟(さなだ げんのじょう)
→郁香の祖父。画家として有名だが、その分女遊びも激しかった。郁香の絵の師匠でもある。
西田 光樹(にしだ みつき)18歳
→郁香に絵のモデルを頼まれる。真っすぐな性格。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
一話読みました!アイドルはあまり知らないんですけど、合宿とか大変そうですね!
そしてオムライス食べたくなりました😇