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《第5章》 ロットバルトの憂鬱
ピザ会3
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瞳子が冷めたピザを電子レンジで再加熱して戻ってくると、友人は「もう一つ!」と、待ちかまえていたように声を張りあげた。
「なに?」
「そのヒゴーさんって人がマトモそうで良かったねって、心底から思った。だって今、体調も精神状態もすごく良さそうじゃん。一年の頃からガリッガリに痩せてるな、って思ってたけど、ゴールデンウィークの中日に会った時だっけ? あの時、ほぼ死人だったよ。その人のお陰でここまで回復したってことは……あ、ごめん‼ 春休みの長野のお土産、冷凍のおやきだったんだけど賞味期限切れそうだから、食べちゃった」
「それは気にしないから」
喋りたいことと口のペースが一致しないのか、奈津子はどんどん話題をとっ散らかしていく。ようやく食欲が戻ってきた瞳子も二本目の缶をあけて、ガーリックシュリンプの一切れに手を伸ばした。
「で、もうちょっと教えて。その三二歳ハイスペ台湾人男性について」
「ナコちゃん。飛豪さんは日本国籍も持ってるよ。多分、メインで使ってるのは日本のパスポート。お母さんがペルー系って言ってたから、ペルー国籍も持ってるかもしれない」
「すごい人とくっついたねー。話の大筋だけ聞くと、少女漫画みたいって思った」
「くっついてなんかないって‼ 二年間だけ」
なんの気なしの奈津子の言葉に、瞳子はきつく応じた。彼女自身も、語気の強さにはっとする。
「ごめん、ナコちゃん」
「いや……こっちこそ。能天気に茶化したりしてスマンね。私、瞳子が元気になって、あと、表情が明るくなったのって、話聞いてるかぎり、恋愛感情もあると解釈してた」
「恋愛感情……」
ずっと目を背けていた感情に名前がついてしまったようで、瞳子は小さく繰りかえした。
「ないの?」
「よく分からない」彼女は正直に答える。「だって飛豪さんは、お金貸してくれただけじゃなくて、衣食住も保障してくれて。わたしにとって良いことずくめの人じゃん。だから、あの人のこと好きになったら、なんか、条件だけで好きになってるみたいで失礼じゃない?」
頬を染め、照れ照れしながら彼のことを話してくるくせに、それらしい逃げを打つ友人に、奈津子は質問の角度を変えることにした。はっきり言って、楽しい。めちゃくちゃ面白い展開になってきた。
「今まで好きになった人いないの?」
「いる……」
「どんな人? その人ともしたの? どっちの方が素敵だった?」
瞳子はすいと目線を横に泳がせた。
「比べるなんて出来ない。言わないよ⁉ ナコちゃん、今まで恋愛の話なんてほとんど振ってこなかったじゃん」
「だって、興味なさそうだったし。でも、その人の話ならいつでも聞きたい」
「なら今度、飛豪さんと一回会ってくれると助かる」
彼女はうってかわった真剣な顔をして、「お願い」とつけ加えた。
切りこむような眼ざしで見つめてくる。呑まれてしまった奈津子は、反射的に「いいけど」と意図せず答えていた。
「会うのは別に問題ないけど。むしろ私、野次馬っぽくはしゃいじゃってて……いいの? なんで?」
「ナコちゃんの目に、飛豪さんがどう映るか聞きたいの。わたし、あの人に助けてもらったし、信頼もしてるけど、今まで嫌な経験たくさんしちゃってるから自分の判断に自信ないの。また騙されてるんじゃないかって。ナコちゃんの方が付きあい長いし、わたしからすると『ちゃんとした家』の子だから、そういう人から見た飛豪さんが、誠実な人なのか胡散くさい人なのか知りたい」
なるほど、と奈津子は思った。
十代で一人ぼっちになると、こういうことを常に考えなきゃいけないのか、と衝撃を感じる。身の安全を守るって物理的な意味だけではないんだな、と気づかされて、友人がこの数年、どれほど壮絶な環境で生きのびてきたのか、あらためて身につまされた。
「いいよ、もちろん。私でよければ」
奈津子がしっかりと頷く。瞳子はようやく安堵して、こわばっていた頬の輪郭をゆるめた。
「良かった……ありがとう。あとね、ナコちゃんを神楽坂の家に呼びたいなって思ってたの。もう許可はとってあるんだ。前のアパートはすごく古かったからあまり招待できなかったけど、今度の家は綺麗だからナコちゃんにも遊びにきてほしくて……」
瞳子は控えめに誘った。
墓地に面する築四〇年の安アパートは風情があることにはあったが、同級生の友達を呼ぶのには向いていなかった。来てもらうのも忍びなかった。あそこに連れていったのは奈津子だけだが、風化して剥落しかかった汚れた壁紙や半壊した自転車置き場に絶句していた。それに、隣の部屋で観ているテレビの音声が聞こえてくるほどの壁の薄さだったのだ。
家に友達を――奈津子を――連れてきてもいいか、と飛豪に訊いたのは、フレンチの週末の直後だった。あの夜に彼から言われたこともあって、奈津子にだけは本当のことを話したい、と心に決めていた。
彼はあっさりと了解したが、しかし初回は自分がいる時に、と条件をつけた。仕事の資料も自宅に置いているので、見知らぬ人間をノーチェックで通すのは抵抗がある、と。また、もし彼が奈津子を気に入らなかった場合は、以後家には招かない、という約束でもあった。
その話をしたとき、東京駅で踊ったときの動画がネットで拡散されていたことの注意もされた。
映像を見せられるまで瞳子は知らなかったので、これが数千人規模で見られていることにゾッとして、腕に鳥肌がたった。「顔が見えないから大丈夫だと思うけど」と彼は前置きしつつ、「目立つことをするなら、自分の立ち位置と安全を確保してからにしろ。ちょっとしたことが命取りになる」と警告をした。
分かっている。今の自分は、安全も生活も彼の丸抱えだ。従わないわけがない。
実は、六月になってからバレエ時代の友人の牧村小百合から連絡がはいった。例の、麻布のバイトを紹介してくれた子だ。
二か月ぶりに連絡してきた小百合は、ある日、いきなり東京駅の動画を送ってきた。そして、「これ瞳子ちゃんでしょ?」と確信ありげに訊いてきた。もちろん否定したが、「住吉先生が、これ、絶対瞳子ちゃんって言ってる。アティチュードの入り方で分かるって(笑) あと、めっちゃ会いたがってる」と返信がきた。
住吉先生とは、三歳のころから習っていた最初のバレエの先生だ。母親の同僚でもあった。基礎は、すべて母と住吉先生から教わった。良いところも悪いところもすべて知られている。一〇年以上手塩にかけた教え子を見抜けないわけがない。さすがに嘘を重ねることはできなくて、「黙っててくれると嬉しい」とだけ返した。
今まで作りたいと思ったことのなかったSNSのアカウントが、ますます遠ざかった気がした。
「なに?」
「そのヒゴーさんって人がマトモそうで良かったねって、心底から思った。だって今、体調も精神状態もすごく良さそうじゃん。一年の頃からガリッガリに痩せてるな、って思ってたけど、ゴールデンウィークの中日に会った時だっけ? あの時、ほぼ死人だったよ。その人のお陰でここまで回復したってことは……あ、ごめん‼ 春休みの長野のお土産、冷凍のおやきだったんだけど賞味期限切れそうだから、食べちゃった」
「それは気にしないから」
喋りたいことと口のペースが一致しないのか、奈津子はどんどん話題をとっ散らかしていく。ようやく食欲が戻ってきた瞳子も二本目の缶をあけて、ガーリックシュリンプの一切れに手を伸ばした。
「で、もうちょっと教えて。その三二歳ハイスペ台湾人男性について」
「ナコちゃん。飛豪さんは日本国籍も持ってるよ。多分、メインで使ってるのは日本のパスポート。お母さんがペルー系って言ってたから、ペルー国籍も持ってるかもしれない」
「すごい人とくっついたねー。話の大筋だけ聞くと、少女漫画みたいって思った」
「くっついてなんかないって‼ 二年間だけ」
なんの気なしの奈津子の言葉に、瞳子はきつく応じた。彼女自身も、語気の強さにはっとする。
「ごめん、ナコちゃん」
「いや……こっちこそ。能天気に茶化したりしてスマンね。私、瞳子が元気になって、あと、表情が明るくなったのって、話聞いてるかぎり、恋愛感情もあると解釈してた」
「恋愛感情……」
ずっと目を背けていた感情に名前がついてしまったようで、瞳子は小さく繰りかえした。
「ないの?」
「よく分からない」彼女は正直に答える。「だって飛豪さんは、お金貸してくれただけじゃなくて、衣食住も保障してくれて。わたしにとって良いことずくめの人じゃん。だから、あの人のこと好きになったら、なんか、条件だけで好きになってるみたいで失礼じゃない?」
頬を染め、照れ照れしながら彼のことを話してくるくせに、それらしい逃げを打つ友人に、奈津子は質問の角度を変えることにした。はっきり言って、楽しい。めちゃくちゃ面白い展開になってきた。
「今まで好きになった人いないの?」
「いる……」
「どんな人? その人ともしたの? どっちの方が素敵だった?」
瞳子はすいと目線を横に泳がせた。
「比べるなんて出来ない。言わないよ⁉ ナコちゃん、今まで恋愛の話なんてほとんど振ってこなかったじゃん」
「だって、興味なさそうだったし。でも、その人の話ならいつでも聞きたい」
「なら今度、飛豪さんと一回会ってくれると助かる」
彼女はうってかわった真剣な顔をして、「お願い」とつけ加えた。
切りこむような眼ざしで見つめてくる。呑まれてしまった奈津子は、反射的に「いいけど」と意図せず答えていた。
「会うのは別に問題ないけど。むしろ私、野次馬っぽくはしゃいじゃってて……いいの? なんで?」
「ナコちゃんの目に、飛豪さんがどう映るか聞きたいの。わたし、あの人に助けてもらったし、信頼もしてるけど、今まで嫌な経験たくさんしちゃってるから自分の判断に自信ないの。また騙されてるんじゃないかって。ナコちゃんの方が付きあい長いし、わたしからすると『ちゃんとした家』の子だから、そういう人から見た飛豪さんが、誠実な人なのか胡散くさい人なのか知りたい」
なるほど、と奈津子は思った。
十代で一人ぼっちになると、こういうことを常に考えなきゃいけないのか、と衝撃を感じる。身の安全を守るって物理的な意味だけではないんだな、と気づかされて、友人がこの数年、どれほど壮絶な環境で生きのびてきたのか、あらためて身につまされた。
「いいよ、もちろん。私でよければ」
奈津子がしっかりと頷く。瞳子はようやく安堵して、こわばっていた頬の輪郭をゆるめた。
「良かった……ありがとう。あとね、ナコちゃんを神楽坂の家に呼びたいなって思ってたの。もう許可はとってあるんだ。前のアパートはすごく古かったからあまり招待できなかったけど、今度の家は綺麗だからナコちゃんにも遊びにきてほしくて……」
瞳子は控えめに誘った。
墓地に面する築四〇年の安アパートは風情があることにはあったが、同級生の友達を呼ぶのには向いていなかった。来てもらうのも忍びなかった。あそこに連れていったのは奈津子だけだが、風化して剥落しかかった汚れた壁紙や半壊した自転車置き場に絶句していた。それに、隣の部屋で観ているテレビの音声が聞こえてくるほどの壁の薄さだったのだ。
家に友達を――奈津子を――連れてきてもいいか、と飛豪に訊いたのは、フレンチの週末の直後だった。あの夜に彼から言われたこともあって、奈津子にだけは本当のことを話したい、と心に決めていた。
彼はあっさりと了解したが、しかし初回は自分がいる時に、と条件をつけた。仕事の資料も自宅に置いているので、見知らぬ人間をノーチェックで通すのは抵抗がある、と。また、もし彼が奈津子を気に入らなかった場合は、以後家には招かない、という約束でもあった。
その話をしたとき、東京駅で踊ったときの動画がネットで拡散されていたことの注意もされた。
映像を見せられるまで瞳子は知らなかったので、これが数千人規模で見られていることにゾッとして、腕に鳥肌がたった。「顔が見えないから大丈夫だと思うけど」と彼は前置きしつつ、「目立つことをするなら、自分の立ち位置と安全を確保してからにしろ。ちょっとしたことが命取りになる」と警告をした。
分かっている。今の自分は、安全も生活も彼の丸抱えだ。従わないわけがない。
実は、六月になってからバレエ時代の友人の牧村小百合から連絡がはいった。例の、麻布のバイトを紹介してくれた子だ。
二か月ぶりに連絡してきた小百合は、ある日、いきなり東京駅の動画を送ってきた。そして、「これ瞳子ちゃんでしょ?」と確信ありげに訊いてきた。もちろん否定したが、「住吉先生が、これ、絶対瞳子ちゃんって言ってる。アティチュードの入り方で分かるって(笑) あと、めっちゃ会いたがってる」と返信がきた。
住吉先生とは、三歳のころから習っていた最初のバレエの先生だ。母親の同僚でもあった。基礎は、すべて母と住吉先生から教わった。良いところも悪いところもすべて知られている。一〇年以上手塩にかけた教え子を見抜けないわけがない。さすがに嘘を重ねることはできなくて、「黙っててくれると嬉しい」とだけ返した。
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