151 / 257
第151話「作戦は見事にはまった」
しおりを挟む
俺と秘書3人が、リヴァロル公爵家別棟の内見をした3日後の午後2時。
ルナール商会のホテルで荷物をまとめ、収納の腕輪へ入れた俺は、
リヴァロル公爵家の別棟への引っ越しを行った。
平日の午後早めだから、グレゴワール様も、ジョルジエット様も、アメリー様も不在。
グレゴワール様が、おっしゃっていた通り、荷物を取りに行ったホテルから戻ると、
リヴァロル公爵家の者達が『出向』と扱いで赴き、
別棟の使用人として、玄関の前で、主の俺を待っていた。
使用人の人数は、家令が1名に、男女の使用人が5名ずつと、都合総勢11名。
真剣な表情をして、ずらりと並んでいる。
勢ぞろいした使用人たちの、5mくらい前に、家令セバスチャンさんが、
ひとり立っていた。
セバスチャンさんは、俺に直接仕えるわけではない。
だが、リヴァロル公爵家の本家の使用人を統括するという立場上、重々しく言う。
「ロイク・アルシェ様」
「うむ」
「リヴァロル公爵家の後継者として、栄えある王国執行官として、使用人一同、ロイク様には、一生変わらぬ忠誠を誓いましょう」
「ああ、宜しく頼むぞ」
念の為。
うむとか、ああとか。
こういうやりとり、俺は好き好んでやっているわけではない。
グレゴワール様から、使用人に対しては、
泰然自若とし、鷹揚にふるまえと、命じられているからだ。
ここでセバスチャンさんは、今回別棟の家令を命じられた、
ひとりの女性の名を呼ぶ。
「デルフィーヌ・ブルジェ!」
「はい!」
凛とした声で返事をし、整列していた中で、一歩前に出たのは、
栗毛の髪を肩まで伸ばした、40代半ばの女性である。
すらりとしたスレンダースタイル。
きりりとした顔立ち。
いかにも、仕事が出来るって感じ。
この女性……デルフィーヌ・ブルジェさんは、以前紹介して貰った事があった。
リヴァロル公爵家において、
侍女頭を15年以上、副家令を10年以上務めているベテランだ。
そして、このデルフィーヌさんを別棟の家令へ、
「ぜひに!」と推したのは、当主のグレゴワール様だという。
何か、深い考えがあるのかもしれない。
「デルフィーヌよ。別棟の家令として、今後はお前が、その10人を統括し、邸内を仕切るのだ。但し、ロイク様には忠実に仕え、絶対服従の事……分かったな?」
「かしこまりました! 創世神様に誓い、ロイク様に忠実に仕え、絶対服従致します!」
ええっと、忠実に仕えるのはともかく、
絶対服従って、大げさに聞こえるかもしれない。
けれど、ステディ・リインカネーションの世界において、
これは親愛の情を示す言葉なのだ。
「「「「「創世神様に誓い、ロイク様に忠実に仕え、絶対服従致します!」」」」」
他の10人の使用人も、同じく誓い、リヴァロル公爵家の別棟への引っ越しは、
無事完了したのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺が、リヴァロル公爵家の別棟へ引っ越しを終えたのを、3人の秘書へ連絡したら……彼女達も間を置かず、次々に引っ越しして来る事となった。
その間、秘書達が引っ越して来るまでに、
俺は、ジョルジエット様、アメリー様へ、改めて秘書達3人の話をしておいた。
ジョルジエット様、アメリー様は、秘書達が、俺と同じ3階で居住すると聞き、
大いに難色を示したが……
結局、筆頭秘書?のシルヴェーヌさんといろいろ話すという事になった。
シルヴェーヌさんは、幼い頃からジョルジエット様の警護役だったらしい。
ジョルジエット様にとって、頼れる姉という感じで、お互いに気心が知れているという。
アメリー様も、シルヴェーヌさんの事は、良く知っているみたいだし。
シルヴェーヌさんと話す際、トリッシュさん、シャルロットさん、
残りの秘書ふたりも交えればという、俺の提案。
それにジョルジエット様、アメリー様は、賛成してくれたのだ。
話し合いは、別棟3階の、俺の書斎で行う事になった。
この書斎には、10人ほどが収容可能な応接室がついているから、丁度良い。
当然、別棟の家令であるデルフィーヌさんに、話を通しておかねばならない。
俺は改めて、ジョルジエット様、アメリー様との話を全て、
デルフィーヌさんへ伝えた。
更に、先日交わされた、別棟内見の際の秘書達とのやりとりも。
実はこのデルフィーヌさんも、ジョルジエット様とは深い間柄。
母と死別した幼い傷心のジョルジエット様を、慰め励ましたのが、
当時既に侍女頭を務めていたデルフィーヌさんだった。
デルフィーヌさんは当然、ジョルジエット様の警護役だった、
現筆頭秘書?のシルヴェーヌさんの事も良く知っている。
「ロイク様」
「はい」
「もし、お許し頂けるのであれば、その話し合い、私も同席させて頂けないでしょうか?」
「デルフィーヌさんを?」
「いけませんよ、ロイク様。私にさん付けは不要だと申し上げたはずですが」
ああ、叱られてしまった。
使用人にはさん付けは不要だと、デルフィーヌさんからは、何度も注意されている。
秘書に対してもそうだと、釘を刺されていたっけ……
デルフィーヌさんは言う。
「話を戻しますと、私は、ジョルジエット様、アメリー様、シルヴェーヌ様の3人全員を良く存じ上げております。家令という、違う視点で意見が出せるのは勿論、気心が知れた第三者の私が入る事で、緊張が緩和され、話し合いは険悪な雰囲気にならないと思います」
成る程。
デルフィーヌさんの言う事は一理ある。
いろいろな展開の可能性を考えたが、デメリットはなさそうだ。
俺はデルフィーヌさんの参加をOKする事にした。
という事で、ジョルジエット様、アメリー様、
そして引っ越して来たシルヴェーヌさん、シャルロットさん、トリッシュさん、
デルフィーヌさん、そして俺の話し合いがもたれ……存分に意見が交わされた。
作戦は見事にはまった。
デルフィーヌさんという中和剤のおかげで、
予想通り険悪な雰囲気にはならなかった。
俺の秘書、家令を決めたのはグレゴワール様。
心の底から納得した。
ここまでの展開、結果を読み切って、
秘書にシルヴェーヌさんを、別棟の家令にデルフィーヌさんを抜擢したとしたら、
さすがは鬼宰相、グレゴワール様の慧眼は、凄まじいと思う。
結局は、ジョルジエット様、アメリー様を立てた序列を考えてという条件で、
上手く折り合いがつき……
きままなホテルのひとり暮らしから、
大勢の美しい女子達と貴族の屋敷で暮らすという、
リア充な生活スタイルへと、俺の日常は大きく変わったのである。
ルナール商会のホテルで荷物をまとめ、収納の腕輪へ入れた俺は、
リヴァロル公爵家の別棟への引っ越しを行った。
平日の午後早めだから、グレゴワール様も、ジョルジエット様も、アメリー様も不在。
グレゴワール様が、おっしゃっていた通り、荷物を取りに行ったホテルから戻ると、
リヴァロル公爵家の者達が『出向』と扱いで赴き、
別棟の使用人として、玄関の前で、主の俺を待っていた。
使用人の人数は、家令が1名に、男女の使用人が5名ずつと、都合総勢11名。
真剣な表情をして、ずらりと並んでいる。
勢ぞろいした使用人たちの、5mくらい前に、家令セバスチャンさんが、
ひとり立っていた。
セバスチャンさんは、俺に直接仕えるわけではない。
だが、リヴァロル公爵家の本家の使用人を統括するという立場上、重々しく言う。
「ロイク・アルシェ様」
「うむ」
「リヴァロル公爵家の後継者として、栄えある王国執行官として、使用人一同、ロイク様には、一生変わらぬ忠誠を誓いましょう」
「ああ、宜しく頼むぞ」
念の為。
うむとか、ああとか。
こういうやりとり、俺は好き好んでやっているわけではない。
グレゴワール様から、使用人に対しては、
泰然自若とし、鷹揚にふるまえと、命じられているからだ。
ここでセバスチャンさんは、今回別棟の家令を命じられた、
ひとりの女性の名を呼ぶ。
「デルフィーヌ・ブルジェ!」
「はい!」
凛とした声で返事をし、整列していた中で、一歩前に出たのは、
栗毛の髪を肩まで伸ばした、40代半ばの女性である。
すらりとしたスレンダースタイル。
きりりとした顔立ち。
いかにも、仕事が出来るって感じ。
この女性……デルフィーヌ・ブルジェさんは、以前紹介して貰った事があった。
リヴァロル公爵家において、
侍女頭を15年以上、副家令を10年以上務めているベテランだ。
そして、このデルフィーヌさんを別棟の家令へ、
「ぜひに!」と推したのは、当主のグレゴワール様だという。
何か、深い考えがあるのかもしれない。
「デルフィーヌよ。別棟の家令として、今後はお前が、その10人を統括し、邸内を仕切るのだ。但し、ロイク様には忠実に仕え、絶対服従の事……分かったな?」
「かしこまりました! 創世神様に誓い、ロイク様に忠実に仕え、絶対服従致します!」
ええっと、忠実に仕えるのはともかく、
絶対服従って、大げさに聞こえるかもしれない。
けれど、ステディ・リインカネーションの世界において、
これは親愛の情を示す言葉なのだ。
「「「「「創世神様に誓い、ロイク様に忠実に仕え、絶対服従致します!」」」」」
他の10人の使用人も、同じく誓い、リヴァロル公爵家の別棟への引っ越しは、
無事完了したのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺が、リヴァロル公爵家の別棟へ引っ越しを終えたのを、3人の秘書へ連絡したら……彼女達も間を置かず、次々に引っ越しして来る事となった。
その間、秘書達が引っ越して来るまでに、
俺は、ジョルジエット様、アメリー様へ、改めて秘書達3人の話をしておいた。
ジョルジエット様、アメリー様は、秘書達が、俺と同じ3階で居住すると聞き、
大いに難色を示したが……
結局、筆頭秘書?のシルヴェーヌさんといろいろ話すという事になった。
シルヴェーヌさんは、幼い頃からジョルジエット様の警護役だったらしい。
ジョルジエット様にとって、頼れる姉という感じで、お互いに気心が知れているという。
アメリー様も、シルヴェーヌさんの事は、良く知っているみたいだし。
シルヴェーヌさんと話す際、トリッシュさん、シャルロットさん、
残りの秘書ふたりも交えればという、俺の提案。
それにジョルジエット様、アメリー様は、賛成してくれたのだ。
話し合いは、別棟3階の、俺の書斎で行う事になった。
この書斎には、10人ほどが収容可能な応接室がついているから、丁度良い。
当然、別棟の家令であるデルフィーヌさんに、話を通しておかねばならない。
俺は改めて、ジョルジエット様、アメリー様との話を全て、
デルフィーヌさんへ伝えた。
更に、先日交わされた、別棟内見の際の秘書達とのやりとりも。
実はこのデルフィーヌさんも、ジョルジエット様とは深い間柄。
母と死別した幼い傷心のジョルジエット様を、慰め励ましたのが、
当時既に侍女頭を務めていたデルフィーヌさんだった。
デルフィーヌさんは当然、ジョルジエット様の警護役だった、
現筆頭秘書?のシルヴェーヌさんの事も良く知っている。
「ロイク様」
「はい」
「もし、お許し頂けるのであれば、その話し合い、私も同席させて頂けないでしょうか?」
「デルフィーヌさんを?」
「いけませんよ、ロイク様。私にさん付けは不要だと申し上げたはずですが」
ああ、叱られてしまった。
使用人にはさん付けは不要だと、デルフィーヌさんからは、何度も注意されている。
秘書に対してもそうだと、釘を刺されていたっけ……
デルフィーヌさんは言う。
「話を戻しますと、私は、ジョルジエット様、アメリー様、シルヴェーヌ様の3人全員を良く存じ上げております。家令という、違う視点で意見が出せるのは勿論、気心が知れた第三者の私が入る事で、緊張が緩和され、話し合いは険悪な雰囲気にならないと思います」
成る程。
デルフィーヌさんの言う事は一理ある。
いろいろな展開の可能性を考えたが、デメリットはなさそうだ。
俺はデルフィーヌさんの参加をOKする事にした。
という事で、ジョルジエット様、アメリー様、
そして引っ越して来たシルヴェーヌさん、シャルロットさん、トリッシュさん、
デルフィーヌさん、そして俺の話し合いがもたれ……存分に意見が交わされた。
作戦は見事にはまった。
デルフィーヌさんという中和剤のおかげで、
予想通り険悪な雰囲気にはならなかった。
俺の秘書、家令を決めたのはグレゴワール様。
心の底から納得した。
ここまでの展開、結果を読み切って、
秘書にシルヴェーヌさんを、別棟の家令にデルフィーヌさんを抜擢したとしたら、
さすがは鬼宰相、グレゴワール様の慧眼は、凄まじいと思う。
結局は、ジョルジエット様、アメリー様を立てた序列を考えてという条件で、
上手く折り合いがつき……
きままなホテルのひとり暮らしから、
大勢の美しい女子達と貴族の屋敷で暮らすという、
リア充な生活スタイルへと、俺の日常は大きく変わったのである。
1
お気に入りに追加
952
あなたにおすすめの小説
裏庭が裏ダンジョンでした@完結
まっど↑きみはる
ファンタジー
結界で隔離されたど田舎に住んでいる『ムツヤ』。彼は裏庭の塔が裏ダンジョンだと知らずに子供の頃から遊び場にしていた。
裏ダンジョンで鍛えた力とチート級のアイテムと、アホのムツヤは夢を見て外の世界へと飛び立つが、早速オークに捕らえれてしまう。
そこで知る憧れの世界の厳しく、残酷な現実とは……?
挿絵結構あります
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ハズレ職業のテイマーは【強奪】スキルで無双する〜最弱の職業とバカにされたテイマーは魔物のスキルを自分のものにできる最強の職業でした〜
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティー【黄金の獅子王】に所属するテイマーのカイトは役立たずを理由にパーティーから追放される。
途方に暮れるカイトであったが、伝説の神獣であるフェンリルと遭遇したことで、テイムした魔物の能力を自分のものに出来る力に目覚める。
さらにカイトは100年に一度しか産まれないゴッドテイマーであることが判明し、フェンリルを始めとする神獣を従える存在となる。
魔物のスキルを吸収しまくってカイトはやがて最強のテイマーとして世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを追放した【黄金の獅子王】はカイトを失ったことで没落の道を歩み、パーティーを解散することになった。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
長女は家族を養いたい! ~凍死から始まるお仕事冒険記~
灰色サレナ
ファンタジー
とある片田舎で貧困の末に殺された3きょうだい。
その3人が目覚めた先は日本語が通じてしまうのに魔物はいるわ魔法はあるわのファンタジー世界……そこで出会った首が取れるおねーさん事、アンドロイドのエキドナ・アルカーノと共に大陸で一番大きい鍛冶国家ウェイランドへ向かう。
魔物が生息する世界で生き抜こうと弥生は真司と文香を護るためギルドへと就職、エキドナもまた家族を探すという目的のために弥生と生活を共にしていた。
首尾よく仕事と家、仲間を得た弥生は別世界での生活に慣れていく、そんな中ウェイランド王城での見学イベントで不思議な男性に狙われてしまう。
訳も分からぬまま再び死ぬかと思われた時、新たな来訪者『神楽洞爺』に命を救われた。
そしてひょんなことからこの世界に実の両親が生存していることを知り、弥生は妹と弟を守りつつ、生活向上に全力で遊んでみたり、合流するために路銀稼ぎや体力づくり、なし崩し的に侵略者の撃退に奮闘する。
座敷童や女郎蜘蛛、古代の優しき竜。
全ての家族と仲間が集まる時、物語の始まりである弥生が選んだ道がこの世界の始まりでもあった。
ほのぼののんびり、時たまハードな弥生の家族探しの物語
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
僕っ娘、転生幼女は今日も元気に生きています!
ももがぶ
ファンタジー
十歳の誕生日を病室で迎えた男の子? が次に目を覚ますとそこは見たこともない世界だった。
「あれ? 僕は確か病室にいたはずなのに?」
気付けば異世界で優しい両親の元で元気いっぱいに掛け回る僕っ娘。
「僕は男の子だから。いつか、生えてくるって信じてるから!」
そんな僕っ娘を生温かく見守るお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる