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第165話「作戦開始」
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ペルデレの迷宮へ入ってから……
紆余曲折あった結果、新メンバーも加わったクランバトルブローカーの結束&戦闘力は目に見えて強くなった。
さあ万全の態勢で作戦会議だ。
クランリーダーである俺は早速、地下5階以降について話をする。
コーンウォール迷宮で戦った経験も含めてだ。
ミルヴァさんから得た情報によれば地下5階から『地下都市』が広がっているという。
と、なれば出現する敵は鋼鉄の巨人《ソルジャーゴーレム》及び、滅ぼす者《デストロイヤー》か、もしくは更にパワーアップした機体であろう。
コーンウォール迷宮と違って、ここにはガルドルドの魔法工学師達が居る。
学者は、日々進歩を追い求めるという印象が俺にはある。
研究に研究を重ねた結果……
俺達が戦ったゴーレムや自動人形の改良版が造られていて、当然と考えた方が良い。
「剣も魔法も受け付けない未知の金属で造られたガルドルド魔法帝国のゴーレム……確かに脅威ですね」
俺の話を聞いていたアマンダが美しい眉をひそめた。
全属性使用OKの魔法剣士アマンダとはいえ、ミスリルの魔法剣が通用しない可能性も高い。
そうなると近接攻撃で急所の関節部分を攻めるしかないが、魔法工学師達達がその弱点を放って置く事は考え難い。
こうなるとクランバトルブローカー最後の切り札は、俺の持つ神力だ。
ガルドルド帝国のゴーレムの中枢部分である魔法水晶に神力でダメージを与え、戦闘不能にし、その間に全員で機体を破壊するしかない。
相手が防御態勢さえ取っていなければ、1点集中の攻撃で最強金属オリハルコンでさえ破壊出来ると俺は踏んでいる。
「となると、お兄ちゃわんが相手の弱点を攻撃し易いようにするのが肝要だね。私達はまず攪乱と足止め役に徹しなきゃ」
フレデリカが俺に「ぴたっ」とくっつきながら頷いた。
完全に甘える『妹』に変貌した彼女は、ず~っとこのような感じである。
「ひとつ気になる事がある……」
俺はフレデリカの頭を撫でながら、クランのメンバーを見渡して言う。
「気になる事って何だい?」
首を傾げながら、聞いて来たのはイザベラだ。
表情は悪魔と思えないほど穏やかであり、慈愛の感情がにじみ出ている。
悪魔ながら、邪神様への信仰を持ったからだろうか?
「うん、この迷宮に探索に入った不明者の行方なんだ。彼等はどうなったかって」
「う~ん、これだけ凶悪な魔物とえぐい罠があるんだ。殆どここまでで死んでるよ……あ、御免!」
イザベラは絶望だと言い切ってから、謝罪する。
視線の先には兄アウグストの行方を必死で捜すフレデリカが居たのだ。
「ぜ、全員がってわけじゃあないよ、ね!」
イザベラは慌てて俺にフォローを求めて来たので、俺はにっこりと笑う。
「イザベラの言う通り、ここは冒険者に対して苛酷で厳しい迷宮だ。大多数はここまでで死ぬだろう」
クランのメンバーは、俺が何を言うのか注目しているようだ。
全員が、じっと俺を見つめている。
「だが……生き延びて地下5階以降に進んだ者達が、何故地上へ戻って来ないのか? 俺はその可能性を考えてみたんだ。もし……自分の意思で戻って来ない可能性もあったとしたら?」
「自分の意思で戻って来ない可能性?」
思わず、フレデリカが俺へ聞き直して来た。
「ああ、そうだ。中には騙されている場合もあるが、神に近い永遠の肉体、もしくは人間になれる可能性があると言われたらどう考えるかなと思ってな」
じっと話を聞いていたソフィアが、「はた」と手を叩く。
「旦那様! ガルドルドの魔法工学師達じゃな!」
「そうだ! 彼等がガルドルド魔法帝国再興を謳《うた》い、その一員として入る代償に鋼鉄の巨人《ソルジャーゴーレム》に滅ぼす者《デストロイヤー》の機体まで与えるとか、悪魔達には人間に近い自動人形《オートマタ》の肉体を与えると言ったら……」
「妾は旦那様の意見に賛成じゃ、充分あり得るぞ!」
ソフィアが大きな声を出して納得するのを、俺達は確信を持って眺めていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
地下4階から5階に移動する転移門へ入る前……
ソフィアが大きな声で宣言する。
「ここからは妾が旦那様と一緒に先導しよう! 旦那様、妾をしっかり守ってたもれ」
「おう!」
旧ガルドルド魔法帝国の王女であったソフィア。
ミルヴァさん情報によると、地下5階からはコーンウォールの迷宮のような様相になるというから、勝手しったるソフィアに指示を貰った方が良い。
前にも言ったが……
戦う事を前提とした場合に、見知らぬ市街地へいきなり踏み込むのはとても危険だ。
迷路のような家屋がノイズになって正確な地形が把握出来ないのと同時に、家の中や路地にどのような罠が仕掛けられているかもしれないからである。
ここは索敵に長けたメンバーの能力をフル回転すべきだ。
そうなると盾役の俺、道案内役のソフィア、それにジュリアとハンナが加わる事になる。
俺は全員へ指示を出して陣容を改めた上で固めた。
そんな中、ソフィアがイザベラに声を掛ける。
「イザベラ、ちょっと良いかの? 妙案を考えたのじゃが」
「何だい? ソフィア」
ソフィアとイザベラは同じ嫁同士、もう気心が知れていた。
彼女が呼び掛けると「待ってました」とばかりにイザベラがにやりと笑う。
どのような頼みでソフィアが声を掛けたか、すぐにピン来たようだ。
ソフィアが考えた妙案とは、家族全員の安全を考えた事。
それは、先頭に立つ斥候役にイザベラの部下である悪霊軍団を起用する作戦である。
「悪いが、そなたの部下達の力を借りたい。その代わり妾も下僕を出すからな」
「OK! 任せといて!」
索敵を徹底した後に、悪霊軍団と滅ぼす者の試作機を斥候に繰り出して、クランメンバーには危険が及ばないようにするのだ。
作戦が変更になり、隊列入れ替えの指示を出したのに……
フレデリカは俺に寄り添っていて離れない。
見かねたソフィアが指示を出す。
「これ、前衛に居るのは危険じゃ! フレデリカは中堅か後方に下がっておれ」
「いや!」
先程から俺とソフィアのやり取りを、ジト目で眺めていたフレデリカ。
とても不満そうだ。
ソフィアに対する嫉妬の感情があからさまであり、まるでおもちゃを取り上げられた不機嫌な子供である。
『妹化』してからぴったりとくっついていたフレデリカは俺には甘えまくり、他の者には厳しい態度をとる完全なツンデレとなっていた。
仕方無い!
ここは小細工せずに素直に説得だ。
「フレデリカ、とりあえず戦いながら様子を見ようか? 俺達はお前の事が心配なのさ。安全になったらすぐに呼ぶから」
「わ、分かった! 絶対だよ! お兄ちゃわん」
俺の説得を聞いたフレデリカは、とりあえず納得して引き下がってくれた。
一連の様子を見た侍女のハンナは何か言おうとしたが、フレデリカの怖ろしい視線を受けて黙り込んだ。
先程、フレデリカが額へ放った容赦ない『デコピン』も効いているらしい。
そのせいだろうか?
ハンナへ前衛に出るように指示を出したのだが、全く動かない。
仕方が無く俺が呼ぶと、フレデリカの顔色を伺いながら恐る恐るやって来たのだ。
だが、これで漸く態勢は整った。
作戦開始だ!
「ようし! 行くぞ」
俺の合図と共に戦う戦仲買人は転移門の中に飛び込んだのであった。
紆余曲折あった結果、新メンバーも加わったクランバトルブローカーの結束&戦闘力は目に見えて強くなった。
さあ万全の態勢で作戦会議だ。
クランリーダーである俺は早速、地下5階以降について話をする。
コーンウォール迷宮で戦った経験も含めてだ。
ミルヴァさんから得た情報によれば地下5階から『地下都市』が広がっているという。
と、なれば出現する敵は鋼鉄の巨人《ソルジャーゴーレム》及び、滅ぼす者《デストロイヤー》か、もしくは更にパワーアップした機体であろう。
コーンウォール迷宮と違って、ここにはガルドルドの魔法工学師達が居る。
学者は、日々進歩を追い求めるという印象が俺にはある。
研究に研究を重ねた結果……
俺達が戦ったゴーレムや自動人形の改良版が造られていて、当然と考えた方が良い。
「剣も魔法も受け付けない未知の金属で造られたガルドルド魔法帝国のゴーレム……確かに脅威ですね」
俺の話を聞いていたアマンダが美しい眉をひそめた。
全属性使用OKの魔法剣士アマンダとはいえ、ミスリルの魔法剣が通用しない可能性も高い。
そうなると近接攻撃で急所の関節部分を攻めるしかないが、魔法工学師達達がその弱点を放って置く事は考え難い。
こうなるとクランバトルブローカー最後の切り札は、俺の持つ神力だ。
ガルドルド帝国のゴーレムの中枢部分である魔法水晶に神力でダメージを与え、戦闘不能にし、その間に全員で機体を破壊するしかない。
相手が防御態勢さえ取っていなければ、1点集中の攻撃で最強金属オリハルコンでさえ破壊出来ると俺は踏んでいる。
「となると、お兄ちゃわんが相手の弱点を攻撃し易いようにするのが肝要だね。私達はまず攪乱と足止め役に徹しなきゃ」
フレデリカが俺に「ぴたっ」とくっつきながら頷いた。
完全に甘える『妹』に変貌した彼女は、ず~っとこのような感じである。
「ひとつ気になる事がある……」
俺はフレデリカの頭を撫でながら、クランのメンバーを見渡して言う。
「気になる事って何だい?」
首を傾げながら、聞いて来たのはイザベラだ。
表情は悪魔と思えないほど穏やかであり、慈愛の感情がにじみ出ている。
悪魔ながら、邪神様への信仰を持ったからだろうか?
「うん、この迷宮に探索に入った不明者の行方なんだ。彼等はどうなったかって」
「う~ん、これだけ凶悪な魔物とえぐい罠があるんだ。殆どここまでで死んでるよ……あ、御免!」
イザベラは絶望だと言い切ってから、謝罪する。
視線の先には兄アウグストの行方を必死で捜すフレデリカが居たのだ。
「ぜ、全員がってわけじゃあないよ、ね!」
イザベラは慌てて俺にフォローを求めて来たので、俺はにっこりと笑う。
「イザベラの言う通り、ここは冒険者に対して苛酷で厳しい迷宮だ。大多数はここまでで死ぬだろう」
クランのメンバーは、俺が何を言うのか注目しているようだ。
全員が、じっと俺を見つめている。
「だが……生き延びて地下5階以降に進んだ者達が、何故地上へ戻って来ないのか? 俺はその可能性を考えてみたんだ。もし……自分の意思で戻って来ない可能性もあったとしたら?」
「自分の意思で戻って来ない可能性?」
思わず、フレデリカが俺へ聞き直して来た。
「ああ、そうだ。中には騙されている場合もあるが、神に近い永遠の肉体、もしくは人間になれる可能性があると言われたらどう考えるかなと思ってな」
じっと話を聞いていたソフィアが、「はた」と手を叩く。
「旦那様! ガルドルドの魔法工学師達じゃな!」
「そうだ! 彼等がガルドルド魔法帝国再興を謳《うた》い、その一員として入る代償に鋼鉄の巨人《ソルジャーゴーレム》に滅ぼす者《デストロイヤー》の機体まで与えるとか、悪魔達には人間に近い自動人形《オートマタ》の肉体を与えると言ったら……」
「妾は旦那様の意見に賛成じゃ、充分あり得るぞ!」
ソフィアが大きな声を出して納得するのを、俺達は確信を持って眺めていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
地下4階から5階に移動する転移門へ入る前……
ソフィアが大きな声で宣言する。
「ここからは妾が旦那様と一緒に先導しよう! 旦那様、妾をしっかり守ってたもれ」
「おう!」
旧ガルドルド魔法帝国の王女であったソフィア。
ミルヴァさん情報によると、地下5階からはコーンウォールの迷宮のような様相になるというから、勝手しったるソフィアに指示を貰った方が良い。
前にも言ったが……
戦う事を前提とした場合に、見知らぬ市街地へいきなり踏み込むのはとても危険だ。
迷路のような家屋がノイズになって正確な地形が把握出来ないのと同時に、家の中や路地にどのような罠が仕掛けられているかもしれないからである。
ここは索敵に長けたメンバーの能力をフル回転すべきだ。
そうなると盾役の俺、道案内役のソフィア、それにジュリアとハンナが加わる事になる。
俺は全員へ指示を出して陣容を改めた上で固めた。
そんな中、ソフィアがイザベラに声を掛ける。
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「何だい? ソフィア」
ソフィアとイザベラは同じ嫁同士、もう気心が知れていた。
彼女が呼び掛けると「待ってました」とばかりにイザベラがにやりと笑う。
どのような頼みでソフィアが声を掛けたか、すぐにピン来たようだ。
ソフィアが考えた妙案とは、家族全員の安全を考えた事。
それは、先頭に立つ斥候役にイザベラの部下である悪霊軍団を起用する作戦である。
「悪いが、そなたの部下達の力を借りたい。その代わり妾も下僕を出すからな」
「OK! 任せといて!」
索敵を徹底した後に、悪霊軍団と滅ぼす者の試作機を斥候に繰り出して、クランメンバーには危険が及ばないようにするのだ。
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フレデリカは俺に寄り添っていて離れない。
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「いや!」
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とても不満そうだ。
ソフィアに対する嫉妬の感情があからさまであり、まるでおもちゃを取り上げられた不機嫌な子供である。
『妹化』してからぴったりとくっついていたフレデリカは俺には甘えまくり、他の者には厳しい態度をとる完全なツンデレとなっていた。
仕方無い!
ここは小細工せずに素直に説得だ。
「フレデリカ、とりあえず戦いながら様子を見ようか? 俺達はお前の事が心配なのさ。安全になったらすぐに呼ぶから」
「わ、分かった! 絶対だよ! お兄ちゃわん」
俺の説得を聞いたフレデリカは、とりあえず納得して引き下がってくれた。
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先程、フレデリカが額へ放った容赦ない『デコピン』も効いているらしい。
そのせいだろうか?
ハンナへ前衛に出るように指示を出したのだが、全く動かない。
仕方が無く俺が呼ぶと、フレデリカの顔色を伺いながら恐る恐るやって来たのだ。
だが、これで漸く態勢は整った。
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