136 / 205
第136話「クリスティーナ・エイルトヴァーラ」
しおりを挟む
「ああっ! ギルドマスターだ!」
「ク、クリスティーナ様だ!」
へぇ、このアールヴ美女が、このベルカナの街の冒険者ギルドのマスターなのか!
俺は直ぐにソフィアに目配せして魔法障壁を解除するように伝えた。
ソフィアも軽く手を挙げて俺の指示に応える。
暴徒化した冒険者達を支えていた見えない壁が消え、何人かは悲鳴をあげて床に崩れ落ちた。
クリスティーナと呼ばれたギルドマスターは納得するように頷いた。
「結構な腕の魔法使いが居るようですね……ところでたった5人が大人数に襲われそうになっていて当ギルドの職員が何もしないとはどのような理由ですか?」
「ええと、それがそのう……フレデリカ様絡みでして……」
こう申し出たのが、先程青くなって俺に駆け寄って来た中間管理職アールヴの職員である。
「馬鹿者! フレデリカだろうが、何だろうが、ギルド内でのこうしたトラブルを収拾しないで放っておくとは何事か! 後で処分の沙汰を下す、覚悟しておくが良い!」
クリスティーナはそう言い放つと、「ほう」と溜息を吐き、俺を見て更に暴徒化した冒険者達を見つめた。
あれだけ騒いでいた冒険者達も、ギルドマスターの登場でさすがに静かになっている。
「双方から1名ずつ説明の為にこちらへ来て下さい、宜しいですか?」
成る程!
事情聴取という事ですか。
やましい所が全くない俺は嫁ズを見て、「俺が行く」と目で伝えた。
そして、胸を張って堂々とギルドマスター、クリスティーナの下へ赴いたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
――15分後
俺達はギルドマスター専用の応接室に居た。
今回のトラブルにおいて当然ながら俺達に非は無い。
因縁をつけた冒険者の一団は、俺に対しての正式な詫びとベルカナの街を3時間清掃という強制労働の刑に処せられたのだ。
まあ暴行されかかった刑としては軽いものなのだが、言い分をちゃんと聞いて貰えたので、俺としては不満が無い。
「改めて名乗らせて貰う。私はクリスティーナ・エイルトヴァーラ、このベルカナの冒険者ギルドマスターを務めている」
目の前のクリスティーナさんは、どことなく誰かに似ている。
長い金髪を靡《なび》かせ、すらりとした体型にアールヴにしてはやや大きい胸。
鼻筋の通った綺麗な顔立ちで、瞳は深い灰色。
あれぇ!?
白鳥亭の女将、アマンダ・ルフタサーリさんに凄く似ている!?
「どうか、したか?」
「いいえ、何でもないです……ええと、こちらも名乗りましょう。俺はトール・ユーキ。ヴァレンタイン王国の商人兼冒険者でクランバトルブローカーのリーダーをやっています」
「トールの妻のジュリアです」
「同じく妻のイザベラです」
「同じく妻のソフィアじゃ」
「私は彼等と一緒に商売をしている、ヴァレンタイン王国バートランドの商人兼冒険者のヴォーラです」
悪魔ヴォラクは、宿で記帳した偽名を名乗る。
「成る程、分かった。先にお詫びしよう! つまらない事で君達に迷惑を掛けたな、済まない!」
クリスティーナさんはこう言うと深く頭を下げた。
これには俺達が吃驚する。
アールヴは基本的に誇り高い種族だ。
軽々しく謝罪したりはしない。
と、言う事は……
「もしかしてギルドマスターはフレデリカさんの身内ですか?」
「ふふふ、鋭いな。君の言う通りだ。フレデリカは私の兄の娘さ。私は彼女にとって叔母にあたる」
やはり……そうか……
「フレデリカさんの事は白鳥亭のアマンダさんから聞きましたよ。何でも仲間を探しているとか……」
「アマンダ……そうか……」
クリスティーナさんはアマンダさんの名を聞いた瞬間、何故か遠い目をした。
話したくない事情がありそうだ。
だけど敢えてクリスティーナさんの魂の中は見ないようにした。
それは俺なりに作った魔力波読みのエチケットだ。
クリスティーナさんは「ふう」と溜息を吐くと淡々と語り始める。
それはフレデリカ・エイルトヴァーラの『事情』であった。
「姪のフレデリカの兄、まあ私にとっては甥にあたるアウグスト・エイルトヴァーラが半年前に仲間内で一隊を組織して失われた地の遺跡に潜った。彼等はそれっきり戻って来ておらず行方不明なのだ」
そうか!
あの時号泣したのは、やっぱり行方不明の兄が心配でたまらなかったのか……
俺はフレデリカに少し同情した。
「遺跡の事は色々な人から聞きました。探索に入った者は全て帰還していないようですね」
「そうなんだ。この冒険者ギルドでも遺跡絡みの依頼を出す事も受ける事も禁じている。余りにも危険だからだ」
成る程!
商業ギルドの拒絶反応もそれが原因か!
「アウグストとフレデリカの父……私の兄であるマティアス・エイルトヴァーラは当然悲しんだが、同時に息子の無鉄砲さを恥じた。そして部下達が後を追って遺跡に救助に向うのを一切禁じたのだ」
フレデリカの父であるマティアスにとっては苦渋の決断であったろう。
何せ息子の命が懸かっている。
しかし救助を認めては仲間や部下に2次、3次遭難の被害が続くのが明白であったからだ。
マティアスは熟考した結果、敢えて心を鬼にしたのだ。
「しかし兄を慕っていたフレデリカには父の決断が納得出来なかったのだ」
フレデリカは父を責めた。
何故兄を見殺しにするのかと!
しかしマティアスの決意は変わらなかった。
息子ひとりの愚かな行動の為に、大事な同胞を無駄死にさせるわけにはいかないと考えたのだ。
結局、マティアスはフレデリカに対して遺跡の探索を厳重に禁止したのである。
「困ったフレデリカは私費で探索隊を組織する事にした。とは言ってもこの冒険者ギルドではメンバーを募る事は出来ない。そこで彼女がとった方法は……」
「街中でスカウトする遣り方……ですね。言い方は微妙ですが……」
「微妙?」
怪訝な顔をして聞き直すクリスティーナさんに俺は肩を竦めて言う。
「ええ、俺はいきなり下僕になれ、と言われましたよ」
「ははは! 気位の高いあの娘らしい」
俺の言葉を聞いたクリスティーナさんは、肩をすくめて苦笑したのであった。
「ク、クリスティーナ様だ!」
へぇ、このアールヴ美女が、このベルカナの街の冒険者ギルドのマスターなのか!
俺は直ぐにソフィアに目配せして魔法障壁を解除するように伝えた。
ソフィアも軽く手を挙げて俺の指示に応える。
暴徒化した冒険者達を支えていた見えない壁が消え、何人かは悲鳴をあげて床に崩れ落ちた。
クリスティーナと呼ばれたギルドマスターは納得するように頷いた。
「結構な腕の魔法使いが居るようですね……ところでたった5人が大人数に襲われそうになっていて当ギルドの職員が何もしないとはどのような理由ですか?」
「ええと、それがそのう……フレデリカ様絡みでして……」
こう申し出たのが、先程青くなって俺に駆け寄って来た中間管理職アールヴの職員である。
「馬鹿者! フレデリカだろうが、何だろうが、ギルド内でのこうしたトラブルを収拾しないで放っておくとは何事か! 後で処分の沙汰を下す、覚悟しておくが良い!」
クリスティーナはそう言い放つと、「ほう」と溜息を吐き、俺を見て更に暴徒化した冒険者達を見つめた。
あれだけ騒いでいた冒険者達も、ギルドマスターの登場でさすがに静かになっている。
「双方から1名ずつ説明の為にこちらへ来て下さい、宜しいですか?」
成る程!
事情聴取という事ですか。
やましい所が全くない俺は嫁ズを見て、「俺が行く」と目で伝えた。
そして、胸を張って堂々とギルドマスター、クリスティーナの下へ赴いたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
――15分後
俺達はギルドマスター専用の応接室に居た。
今回のトラブルにおいて当然ながら俺達に非は無い。
因縁をつけた冒険者の一団は、俺に対しての正式な詫びとベルカナの街を3時間清掃という強制労働の刑に処せられたのだ。
まあ暴行されかかった刑としては軽いものなのだが、言い分をちゃんと聞いて貰えたので、俺としては不満が無い。
「改めて名乗らせて貰う。私はクリスティーナ・エイルトヴァーラ、このベルカナの冒険者ギルドマスターを務めている」
目の前のクリスティーナさんは、どことなく誰かに似ている。
長い金髪を靡《なび》かせ、すらりとした体型にアールヴにしてはやや大きい胸。
鼻筋の通った綺麗な顔立ちで、瞳は深い灰色。
あれぇ!?
白鳥亭の女将、アマンダ・ルフタサーリさんに凄く似ている!?
「どうか、したか?」
「いいえ、何でもないです……ええと、こちらも名乗りましょう。俺はトール・ユーキ。ヴァレンタイン王国の商人兼冒険者でクランバトルブローカーのリーダーをやっています」
「トールの妻のジュリアです」
「同じく妻のイザベラです」
「同じく妻のソフィアじゃ」
「私は彼等と一緒に商売をしている、ヴァレンタイン王国バートランドの商人兼冒険者のヴォーラです」
悪魔ヴォラクは、宿で記帳した偽名を名乗る。
「成る程、分かった。先にお詫びしよう! つまらない事で君達に迷惑を掛けたな、済まない!」
クリスティーナさんはこう言うと深く頭を下げた。
これには俺達が吃驚する。
アールヴは基本的に誇り高い種族だ。
軽々しく謝罪したりはしない。
と、言う事は……
「もしかしてギルドマスターはフレデリカさんの身内ですか?」
「ふふふ、鋭いな。君の言う通りだ。フレデリカは私の兄の娘さ。私は彼女にとって叔母にあたる」
やはり……そうか……
「フレデリカさんの事は白鳥亭のアマンダさんから聞きましたよ。何でも仲間を探しているとか……」
「アマンダ……そうか……」
クリスティーナさんはアマンダさんの名を聞いた瞬間、何故か遠い目をした。
話したくない事情がありそうだ。
だけど敢えてクリスティーナさんの魂の中は見ないようにした。
それは俺なりに作った魔力波読みのエチケットだ。
クリスティーナさんは「ふう」と溜息を吐くと淡々と語り始める。
それはフレデリカ・エイルトヴァーラの『事情』であった。
「姪のフレデリカの兄、まあ私にとっては甥にあたるアウグスト・エイルトヴァーラが半年前に仲間内で一隊を組織して失われた地の遺跡に潜った。彼等はそれっきり戻って来ておらず行方不明なのだ」
そうか!
あの時号泣したのは、やっぱり行方不明の兄が心配でたまらなかったのか……
俺はフレデリカに少し同情した。
「遺跡の事は色々な人から聞きました。探索に入った者は全て帰還していないようですね」
「そうなんだ。この冒険者ギルドでも遺跡絡みの依頼を出す事も受ける事も禁じている。余りにも危険だからだ」
成る程!
商業ギルドの拒絶反応もそれが原因か!
「アウグストとフレデリカの父……私の兄であるマティアス・エイルトヴァーラは当然悲しんだが、同時に息子の無鉄砲さを恥じた。そして部下達が後を追って遺跡に救助に向うのを一切禁じたのだ」
フレデリカの父であるマティアスにとっては苦渋の決断であったろう。
何せ息子の命が懸かっている。
しかし救助を認めては仲間や部下に2次、3次遭難の被害が続くのが明白であったからだ。
マティアスは熟考した結果、敢えて心を鬼にしたのだ。
「しかし兄を慕っていたフレデリカには父の決断が納得出来なかったのだ」
フレデリカは父を責めた。
何故兄を見殺しにするのかと!
しかしマティアスの決意は変わらなかった。
息子ひとりの愚かな行動の為に、大事な同胞を無駄死にさせるわけにはいかないと考えたのだ。
結局、マティアスはフレデリカに対して遺跡の探索を厳重に禁止したのである。
「困ったフレデリカは私費で探索隊を組織する事にした。とは言ってもこの冒険者ギルドではメンバーを募る事は出来ない。そこで彼女がとった方法は……」
「街中でスカウトする遣り方……ですね。言い方は微妙ですが……」
「微妙?」
怪訝な顔をして聞き直すクリスティーナさんに俺は肩を竦めて言う。
「ええ、俺はいきなり下僕になれ、と言われましたよ」
「ははは! 気位の高いあの娘らしい」
俺の言葉を聞いたクリスティーナさんは、肩をすくめて苦笑したのであった。
0
お気に入りに追加
283
あなたにおすすめの小説
異世界ゲームへモブ転生! 俺の中身が、育てあげた主人公の初期設定だった件!
東導 号
ファンタジー
雑魚モブキャラだって負けない! 俺は絶対!前世より1億倍!幸せになる!
俺、ケン・アキヤマ25歳は、某・ダークサイド企業に勤める貧乏リーマン。
絶対的支配者のようにふるまう超ワンマン社長、コバンザメのような超ごますり部長に、
あごでこきつかわれながら、いつか幸せになりたいと夢見ていた。
社長と部長は、100倍くらい盛りに盛った昔の自分自慢語りをさく裂させ、
1日働きづめで疲れ切った俺に対して、意味のない精神論に終始していた。
そして、ふたり揃って、具体的な施策も提示せず、最後には
「全社員、足で稼げ! 知恵を絞り、営業数字を上げろ!」
と言うばかり。
社員達の先頭を切って戦いへ挑む、重い責任を背負う役職者のはずなのに、
完全に口先だけ、自分の部屋へ閉じこもり『外部の評論家』と化していた。
そんな状況で、社長、部長とも「業務成績、V字回復だ!」
「営業売上の前年比プラス150%目標だ!」とか抜かすから、
何をか言わんや……
そんな過酷な状況に生きる俺は、転職活動をしながら、
超シビアでリアルな地獄の現実から逃避しようと、
ヴァーチャル世界へ癒しを求めていた。
中でも最近は、世界で最高峰とうたわれる恋愛ファンタジーアクションRPG、
『ステディ・リインカネーション』に、はまっていた。
日々の激務の疲れから、ある日、俺は寝落ちし、
……『寝落ち』から目が覚め、気が付いたら、何と何と!!
16歳の、ど平民少年ロイク・アルシェとなり、
中世西洋風の異世界へ転生していた……
その異世界こそが、熱中していたアクションRPG、
『ステディ・リインカネーション』の世界だった。
もう元の世界には戻れそうもない。
覚悟を決めた俺は、数多のラノベ、アニメ、ゲームで積み重ねたおたく知識。
そして『ステディ・リインカネーション』をやり込んだプレイ経験、攻略知識を使って、
絶対! 前世より1億倍! 幸せになる!
と固く決意。
素晴らしきゲーム世界で、新生活を始めたのである。
カクヨム様でも連載中です!
視力0.01の転生重弩使い 『なんも見えんけど多分味方じゃないからヨシッ!』
ふつうのにーちゃん
ファンタジー
転生者グレイボーンは、前世でシュールな死に方をしてしまったがあまりに神に気に入られ、【重弩使い】のギフトを与えられた。
しかしその神は実のところ、人の運命を弄ぶ邪神だった。
確かに重弩使いとして破格の才能を持って生まれたが、彼は『10cm先までしかまともに見えない』という、台無しのハンデを抱えていた。
それから時が流れ、彼が15歳を迎えると、父が死病を患い、男と蒸発した母が帰ってきた。
異父兄妹のリチェルと共に。
彼はリチェルを嫌うが、結局は母の代わりに面倒を見ることになった。
ところがしばらくしたある日、リチェルが失踪してしまう。
妹に愛情を懐き始めていたグレイボーンは深い衝撃を受けた。
だが皮肉にもその衝撃がきっかけとなり、彼は前世の記憶を取り戻すことになる。
決意したグレイボーンは、父から規格外の重弩《アーバレスト》を受け継いだ。
彼はそれを抱えて、リチェルが入り込んだという魔物の領域に踏み込む。
リチェルを救い、これからは良い兄となるために。
「たぶん人じゃないヨシッッ!!」
当たれば一撃必殺。
ただし、彼の目には、それが魔物か人かはわからない。
勘で必殺の弩を放つ超危険人物にして、空気の読めないシスコン兄の誕生だった。
毎日2~3話投稿。なろうとカクヨムでも公開しています。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる