3 / 205
第3話「良かったね、いや、良くない」
しおりを挟む
「うふふ、大事な使徒君がすぐ死んだらつまらないから、装備くらいは奮発しようか」
邪神スパイラルもさすがに俺が哀れと思ったのであろうか。
彼が「ぱちっ」と指を鳴らすと目の前に黒い兜と薄汚れた革鎧一式が宙に浮いている。
「こいつは古代竜の皮で作った頑丈な特製革鎧だ、君の命を護ってくれる筈だよ。見た目が汚くて凄く地味だから泥棒に狙われる事もないと思う」
はあ?
RPGで、いきなり最強の鎧を与えられるようなものじゃあないか!
そんなの、いきなりゲームバランスが壊れるんじゃないの?
見た所、汚くて格好悪い鎧なのがたまにきずだけど……
俺がそのような事を考えていると、またスパイラルの指がぱちっと鳴った。
今度浮かび上がったのは、刀身が60cmくらいのショートソードである。
しかし、刀身が尋常では無い。
やや黒光りした刃は禍々しささえ漂うのだ。
「今度は剣だよ。仮初の外見は君の居た世界でスクラマサクスと言われているものに近い小型の剣だ。しかし只の剣じゃあない。大気を切れると言われる程、切れ味が抜群なのと永久に研がなくても良いという優れモノだ」
金髪美少年の姿であるスパイラルは片目を瞑ると、さも面白そうに笑う。
「でね、一応注意しておくよ。もし君が魔物に負ければ引き裂かれて喰われる可能性もあるからね、ひゃははは」
俺が引き裂かれて喰われる!?
嫌な事を言わないでよ……
「だってさ~、いくら使徒だからと言って不死身ではないもの。あ、そうそう。その場合は君、再び転生とかズルなし。ジ・エンド! すなわちぃ、魂の完全消滅! あは、無に帰るんだ! 念の為に言っておくよ、分かった?」
あっ、そう……ジ・エンドね。
分かりましたよ。
でも魂の完全消滅とか、無に帰るとか、徹底的に念を押すなんてすご~く嫌味な言い方だよ。
こいつ……やっぱり……最低なむかつく奴。
「ふふふふふ、ひひひひひ、伝わってくるよ。僕を凄く嫌な奴だって思うだろ?」
「…………」
「ひゃはははっ! 君の憎しみが僕を染める……この言い方、恰好良いだろう? どう?」
またもや身体を震わせて、歓喜のポーズを見せる邪神様。
俺が呆然と見つめていると、邪神様め、直ぐに元の姿勢に戻りやがった。
「あ~可笑しい! 笑わせてくれるよ、君は。まあ僕が与える身体は一応頑健だから君が大嫌いな鍛錬をしたり、良い師匠に巡り会って修行すればそれなりの武技や体術は身につくから安心してよ」
「そうですか、楽して、何もしないでいきなり最強ってのは無しです……か」
「ふふふ、甘い、甘い! 君をそんな簡単に、『俺様最強』にするつもりはないよ」
がっくりする俺に対して、スパイラルは話を聞けと促した。
「うふふ、多分、君は異世界へ行ったらいわゆる『冒険者』って奴になろうとするだろうね。そして……君の知識の中にはいろいろな中二病的なお宝の情報や知識が一杯だ」
「は、はぁ……」
「少しおまけをあげるよ! これから行く世界には君の知識が反映されるようにしておく。だから似た物がどこかに眠っているようになる。君はお宝を求めて世界を旅するのさ」
「え? 冒険者になってお宝を求める? それって凄い!」
もう俺はヤケ。
この邪神様の使徒をやりながら、少しでも楽しみを求めるしかない。
「だろう? そして出会った人々を助ける! 助けられた人々の喜びが世界に満ちる! 僕の命令のお陰って事でね、じゃあ更に大サービスだ……え~と、あと、これもあげる」
スパイラルが次に出現させて浮かべたのは、くすんだ茶色をした地味な腕輪であった。
「これは収納の腕輪さ。魔法の力で今君が居るような異界――すなわち亜空間に繋がっていて結構大きなものも入れられる。その上、中の時間の流れが極端に違うから中のものはほぼ腐らない」
「おお、それは凄いです、便利です」
「だろう? 収容量は――例えば大型の竜ドラゴン10匹なんて楽勝だよ。使い方は入れる時は収納、取り出す時は品物をイメージした上で取り出すと詠唱するんだよ」
スゲーや。
確かにそれは助かる……
あるゲームではお宝を集めても重量オーバーで持って帰れないというリアルなものもあったからな。
「今、僕が君にあげた物は君にしか使えない。盗まれても他人には重くて直ぐ持てなくなるし、無理矢理運ぼうとすると僕の『呪い』って奴が掛かるんだ」
防犯対策まで考えてくれたのか。
俺は、一応素直に礼を言った。
こいつ、本当は良い奴かもしれない。
俺が、そう思った瞬間だった。
「ふふふ、最後に言っておくよ。僕の加護を受けるって事は僕の性格の影響も強く受けるって事なんだ。ふふふ、僕は結構欲が深くてね。中でも『物欲』が著しく高いんだ。なあ、そうだよね、セバスチャン」
「仰る通りでございます。それはもう貪欲を筆頭に傲慢、腹黒、冷酷、あこぎなどと言う表現は坊ちゃまの為にあるような言葉でございますな」
何だよ、それ……
下手な魔王や悪魔より酷いじゃないか!
人々から信仰されるどころか、嫌われて信者ゼロまっしぐら。
前言撤回!
やっぱりこいつ、ろくなものじゃあない。
「でもそうなると……俺ってゆくゆくは……スパイラル様、貴方みたいな性格になるのですか?」
「そうだよぉ。凄く嬉しいだろう? あがめ奉る僕みたいな最高の性格になれて」
「いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだぁ~」
「ほぉ! OK! OK! OK! だって? やっぱり君は正直だ。こんなに嬉しそうにしている」
「誰もOK! なんて言ってねえし、ぜ~んぜん嬉しくもないっす」
俺の声が聞こえている筈なのに、邪神様はにやにや笑って華麗にスルーだ。
ああ、前途多難。
俺は……全身から脱力するのを感じながら、またため息をついたのである。
邪神スパイラルもさすがに俺が哀れと思ったのであろうか。
彼が「ぱちっ」と指を鳴らすと目の前に黒い兜と薄汚れた革鎧一式が宙に浮いている。
「こいつは古代竜の皮で作った頑丈な特製革鎧だ、君の命を護ってくれる筈だよ。見た目が汚くて凄く地味だから泥棒に狙われる事もないと思う」
はあ?
RPGで、いきなり最強の鎧を与えられるようなものじゃあないか!
そんなの、いきなりゲームバランスが壊れるんじゃないの?
見た所、汚くて格好悪い鎧なのがたまにきずだけど……
俺がそのような事を考えていると、またスパイラルの指がぱちっと鳴った。
今度浮かび上がったのは、刀身が60cmくらいのショートソードである。
しかし、刀身が尋常では無い。
やや黒光りした刃は禍々しささえ漂うのだ。
「今度は剣だよ。仮初の外見は君の居た世界でスクラマサクスと言われているものに近い小型の剣だ。しかし只の剣じゃあない。大気を切れると言われる程、切れ味が抜群なのと永久に研がなくても良いという優れモノだ」
金髪美少年の姿であるスパイラルは片目を瞑ると、さも面白そうに笑う。
「でね、一応注意しておくよ。もし君が魔物に負ければ引き裂かれて喰われる可能性もあるからね、ひゃははは」
俺が引き裂かれて喰われる!?
嫌な事を言わないでよ……
「だってさ~、いくら使徒だからと言って不死身ではないもの。あ、そうそう。その場合は君、再び転生とかズルなし。ジ・エンド! すなわちぃ、魂の完全消滅! あは、無に帰るんだ! 念の為に言っておくよ、分かった?」
あっ、そう……ジ・エンドね。
分かりましたよ。
でも魂の完全消滅とか、無に帰るとか、徹底的に念を押すなんてすご~く嫌味な言い方だよ。
こいつ……やっぱり……最低なむかつく奴。
「ふふふふふ、ひひひひひ、伝わってくるよ。僕を凄く嫌な奴だって思うだろ?」
「…………」
「ひゃはははっ! 君の憎しみが僕を染める……この言い方、恰好良いだろう? どう?」
またもや身体を震わせて、歓喜のポーズを見せる邪神様。
俺が呆然と見つめていると、邪神様め、直ぐに元の姿勢に戻りやがった。
「あ~可笑しい! 笑わせてくれるよ、君は。まあ僕が与える身体は一応頑健だから君が大嫌いな鍛錬をしたり、良い師匠に巡り会って修行すればそれなりの武技や体術は身につくから安心してよ」
「そうですか、楽して、何もしないでいきなり最強ってのは無しです……か」
「ふふふ、甘い、甘い! 君をそんな簡単に、『俺様最強』にするつもりはないよ」
がっくりする俺に対して、スパイラルは話を聞けと促した。
「うふふ、多分、君は異世界へ行ったらいわゆる『冒険者』って奴になろうとするだろうね。そして……君の知識の中にはいろいろな中二病的なお宝の情報や知識が一杯だ」
「は、はぁ……」
「少しおまけをあげるよ! これから行く世界には君の知識が反映されるようにしておく。だから似た物がどこかに眠っているようになる。君はお宝を求めて世界を旅するのさ」
「え? 冒険者になってお宝を求める? それって凄い!」
もう俺はヤケ。
この邪神様の使徒をやりながら、少しでも楽しみを求めるしかない。
「だろう? そして出会った人々を助ける! 助けられた人々の喜びが世界に満ちる! 僕の命令のお陰って事でね、じゃあ更に大サービスだ……え~と、あと、これもあげる」
スパイラルが次に出現させて浮かべたのは、くすんだ茶色をした地味な腕輪であった。
「これは収納の腕輪さ。魔法の力で今君が居るような異界――すなわち亜空間に繋がっていて結構大きなものも入れられる。その上、中の時間の流れが極端に違うから中のものはほぼ腐らない」
「おお、それは凄いです、便利です」
「だろう? 収容量は――例えば大型の竜ドラゴン10匹なんて楽勝だよ。使い方は入れる時は収納、取り出す時は品物をイメージした上で取り出すと詠唱するんだよ」
スゲーや。
確かにそれは助かる……
あるゲームではお宝を集めても重量オーバーで持って帰れないというリアルなものもあったからな。
「今、僕が君にあげた物は君にしか使えない。盗まれても他人には重くて直ぐ持てなくなるし、無理矢理運ぼうとすると僕の『呪い』って奴が掛かるんだ」
防犯対策まで考えてくれたのか。
俺は、一応素直に礼を言った。
こいつ、本当は良い奴かもしれない。
俺が、そう思った瞬間だった。
「ふふふ、最後に言っておくよ。僕の加護を受けるって事は僕の性格の影響も強く受けるって事なんだ。ふふふ、僕は結構欲が深くてね。中でも『物欲』が著しく高いんだ。なあ、そうだよね、セバスチャン」
「仰る通りでございます。それはもう貪欲を筆頭に傲慢、腹黒、冷酷、あこぎなどと言う表現は坊ちゃまの為にあるような言葉でございますな」
何だよ、それ……
下手な魔王や悪魔より酷いじゃないか!
人々から信仰されるどころか、嫌われて信者ゼロまっしぐら。
前言撤回!
やっぱりこいつ、ろくなものじゃあない。
「でもそうなると……俺ってゆくゆくは……スパイラル様、貴方みたいな性格になるのですか?」
「そうだよぉ。凄く嬉しいだろう? あがめ奉る僕みたいな最高の性格になれて」
「いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだぁ~」
「ほぉ! OK! OK! OK! だって? やっぱり君は正直だ。こんなに嬉しそうにしている」
「誰もOK! なんて言ってねえし、ぜ~んぜん嬉しくもないっす」
俺の声が聞こえている筈なのに、邪神様はにやにや笑って華麗にスルーだ。
ああ、前途多難。
俺は……全身から脱力するのを感じながら、またため息をついたのである。
0
お気に入りに追加
283
あなたにおすすめの小説
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
オンラインゲームしてたらいつの間にやら勇者になってました(笑)
こばやん2号
ファンタジー
どこにでもいそうなごくごく平凡な男「小橋 大和(こばし やまと)」が
唯一の趣味と言っていいバーチャルオンラインゲームをプレイしている最中に
突然別の世界に飛ばされてしまう
いきなりのことに戸惑う男だったが
異世界転生ものの小説やマンガ・アニメの知識と
やりこんできたRPGゲームの経験を活かし
その世界で奮闘する大和と
その世界で出会った仲間たちとともに
冒険をしていくうちに
気付けば【勇者】として崇められ
魔王討伐に向かわなければならない始末
そんな大和の活躍を描いた
ちょっぴり楽しくちょっぴりエッチでちょっぴり愉快な
異世界冒険活劇である
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
社畜の俺の部屋にダンジョンの入り口が現れた!? ダンジョン配信で稼ぐのでブラック企業は辞めさせていただきます
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる