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第681話「まるで長きにわたり、クランを組んでいるようだ」
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英霊アリスティドの召喚。
予想外の突然とも言えるティエラの出現とクラン参加。
そんな2大巨頭の戦力補強により、リオネルのクランは最強レベルとなった。
さてさて!
スケジュール通りならば、
本日はイェレミアスの課題である『フォルミーカ迷宮資源回収』の日。
ゴーレム捕獲の際はスルーしていた宝箱を迷宮の各所で回収したり、
地下庭園で宝石、砂金を、そして果実や珍味となる木の実なども採取したいと、
相談を持ちかけられていたのだ。
しかし、イェレミアスからは、
「私のスケジュールを変更し、リオネル様のドラゴン討伐を先に行いましょう」
と申し入れがあった。
「その代わりに、倒したドラゴンを何体か、自分が貰いたい」と。
何故なら……
リオネルと自分のみでもドラゴン討伐は問題なく実行出来る。
だが、最強レベルとなっている現クランならば、
明日以降予定しているドラゴン討伐が、なお容易になると。
であれば、クレバーなイェレミアスは、まずは『迷宮資源』として、
レアで高価な『ドラゴンの死骸』を受け取る方が得策だと考えたらしい。
対して、イェレミアスの思惑も理解した上でリオネルは快諾。
またリオネルが了解したならばとティエラも笑顔でOKし、
そしてリオネルの革鎧を模し、新たに魔力で生成した『今風の革鎧』を装着、
やる気満々のアリスティドも、ドラゴン討伐へ赴く事を快諾したのである。
……という事で、リオネルは出発前に説明を行う。
『ええっと……多分皆さんはご存じでしょうが、念の為、改めてご説明します。昨日と同じルートを使い、地下150階層経由で本日赴く地下121階層から149階層は、邪竜と人喰い巨人の領域です』
『…………………………』
リオネルのクラン内公開念話を聞き、言葉を発する者は誰も居なかった。
ティエラがリオネルを『リーダー認定』した事もあり、
下手に口をはさまず、全員が最後まで話を聞くようである。
小さく頷いたリオネルは更に話を続ける。
『そして、迷宮の仕様も大きく変わります。昨日探索した石壁が続く通路と部屋という殺風景な趣きから、ワンフロアが天井まで100m以上もある巨大洞窟のような広い空間にガラリと変わるのです』
『…………………………』
『この洞窟は天井から、日光のような高魔力の暖かな明るい光がふりそそぎ、さわやかな風が吹き込みます。地上は大木がうっそうと生い茂った深い密林です。水もたっぷりあり……川に沼、また峡谷のような岩場や荒涼な砂漠も混在した、複雑で不可思議な地下庭園という趣きです』
『…………………………』
『地下庭園ですから、小ホールのような小部屋は存在せず、空地のような場所があちこちにあります。そこでキャンプを張り、休息する事になるでしょう。そして、下層への階段があるのは同じ。そこまでたどり着き、次の階層へ降りる事となりますね』
『…………………………』
『ちなみに出現する邪竜ですが、ノーマルタイプのドラゴン、飛竜ワイバーン、南方の動物ワニのようなタラスクス、両頭のレッドドラゴンであるアンフィスバエナ、9つの頭を持つ、巨大毒竜ヒュドラです。加えて不死化したドラゴンゾンビも出現するという事なので気をつけましょう』
『…………………………』
『次に人喰い巨人ですが……オーガの上位種オーガキング、妖精の成れの果てと言われるトロル、獣頭の巨人フォモール、北の大巨人ヨートゥン、巨人の身長は3mから15mですが、特に大巨人と恐れられ、身長15mに達するヨートゥンのパワーは桁外れですね』
『…………………………』
『本日探索するフィールド、戦う敵は昨日とは全く変わりますが、基本的に巨人族どもはスルー。ドラゴン各種を出来る限りダメージなく討伐し、その死骸を回収する方針です。また各自の役割は昨日と基本的には変えません。但し、状況が変わる場合、必要に応じて臨機応変に対応しようと思います。……以上、何卒宜しくお願い致します』
……リオネルの説明が終わると、朝食を摂りながら、
4人はなんやかんやと作戦会議を行い、その後、満を持して出発。
リオネルの話通り、昨日と途中まではルートは一緒。
表向きの最下層地下150階層ストーンサークルまで転移、
そこからリオネルの転移魔法で、地下121階層へ跳んだのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
地下深き迷宮とは思えない、フォルミーカ迷宮地下121階層。
天井の高さは100m以上もあり、探索する『フロア』は、
地上の自然環境と全く変わらない、雄大な空間が広がっている。
再び、訪れても感じる事は変わらない。
一見して大自然に満ちあふれているが、実は古代の英知が存分に使われている。
未知の異界ともつながっており、
魔物どもは倒しても倒しても、どこからともなく際限なしに湧き出て来る。
「本当にとんでもない場所だ」と、リオネルはそう思い、苦笑した。
当然ながら、ず~っと張り巡らしているリオネルの索敵には数多の『反応』がある。
どれもが戦った事のある識別済みのものだ。
リオネルは、ぱぱぱぱぱと考える。
えっと……半径1㎞に数グループの敵が居る。
このうち飛翔可能なのはワイバーンのみ。
他のドラゴンや巨人族は飛翔は勿論、高速移動も不可能。
リオネルが散々経験した地下庭園の日常。
であれば、予定通りの作戦発動となる。
リオネルが発するクラン内の公開念話も、もうスムーズだ。
『では、出撃します。最初のターゲットは、現地点から約1km先に居るノーマルドラゴン3体です。まずは俺とイェレミアスさんの魔法とスキルにより、敵が攻撃、抵抗出来ぬよう行動不能とします』
リオネルの指示にイェレミアスが反応する。
『うむ、リオネル様、了解ですぞ』
次は、ティエラ、アリスティドへの指示だ。
『で、ノーマルドラゴン3体を行動不能にしたら、ティエラ様とアリスティド様で、奴らの急所へピンポイント殴打攻撃しちゃってください』
『うふふ、リオ、りょ~かいっ! ノーマルドラゴン3体なら、小手調べにちょうど良いわ。念の為、確認だけど、ピンポイント殴打攻撃って、ビンタじゃなく、グーパンして構わないかしら?』
『はい、ビンタもグーパンも両方大丈夫です。ただドラゴンどもの死骸は回収して売却しますから、急所へ一撃必殺、くれぐれも粉々にはしないでくださいね』
『分かってるって! 粉々になんかしない、商品価値を下げないようスマートに倒すわよ!』
『お願い致します、ティエラ様。そしてアリスティド様もピンポイント殴打攻撃、宜しいですね』
『うむ! リオネルよ、お前の魔力でパワーアップした、うなりを上げる我の拳を存分に見るが良いぞ!』
『はい、大いに期待しています。やり過ぎないようお願い致します』
『ははははは、ドラゴンの急所へ一撃必殺だな! しかと心得たぞ!』
『はい、宜しくお願い致します。ちなみにドラゴンの討伐中、ちょっかいを出してきそうな飛竜ワイバーンどもは従士ジズを召喚し、牽制して貰います。そして俺は基本的にクライアントたるイェレミアスさんの護衛役になりますので、お含みおきください』
『は~い、了解! リオが私じゃなく、イェレミアスを守る立ち位置なのは、まあ仕方ないわね』
『はははは、もろもろ分かった!』
昨日ゴーレム討伐を行ったせいか、リオネルを中心にメンバーの息はぴったり。
まるで長きにわたり、クランを組んでいるようだ。
『さあ、出でよジズ、俺達へ接近するワイバーンどもを牽制し、かつ接近する奴は追い払え』
リオネルがいつものように念じると……
アクィラ王国ドラゴン討伐時に召喚した個体より、
ふた回りビッグサイズの超大鷲――擬態したジズが、突如空間に現れる。
超大鷲の体長は6mを超え、両翼を広げたら15m近くあるだろう。
ジズは魔力で姿を自在に変えられるので、サイズ調整など朝飯前である。
ピィヤアアアーッ !!!
リオネルの心の声に応え、ジズは威嚇するように鋭く鳴き、
疾風のようにワイバーンへ向かっていく。
よし!とばかりに頷くリオネル。
これでドラゴンとの戦いに集中出来ると。
『では、転移魔法を行使し、ターゲットのノーマルドラゴン3体へ、100mの距離まで一気に接近します』
公開念話でリオネルが宣言した瞬間!
一行の姿はパッと煙のように消えたのである。
予想外の突然とも言えるティエラの出現とクラン参加。
そんな2大巨頭の戦力補強により、リオネルのクランは最強レベルとなった。
さてさて!
スケジュール通りならば、
本日はイェレミアスの課題である『フォルミーカ迷宮資源回収』の日。
ゴーレム捕獲の際はスルーしていた宝箱を迷宮の各所で回収したり、
地下庭園で宝石、砂金を、そして果実や珍味となる木の実なども採取したいと、
相談を持ちかけられていたのだ。
しかし、イェレミアスからは、
「私のスケジュールを変更し、リオネル様のドラゴン討伐を先に行いましょう」
と申し入れがあった。
「その代わりに、倒したドラゴンを何体か、自分が貰いたい」と。
何故なら……
リオネルと自分のみでもドラゴン討伐は問題なく実行出来る。
だが、最強レベルとなっている現クランならば、
明日以降予定しているドラゴン討伐が、なお容易になると。
であれば、クレバーなイェレミアスは、まずは『迷宮資源』として、
レアで高価な『ドラゴンの死骸』を受け取る方が得策だと考えたらしい。
対して、イェレミアスの思惑も理解した上でリオネルは快諾。
またリオネルが了解したならばとティエラも笑顔でOKし、
そしてリオネルの革鎧を模し、新たに魔力で生成した『今風の革鎧』を装着、
やる気満々のアリスティドも、ドラゴン討伐へ赴く事を快諾したのである。
……という事で、リオネルは出発前に説明を行う。
『ええっと……多分皆さんはご存じでしょうが、念の為、改めてご説明します。昨日と同じルートを使い、地下150階層経由で本日赴く地下121階層から149階層は、邪竜と人喰い巨人の領域です』
『…………………………』
リオネルのクラン内公開念話を聞き、言葉を発する者は誰も居なかった。
ティエラがリオネルを『リーダー認定』した事もあり、
下手に口をはさまず、全員が最後まで話を聞くようである。
小さく頷いたリオネルは更に話を続ける。
『そして、迷宮の仕様も大きく変わります。昨日探索した石壁が続く通路と部屋という殺風景な趣きから、ワンフロアが天井まで100m以上もある巨大洞窟のような広い空間にガラリと変わるのです』
『…………………………』
『この洞窟は天井から、日光のような高魔力の暖かな明るい光がふりそそぎ、さわやかな風が吹き込みます。地上は大木がうっそうと生い茂った深い密林です。水もたっぷりあり……川に沼、また峡谷のような岩場や荒涼な砂漠も混在した、複雑で不可思議な地下庭園という趣きです』
『…………………………』
『地下庭園ですから、小ホールのような小部屋は存在せず、空地のような場所があちこちにあります。そこでキャンプを張り、休息する事になるでしょう。そして、下層への階段があるのは同じ。そこまでたどり着き、次の階層へ降りる事となりますね』
『…………………………』
『ちなみに出現する邪竜ですが、ノーマルタイプのドラゴン、飛竜ワイバーン、南方の動物ワニのようなタラスクス、両頭のレッドドラゴンであるアンフィスバエナ、9つの頭を持つ、巨大毒竜ヒュドラです。加えて不死化したドラゴンゾンビも出現するという事なので気をつけましょう』
『…………………………』
『次に人喰い巨人ですが……オーガの上位種オーガキング、妖精の成れの果てと言われるトロル、獣頭の巨人フォモール、北の大巨人ヨートゥン、巨人の身長は3mから15mですが、特に大巨人と恐れられ、身長15mに達するヨートゥンのパワーは桁外れですね』
『…………………………』
『本日探索するフィールド、戦う敵は昨日とは全く変わりますが、基本的に巨人族どもはスルー。ドラゴン各種を出来る限りダメージなく討伐し、その死骸を回収する方針です。また各自の役割は昨日と基本的には変えません。但し、状況が変わる場合、必要に応じて臨機応変に対応しようと思います。……以上、何卒宜しくお願い致します』
……リオネルの説明が終わると、朝食を摂りながら、
4人はなんやかんやと作戦会議を行い、その後、満を持して出発。
リオネルの話通り、昨日と途中まではルートは一緒。
表向きの最下層地下150階層ストーンサークルまで転移、
そこからリオネルの転移魔法で、地下121階層へ跳んだのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
地下深き迷宮とは思えない、フォルミーカ迷宮地下121階層。
天井の高さは100m以上もあり、探索する『フロア』は、
地上の自然環境と全く変わらない、雄大な空間が広がっている。
再び、訪れても感じる事は変わらない。
一見して大自然に満ちあふれているが、実は古代の英知が存分に使われている。
未知の異界ともつながっており、
魔物どもは倒しても倒しても、どこからともなく際限なしに湧き出て来る。
「本当にとんでもない場所だ」と、リオネルはそう思い、苦笑した。
当然ながら、ず~っと張り巡らしているリオネルの索敵には数多の『反応』がある。
どれもが戦った事のある識別済みのものだ。
リオネルは、ぱぱぱぱぱと考える。
えっと……半径1㎞に数グループの敵が居る。
このうち飛翔可能なのはワイバーンのみ。
他のドラゴンや巨人族は飛翔は勿論、高速移動も不可能。
リオネルが散々経験した地下庭園の日常。
であれば、予定通りの作戦発動となる。
リオネルが発するクラン内の公開念話も、もうスムーズだ。
『では、出撃します。最初のターゲットは、現地点から約1km先に居るノーマルドラゴン3体です。まずは俺とイェレミアスさんの魔法とスキルにより、敵が攻撃、抵抗出来ぬよう行動不能とします』
リオネルの指示にイェレミアスが反応する。
『うむ、リオネル様、了解ですぞ』
次は、ティエラ、アリスティドへの指示だ。
『で、ノーマルドラゴン3体を行動不能にしたら、ティエラ様とアリスティド様で、奴らの急所へピンポイント殴打攻撃しちゃってください』
『うふふ、リオ、りょ~かいっ! ノーマルドラゴン3体なら、小手調べにちょうど良いわ。念の為、確認だけど、ピンポイント殴打攻撃って、ビンタじゃなく、グーパンして構わないかしら?』
『はい、ビンタもグーパンも両方大丈夫です。ただドラゴンどもの死骸は回収して売却しますから、急所へ一撃必殺、くれぐれも粉々にはしないでくださいね』
『分かってるって! 粉々になんかしない、商品価値を下げないようスマートに倒すわよ!』
『お願い致します、ティエラ様。そしてアリスティド様もピンポイント殴打攻撃、宜しいですね』
『うむ! リオネルよ、お前の魔力でパワーアップした、うなりを上げる我の拳を存分に見るが良いぞ!』
『はい、大いに期待しています。やり過ぎないようお願い致します』
『ははははは、ドラゴンの急所へ一撃必殺だな! しかと心得たぞ!』
『はい、宜しくお願い致します。ちなみにドラゴンの討伐中、ちょっかいを出してきそうな飛竜ワイバーンどもは従士ジズを召喚し、牽制して貰います。そして俺は基本的にクライアントたるイェレミアスさんの護衛役になりますので、お含みおきください』
『は~い、了解! リオが私じゃなく、イェレミアスを守る立ち位置なのは、まあ仕方ないわね』
『はははは、もろもろ分かった!』
昨日ゴーレム討伐を行ったせいか、リオネルを中心にメンバーの息はぴったり。
まるで長きにわたり、クランを組んでいるようだ。
『さあ、出でよジズ、俺達へ接近するワイバーンどもを牽制し、かつ接近する奴は追い払え』
リオネルがいつものように念じると……
アクィラ王国ドラゴン討伐時に召喚した個体より、
ふた回りビッグサイズの超大鷲――擬態したジズが、突如空間に現れる。
超大鷲の体長は6mを超え、両翼を広げたら15m近くあるだろう。
ジズは魔力で姿を自在に変えられるので、サイズ調整など朝飯前である。
ピィヤアアアーッ !!!
リオネルの心の声に応え、ジズは威嚇するように鋭く鳴き、
疾風のようにワイバーンへ向かっていく。
よし!とばかりに頷くリオネル。
これでドラゴンとの戦いに集中出来ると。
『では、転移魔法を行使し、ターゲットのノーマルドラゴン3体へ、100mの距離まで一気に接近します』
公開念話でリオネルが宣言した瞬間!
一行の姿はパッと煙のように消えたのである。
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