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第653話「そのリオネルはといえば、いつもと全く変わらなかった」
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ジズの撹乱とヒルデガルドの攻撃魔法、最後はケルベロスにより、とどめが刺され、早くもワイバーン2体が倒された。
ドラゴンの手下であるワイバーンどもは、意外な事に仲間意識が強かったらしい。
2体が倒されると、仇とばかりにケルベロスに襲い掛かって来る。
当然そのまま「はい、どうぞ」とやられるケルベロスではない。
ひょいひょい、軽々と攻撃を避け、
お返しとばかりに、ひとにらみする威圧のスキルを使い、
残り8体のワイバーンどもの動きを著しく鈍らせた。
と、そこへ現れたのが念話で随時の連絡を受けていた、
ヒルデガルドを背負うリオネル。
ケルベロスがワイバーンどもを威圧している間に、
収納の腕輪からムラマサを搬出し、腰に差している。
状況を見て頷くリオネルは、
ケルベロスの威圧で身動きのとれないワイバーンどもへ、
更に自身の威圧とフリーズハイのスキルを使用。
完全に戦闘不能、抵抗不可能にした。
これでもか!これでもか!と、いうくらいの安全策だ。
しゅらっとムラマサを抜刀したリオネルは、念話でヒルデガルドへ注意する。
『ヒルデガルドさん、ご存知でしょうが、ワイバーンの尾には猛毒がありますから、触らないよう充分注意してください。かけてある破邪霊鎧の効果で大幅に弱まりはしますが』
『はい! ありがとうございます、リオネル様。お気遣い痛み入ります。充分に気を付けて、うかつな事は絶対に致しませんわ』
注意を素直に受け入れる笑顔のヒルデガルド。
という事で、動かない、否、動けなくなったワイバーンどもに対し、
ヒルデガルドを背負ったリオネルは、軽々と動き回って一方的に攻撃を加え、
次々に剣と魔法でとどめを刺して行く。
自らも有言実行のリオネル。
猛毒のある尾には充分注意しながら戦う。
ずばしゃ! どしゅっ! ずばしゃ! どしゅっ!
ずばしゃ! どしゅっ! ずばしゃ! どしゅっ!
ヒルデガルドは改めてリオネルの卓越した身体能力に驚愕する。
数十mものジャンプ、幅跳び。
キレッキレの動きで、ワイバーンどもの間を駆け巡ったからだ。
……という事で、10体のワイバーンは悲鳴を上げる事も出来ず、
あっさりと討伐されてしまった。
それを「おいおい、卑怯だぞ」と言うなかれ。
従士達のフォローがあったとはいえ、
竜族に比べ脆弱な人間族とアールヴ族が協力して知恵を尽くし、
双方が持てる技、体力、身体を駆使して、10体のワイバーンと戦った結果である。
そもそも、この戦い、リオネルは必ず、そして完璧に勝たねばならない。
また依頼を遂行するよりも優先すべき事がある。
それは背負っているヒルデガルドの安全を必ず確保し、
かすり傷ひとつつけてはならない事だ。
『ヒルデガルドさん、これでワイバーンの討伐は終了です。後は巣穴にこもるドラゴンだけですね。先にケルベロスが赴き、出て来ないかを監視しているはずです』
『はい、リオネル様、状況は理解致しました』
『という事で、巣穴の位置は事前調査で認識していますから、その近くに転移魔法で一気に跳びますよ』
『はいっ!』
もう完全に慣れた念話による会話が終わった瞬間!
転移魔法が発動。
ふたりの姿は煙のようにかき消えていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
転移魔法でドラゴンの巣穴付近まで跳んだリオネルとヒルデガルド。
そのとある場所には、先に巣穴に赴いたケルベロスが待っていた。
リオネルがケルベロスの発する波動に合わせ、転移したのである。
シルバーグレイの灰色狼に擬態したケルベロスは「うおん!」と吠えると同時に、
念話で報告を告げて来る。
『主よ! ご報告します。首魁のドラゴンはまだ巣穴にこもっています。最近は配下どもに狩った獲物を巣穴まで運ばせていたらしいです』
『おお、お疲れ、ケル。……そうか、成る程なあ。奴自身は、横着していたわけだ』
『はい、そして巣穴の奥深くこもっているせいなのか、既に配下どもが倒されたのも、全然気づいておらぬようです』
『へえ、それはとんだお間抜けさんだな』
……最近、従士達はリオネルに対し、完全に臣下の態度を取っていた。
物言いも敬語を使い、丁寧だ。
まだまだ進化中という底が見えないリオネルの実力を思い知ったのは勿論だが……
ティエラを始め、高貴なる4界王までが、
リオネルに一目も二目も置くのを見て知って、
以前と同じ言動ではいけない、自分達も改めねばならないと考えたようだ。
敬語を使う際、そんな気遣いは無用とリオネルは言ったのだが、
逆にケルベロス達からは、示しを付けたいのでと言われ、
仕方なく受け入れた経緯がある。
さてさて!
今回の作戦を考える際、リオネルは様々なケースを想定した。
当然ドラゴンが巣穴に潜ったまま……というのも考えていた。
この場合、自分だけなら突入も可能なのだが、ヒルデガルドが一緒であり、
このまま洞窟に入るわけにはいかない。
リスクが大きすぎるからだ。
なので、対処方法は決まっている。
『ヒルデガルドさん、作戦通り、魔導発煙筒を使用しますね』
『はい、リオネル様』
そう……以前使用した事のある魔導発煙筒を使い、
ドラゴンを洞窟外へ、いぶり出すのだ。
では、どうやって魔導発煙筒を洞窟内にセッティングするのか?
……それは、リオネルならではの方法である。
搬出!
とリオネルが念じれば、その瞬間、彼の手には魔導発煙筒が握られている。
ふっと笑ったリオネルは、魔導発煙筒のスイッチであるひもを引き、
しゅ~と煙を吹きだした魔導発煙筒を、
転移魔法で「ぱぱっ」と洞窟の奥へ送ったのである。
それを3回ほど、繰り返した。
魔導発煙筒が送られた洞窟――巣穴から猛煙がもくもくと噴き出して来る。
『さて、俺達は煙の来ない場所へ移りましょうか』
リオネルは、そう言うと、ヒルデガルドを背負った自身とケルベロスを、
現地調査をした時に見つけておいた丘の上に「ぱぱっ」と転移した。
その場所からだと上から洞窟が見下ろせる。
そんなリオネル達を、上空を舞うジズはずっと見守っていた。
さあ! 準備は万全!
リオネルの索敵は、洞窟の奥深くで魔法煙に苦しむドラゴンの動きを、
しっかりとキャッチしている。
『ヒルデガルドさん、もうまもなく……ドラゴンが巣穴から出て来ますよ』
『はい、リオネル様。体長20m長のドラゴンともなるとさすがに緊張しますわ』
『俺が戦うから大丈夫です。落ち着いて深呼吸して、リラックスしてください』
『はい、深呼吸致します』
す~は~、す~は~、す~は~、す~は~、
深呼吸しながら、ヒルデガルドはリオネルの様子をうかがう。
そのリオネルはといえば、いつもと全く変わらなかった。
心の波動は乱れず、魔力のゆらぎも感じられない。
そう、平時と全く変わらず、とんでもなく落ち着いていたのだ。
深呼吸を終えたヒルデガルドは、とても嬉しくなり、
リオネルの革鎧をぎゅと!握ったのである。
ドラゴンの手下であるワイバーンどもは、意外な事に仲間意識が強かったらしい。
2体が倒されると、仇とばかりにケルベロスに襲い掛かって来る。
当然そのまま「はい、どうぞ」とやられるケルベロスではない。
ひょいひょい、軽々と攻撃を避け、
お返しとばかりに、ひとにらみする威圧のスキルを使い、
残り8体のワイバーンどもの動きを著しく鈍らせた。
と、そこへ現れたのが念話で随時の連絡を受けていた、
ヒルデガルドを背負うリオネル。
ケルベロスがワイバーンどもを威圧している間に、
収納の腕輪からムラマサを搬出し、腰に差している。
状況を見て頷くリオネルは、
ケルベロスの威圧で身動きのとれないワイバーンどもへ、
更に自身の威圧とフリーズハイのスキルを使用。
完全に戦闘不能、抵抗不可能にした。
これでもか!これでもか!と、いうくらいの安全策だ。
しゅらっとムラマサを抜刀したリオネルは、念話でヒルデガルドへ注意する。
『ヒルデガルドさん、ご存知でしょうが、ワイバーンの尾には猛毒がありますから、触らないよう充分注意してください。かけてある破邪霊鎧の効果で大幅に弱まりはしますが』
『はい! ありがとうございます、リオネル様。お気遣い痛み入ります。充分に気を付けて、うかつな事は絶対に致しませんわ』
注意を素直に受け入れる笑顔のヒルデガルド。
という事で、動かない、否、動けなくなったワイバーンどもに対し、
ヒルデガルドを背負ったリオネルは、軽々と動き回って一方的に攻撃を加え、
次々に剣と魔法でとどめを刺して行く。
自らも有言実行のリオネル。
猛毒のある尾には充分注意しながら戦う。
ずばしゃ! どしゅっ! ずばしゃ! どしゅっ!
ずばしゃ! どしゅっ! ずばしゃ! どしゅっ!
ヒルデガルドは改めてリオネルの卓越した身体能力に驚愕する。
数十mものジャンプ、幅跳び。
キレッキレの動きで、ワイバーンどもの間を駆け巡ったからだ。
……という事で、10体のワイバーンは悲鳴を上げる事も出来ず、
あっさりと討伐されてしまった。
それを「おいおい、卑怯だぞ」と言うなかれ。
従士達のフォローがあったとはいえ、
竜族に比べ脆弱な人間族とアールヴ族が協力して知恵を尽くし、
双方が持てる技、体力、身体を駆使して、10体のワイバーンと戦った結果である。
そもそも、この戦い、リオネルは必ず、そして完璧に勝たねばならない。
また依頼を遂行するよりも優先すべき事がある。
それは背負っているヒルデガルドの安全を必ず確保し、
かすり傷ひとつつけてはならない事だ。
『ヒルデガルドさん、これでワイバーンの討伐は終了です。後は巣穴にこもるドラゴンだけですね。先にケルベロスが赴き、出て来ないかを監視しているはずです』
『はい、リオネル様、状況は理解致しました』
『という事で、巣穴の位置は事前調査で認識していますから、その近くに転移魔法で一気に跳びますよ』
『はいっ!』
もう完全に慣れた念話による会話が終わった瞬間!
転移魔法が発動。
ふたりの姿は煙のようにかき消えていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
転移魔法でドラゴンの巣穴付近まで跳んだリオネルとヒルデガルド。
そのとある場所には、先に巣穴に赴いたケルベロスが待っていた。
リオネルがケルベロスの発する波動に合わせ、転移したのである。
シルバーグレイの灰色狼に擬態したケルベロスは「うおん!」と吠えると同時に、
念話で報告を告げて来る。
『主よ! ご報告します。首魁のドラゴンはまだ巣穴にこもっています。最近は配下どもに狩った獲物を巣穴まで運ばせていたらしいです』
『おお、お疲れ、ケル。……そうか、成る程なあ。奴自身は、横着していたわけだ』
『はい、そして巣穴の奥深くこもっているせいなのか、既に配下どもが倒されたのも、全然気づいておらぬようです』
『へえ、それはとんだお間抜けさんだな』
……最近、従士達はリオネルに対し、完全に臣下の態度を取っていた。
物言いも敬語を使い、丁寧だ。
まだまだ進化中という底が見えないリオネルの実力を思い知ったのは勿論だが……
ティエラを始め、高貴なる4界王までが、
リオネルに一目も二目も置くのを見て知って、
以前と同じ言動ではいけない、自分達も改めねばならないと考えたようだ。
敬語を使う際、そんな気遣いは無用とリオネルは言ったのだが、
逆にケルベロス達からは、示しを付けたいのでと言われ、
仕方なく受け入れた経緯がある。
さてさて!
今回の作戦を考える際、リオネルは様々なケースを想定した。
当然ドラゴンが巣穴に潜ったまま……というのも考えていた。
この場合、自分だけなら突入も可能なのだが、ヒルデガルドが一緒であり、
このまま洞窟に入るわけにはいかない。
リスクが大きすぎるからだ。
なので、対処方法は決まっている。
『ヒルデガルドさん、作戦通り、魔導発煙筒を使用しますね』
『はい、リオネル様』
そう……以前使用した事のある魔導発煙筒を使い、
ドラゴンを洞窟外へ、いぶり出すのだ。
では、どうやって魔導発煙筒を洞窟内にセッティングするのか?
……それは、リオネルならではの方法である。
搬出!
とリオネルが念じれば、その瞬間、彼の手には魔導発煙筒が握られている。
ふっと笑ったリオネルは、魔導発煙筒のスイッチであるひもを引き、
しゅ~と煙を吹きだした魔導発煙筒を、
転移魔法で「ぱぱっ」と洞窟の奥へ送ったのである。
それを3回ほど、繰り返した。
魔導発煙筒が送られた洞窟――巣穴から猛煙がもくもくと噴き出して来る。
『さて、俺達は煙の来ない場所へ移りましょうか』
リオネルは、そう言うと、ヒルデガルドを背負った自身とケルベロスを、
現地調査をした時に見つけておいた丘の上に「ぱぱっ」と転移した。
その場所からだと上から洞窟が見下ろせる。
そんなリオネル達を、上空を舞うジズはずっと見守っていた。
さあ! 準備は万全!
リオネルの索敵は、洞窟の奥深くで魔法煙に苦しむドラゴンの動きを、
しっかりとキャッチしている。
『ヒルデガルドさん、もうまもなく……ドラゴンが巣穴から出て来ますよ』
『はい、リオネル様。体長20m長のドラゴンともなるとさすがに緊張しますわ』
『俺が戦うから大丈夫です。落ち着いて深呼吸して、リラックスしてください』
『はい、深呼吸致します』
す~は~、す~は~、す~は~、す~は~、
深呼吸しながら、ヒルデガルドはリオネルの様子をうかがう。
そのリオネルはといえば、いつもと全く変わらなかった。
心の波動は乱れず、魔力のゆらぎも感じられない。
そう、平時と全く変わらず、とんでもなく落ち着いていたのだ。
深呼吸を終えたヒルデガルドは、とても嬉しくなり、
リオネルの革鎧をぎゅと!握ったのである。
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