612 / 689
第612話「わお! おじいさまのおっしゃる通りでしたわ! すっごく美味しいっ!」
しおりを挟む
リオネルの料理に必要な食材を、そしてランチ用の弁当、サラダ、フルーツ、
飲料などを購入し、3人は総合食料品店を後にした。
そのまま宿泊しているスイートルームへ戻る。
戻ったリオネルは、部屋に備え付けの魔導通信機でギルド総本部秘書課へ連絡。
エステルの同行が本日の夜まで、帰宅は馬車を手配するので直帰になる事を、
秘書課の上司へ、伝え、了解を貰った。
エステル本人にも変わり、彼女自身の口からも、
本日はヒルデガルド、リオネルと夕食も共に摂り、そのまま直帰だと、伝えて貰う。
またリオネルは、エステル帰宅の為に、馬車の予約も取った。
午後9時に、ホテル駐車場へ来て貰う事とする。
てきぱきと、手はずを整えるリオネルと、
それを頼もしそうに見つめるヒルデガルド。
そんなこんなで、準備が整い、リオネルが言う。
「さあて! じゃあランチにしますか。買って来た弁当もろもろを、全員でテーブルへ並べましょう」
「はあい! リオネル様!」
「わっかりましたあ!」
リオネルの指示により、購入した弁当、もろもろがテーブルへ並べられた。
出来合い料理の合わせ技なのだが、弁当や料理の見栄えが良く、クオリティが高い。
加えて、食べるのがスイートルームなので、
リッチなランチパーティーに見えなくもない。
「お疲れ様でしたの乾杯をして、ランチにしましょう、乾杯!」
「「乾杯!」」
そこから3人は楽しくランチ。
とは言っても、昨夜の女子会と同じ。
食べながらヒルデガルドとエステルが話し、リオネルは聞き役だ。
究極のアールヴ族お嬢様とバリバリの人間族秘書キャリアウーマンの会話。
「エステルさんは、お料理はされるのですか?」
「ええまあ、きままなひとりぐらしですから、好きなものを好きな時に作って食べます……でもたまにですね。料理はそう得意でもないですし」
「え? ひとりぐらしって、エステルさんのご家族は?」
「はい、私はひとりっ子で故郷の田舎に両親が居ます。年末年始だけは帰郷しますね」
「じゃあ、お住まいには使用人の方とか、警護の方は居ないのでしょうか?」
「あはは、ぜんぜんっ、居ません。私のお給料じゃあ、使用人や警護人なんか雇えませんよ」
「うっわ……たったひとりで暮らすなんて、私には想像も出来ませんわ」
官邸暮らしのヒルデガルドは事務官、武官、
そして世話をする使用人に囲まれ生活していた。
たったひとりで居るのはプライベートルームくらいだ。
ヒルデガルドの話を聞き、エステルは言う。
「いえいえ~、慣れたら、却って気楽で良いですよ。病気になった時は、さすがに不安になりますが」
「えええ? 病気になった時、ひとりで、どうされるのですか?」
「はい、薬飲んで、魔導ポーション使って、治るまで、ベッドへ潜り込んで寝てます。本当にヤバイと思ったら同性の友人にSOSして、看病して貰います」
「はあ~、ひとりぼっちで病気になって寝込む……そんな事になったら、凄く不安でたまりません。やっぱり私、ひとりぐらしは到底無理ですわ」
ヒルデガルドの大きなため息とともに、女子会?は終了。
デザートを食べ、お茶をしながら、話題は料理に移る。
「リオネル様」
「はい、何でしょう、ヒルデガルドさん」
「今日、リオネル様が作るお料理、私とエステルさんはどうお手伝いすれば宜しいのでしょうか?」
「はい、今回に関しては俺が単独でちゃっ、ちゃっとやります。手伝って欲しい時にふたりへ声をかけますよ」
……という事で、リオネルの調理は開始されたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
まずは食材の下ごしらえ。
野菜の水洗いから始まり、
肉の脂身取り、すじ切り、スライス、
魚のうろこ取り、内臓抜き、三枚おろし、
野菜の皮むき、薄切り、みじん切り、などをひと通り行う。
手慣れた包丁さばきを見て、感嘆&興味津々なヒルデガルドとエステル。
「おふたりとも、まずは野菜の水洗いからやってみますか?」
「はい!」
「はい!」
さすがにエステルは経験があるみたいだが、
野菜の水洗いでさえ、ヒルデガルドには初体験であった。
「ご存じかもしれませんが、果菜類は、流水でしっかりと、葉物野菜はたっぷりの水を使い、根菜類は土をしっかり落とすなどを心がけて水洗いしてください」
ふたりに対し、リオネルが曖昧な言い方をしたのは、
調理が全く未経験なヒルデガルドへの配慮である。
「ええっと、リオネル様、こう……でしょうか」
生まれて初めて野菜を洗うせいか、ヒルデガルドはさするように、
おずおずと野菜を洗っていた。
「ヒルデガルドさんは、もう少し力を入れて洗っても構いませんよ」
「はっ、はい!」
一方、エステルは手慣れた感じで野菜を洗っている。
「エステルさんは、大丈夫そうですね」
「は~い! 大丈夫で~す!」
ざ~、じゃぶじゃぶ、ざ~、じゃぶじゃぶ……
ざ~、じゃぶじゃぶ、ざ~、じゃぶじゃぶ……
そんなこんなで、野菜の水洗いが終了。
続いてリオネルは、包丁の使い方に注意をして貰いながら、
野菜の皮むき、薄切り、みじん切り、を教えた。
経験者のエステルは、普通に包丁が使えたが、
刃物という事もあり、ヒルデガルドはおっかなびっくり。
しかし、リオネルは敢えて注意をしなかった。
ぞんざいに作業してけがをするよりも、慎重に作業する事を優先したのだ。
野菜で経験を積み、ヒルデガルドは肉、魚の下ごしらえにも挑戦。
肉は加工済みの肉塊であったから、抵抗なく処理出来たのだが、
魚は少しだけ躊躇した。
生まれて初めて間近で見る、生でそのままの魚に臆したのである。
だがヒルデガルドは、リオネルにフォローして貰いながら何とか処理。
エステルも、同じくリオネルにフォローして貰いながら、
「今までで一番、上手に出来ました!」と笑顔。
「下ごしらえが全て終わりましたから、調理に入ります」
「はい!」
「はい!」
「下ごしらえ同様に、一連の作業は基本的に俺がやります。手伝いの必要がある時、おふたりには随時指示を入れます」
「「了解で~す!」」
っという事で、
じゃじゃじゃっ! じゃじゃじゃっ!
じゅ~ううう! じゅ~ううう!
じゅわわわぁ! じゅわわわぁ!
調理の合間にリオネルの指示が飛び、ヒルデガルドとエステルがフォロー。
ふたりはリオネルの手際の良さを見て、
「わあ!!」「凄い!!」と、大いに驚きながらもしっかりフォロー。
今回のメニュー数は結構なもの。
故国ソヴァール王国、フォルミーカの山猫亭で習ったアクィラ王国の料理に、
リオネルが見よう見まねで作ったアールヴ族の料理もある。
時間は……あっという間に過ぎ、遂に料理は出来上がった。
大きなテーブルの上に並べられた数多の料理は圧巻!のひと言。
量を食べたランチも既に完全消化。
空腹感が半端ない。
「さあ! 出来立ての温かいうちに食べましょう!」
リオネルの言葉を聞き、我慢に我慢を重ねていたヒルデガルドは、
「いただきます!」
と叫びながら、ぱくっ!とひと口。
もぐもぐもぐと咀嚼すると、
「わお! おじいさまのおっしゃる通りでしたわ! すっごく美味しいっ!」
更に大きな声で叫んだのである。
飲料などを購入し、3人は総合食料品店を後にした。
そのまま宿泊しているスイートルームへ戻る。
戻ったリオネルは、部屋に備え付けの魔導通信機でギルド総本部秘書課へ連絡。
エステルの同行が本日の夜まで、帰宅は馬車を手配するので直帰になる事を、
秘書課の上司へ、伝え、了解を貰った。
エステル本人にも変わり、彼女自身の口からも、
本日はヒルデガルド、リオネルと夕食も共に摂り、そのまま直帰だと、伝えて貰う。
またリオネルは、エステル帰宅の為に、馬車の予約も取った。
午後9時に、ホテル駐車場へ来て貰う事とする。
てきぱきと、手はずを整えるリオネルと、
それを頼もしそうに見つめるヒルデガルド。
そんなこんなで、準備が整い、リオネルが言う。
「さあて! じゃあランチにしますか。買って来た弁当もろもろを、全員でテーブルへ並べましょう」
「はあい! リオネル様!」
「わっかりましたあ!」
リオネルの指示により、購入した弁当、もろもろがテーブルへ並べられた。
出来合い料理の合わせ技なのだが、弁当や料理の見栄えが良く、クオリティが高い。
加えて、食べるのがスイートルームなので、
リッチなランチパーティーに見えなくもない。
「お疲れ様でしたの乾杯をして、ランチにしましょう、乾杯!」
「「乾杯!」」
そこから3人は楽しくランチ。
とは言っても、昨夜の女子会と同じ。
食べながらヒルデガルドとエステルが話し、リオネルは聞き役だ。
究極のアールヴ族お嬢様とバリバリの人間族秘書キャリアウーマンの会話。
「エステルさんは、お料理はされるのですか?」
「ええまあ、きままなひとりぐらしですから、好きなものを好きな時に作って食べます……でもたまにですね。料理はそう得意でもないですし」
「え? ひとりぐらしって、エステルさんのご家族は?」
「はい、私はひとりっ子で故郷の田舎に両親が居ます。年末年始だけは帰郷しますね」
「じゃあ、お住まいには使用人の方とか、警護の方は居ないのでしょうか?」
「あはは、ぜんぜんっ、居ません。私のお給料じゃあ、使用人や警護人なんか雇えませんよ」
「うっわ……たったひとりで暮らすなんて、私には想像も出来ませんわ」
官邸暮らしのヒルデガルドは事務官、武官、
そして世話をする使用人に囲まれ生活していた。
たったひとりで居るのはプライベートルームくらいだ。
ヒルデガルドの話を聞き、エステルは言う。
「いえいえ~、慣れたら、却って気楽で良いですよ。病気になった時は、さすがに不安になりますが」
「えええ? 病気になった時、ひとりで、どうされるのですか?」
「はい、薬飲んで、魔導ポーション使って、治るまで、ベッドへ潜り込んで寝てます。本当にヤバイと思ったら同性の友人にSOSして、看病して貰います」
「はあ~、ひとりぼっちで病気になって寝込む……そんな事になったら、凄く不安でたまりません。やっぱり私、ひとりぐらしは到底無理ですわ」
ヒルデガルドの大きなため息とともに、女子会?は終了。
デザートを食べ、お茶をしながら、話題は料理に移る。
「リオネル様」
「はい、何でしょう、ヒルデガルドさん」
「今日、リオネル様が作るお料理、私とエステルさんはどうお手伝いすれば宜しいのでしょうか?」
「はい、今回に関しては俺が単独でちゃっ、ちゃっとやります。手伝って欲しい時にふたりへ声をかけますよ」
……という事で、リオネルの調理は開始されたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
まずは食材の下ごしらえ。
野菜の水洗いから始まり、
肉の脂身取り、すじ切り、スライス、
魚のうろこ取り、内臓抜き、三枚おろし、
野菜の皮むき、薄切り、みじん切り、などをひと通り行う。
手慣れた包丁さばきを見て、感嘆&興味津々なヒルデガルドとエステル。
「おふたりとも、まずは野菜の水洗いからやってみますか?」
「はい!」
「はい!」
さすがにエステルは経験があるみたいだが、
野菜の水洗いでさえ、ヒルデガルドには初体験であった。
「ご存じかもしれませんが、果菜類は、流水でしっかりと、葉物野菜はたっぷりの水を使い、根菜類は土をしっかり落とすなどを心がけて水洗いしてください」
ふたりに対し、リオネルが曖昧な言い方をしたのは、
調理が全く未経験なヒルデガルドへの配慮である。
「ええっと、リオネル様、こう……でしょうか」
生まれて初めて野菜を洗うせいか、ヒルデガルドはさするように、
おずおずと野菜を洗っていた。
「ヒルデガルドさんは、もう少し力を入れて洗っても構いませんよ」
「はっ、はい!」
一方、エステルは手慣れた感じで野菜を洗っている。
「エステルさんは、大丈夫そうですね」
「は~い! 大丈夫で~す!」
ざ~、じゃぶじゃぶ、ざ~、じゃぶじゃぶ……
ざ~、じゃぶじゃぶ、ざ~、じゃぶじゃぶ……
そんなこんなで、野菜の水洗いが終了。
続いてリオネルは、包丁の使い方に注意をして貰いながら、
野菜の皮むき、薄切り、みじん切り、を教えた。
経験者のエステルは、普通に包丁が使えたが、
刃物という事もあり、ヒルデガルドはおっかなびっくり。
しかし、リオネルは敢えて注意をしなかった。
ぞんざいに作業してけがをするよりも、慎重に作業する事を優先したのだ。
野菜で経験を積み、ヒルデガルドは肉、魚の下ごしらえにも挑戦。
肉は加工済みの肉塊であったから、抵抗なく処理出来たのだが、
魚は少しだけ躊躇した。
生まれて初めて間近で見る、生でそのままの魚に臆したのである。
だがヒルデガルドは、リオネルにフォローして貰いながら何とか処理。
エステルも、同じくリオネルにフォローして貰いながら、
「今までで一番、上手に出来ました!」と笑顔。
「下ごしらえが全て終わりましたから、調理に入ります」
「はい!」
「はい!」
「下ごしらえ同様に、一連の作業は基本的に俺がやります。手伝いの必要がある時、おふたりには随時指示を入れます」
「「了解で~す!」」
っという事で、
じゃじゃじゃっ! じゃじゃじゃっ!
じゅ~ううう! じゅ~ううう!
じゅわわわぁ! じゅわわわぁ!
調理の合間にリオネルの指示が飛び、ヒルデガルドとエステルがフォロー。
ふたりはリオネルの手際の良さを見て、
「わあ!!」「凄い!!」と、大いに驚きながらもしっかりフォロー。
今回のメニュー数は結構なもの。
故国ソヴァール王国、フォルミーカの山猫亭で習ったアクィラ王国の料理に、
リオネルが見よう見まねで作ったアールヴ族の料理もある。
時間は……あっという間に過ぎ、遂に料理は出来上がった。
大きなテーブルの上に並べられた数多の料理は圧巻!のひと言。
量を食べたランチも既に完全消化。
空腹感が半端ない。
「さあ! 出来立ての温かいうちに食べましょう!」
リオネルの言葉を聞き、我慢に我慢を重ねていたヒルデガルドは、
「いただきます!」
と叫びながら、ぱくっ!とひと口。
もぐもぐもぐと咀嚼すると、
「わお! おじいさまのおっしゃる通りでしたわ! すっごく美味しいっ!」
更に大きな声で叫んだのである。
0
お気に入りに追加
330
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる