119 / 689
第119話「総本部サブマスターとの会見」
しおりを挟む
サブマスター秘書のクローディーヌ・ボードレールによれば……
ギルド総本部本館9階フロアにサブマスター室はある。
この階には、他にもいくつか幹部の部屋がある。
ちなみに最上階の10階フロア全てがマスター専用エリアだという。
魔導昇降機でサブマスターの秘書に案内されたリオネル達一行。
すぐにサブマスター専用の応接室へ通された。
応接室ではサブマスターが既に待っていた。
ここで、クローディーヌは退室した。
「おはようございます! 初めまして、皆さん、ワレバッドの冒険者ギルド総本部へようこそ。私がサブマスターのブレーズ・シャリエです。本日はマスターが不在ですので、私が対応させて頂きます」
サブマスターのブレーズ・シャリエは、長身痩躯の金髪碧眼で結構なイケメン。
年齢は30代の後半、40歳から少し手前くらいだろう。
そしてブレーズは「剣聖とも称される高名な魔法剣士だ」とモーリスから聞いていた。
ブレーズの言葉遣い、物腰は丁寧なのだが、彼も上司のローランド同様、
騎士爵の爵位を持つ王国貴族でもある。
ちなみに、ソヴァール王国の貴族の一部には、男爵以上でないと貴族ではない。
騎士爵は名誉職、準貴族と言い張る者も居る。
話を戻そう。
リオネルは既視感を覚えた。
初見だが、ブレーズとは、以前会ったような気がするのだ。
まずモーリスが挨拶をする。
「おはようございます! お疲れ様です、サブマスター。お忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。以前1回だけお会いしましたが改めまして、私はモーリス・バザン。ランクBで、元・創世神教会の武闘僧です」
続いて、リオネル、ミリアンとカミーユも挨拶する。
「おはようございます! 初めまして! サブマスター! お疲れ様です。俺はリオネル・ロートレック、ランクBです」
「おはようございます! 初めまして! サブマスター! お疲れ様です。ミリアン・バザン、デビュー前で、冒険者見習いです」
「おはようございます! 初めまして! サブマスター! お疲れ様です。カミーユ・バザン、姉と同じく冒険者見習いでっす」
「ふうむ……拝見した王都支部マスターからの推薦状によれば……リオネル君はソロプレーヤーだと記載されています。噂でもそう聞いています。しかし今はモーリス殿達が一緒です。どういう事なのか、経緯の説明をお願いしたい」
サブマスター、ブレーズからの質問は想定内である。
回答は、モーリスが行う事となっていた。
「実は、私モーリスが、ワレバッドへの旅の途中、リオネル君と知り合いましてな」
……モーリスは元司祭だけあり、話術に長けていた。
原野におけるリオネルとの出会い、キャナール村でのゴブリン討伐までを流暢に語った。
「成る程……いろいろとあったのですね。リオネル君はモーリス殿の客分という事なのですか?」
「はい。ですが、リオネル君は仲間も同然です。今後私達とは、行動をほぼ共にすると思います」
「……分かりました。それでしばらくは、このワレバッドに滞在しようとお考えなのですね?」
「はい、こちらで、いろいろと目途がつくまで生活したいと考えております。私とリオネル君はギルドで随時、依頼遂行を、ミリアンとカミーユはまず冒険者登録させて頂き、デビューさせたいと思います」
「分かりました。私の手配で、ミリアンさんとカミーユさんの登録の手続きを致しましょう」
「恐縮です。本当にありがとうございます。ミリアンとカミーユの修行は基本、私とリオネル君がつけますが、ギルドの講座も受講させたいと思います」
「成る程」
「そしてもうひとつ甘えても宜しいでしょうか?」
「何でしょう?」
「はい! サブマスター、このワレバッドでの拠点として、ギルド総本部の仲介で、手頃な一軒家をお借りしたい。お手数ですが、担当の方にご手配をお願いしたいのです。いくつか候補をご提案頂ければ助かります」
「分かりました。もろもろ了解です」
ここで、リオネルが「ぱっ」と挙手をする。
「あのぉ……サブマスター」
「何でしょうか? リオネル君」
「実はワレバッドへ向かう途中、魔物を『そこそこ』討伐しまして……王都支部で無期限の討伐依頼を受諾していますので、こちらで一旦精算をさせて頂けますか?」
「おお、そうですか、構わないですよ。この9階フロアにも依頼完遂確認用の魔導精算機がありますから」
ここでモーリスも同じく挙手。
「サブマスター、では私も、討伐料の精算をお願いします、リオネル君と同じく、いくつかの魔物の公式討伐依頼を受諾し、倒しておりますからな」
「ははは、分かりました」
報奨金の精算は基本業務カウンターで行うが、事情があったり希望がある場合、
個室で当事者のみで行う。
受け取り金額の第三者への漏洩及び犯罪防止の為だ。
今回は、ブレーズが別室を用意してくれた。
経理の事務担当が対応すると言う。
というわけで、まずモーリスが精算へ。
キャナール村におけるゴブリン討伐の精算を行うのだろう。
しばらくして、モーリスは『ほくほく顔』で戻って来た。
予想以上に、討伐報奨金を受け取れたらしい。
次は……
リオネルの番である。
ちなみにミリアンとカミーユは依頼を受諾していないので、今回は報奨金を受け取れず、大いに残念がっていた。
秘書に案内され……別室へ入ると、何と、経理の事務員ではなく、
サブマスターのブレーズが『ひとりだけ』で居た。
ブレーズは、モーリスが戻って来る少し前に、「しばらく席を外す」と応接室を出て行ったはずである。
そして、モーリスに対応した経理担当と入れ替わっていた。
これは……
何か、特別な理由がある!
リオネルにはピン!と来た。
「リオネル・ロートレック君、精算をする前に、君には話があります」
案の定である。
リオネルはとりあえず話を聞く事にした。
「はい」
「単刀直入に言いましょう。君の本名がリオネル・ロートレックではなく、リオネル・ディドロだと私は知りました。事前に王都支部のマスターから魔法鳩便で、厳秘という条件付きでね。高名な魔法使いディドロ家の3男であると……それは間違いないですね?」
「はい、間違いありません」
「そして君のお父上、宮廷魔法使いのジスラン殿が君を勘当した事も知りましたよ。君の本名と勘当の経緯は、王都支部のマスターからは厳秘だと言われ、この総本部でもマスターと私しか知らない事です」
「成る程、お気遣いありがとうございます」
「うむ、だが君の本当の身元やこれまでに起こった事実を、モーリス殿はご存じないようですが……」
「はい、その件はモーリスさん達には話していません。これまで立ち寄った場所でも明かしていません。時間とタイミングによって、モーリスさんには話す事になるかもしれませんが」
「ふむ、そうですか。ではこちらもその件は、誰にも話さないようにしましょう。君が希望しない限りはね」
「はい、重ね重ね、お気遣い頂きありがとうございます」
ブレーズは丁寧な言い方で、いろいろと気配りをしてくれた。
彼に対する第一印象は好ましいとリオネルは感じた。
もう少し話してみないと分からないが、モーリスで対応しきれない場合、
何かあった時は、相談事をしても良いのかもしれない。
そして、特別にブレーズにより直々に精算が行われたが……
「ほう! リオネル君、やはり凄いですね、君は!」
「え? そ、そうですか?」
「ふふふ、何が『そこそこ』ですか、とんでもない討伐数と内容じゃないですか?」
ブレーズが驚いたのも無理はなかった。
リオネルは、ワレバッドへ来るまでに、オークカーネル以下上位種を含む、
数多のオークとゴブリンどもを討伐しており……
精算した討伐料金の総計は、金貨500枚《日本円で500万円》近くに達していたからである。
「おお!? な、何ですか!? こ、これは!?」
魔導精算機が計測した、『討伐結果』を映す魔導水晶を、
じっくりと見ていたブレーズは更に驚愕したのである。
ギルド総本部本館9階フロアにサブマスター室はある。
この階には、他にもいくつか幹部の部屋がある。
ちなみに最上階の10階フロア全てがマスター専用エリアだという。
魔導昇降機でサブマスターの秘書に案内されたリオネル達一行。
すぐにサブマスター専用の応接室へ通された。
応接室ではサブマスターが既に待っていた。
ここで、クローディーヌは退室した。
「おはようございます! 初めまして、皆さん、ワレバッドの冒険者ギルド総本部へようこそ。私がサブマスターのブレーズ・シャリエです。本日はマスターが不在ですので、私が対応させて頂きます」
サブマスターのブレーズ・シャリエは、長身痩躯の金髪碧眼で結構なイケメン。
年齢は30代の後半、40歳から少し手前くらいだろう。
そしてブレーズは「剣聖とも称される高名な魔法剣士だ」とモーリスから聞いていた。
ブレーズの言葉遣い、物腰は丁寧なのだが、彼も上司のローランド同様、
騎士爵の爵位を持つ王国貴族でもある。
ちなみに、ソヴァール王国の貴族の一部には、男爵以上でないと貴族ではない。
騎士爵は名誉職、準貴族と言い張る者も居る。
話を戻そう。
リオネルは既視感を覚えた。
初見だが、ブレーズとは、以前会ったような気がするのだ。
まずモーリスが挨拶をする。
「おはようございます! お疲れ様です、サブマスター。お忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。以前1回だけお会いしましたが改めまして、私はモーリス・バザン。ランクBで、元・創世神教会の武闘僧です」
続いて、リオネル、ミリアンとカミーユも挨拶する。
「おはようございます! 初めまして! サブマスター! お疲れ様です。俺はリオネル・ロートレック、ランクBです」
「おはようございます! 初めまして! サブマスター! お疲れ様です。ミリアン・バザン、デビュー前で、冒険者見習いです」
「おはようございます! 初めまして! サブマスター! お疲れ様です。カミーユ・バザン、姉と同じく冒険者見習いでっす」
「ふうむ……拝見した王都支部マスターからの推薦状によれば……リオネル君はソロプレーヤーだと記載されています。噂でもそう聞いています。しかし今はモーリス殿達が一緒です。どういう事なのか、経緯の説明をお願いしたい」
サブマスター、ブレーズからの質問は想定内である。
回答は、モーリスが行う事となっていた。
「実は、私モーリスが、ワレバッドへの旅の途中、リオネル君と知り合いましてな」
……モーリスは元司祭だけあり、話術に長けていた。
原野におけるリオネルとの出会い、キャナール村でのゴブリン討伐までを流暢に語った。
「成る程……いろいろとあったのですね。リオネル君はモーリス殿の客分という事なのですか?」
「はい。ですが、リオネル君は仲間も同然です。今後私達とは、行動をほぼ共にすると思います」
「……分かりました。それでしばらくは、このワレバッドに滞在しようとお考えなのですね?」
「はい、こちらで、いろいろと目途がつくまで生活したいと考えております。私とリオネル君はギルドで随時、依頼遂行を、ミリアンとカミーユはまず冒険者登録させて頂き、デビューさせたいと思います」
「分かりました。私の手配で、ミリアンさんとカミーユさんの登録の手続きを致しましょう」
「恐縮です。本当にありがとうございます。ミリアンとカミーユの修行は基本、私とリオネル君がつけますが、ギルドの講座も受講させたいと思います」
「成る程」
「そしてもうひとつ甘えても宜しいでしょうか?」
「何でしょう?」
「はい! サブマスター、このワレバッドでの拠点として、ギルド総本部の仲介で、手頃な一軒家をお借りしたい。お手数ですが、担当の方にご手配をお願いしたいのです。いくつか候補をご提案頂ければ助かります」
「分かりました。もろもろ了解です」
ここで、リオネルが「ぱっ」と挙手をする。
「あのぉ……サブマスター」
「何でしょうか? リオネル君」
「実はワレバッドへ向かう途中、魔物を『そこそこ』討伐しまして……王都支部で無期限の討伐依頼を受諾していますので、こちらで一旦精算をさせて頂けますか?」
「おお、そうですか、構わないですよ。この9階フロアにも依頼完遂確認用の魔導精算機がありますから」
ここでモーリスも同じく挙手。
「サブマスター、では私も、討伐料の精算をお願いします、リオネル君と同じく、いくつかの魔物の公式討伐依頼を受諾し、倒しておりますからな」
「ははは、分かりました」
報奨金の精算は基本業務カウンターで行うが、事情があったり希望がある場合、
個室で当事者のみで行う。
受け取り金額の第三者への漏洩及び犯罪防止の為だ。
今回は、ブレーズが別室を用意してくれた。
経理の事務担当が対応すると言う。
というわけで、まずモーリスが精算へ。
キャナール村におけるゴブリン討伐の精算を行うのだろう。
しばらくして、モーリスは『ほくほく顔』で戻って来た。
予想以上に、討伐報奨金を受け取れたらしい。
次は……
リオネルの番である。
ちなみにミリアンとカミーユは依頼を受諾していないので、今回は報奨金を受け取れず、大いに残念がっていた。
秘書に案内され……別室へ入ると、何と、経理の事務員ではなく、
サブマスターのブレーズが『ひとりだけ』で居た。
ブレーズは、モーリスが戻って来る少し前に、「しばらく席を外す」と応接室を出て行ったはずである。
そして、モーリスに対応した経理担当と入れ替わっていた。
これは……
何か、特別な理由がある!
リオネルにはピン!と来た。
「リオネル・ロートレック君、精算をする前に、君には話があります」
案の定である。
リオネルはとりあえず話を聞く事にした。
「はい」
「単刀直入に言いましょう。君の本名がリオネル・ロートレックではなく、リオネル・ディドロだと私は知りました。事前に王都支部のマスターから魔法鳩便で、厳秘という条件付きでね。高名な魔法使いディドロ家の3男であると……それは間違いないですね?」
「はい、間違いありません」
「そして君のお父上、宮廷魔法使いのジスラン殿が君を勘当した事も知りましたよ。君の本名と勘当の経緯は、王都支部のマスターからは厳秘だと言われ、この総本部でもマスターと私しか知らない事です」
「成る程、お気遣いありがとうございます」
「うむ、だが君の本当の身元やこれまでに起こった事実を、モーリス殿はご存じないようですが……」
「はい、その件はモーリスさん達には話していません。これまで立ち寄った場所でも明かしていません。時間とタイミングによって、モーリスさんには話す事になるかもしれませんが」
「ふむ、そうですか。ではこちらもその件は、誰にも話さないようにしましょう。君が希望しない限りはね」
「はい、重ね重ね、お気遣い頂きありがとうございます」
ブレーズは丁寧な言い方で、いろいろと気配りをしてくれた。
彼に対する第一印象は好ましいとリオネルは感じた。
もう少し話してみないと分からないが、モーリスで対応しきれない場合、
何かあった時は、相談事をしても良いのかもしれない。
そして、特別にブレーズにより直々に精算が行われたが……
「ほう! リオネル君、やはり凄いですね、君は!」
「え? そ、そうですか?」
「ふふふ、何が『そこそこ』ですか、とんでもない討伐数と内容じゃないですか?」
ブレーズが驚いたのも無理はなかった。
リオネルは、ワレバッドへ来るまでに、オークカーネル以下上位種を含む、
数多のオークとゴブリンどもを討伐しており……
精算した討伐料金の総計は、金貨500枚《日本円で500万円》近くに達していたからである。
「おお!? な、何ですか!? こ、これは!?」
魔導精算機が計測した、『討伐結果』を映す魔導水晶を、
じっくりと見ていたブレーズは更に驚愕したのである。
10
お気に入りに追加
330
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる