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第78話「リオネル無双、再び!」
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戦いを決意し、リオネルは大地を蹴った。
駆けるに、駆ける!
『馬』並みの、時速70㎞を超える高速で駆けて行く!
男、少年、少女と、暴れる馬がつながれた馬車の傍らを横切り、
迫るゴブリンどもへ向かって単独……否、ぼっちで一直線!
『猪』の能力を得た、リオネルの文字通りの猪突猛進!!
無謀とも見える突撃!?
3人から大きな懸念の声がかかる。
男、少年、少女の全員が慌てていた。
まさか、自死行為!?
皆、「信じられない!?」という顔付きをしている。
「お、おいっ!? き、き、君ぃっ!! おいおいっ!!」
「や、や、やめろぉぉぉぉ!!」
「つ、突っ込むなんて!? む、無謀よぉっ!! 死んじゃうわぁぁっ!!」
死の恐怖に怯える馬でさえ、やめろ!と引き止めるようにいななく。
ひひひひひひひひんんんん!!??
しかし!
「戦の華は、一騎駆けじゃあ!」とばかりに、
リオネルは全てを、華麗にスルー。
空地の端で「びたっ!」と止まり、「てめえらを迎え撃つ!」とばかりに、
余裕で身構えた。
ぎゃあごおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!
そんなリオネルを認め、「エサのてめぇを骨まで、喰らうぞ!!」と大咆哮し、
迫り来る200体余のゴブリン!
ここで!
習得したギフトスキル『ゴブリンハンター』の能力が最大限、解放される。
「ごおおおらあああっ!!! てめぇらあああああ!!!」
気合を入れながら、
ぎろろろろろろろろっっっ!!!
と、リオネルが地獄の悪鬼のような怖ろしい形相でにらむ。
ゴブリンどもをたじろがせ、怯えさせる『威圧』の攻撃だ。
特異スキル『フリーズハイ』レベル補正プラス15を使うまでもない。
ゴブリンにとっては、『魔王レベル』の恐るべき威圧が襲った!
地の底から支配する魔王の波動のようなリオネルの恐るべき気配に、
ゴブリンどもの先頭集団が怯え、急ブレーキをかけた。
すると!
ドミノ倒しのような『なだれ現象』が起き、群れの半分は折り重なって倒れてしまう。
そこへ念には念を入れ、リオネルは特異スキル『フリーズハイ』レベル補正プラス15を連射!
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射!
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射!
となると、全身を縛られ身動きの取れないゴブリンどもは、
ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し!ドミノ倒し!
ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し!ドミノ倒し!
が際限なく起こりまくり、群れはもう大混乱。
後方では、混乱し、同士討ちまで出る始末である。
こうなると、ゴブリンどもが進撃する勢いは完全に止まっていた。
そして!
殺す! 倒す! 全て滅ぼす!! とばかりに、リオネルは攻撃魔法『風矢』を、
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射!
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射ああっ!!!
ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお!!
ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお!!
ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお!!!
ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ!
ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ!
ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ!!!
響き渡る阿鼻叫喚、断末魔の悲鳴!!
きえああああああああああっっっ!!!
ぶぎゃあああああああああっっっ!!!
があああああああああああっっっ!!!
ぎゃっぴ~~~~っっっ!!!
ここで、リオネルは接近戦に切り替え、突撃する!
大混乱するゴブリンどもの真っただ中へ入り、
右手でスクラマサクスを抜き放ちながら一刀両断!
左手、手甲の盾でシールドバッシュ!
蹴りもガンガン!ガンガン!繰り出して行く。
ズババツ!! どしゅ!! どかっ!! ズババツ!! どしゅ!! どかっ!!
ズババツ!! どしゅ!! どかっ!! ズババツ!! どしゅ!! どかっ!!
ズババツ!! どしゅ!! どかっ!! ズババツ!! どしゅ!! どかっ!!
引っかき、噛みつき、体当たりなど、抵抗するゴブリンはいた。
だが!
ギフトスキル『ゴブリンハンター』の力が全開!!
ゴブリンの攻撃を、リオネルは全て無傷で弾き飛ばすう!!
容赦なく、至近距離から、攻撃魔法『風弾』も乱射する。
びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!!
びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!!
びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!!
気が付けば、大声が出ている。
そして、まるでバーサーカーのように、
リオネルは1体の戦闘機械と化していた。
「おらおらおらっっ!!!」
「ひゃっは~ああっ!!!」
「ごらああああっっ!!!」
「逃がすかあっっっ!!!」
「全てぶっ殺すぅぅ!!!」
………戦いを始めて約30分後。
リオネルは、襲って来た200体余りのゴブリンを全て倒していた。
周囲は……ゴブリンの死骸! 死骸! 死骸! ……である。
動かぬ屍となった、ゴブリンどもが放つ血の臭いで、
むせかえるような大気となっていた。
ここで……『バーサーカーモード』が解けた。
「ふ~……あららら、久々のゴブリン戦で、つい熱くなっちまった……」
リオネルは軽く息を吐き、ゴブリンの死骸を見つめる。
お約束の『自問自答』が始まる。
「ええっと……全部倒したか。確かゴブリン渓谷の案件が片付いて、討伐料は一体、銀貨1枚になっていたっけ……と、いう事は少なくとも銀貨200枚……金貨20枚かあ」
「威圧をやりすぎると、目つきや人相が悪くなるって、ゴブリン渓谷で一緒に戦った冒険者から、言われたなあ……ヤバイかな、もしかして……」
「でも俺って、父上や兄上達から受けたストレスを、無双出来るゴブリン戦で発散しているのかなあ。いろいろ叫んでいたみたいだし、結構凶悪な奴なんだ…………ま、いっか。そこそこの小遣い稼ぎにはなったし、以降は気を付けよう。さあてと………」
リオネルはまずは後方を確認する
……男、少年、少女は無事である。
リオネルは安堵した。
「怪我がなく良かったですね、自分は無事だ、」というサインで、
手を大きく打ち振った。
ひとりで!!??
たったひとりでぇぇ!!??
ゴブリンども200体を!!??
全部倒したああ!!!???
対して3人は……リオネルの『無敵鬼神』ぶりに、茫然自失となっていた。
全員が、目を思い切り大きく見開き、口を「ぽかん」とだらしなく開けている。
苦笑したリオネルは、周囲の死骸を見て、葬送魔法『|鎮魂歌《レクイエム)』を行使。
淡々とした雰囲気でおびただしい大量の死骸を……
不死者にならぬよう、どんどん塵と化して行く。
ゴブリンは食用にはならない。
だが、安価な鎧の原料等で、冒険者ギルドが買い上げている。
これだけの数ならば売れば、そこそこの金になる。
なので、本当は死骸をゲットしたかったが……諦めた。
リオネルは他者へ厳秘とした、収納の腕輪を使わない冷静さを取り戻していたのだ。
やがて、倒した全てのゴブリンを塵にすると……
リオネルは「すたすたすた!」と、男、少年、少女の下へ歩み寄り……
「はは、全員無事で良かったです! これでゆっくりメシが食えますね。自分も旅を続けますんで……じゃあ、失礼しまっす!」
丁寧に一礼したリオネルは、にっこり笑い、
さっそうと、カッコよく空地を去ったのであった……
とは、当然ならない!!
「お、お、おいっ!! き、き、君ぃ!! ま、ま、待てぇっ!! 待つんだぁ!! 待てぇぇ!!!」
大慌てした男の絶叫が、リオネルの背後から追いかけて来たのである。
駆けるに、駆ける!
『馬』並みの、時速70㎞を超える高速で駆けて行く!
男、少年、少女と、暴れる馬がつながれた馬車の傍らを横切り、
迫るゴブリンどもへ向かって単独……否、ぼっちで一直線!
『猪』の能力を得た、リオネルの文字通りの猪突猛進!!
無謀とも見える突撃!?
3人から大きな懸念の声がかかる。
男、少年、少女の全員が慌てていた。
まさか、自死行為!?
皆、「信じられない!?」という顔付きをしている。
「お、おいっ!? き、き、君ぃっ!! おいおいっ!!」
「や、や、やめろぉぉぉぉ!!」
「つ、突っ込むなんて!? む、無謀よぉっ!! 死んじゃうわぁぁっ!!」
死の恐怖に怯える馬でさえ、やめろ!と引き止めるようにいななく。
ひひひひひひひひんんんん!!??
しかし!
「戦の華は、一騎駆けじゃあ!」とばかりに、
リオネルは全てを、華麗にスルー。
空地の端で「びたっ!」と止まり、「てめえらを迎え撃つ!」とばかりに、
余裕で身構えた。
ぎゃあごおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!
そんなリオネルを認め、「エサのてめぇを骨まで、喰らうぞ!!」と大咆哮し、
迫り来る200体余のゴブリン!
ここで!
習得したギフトスキル『ゴブリンハンター』の能力が最大限、解放される。
「ごおおおらあああっ!!! てめぇらあああああ!!!」
気合を入れながら、
ぎろろろろろろろろっっっ!!!
と、リオネルが地獄の悪鬼のような怖ろしい形相でにらむ。
ゴブリンどもをたじろがせ、怯えさせる『威圧』の攻撃だ。
特異スキル『フリーズハイ』レベル補正プラス15を使うまでもない。
ゴブリンにとっては、『魔王レベル』の恐るべき威圧が襲った!
地の底から支配する魔王の波動のようなリオネルの恐るべき気配に、
ゴブリンどもの先頭集団が怯え、急ブレーキをかけた。
すると!
ドミノ倒しのような『なだれ現象』が起き、群れの半分は折り重なって倒れてしまう。
そこへ念には念を入れ、リオネルは特異スキル『フリーズハイ』レベル補正プラス15を連射!
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射!
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射!
となると、全身を縛られ身動きの取れないゴブリンどもは、
ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し!ドミノ倒し!
ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し! ドミノ倒し!ドミノ倒し!
が際限なく起こりまくり、群れはもう大混乱。
後方では、混乱し、同士討ちまで出る始末である。
こうなると、ゴブリンどもが進撃する勢いは完全に止まっていた。
そして!
殺す! 倒す! 全て滅ぼす!! とばかりに、リオネルは攻撃魔法『風矢』を、
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射!
連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射! 連射ああっ!!!
ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお!!
ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお!!
ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお! ひょおお!!!
ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ!
ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ!
ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ! ぶしゅっ!!!
響き渡る阿鼻叫喚、断末魔の悲鳴!!
きえああああああああああっっっ!!!
ぶぎゃあああああああああっっっ!!!
があああああああああああっっっ!!!
ぎゃっぴ~~~~っっっ!!!
ここで、リオネルは接近戦に切り替え、突撃する!
大混乱するゴブリンどもの真っただ中へ入り、
右手でスクラマサクスを抜き放ちながら一刀両断!
左手、手甲の盾でシールドバッシュ!
蹴りもガンガン!ガンガン!繰り出して行く。
ズババツ!! どしゅ!! どかっ!! ズババツ!! どしゅ!! どかっ!!
ズババツ!! どしゅ!! どかっ!! ズババツ!! どしゅ!! どかっ!!
ズババツ!! どしゅ!! どかっ!! ズババツ!! どしゅ!! どかっ!!
引っかき、噛みつき、体当たりなど、抵抗するゴブリンはいた。
だが!
ギフトスキル『ゴブリンハンター』の力が全開!!
ゴブリンの攻撃を、リオネルは全て無傷で弾き飛ばすう!!
容赦なく、至近距離から、攻撃魔法『風弾』も乱射する。
びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!!
びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!!
びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!! どごおっ!! びしゅっ!!
気が付けば、大声が出ている。
そして、まるでバーサーカーのように、
リオネルは1体の戦闘機械と化していた。
「おらおらおらっっ!!!」
「ひゃっは~ああっ!!!」
「ごらああああっっ!!!」
「逃がすかあっっっ!!!」
「全てぶっ殺すぅぅ!!!」
………戦いを始めて約30分後。
リオネルは、襲って来た200体余りのゴブリンを全て倒していた。
周囲は……ゴブリンの死骸! 死骸! 死骸! ……である。
動かぬ屍となった、ゴブリンどもが放つ血の臭いで、
むせかえるような大気となっていた。
ここで……『バーサーカーモード』が解けた。
「ふ~……あららら、久々のゴブリン戦で、つい熱くなっちまった……」
リオネルは軽く息を吐き、ゴブリンの死骸を見つめる。
お約束の『自問自答』が始まる。
「ええっと……全部倒したか。確かゴブリン渓谷の案件が片付いて、討伐料は一体、銀貨1枚になっていたっけ……と、いう事は少なくとも銀貨200枚……金貨20枚かあ」
「威圧をやりすぎると、目つきや人相が悪くなるって、ゴブリン渓谷で一緒に戦った冒険者から、言われたなあ……ヤバイかな、もしかして……」
「でも俺って、父上や兄上達から受けたストレスを、無双出来るゴブリン戦で発散しているのかなあ。いろいろ叫んでいたみたいだし、結構凶悪な奴なんだ…………ま、いっか。そこそこの小遣い稼ぎにはなったし、以降は気を付けよう。さあてと………」
リオネルはまずは後方を確認する
……男、少年、少女は無事である。
リオネルは安堵した。
「怪我がなく良かったですね、自分は無事だ、」というサインで、
手を大きく打ち振った。
ひとりで!!??
たったひとりでぇぇ!!??
ゴブリンども200体を!!??
全部倒したああ!!!???
対して3人は……リオネルの『無敵鬼神』ぶりに、茫然自失となっていた。
全員が、目を思い切り大きく見開き、口を「ぽかん」とだらしなく開けている。
苦笑したリオネルは、周囲の死骸を見て、葬送魔法『|鎮魂歌《レクイエム)』を行使。
淡々とした雰囲気でおびただしい大量の死骸を……
不死者にならぬよう、どんどん塵と化して行く。
ゴブリンは食用にはならない。
だが、安価な鎧の原料等で、冒険者ギルドが買い上げている。
これだけの数ならば売れば、そこそこの金になる。
なので、本当は死骸をゲットしたかったが……諦めた。
リオネルは他者へ厳秘とした、収納の腕輪を使わない冷静さを取り戻していたのだ。
やがて、倒した全てのゴブリンを塵にすると……
リオネルは「すたすたすた!」と、男、少年、少女の下へ歩み寄り……
「はは、全員無事で良かったです! これでゆっくりメシが食えますね。自分も旅を続けますんで……じゃあ、失礼しまっす!」
丁寧に一礼したリオネルは、にっこり笑い、
さっそうと、カッコよく空地を去ったのであった……
とは、当然ならない!!
「お、お、おいっ!! き、き、君ぃ!! ま、ま、待てぇっ!! 待つんだぁ!! 待てぇぇ!!!」
大慌てした男の絶叫が、リオネルの背後から追いかけて来たのである。
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