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9話
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真人視点
教室に戻るとそこはもぬけの殻だった。
優は......帰ったのか?いやそんなはずはない。周りをよく見ると優の鞄がまだ置いてある。帰っていないということだ。トイレにでも行ってるのかと思い近くのトイレに行ったが誰もいる様子がない。すると廊下の向こう側から誰かが真人に向かって歩いてきた。
「真人~どこ行ってたの?探したんだからね!」
先程、紫吹は美香に言われたとかなんとか言っていた。何か気持ち悪いな。
「お前に話す理由はない」
「そんなこと言わないでよ。ねっ、今から帰るんだよね? カラオケとか行こうよ2人で!どう?」
上目遣いに谷間が見えるようにしたシャツ、自分の魅力を最大限に使いながら言ってきた。2人でカラオケということは誘っているのだろう。こういう事には慣れているため断りを入れて軽くあしらっておけばいい。
「用がある。今日は無理だ。」
「ねぇ、最近つれないね。如月優のせい」
「なんだと」
如月優と言う名前を聞き肩をピクッとさせる。この女から何故優の名前が出てくるのか。誰にも言ったことがないはずだ。如月優と言う名前も呼んだことがない気がする.....なのになぜ、
「やっぱりそうなんだね、最近私にも構ってくれないし他の人に乗り換えたって話も聞かないからこっそりつけてたんだよね。気付かなかった?男とヤってるだなんて笑えない。」
このクソストーカーがと怒りたいが今はそんな場合じゃない。この状況、都合が良すぎるんじゃないか。優は戻ってこない、紫吹に呼び出される、そして美香に偶然会う。まさか....
「おいお前、優はどこだ?」
「そんなの知るわけ....」
「優はどこだと言ったんだよ」
美香の言葉を遮り、怒鳴った。それに驚いた美香は顔面蒼白になり震えていた。真人はいつもなら感情を表に出したりしない。それだけ激怒しているということなのだ。
「た、体育館倉庫......体育館倉庫に西高の人たちと....」
ガクガクと震えながら答える。西高と聞いてピンときた、嫌な予感がする。真人は体育館倉庫へと全力で走っていった。
まずい、本当にまずいあいつは教師に犯されかけるような奴だ。西高の奴等に....
体育館倉庫に着き重い扉を壊す勢いで思い切り開ける。そこには前と後ろを犯されされるがままになる優がいた。嫌がる声も出ておらず目が虚ろになっていることに気づき、怒りが込み上がってくる。次の瞬間普段の自分とは思えないほどの速さで5人を殴っていく。
許せない、許せない許せない優は大切なものなのか?分からないが見ているだけで愛おしく感じるんだ。
教室に戻るとそこはもぬけの殻だった。
優は......帰ったのか?いやそんなはずはない。周りをよく見ると優の鞄がまだ置いてある。帰っていないということだ。トイレにでも行ってるのかと思い近くのトイレに行ったが誰もいる様子がない。すると廊下の向こう側から誰かが真人に向かって歩いてきた。
「真人~どこ行ってたの?探したんだからね!」
先程、紫吹は美香に言われたとかなんとか言っていた。何か気持ち悪いな。
「お前に話す理由はない」
「そんなこと言わないでよ。ねっ、今から帰るんだよね? カラオケとか行こうよ2人で!どう?」
上目遣いに谷間が見えるようにしたシャツ、自分の魅力を最大限に使いながら言ってきた。2人でカラオケということは誘っているのだろう。こういう事には慣れているため断りを入れて軽くあしらっておけばいい。
「用がある。今日は無理だ。」
「ねぇ、最近つれないね。如月優のせい」
「なんだと」
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「やっぱりそうなんだね、最近私にも構ってくれないし他の人に乗り換えたって話も聞かないからこっそりつけてたんだよね。気付かなかった?男とヤってるだなんて笑えない。」
このクソストーカーがと怒りたいが今はそんな場合じゃない。この状況、都合が良すぎるんじゃないか。優は戻ってこない、紫吹に呼び出される、そして美香に偶然会う。まさか....
「おいお前、優はどこだ?」
「そんなの知るわけ....」
「優はどこだと言ったんだよ」
美香の言葉を遮り、怒鳴った。それに驚いた美香は顔面蒼白になり震えていた。真人はいつもなら感情を表に出したりしない。それだけ激怒しているということなのだ。
「た、体育館倉庫......体育館倉庫に西高の人たちと....」
ガクガクと震えながら答える。西高と聞いてピンときた、嫌な予感がする。真人は体育館倉庫へと全力で走っていった。
まずい、本当にまずいあいつは教師に犯されかけるような奴だ。西高の奴等に....
体育館倉庫に着き重い扉を壊す勢いで思い切り開ける。そこには前と後ろを犯されされるがままになる優がいた。嫌がる声も出ておらず目が虚ろになっていることに気づき、怒りが込み上がってくる。次の瞬間普段の自分とは思えないほどの速さで5人を殴っていく。
許せない、許せない許せない優は大切なものなのか?分からないが見ているだけで愛おしく感じるんだ。
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