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6話

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その日の放課後

真人は今日、友人に話があると言われたらしく珍しく遅れると言っていたので1人で掃除だ。いつものようにクラスのみんなが教室から居なくなり掃除を始めようとしたとき肩をポンポンとたたかれた。その方向を見るといつも真人と一緒にいる女子たちが立っていた。その中の1人が話しかけてくる。

「ねぇ、ちょっと来てくんない?」

「えっと....何か...ありましたか」

学校生活で友達はおろか女子と話す機会などない優は緊張してしまい上手く話せずにいた。

「いいから来てよ」

半ば強引に腕を掴まれ連れて行かれた。
抵抗はしたが女子が3、4人となれば優は男だが力がないので無理な話だ。


「ついて行くので、手離して下さい......」


優は勇気を振り絞り、震えた声で言うと手は離してもらえた。
着いたのは体育館裏、そこにいたのはこの前電車で真人と一緒に見かけた恐らく美香という女の子だろう。
美香は友達に肩を撫でられながら俯いて泣いていた。

「最近真人と一緒によくいるらしいね。美香が彼女って知らないの?真人が会ってくれないって、あんたのせいだよね?」

言い返す言葉が全く見つからない。最近は放課後、真人と一緒にて取ったも同然なのは事実だ。だが、真人は優に恋愛感情などというものは抱いていないことなど言われなくても知っている。

「何か言いなさいよ」

「ご、ごめんなさい」

「それだけ?もう真人には近づかないで」

誰かに囲まれるのは初めての事で怖くて足が震える。近づかないでと言われるとはいとしか答えるしか無かった。

「.........はい」

すると突然美香が激怒した。

「こんなのじゃ嫌よ、謝るだけなんて許せない」

すると自分たちの学校と制服の違う男子生徒が5人が体育館倉庫から出てくる。5人はこっちに向かって歩き、美香は歩いてきた5人のうちのボスと思わせる雰囲気を醸し出している男子生徒に近づき腕を抱く。

「宮島くんっ!こいつのこと私許せないの」

宮島は優を見てニヤリと笑った。
タイミングよく出てくるということは最初から....

「好きにしていいんだな?」

「私はもう行くから好きにして」

もう用は済んだとばかりに美香たちは体育館裏から去っていった。
こんなにあっさりと去っていくのは不自然だと思っていたところ横にいた宮島の仲間に無理矢理引っ張られ体育館倉庫に連れて行かれた。
この辺りは誰も近寄らないため助けてくれる人などいないがこのままではやばいと思い助けてを呼ぶため叫んだ。

「やめてください!誰か助け...うぐっ」

宮島に蹴られそのまま吹き飛ばされて壁に頭を強打した。身体が思うように動かず気が遠くなる。
 
「誰も助けになんて来ねーよ黙ってろ」

「宮島さん、こいつどうしますか?」

「顔はかわいーしな男なんて抱いたことねーが試してみるのもいいな......よし輪姦まわそっか」

そう言うと皆やる気があるようで無理やりぐったりと倒れている優の髪を引っ張りマットのある方へ引きずっていく。優は抵抗する気力も無くされるがままになっていた。
ズボンを引き下ろされお尻を突き出す状態で宮島の方を向き首を押さえられる。
誰か助けてと願うことしか出来なかった。

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