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昨日は色々なことを考えているとつい夜更かしをしてしまった。いつもは11時半に寝ると決めているが昨日寝たのは深夜の2時だ。
「ふぁ~眠い....」
「優~あなた夜更かししたわねクマができてるわちゃんと寝なさいよ」
目を擦って眠そうにしているとお母さんから注意されてしまった。寝不足でノロノロと朝の準備をしていたら家を出る時間が遅刻ギリギリになってしまったので急いで準備をする。
家から全力で走ったおかげでギリギリ間に合い電車に乗る。空いていた場所に座ると電車の丁度いい揺れで急に眠気が襲ってきたので少しだけ眠ろうと思い眠った....
「おい、早く起きろ着いたぞ」
「ほらっ出るぞ」
少しと思いながら大分と寝てしまったようだ。真人の声が聞こえたと思ったが何故かぼーっとしてしまい寝ぼけていると手を引かれてなんとか電車を降りる事ができた。
あ、ここ学校の最寄駅か...制服着てるから誰かが降ろしてくれたのかな。
「ぼけっとしてる場合じゃないぞ」
「え......」
真人?!一気に眠気が覚めてしまった。先程声をかけてくれたのも手を引かれ電車を降りたのも真人だったという事実に顔が赤くなる。
手......手繋がれてたの?恥ずかしいけど嬉しい。
「だ、大丈夫だよ。ありがとう」
真人に向かって感謝を言い微笑んだ。
「そうか、気をつけろ」
そう言って優から離れ、早歩きで学校に行ってしまった。真人から気をつけろなんて優しい言葉が出てくるとは思わず、恥ずかしさと嬉しさが入り混じり不思議な気持ちになった。
✳︎✳︎✳︎✳︎
真人視点
真人は早歩きをして出来るだけ優から離れようとした。真人より身長が低いので上目遣いになり、ありがとうと微笑まれただけなのに心臓で変な音が鳴っている。
「まじかよ....あれは反則だ」
と一人で呟き、いつも無愛想で今まで誰にも興味のない真人だったが最近は優のことだけはなんでか気になるようだ。クラスや電車で会うとつい優のことを見てしまう。この気持ちは何ていうのだろうか。
「ふぁ~眠い....」
「優~あなた夜更かししたわねクマができてるわちゃんと寝なさいよ」
目を擦って眠そうにしているとお母さんから注意されてしまった。寝不足でノロノロと朝の準備をしていたら家を出る時間が遅刻ギリギリになってしまったので急いで準備をする。
家から全力で走ったおかげでギリギリ間に合い電車に乗る。空いていた場所に座ると電車の丁度いい揺れで急に眠気が襲ってきたので少しだけ眠ろうと思い眠った....
「おい、早く起きろ着いたぞ」
「ほらっ出るぞ」
少しと思いながら大分と寝てしまったようだ。真人の声が聞こえたと思ったが何故かぼーっとしてしまい寝ぼけていると手を引かれてなんとか電車を降りる事ができた。
あ、ここ学校の最寄駅か...制服着てるから誰かが降ろしてくれたのかな。
「ぼけっとしてる場合じゃないぞ」
「え......」
真人?!一気に眠気が覚めてしまった。先程声をかけてくれたのも手を引かれ電車を降りたのも真人だったという事実に顔が赤くなる。
手......手繋がれてたの?恥ずかしいけど嬉しい。
「だ、大丈夫だよ。ありがとう」
真人に向かって感謝を言い微笑んだ。
「そうか、気をつけろ」
そう言って優から離れ、早歩きで学校に行ってしまった。真人から気をつけろなんて優しい言葉が出てくるとは思わず、恥ずかしさと嬉しさが入り混じり不思議な気持ちになった。
✳︎✳︎✳︎✳︎
真人視点
真人は早歩きをして出来るだけ優から離れようとした。真人より身長が低いので上目遣いになり、ありがとうと微笑まれただけなのに心臓で変な音が鳴っている。
「まじかよ....あれは反則だ」
と一人で呟き、いつも無愛想で今まで誰にも興味のない真人だったが最近は優のことだけはなんでか気になるようだ。クラスや電車で会うとつい優のことを見てしまう。この気持ちは何ていうのだろうか。
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