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番外編5 壮介 麦茶!
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や、やばい。
本当にやばかった・・・
勇太きゅんの破壊力半端ない。
今までなんども来た俺の部屋なのに、今日はそわそわしちゃって可愛いったらない。
しかも、真っ赤になって、オロオロして本当にやばい。
そう、本当にやばいんだよ!!
襲っちゃうから、俺!
頼むから、これ以上可愛いことしないでくれ。
今日はもう、さっきのアレで十分・・・
いや、なんでもない。なんでもないから!
平常心だ。
試合会場だと思えばブラフはお手のもんだ。
俺は問題に集中しているふりをしながら、こっそりと勇太を盗み見た。
さっきまでそわそわしていた勇太は、さらさらとテキストを書き写しながら、ブツブツ呟き、しっかり勉強に集中している。
集中できないのは俺だけか、そう思いながらも、問題をポツポツ解きながら勇太をチラチラと見ると、金色に光る毛先が、風に踊っていた。
(今日も綺麗だなあ、勇太きゅん)
別に顔だけが好きなわけじゃないぞ?でも、やっぱり綺麗だ。
柑橘の匂いが、俺を誘惑する。
見られている気配に気づいたのか、ふと勇太が顔を上げた。
そして、にっこりと微笑むと、また問題に視線を戻した。
ずきゅん。
うそ・・・うそだろ?ちょっと、可愛すぎないか?天使?天使が俺の部屋に来てるのか?
流石の俺も動揺を隠しきれない。
血が逆流する。
真っ赤に染まった顔を隠すために教科書を顔の前に広げたが、どうにも隠しきれない。
「む、麦茶!」
がばっと立ち上がると大股で部屋を横切り、ドアの外に出た。
や、やばいやばすぎる。勇太きゅんの破壊力半端なすぎる。
思わずドアの外に座り込み精神統一を図った。
「落ち着け、平常心、平常心・・・」
がさっ
姉貴が目の前でカメラを構えていた。
「あ、あら?たまたま、ちょっと通りかかっただけだけど?」
「おい」
「たまたま、ちょっと、ちょっとたまたまよ?」
「何言ってんだよ。勇太のこと撮るなよな?」
「あんた撮ってもしょうがないじゃない」
「コラ。これは没収だ」
俺は姉貴から携帯を取り上げた。
「勇太が帰ったら返してやる」
「ちょっとぉ!」
ギャーギャー騒いでるが、力で俺にかなうわけない。
俺は姉貴の手をかわしながら1階に降り、麦茶を注いだ。
ついでにアルバムもチェックだ。
なんとクソ姉貴、俺の目を盗んで「勇太メモリーズ」を作っていやがった。
しかも、さっきのお宝写真まで・・・ったく。油断も隙もない。
これはすかさず消去だな。
俺の携帯に送ってから全部消して返してやる。
まあ、でもちょっと、ラッキーだな。
お宝写真ゲット。
気分がちょっと上がる。ついついニヤつく口元を必死で抑えていると、やばかった気分もだんだん落ち着いてきた。
もういいだろう。
とんとんと階段を上がり、部屋のドアを開けた。音に反応して勇太が振り返る。
大きな目が俺をとらえ、にっこりと微笑んだ。
「おかえり、壮介」
ぐおっ。
こ、これは・・・スケスケ姫以上の破壊力・・・おれ、もうちょっと、やばいかも。
「おかえり、壮介」
「おかえり、壮介」
「おかえり、壮介」
リフレインする勇太の声・・・
「おかえり、壮介。ご飯にする?お風呂にする?それとも♡・・・オ・レ・♡?」
ぐおおお、やばい、やばすぎる。新婚さんプレイが突然始まるとは、思いもよらなかったぞ!
答えは決まってるだろ!一択だから!一択!!
チョット待て妄想!落ち着け、落ち着くんだ!
思わず、麦茶の乗ったトレイを勇太の手にぐいっと押し込む。
「忘れた」
とだけ言うと、また部屋を出た。
「か、かわいすぎる・・・やばい。平常心平常心」
しゃがみこんだ俺は落ち着こうと、必死で精神統一を図る。
「だから美しいものはシェアしないと」
まだいたのかよ。姉貴の声を聞いた途端、すっと心が落ち着いた。
勇太を魔の手から守らないと。
「絶対に入ってくんな」
俺は姉貴をギロリと睨みつけ、部屋に戻った。
まあ、姉貴も、たまには役に立つことがあるのかな。
本当にやばかった・・・
勇太きゅんの破壊力半端ない。
今までなんども来た俺の部屋なのに、今日はそわそわしちゃって可愛いったらない。
しかも、真っ赤になって、オロオロして本当にやばい。
そう、本当にやばいんだよ!!
襲っちゃうから、俺!
頼むから、これ以上可愛いことしないでくれ。
今日はもう、さっきのアレで十分・・・
いや、なんでもない。なんでもないから!
平常心だ。
試合会場だと思えばブラフはお手のもんだ。
俺は問題に集中しているふりをしながら、こっそりと勇太を盗み見た。
さっきまでそわそわしていた勇太は、さらさらとテキストを書き写しながら、ブツブツ呟き、しっかり勉強に集中している。
集中できないのは俺だけか、そう思いながらも、問題をポツポツ解きながら勇太をチラチラと見ると、金色に光る毛先が、風に踊っていた。
(今日も綺麗だなあ、勇太きゅん)
別に顔だけが好きなわけじゃないぞ?でも、やっぱり綺麗だ。
柑橘の匂いが、俺を誘惑する。
見られている気配に気づいたのか、ふと勇太が顔を上げた。
そして、にっこりと微笑むと、また問題に視線を戻した。
ずきゅん。
うそ・・・うそだろ?ちょっと、可愛すぎないか?天使?天使が俺の部屋に来てるのか?
流石の俺も動揺を隠しきれない。
血が逆流する。
真っ赤に染まった顔を隠すために教科書を顔の前に広げたが、どうにも隠しきれない。
「む、麦茶!」
がばっと立ち上がると大股で部屋を横切り、ドアの外に出た。
や、やばいやばすぎる。勇太きゅんの破壊力半端なすぎる。
思わずドアの外に座り込み精神統一を図った。
「落ち着け、平常心、平常心・・・」
がさっ
姉貴が目の前でカメラを構えていた。
「あ、あら?たまたま、ちょっと通りかかっただけだけど?」
「おい」
「たまたま、ちょっと、ちょっとたまたまよ?」
「何言ってんだよ。勇太のこと撮るなよな?」
「あんた撮ってもしょうがないじゃない」
「コラ。これは没収だ」
俺は姉貴から携帯を取り上げた。
「勇太が帰ったら返してやる」
「ちょっとぉ!」
ギャーギャー騒いでるが、力で俺にかなうわけない。
俺は姉貴の手をかわしながら1階に降り、麦茶を注いだ。
ついでにアルバムもチェックだ。
なんとクソ姉貴、俺の目を盗んで「勇太メモリーズ」を作っていやがった。
しかも、さっきのお宝写真まで・・・ったく。油断も隙もない。
これはすかさず消去だな。
俺の携帯に送ってから全部消して返してやる。
まあ、でもちょっと、ラッキーだな。
お宝写真ゲット。
気分がちょっと上がる。ついついニヤつく口元を必死で抑えていると、やばかった気分もだんだん落ち着いてきた。
もういいだろう。
とんとんと階段を上がり、部屋のドアを開けた。音に反応して勇太が振り返る。
大きな目が俺をとらえ、にっこりと微笑んだ。
「おかえり、壮介」
ぐおっ。
こ、これは・・・スケスケ姫以上の破壊力・・・おれ、もうちょっと、やばいかも。
「おかえり、壮介」
「おかえり、壮介」
「おかえり、壮介」
リフレインする勇太の声・・・
「おかえり、壮介。ご飯にする?お風呂にする?それとも♡・・・オ・レ・♡?」
ぐおおお、やばい、やばすぎる。新婚さんプレイが突然始まるとは、思いもよらなかったぞ!
答えは決まってるだろ!一択だから!一択!!
チョット待て妄想!落ち着け、落ち着くんだ!
思わず、麦茶の乗ったトレイを勇太の手にぐいっと押し込む。
「忘れた」
とだけ言うと、また部屋を出た。
「か、かわいすぎる・・・やばい。平常心平常心」
しゃがみこんだ俺は落ち着こうと、必死で精神統一を図る。
「だから美しいものはシェアしないと」
まだいたのかよ。姉貴の声を聞いた途端、すっと心が落ち着いた。
勇太を魔の手から守らないと。
「絶対に入ってくんな」
俺は姉貴をギロリと睨みつけ、部屋に戻った。
まあ、姉貴も、たまには役に立つことがあるのかな。
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