26 / 54
26 壮介
しおりを挟む
遅すぎるぐらいの恋の自覚に自分でも驚きながらも、まあ、半ばわかっていたような。
でも、そもそも男同士ってどうなのか?とか色々と考え込んでしまった。
そんなこと誰も教えてくれない。
考えてみれば女の子との恋愛の方法だって習わないな。ただ当たり前ってだけで。
男同士なんてなおさらだ。
テレビでは色々言ってるが、どうすれば相手に振り返ってもらえるのか、そもそも友達を好きになっていいのかすらわからない。
(そう言えば、男同士ってどうやってヤルんだ?)
素朴な疑問だった。いや、だからほら、男の子だから。
ぶっちゃけ、散々お世話になってきたが、あの柑橘の匂いを思い出すだけでも、脳から血が噴き出すぐらい興奮してたし、妄想の中で挿れてた場所は一体どこなのか、実はよくわからない。
尻?
尻の穴なのか?
うーん・・・リアルには想像もつかない。
(まあ、そこはやっぱりグー○ル先生に聞いてみるか)
俺の頭の中のポンコツ検索エンジンはあっさりと敗北し、リアルな検索エンジンのお世話になることにした。
女はまあ・・・あるんだろうな?エロ動画なら巷に溢れてる。
じゃ男同士は?
えーっと、男同士のセックス・・・?
動画サイトを開くと、そこには想像を絶する世界が広がっていた。
(うえっ?なんだこれ?ビビるな。)
俺のジュニアは沈黙している。
(俺、本当に出来んのか?っつーか、ちょっと、無理っつーか、勇太ならどうだ?)
とりあえず、動画サイトの中で喘いでいる男優の顔を勇太に置き換えてみる。
(勇太きゅんの方が断然キレイだ‥‥‥おわっ)
男優の顔を勇太の顔に置き換えた瞬間、俺のジュニアは元気に勃ち上がった!
(まあ、そうだろうな。そうだとは思ってたけど、イタイ‥‥‥)
俺は張り詰めすぎて痛いぐらいの俺のジュニアに、少し落ち着くように言い聞かせた。
(でも、なんだか、大丈夫なのかな。尻の穴とか、なんだか、痛そうだし。出すところに入れて身体に負担はないんだろうか?)
とりあえず、少し調べてみよう。
えーっと男同士のセックスには準備が必要?
準備・・・?
どうやら、受ける側の男には随分と身体の負担がありそうだ。
馴らす・・・?
ほぐす・・・?
色々と、あるらしい。
しかも、か、浣腸・・・?
ゆ、勇太きゅんに?お、俺の勇太きゅんに?
ぶ、無礼なんじゃないのそれ。
いや、待て、もしかして・・・俺か?俺が受けるなの方か?ええっ?
想像したこともなかったが、アイツだって男だもんな?
そうだよな、そうだよな。別にそんなこと決まってないもんな。
・・・
どっちだっていいんだよな。
大体そんなこと、どんなタイミングでどうやって決めるんだよ。
どうしたらいいんだ?
勝手にずっと俺が挿れる方でオカズにしてたけど、そんなこと、決まってないよな?
え?どうやって聞いたらいいんだ?
いつ、どこで?どんなタイミングで?
リバ?そんな高度な技もあるのか?
考えたこともなかった・・・
いや、奥が深いんだな・・・
でも、そもそも、俺たち付き合ったりとかしてないんじゃないか?
どこかで冷静な俺がツッコミを入れる。
確かに!当たり前だけど!告ってもないしな?
しかもなんで当然にあいつが受けると思い込んでたんだ?
俺、先走りすぎたのか???
それに、もしかして・・・唯の「オトモダチ」かもしれないもんな?
そこまで考えると、混乱した俺の頭はオーバーヒートし、シューシューと湯気が噴き出してきた。
もうダメだ、今日は寝よう。
また明日、考えよう。
___________________________________________
ありがとうございました。
でも、そもそも男同士ってどうなのか?とか色々と考え込んでしまった。
そんなこと誰も教えてくれない。
考えてみれば女の子との恋愛の方法だって習わないな。ただ当たり前ってだけで。
男同士なんてなおさらだ。
テレビでは色々言ってるが、どうすれば相手に振り返ってもらえるのか、そもそも友達を好きになっていいのかすらわからない。
(そう言えば、男同士ってどうやってヤルんだ?)
素朴な疑問だった。いや、だからほら、男の子だから。
ぶっちゃけ、散々お世話になってきたが、あの柑橘の匂いを思い出すだけでも、脳から血が噴き出すぐらい興奮してたし、妄想の中で挿れてた場所は一体どこなのか、実はよくわからない。
尻?
尻の穴なのか?
うーん・・・リアルには想像もつかない。
(まあ、そこはやっぱりグー○ル先生に聞いてみるか)
俺の頭の中のポンコツ検索エンジンはあっさりと敗北し、リアルな検索エンジンのお世話になることにした。
女はまあ・・・あるんだろうな?エロ動画なら巷に溢れてる。
じゃ男同士は?
えーっと、男同士のセックス・・・?
動画サイトを開くと、そこには想像を絶する世界が広がっていた。
(うえっ?なんだこれ?ビビるな。)
俺のジュニアは沈黙している。
(俺、本当に出来んのか?っつーか、ちょっと、無理っつーか、勇太ならどうだ?)
とりあえず、動画サイトの中で喘いでいる男優の顔を勇太に置き換えてみる。
(勇太きゅんの方が断然キレイだ‥‥‥おわっ)
男優の顔を勇太の顔に置き換えた瞬間、俺のジュニアは元気に勃ち上がった!
(まあ、そうだろうな。そうだとは思ってたけど、イタイ‥‥‥)
俺は張り詰めすぎて痛いぐらいの俺のジュニアに、少し落ち着くように言い聞かせた。
(でも、なんだか、大丈夫なのかな。尻の穴とか、なんだか、痛そうだし。出すところに入れて身体に負担はないんだろうか?)
とりあえず、少し調べてみよう。
えーっと男同士のセックスには準備が必要?
準備・・・?
どうやら、受ける側の男には随分と身体の負担がありそうだ。
馴らす・・・?
ほぐす・・・?
色々と、あるらしい。
しかも、か、浣腸・・・?
ゆ、勇太きゅんに?お、俺の勇太きゅんに?
ぶ、無礼なんじゃないのそれ。
いや、待て、もしかして・・・俺か?俺が受けるなの方か?ええっ?
想像したこともなかったが、アイツだって男だもんな?
そうだよな、そうだよな。別にそんなこと決まってないもんな。
・・・
どっちだっていいんだよな。
大体そんなこと、どんなタイミングでどうやって決めるんだよ。
どうしたらいいんだ?
勝手にずっと俺が挿れる方でオカズにしてたけど、そんなこと、決まってないよな?
え?どうやって聞いたらいいんだ?
いつ、どこで?どんなタイミングで?
リバ?そんな高度な技もあるのか?
考えたこともなかった・・・
いや、奥が深いんだな・・・
でも、そもそも、俺たち付き合ったりとかしてないんじゃないか?
どこかで冷静な俺がツッコミを入れる。
確かに!当たり前だけど!告ってもないしな?
しかもなんで当然にあいつが受けると思い込んでたんだ?
俺、先走りすぎたのか???
それに、もしかして・・・唯の「オトモダチ」かもしれないもんな?
そこまで考えると、混乱した俺の頭はオーバーヒートし、シューシューと湯気が噴き出してきた。
もうダメだ、今日は寝よう。
また明日、考えよう。
___________________________________________
ありがとうございました。
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
【完結】はじめてできた友だちは、好きな人でした
月音真琴
BL
完結しました。ピュアな高校の同級生同士。友達以上恋人未満な関係。
人付き合いが苦手な仲谷皇祐(なかたにこうすけ)は、誰かといるよりも一人でいる方が楽だった。
高校に入学後もそれは同じだったが、購買部の限定パンを巡ってクラスメートの一人小此木敦貴(おこのぎあつき)に懐かれてしまう。
一人でいたいのに、強引に誘われて敦貴と共に過ごすようになっていく。
はじめての友だちと過ごす日々は楽しいもので、だけどつまらない自分が敦貴を独占していることに申し訳なくて。それでも敦貴は友だちとして一緒にいてくれることを選んでくれた。
次第に皇祐は嬉しい気持ちとは別に違う感情が生まれていき…。
――僕は、敦貴が好きなんだ。
自分の気持ちに気づいた皇祐が選んだ道とは。
エブリスタ様にも掲載しています(完結済)
エブリスタ様にてトレンドランキング BLジャンル・日間90位
◆「第12回BL小説大賞」に参加しています。
応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
ピュアな二人が大人になってからのお話も連載はじめました。よかったらこちらもどうぞ。
『迷いと絆~友情か恋愛か、親友との揺れる恋物語~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/416124410/923802748
【完結】遍く、歪んだ花たちに。
古都まとい
BL
職場の部下 和泉周(いずみしゅう)は、はっきり言って根暗でオタクっぽい。目にかかる長い前髪に、覇気のない視線を隠す黒縁眼鏡。仕事ぶりは可もなく不可もなく。そう、凡人の中の凡人である。
和泉の直属の上司である村谷(むらや)はある日、ひょんなことから繁華街のホストクラブへと連れて行かれてしまう。そこで出会ったNo.1ホスト天音(あまね)には、どこか和泉の面影があって――。
「先輩、僕のこと何も知っちゃいないくせに」
No.1ホスト部下×堅物上司の現代BL。
死に戻り騎士は、今こそ駆け落ち王子を護ります!
時雨
BL
「駆け落ちの供をしてほしい」
すべては真面目な王子エリアスの、この一言から始まった。
王子に”国を捨てても一緒になりたい人がいる”と打ち明けられた、護衛騎士ランベルト。
発表されたばかりの公爵家令嬢との婚約はなんだったのか!?混乱する騎士の気持ちなど関係ない。
国境へ向かう二人を追う影……騎士ランベルトは追手の剣に倒れた。
後悔と共に途切れた騎士の意識は、死亡した時から三年も前の騎士団の寮で目覚める。
――二人に追手を放った犯人は、一体誰だったのか?
容疑者が浮かんでは消える。そもそも犯人が三年先まで何もしてこない保証はない。
怪しいのは、王位を争う第一王子?裏切られた公爵令嬢?…正体不明の駆け落ち相手?
今度こそ王子エリアスを護るため、過去の記憶よりも積極的に王子に関わるランベルト。
急に距離を縮める騎士を、はじめは警戒するエリアス。ランベルトの昔と変わらぬ態度に、徐々にその警戒も解けていって…?
過去にない行動で変わっていく事象。動き出す影。
ランベルトは今度こそエリアスを護りきれるのか!?
負けず嫌いで頑固で堅実、第二王子(年下) × 面倒見の良い、気の長い一途騎士(年上)のお話です。
-------------------------------------------------------------------
主人公は頑な、王子も頑固なので、ゆるい気持ちで見守っていただけると幸いです。
キンモクセイは夏の記憶とともに
広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。
小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。
田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。
そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。
純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。
しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。
「俺になんてもったいない!」
素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。
性描写のある話は【※】をつけていきます。
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる