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マリース・アースドロイト
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「…レイがやって来ないというのも…暇なのですね…」
最近は毎日のようにいっしょにいましたから…
「…古代魔法書でも読みましょう」
新しい魔法を覚えて…国の役に立てなくてはね
「えっと…前に読んだのが…飛行魔法までだったかしら?」
確かその次は創作魔法…
「マリース様」
「どうしたの?」
その時メイドから声をかけられた。
「…第二王子様がお訪ねです」
第二王子…レイの弟ね
「通してちょうだい」
メイドがいれば2人きりになることはありませんもの
お父様とレイに怒られることもありませんわ
「初めまして…えっと…」
「エドワードだ」
「そうそう。エドワード殿下…ってレイ!?」
まさかの第二王子の名前を教えてくれたのはレイだった。
「嘘!!だって…まだ視察の時間じゃ…」
「1日で終わらせて魔法で帰ってきたんだよ。マリースに会えない方が辛いから」
「…会って早々甘々発言…」
「言いじゃんか。婚約者なんだし」
「…えぇ…まぁ…でも殿下の前ですよ?」
「弟なら問題なし。僕もどれだけ甘々を見せつけられたか…」
「そうなんですの…」
「違うっ!!」
当の第二王子様は否定されてますけれど…
「マリース…だったか?」
「おい。エディ。僕の婚約者を呼び捨てにするな」
「いいじゃないの」
「お前。俺の嫁になれ」
「「…え?」」
レイと2人で間抜けな声を出してしまいましたわ…
え?
さっきからレイが婚約者って言っていますわよね?
「この世の女は全て俺のモノ」
「マリースだけは譲らない」
あの…兄弟喧嘩は他で…
「…さ…幸!!」
「ピュイ!!」
スココココ
「痛っ。ちょ…マリースのグリフォン酷くない?」
「幸。ありがとうですわ。今度手作りのお菓子あげますわね」
「あ。ずるい。僕にも」
「レイにはあげませんわ。幸だけですの」
私は幸を抱っこした。
幸…女の子なのにナイトみたいですわ
「で?エディ。何の用?」
「兄様。俺にも婚約者ができた」
「あら。おめでとうございますわ」
「嫌だ」
「…まだ遊びたいと?」
「そう。だから兄様から父上に言ってくれないか?」
「無理。マリースだったら聞くかもしれないけど…」
「私は言いませんわよ!?」
何故私が第二王子様の婚約を取り消してくださいと陛下にお願いするのですか!?
最近は毎日のようにいっしょにいましたから…
「…古代魔法書でも読みましょう」
新しい魔法を覚えて…国の役に立てなくてはね
「えっと…前に読んだのが…飛行魔法までだったかしら?」
確かその次は創作魔法…
「マリース様」
「どうしたの?」
その時メイドから声をかけられた。
「…第二王子様がお訪ねです」
第二王子…レイの弟ね
「通してちょうだい」
メイドがいれば2人きりになることはありませんもの
お父様とレイに怒られることもありませんわ
「初めまして…えっと…」
「エドワードだ」
「そうそう。エドワード殿下…ってレイ!?」
まさかの第二王子の名前を教えてくれたのはレイだった。
「嘘!!だって…まだ視察の時間じゃ…」
「1日で終わらせて魔法で帰ってきたんだよ。マリースに会えない方が辛いから」
「…会って早々甘々発言…」
「言いじゃんか。婚約者なんだし」
「…えぇ…まぁ…でも殿下の前ですよ?」
「弟なら問題なし。僕もどれだけ甘々を見せつけられたか…」
「そうなんですの…」
「違うっ!!」
当の第二王子様は否定されてますけれど…
「マリース…だったか?」
「おい。エディ。僕の婚約者を呼び捨てにするな」
「いいじゃないの」
「お前。俺の嫁になれ」
「「…え?」」
レイと2人で間抜けな声を出してしまいましたわ…
え?
さっきからレイが婚約者って言っていますわよね?
「この世の女は全て俺のモノ」
「マリースだけは譲らない」
あの…兄弟喧嘩は他で…
「…さ…幸!!」
「ピュイ!!」
スココココ
「痛っ。ちょ…マリースのグリフォン酷くない?」
「幸。ありがとうですわ。今度手作りのお菓子あげますわね」
「あ。ずるい。僕にも」
「レイにはあげませんわ。幸だけですの」
私は幸を抱っこした。
幸…女の子なのにナイトみたいですわ
「で?エディ。何の用?」
「兄様。俺にも婚約者ができた」
「あら。おめでとうございますわ」
「嫌だ」
「…まだ遊びたいと?」
「そう。だから兄様から父上に言ってくれないか?」
「無理。マリースだったら聞くかもしれないけど…」
「私は言いませんわよ!?」
何故私が第二王子様の婚約を取り消してくださいと陛下にお願いするのですか!?
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