天才？秀才？そんなのじゃなくて可愛いって言って!!

マリース･アースドロイト

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｢熱い…｣
私は水で体を洗い流していた｡
服を着たまま…
｢マリースっ!!｣
ガラッ
｢きゃあっ!!レイっ!!｣
｢大丈夫！？火傷したんだって！？｣
｢…出ていってください…｣
｢あぁ…こんなに赤くなって…｣
｢出ていってください｣
｢今水を浴びてるんだね？もういいでしょ？拭いて今すぐ医務室に行こうか｣
｢出ていってください｣
…聞きませんわ
｢ほら｡早く｣
レイは私をタオルで拭き始めた｡
｢出ていってください｣
｢つれないこと言わないの｡このままだと風邪引くよ｣
ワシャワシャ…
あ…の…
私服着たまま水浴びしたから…
服が体に引っ付いてるんだけど…
｢よし｣
｢良しじゃありませんわ!!着替えさせてくださいませ!!｣
｢…あ｣
レイの視線が段々と下へと下がっていった｡
｢な…何ですの？｣
｢いいスタイルしてるね｣
｢バカっ!!変態っ!!｣
私はレイから体を隠しながらクローゼットから新しい服を出し着替えた｡
｢また成長した？身長は伸びないのに｣
イラッ
｢女性らしい体つきになっていくよね｡そっちに栄養がいってるの？｣
イライラッ
｢身長は大きくならないのにこっちは大きくなるんだもんね｣
ムニムニ
｢触るなですわぁぁぁ!!｣
私はレイを突き飛ばした｡
｢いた…｣
｢火傷だね｡よっと｣
｢きゃあっ!!｣
レイは私を横抱きにした｡
いわゆるお姫様抱っこだ
｢おろしてくださいませ!!｣
｢この方が早いでしょ｣
レイはそのままスタスタと医務室まで歩いて行ってしまった｡
は…恥ずかしいですわ
視線が…
視線がぁ…