転生しました!!

如月花恋

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大人リィ

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「…で?何してたんだ?」
レオンは私をベットにおろしすぐそう言った。
「…お手伝いしてた…奴隷の。」
「働くなと言わなかったか?」
「言った。だけど…大変そうだったし魔法も使ってたから体は動かしてないよ?」
「…本格的に説教した方がいいか?軽く軟禁状態になるが…」
「ひぃ!!レオンが怖いよぉ…アイ~」
「王妃様?」
私が呼ぶとアイはすぐに私の横に来た。
「抱っこ。」
「おい?」
「して?お願い。」
「ご命令ですね。」
アイはそう言って私を抱き上げた。
「王妃様軽いですね。」
「何?ちゃんと食べてるはずなんだが…ちょっと貸せ。」
レオンはアイから私を受け取った。
「私…物じゃないんだけど?」
「確かに軽いな…本当に15歳か?」
「15歳よ!!体が成長してないだけでしょ!!」
「いや…ほんの少しずつ成長するはずなんだが…特に子供は1年で3cmは伸びるはずなんだが…」
「…だって寝てたもん。その間何も食べてないでしょ?」
「そうか…じゃあその分カロリー高いものにした方がいいのか?」
「やめて!!太る!!」
私はレオンの腕の中で暴れた。
「よせよ。動くなって。」
「太りたくない~!!ちゃんと食べるから~寝たりしないから~!!」
私が駄々をこねているとやっとレオンは私をおろした。
「…確か莉鬼から貰ったリィのデータがあったはず…」
レオンは引き出しから私のプロフィールを取り出した。

4歳の時
身長:95cm
体重:13kg

「…小さくね?」
「お父様達にも言われた。それにたくさんのお医者さんも見てった。」
「…現在どのくらいなのか…」
レオンはメイドに身長計と体重計を用意させた。
「…レオン私立てないの知ってるでしょ?」
「あぁ…そうかまぁ身長は手助けしてやる。」
レオンは私の体を持ち立たせた。
「…96cm…です。」
身長計の記録を見ていたメイドはそう言った。
「1cmしか成長してないのか!?次体重だ。」
レオンは私を体重計の上に座らせた。
「冷たい…」
「我慢しろ。」
「体重…13kg…」
「体重は変わらないか…やっぱり食事変えるか…」
レオンは立ち上がった。
「ねぇ?レオン?おろしてくれないと動けないんだけど…」
私は体重計の上に座ったまま言った。
「そうか…忘れてた。」
レオンは私をメイドに預けると部屋を出て行った。
「至れり尽くせり…か…」
私は転ばないようメイドに抱きついていた。
すると耳に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「"王妃様!!助けて!!"」
「…あの子ね。」
私はメイドから離れ少しの間だったら立っていられるのを利用して転送した。

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