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本編
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「精霊!!」
『『『『『はいなのです~』』』』』
「第1部隊は前!!第2部隊は後ろを!!」
私は精霊達に指示を出し魔獣達を倒した。
「…リーダー…メンバーさん…大丈夫?」
「あ…ち…ゆ…」
…話せることは話せるけど
出血量が多いな
…さすがに四肢がない状態なら痛みで意識を保つのがやっとのはず
私は皆に手をかざした。
…すると奥にもいることに気づいた。
…他の討伐メンバー…
あと…5人くらい?
そっちも怪我がやばい
…仕方ない
治癒魔法発動
使う魔力は…全部
皆を完治させる!!
私は今の私に出せる全部の力を使って皆を治した。
ーーティアラリース!!それ以上はあなたの身が危ないわ!!
「わかってる…わかってるよ」
…魔力を失うのは死に繋がること。
この世界では体の中の魔力が無くなると…数時間で死に至る。
「だからやるの。私一人の命でチーム全員の命が助けられるのなら安いもんでしょ?」
ーー自分が犠牲になればなんて考えないで!!
「…ごめんね。ウィルス。1回死ぬとね…あんまり死ぬこと…怖くなくなるみたい。もう私みたいな転生者は生み出さない方がいいよ」
ーーやめて…やめて
「…ごめんね」
私は魔力を使い切りその場に倒れた。
…ごめんね
ウィルス
あなたには感謝してるのよ?
あなたのおかげで私はリズやレンに出会えた
あなたの助言があったからいろんな人が救えたの
ありがとう
ありがとうね
ウィルス視点
「そんなの…嫌…嫌…私が…何のために…転生させたと…」
あの子は私の…元妹なの
前の人生…神だった頃に…酷い目にあってたから…
あなたは自ら命を絶った
神はナイフで心臓や喉を一突きにしても死なない
…死ぬ方法は1つだけ
信仰心を無くすこと
…でもそんなのほぼ不可能だったの
だってもう人の間に私達のことは知れ渡ってたもの
あなたは…その不可能を…可能にした
人々の記憶から自らの記憶を消し去ったのだ
あなたは忘却の神
…そんなの容易いことだったのよね
あなたは私の腕の中で…微笑んで消えていった
何一つ残さずに
私は必死に…必死にあなたの魂を探して…見つけたの
それからはずっと…あなたの転生する世界の神に頼み込んで見守らせてもらったのよ
…幸せになれるように
今度こそ…今度こそって
あなたの幸せは私の幸せなの
…今世も幸せになれるようにって…
やっと私の元へ転生させられるようになったから…
やっと…やっと…昔のように話せると思ったのに
「…あなたが消えたいと願うのなら…そうしてあげるのが姉の役目よね…でも…私にはそんなこと出来ない…出来ないの」
私は一瞬だけ向こう側へ行きティアラリースの体に触れた。
「…あなたの記憶を貰うわ。命を助ける代償よ……ティアラリース。また…姉様と…その可愛らしい声で呼んでね」
ティアラリースを…飛ばそう
誰も知らない土地へ
この子が幸せになれる土地へ
特別な力はこの子を滅ぼしてしまう
もうこの辺りにはこの子の力が知れ渡っているわ
…大陸を渡そう
ごめんなさいね
ダメな姉で
でもね
あなたのことを本当に思っているの
許してちょうだい
私はティアラリースを私の持てる権限全てを使って…遠くへ飛ばした。
『『『『『はいなのです~』』』』』
「第1部隊は前!!第2部隊は後ろを!!」
私は精霊達に指示を出し魔獣達を倒した。
「…リーダー…メンバーさん…大丈夫?」
「あ…ち…ゆ…」
…話せることは話せるけど
出血量が多いな
…さすがに四肢がない状態なら痛みで意識を保つのがやっとのはず
私は皆に手をかざした。
…すると奥にもいることに気づいた。
…他の討伐メンバー…
あと…5人くらい?
そっちも怪我がやばい
…仕方ない
治癒魔法発動
使う魔力は…全部
皆を完治させる!!
私は今の私に出せる全部の力を使って皆を治した。
ーーティアラリース!!それ以上はあなたの身が危ないわ!!
「わかってる…わかってるよ」
…魔力を失うのは死に繋がること。
この世界では体の中の魔力が無くなると…数時間で死に至る。
「だからやるの。私一人の命でチーム全員の命が助けられるのなら安いもんでしょ?」
ーー自分が犠牲になればなんて考えないで!!
「…ごめんね。ウィルス。1回死ぬとね…あんまり死ぬこと…怖くなくなるみたい。もう私みたいな転生者は生み出さない方がいいよ」
ーーやめて…やめて
「…ごめんね」
私は魔力を使い切りその場に倒れた。
…ごめんね
ウィルス
あなたには感謝してるのよ?
あなたのおかげで私はリズやレンに出会えた
あなたの助言があったからいろんな人が救えたの
ありがとう
ありがとうね
ウィルス視点
「そんなの…嫌…嫌…私が…何のために…転生させたと…」
あの子は私の…元妹なの
前の人生…神だった頃に…酷い目にあってたから…
あなたは自ら命を絶った
神はナイフで心臓や喉を一突きにしても死なない
…死ぬ方法は1つだけ
信仰心を無くすこと
…でもそんなのほぼ不可能だったの
だってもう人の間に私達のことは知れ渡ってたもの
あなたは…その不可能を…可能にした
人々の記憶から自らの記憶を消し去ったのだ
あなたは忘却の神
…そんなの容易いことだったのよね
あなたは私の腕の中で…微笑んで消えていった
何一つ残さずに
私は必死に…必死にあなたの魂を探して…見つけたの
それからはずっと…あなたの転生する世界の神に頼み込んで見守らせてもらったのよ
…幸せになれるように
今度こそ…今度こそって
あなたの幸せは私の幸せなの
…今世も幸せになれるようにって…
やっと私の元へ転生させられるようになったから…
やっと…やっと…昔のように話せると思ったのに
「…あなたが消えたいと願うのなら…そうしてあげるのが姉の役目よね…でも…私にはそんなこと出来ない…出来ないの」
私は一瞬だけ向こう側へ行きティアラリースの体に触れた。
「…あなたの記憶を貰うわ。命を助ける代償よ……ティアラリース。また…姉様と…その可愛らしい声で呼んでね」
ティアラリースを…飛ばそう
誰も知らない土地へ
この子が幸せになれる土地へ
特別な力はこの子を滅ぼしてしまう
もうこの辺りにはこの子の力が知れ渡っているわ
…大陸を渡そう
ごめんなさいね
ダメな姉で
でもね
あなたのことを本当に思っているの
許してちょうだい
私はティアラリースを私の持てる権限全てを使って…遠くへ飛ばした。
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