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本編
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え?
じゃあ…リュゼリオ殿下も来る?
いやいやいや…
相手は王族だぞ?
簡単に来られるわけ…
「これ出したの王家だけどな」
…うん
来そう
「カイン様!!私を匿って!!」
「…いいのか?俺の家…領地だけど」
「やっぱいいです」
…う~ん
国外に出る?
ーーそれだと私とお話出来ないわ
お
久しぶりに登場のウィルスさん
ーー…仕事してたのよ。悪いかしら?
いや
むしろいいよ
ーー…こほん。話を戻すわね。私が担当しているところはこの国だけなの
…え?
神でしょ?
他のところにも来れるでしょ?
ーー無理なの。他人の神界に勝手に入ってはいけない決まりなのよ。ティアラリースの前世でも様々な宗教があったでしょう?
…そうだっけ?
ーー…仏教だけでも色々あるでしょう?
…覚えてないよ?
ーーとにかく!!私はこの国の中でしか接触出来ないのよ!!
はぁい
とりあえず出なければいいんだね
「…カイン様。国境近くの私でも住めるお家ある?」
「…ギルドに行けよ」
「多分ギルドはすぐに手が回るからやだ。連絡なしで出てきたのに捕まっちゃうでしょ?愛のない結婚はしたくないの」
「愛のないって…あれか。リュゼリオ殿下に夜会で告白されて断ったっていう…あれ処刑もんだけどな。揉み消したか」
「…マジ?処刑される?…余計戻りたくない」
「といってもな…今じゃ治癒師サナはどこに行っても有名だぞ?」
…名を売りすぎた
「…匿ってください」
「…だろうな。バレても知らねぇからな。俺はサナを世話したって言い張るからな」
「じゃあ私はカイン様に拾われてお世話されてたって言う」
「…やめてくれ。それ事態悪化するやつ」
…ほぇ?
どこがダメ?
ただの報告だよ?
「…つか王家から出されたお触れならこの辺にも回ってきてるはずなんだけどな…遅いな」
「見つけれないんじゃない?ウィルスに頼んで多少の認識阻害の魔法教えて貰ったし」
「ウィルス?」
…あ
そか
「ウィルス神。私がこの国を出ない理由はウィルスに頼み込まれたから」
ーーそんなに頼んでないわよ!!
「はいはいごめんなさいね~」
ーー流さないで!!
「…会話まで出来るのか。そりゃ欲しがるはずだ」
「…リュゼリオ殿下には絶対捕まりたくない。それならまだネイサンお兄様のがマシ」
「なら兄様が触っても問題ないね」
私は聞きなれた声と共に浮遊感を覚えた。
「…お…兄様」
「ティアはイケない子だね。兄様達に連絡してって言ったよ?…向こう着いてからも連絡ないし。連絡が来たかと思えばマナからで…しかもティアがいなくなった?…何してるの。皆に心配させて。今カイン様に着いていこうとしてたし…やっぱり神託だろうがなんだろうが引き止めるべきだったね」
「長ゼリフお疲れ~じゃあ私はこの辺で…」
「逃がさないよ」
私の体は一瞬にして固まった。
うわぁぁぁぁぁ!!
やだ!!
振り返りたくない!!
絶対やだ!!
じゃあ…リュゼリオ殿下も来る?
いやいやいや…
相手は王族だぞ?
簡単に来られるわけ…
「これ出したの王家だけどな」
…うん
来そう
「カイン様!!私を匿って!!」
「…いいのか?俺の家…領地だけど」
「やっぱいいです」
…う~ん
国外に出る?
ーーそれだと私とお話出来ないわ
お
久しぶりに登場のウィルスさん
ーー…仕事してたのよ。悪いかしら?
いや
むしろいいよ
ーー…こほん。話を戻すわね。私が担当しているところはこの国だけなの
…え?
神でしょ?
他のところにも来れるでしょ?
ーー無理なの。他人の神界に勝手に入ってはいけない決まりなのよ。ティアラリースの前世でも様々な宗教があったでしょう?
…そうだっけ?
ーー…仏教だけでも色々あるでしょう?
…覚えてないよ?
ーーとにかく!!私はこの国の中でしか接触出来ないのよ!!
はぁい
とりあえず出なければいいんだね
「…カイン様。国境近くの私でも住めるお家ある?」
「…ギルドに行けよ」
「多分ギルドはすぐに手が回るからやだ。連絡なしで出てきたのに捕まっちゃうでしょ?愛のない結婚はしたくないの」
「愛のないって…あれか。リュゼリオ殿下に夜会で告白されて断ったっていう…あれ処刑もんだけどな。揉み消したか」
「…マジ?処刑される?…余計戻りたくない」
「といってもな…今じゃ治癒師サナはどこに行っても有名だぞ?」
…名を売りすぎた
「…匿ってください」
「…だろうな。バレても知らねぇからな。俺はサナを世話したって言い張るからな」
「じゃあ私はカイン様に拾われてお世話されてたって言う」
「…やめてくれ。それ事態悪化するやつ」
…ほぇ?
どこがダメ?
ただの報告だよ?
「…つか王家から出されたお触れならこの辺にも回ってきてるはずなんだけどな…遅いな」
「見つけれないんじゃない?ウィルスに頼んで多少の認識阻害の魔法教えて貰ったし」
「ウィルス?」
…あ
そか
「ウィルス神。私がこの国を出ない理由はウィルスに頼み込まれたから」
ーーそんなに頼んでないわよ!!
「はいはいごめんなさいね~」
ーー流さないで!!
「…会話まで出来るのか。そりゃ欲しがるはずだ」
「…リュゼリオ殿下には絶対捕まりたくない。それならまだネイサンお兄様のがマシ」
「なら兄様が触っても問題ないね」
私は聞きなれた声と共に浮遊感を覚えた。
「…お…兄様」
「ティアはイケない子だね。兄様達に連絡してって言ったよ?…向こう着いてからも連絡ないし。連絡が来たかと思えばマナからで…しかもティアがいなくなった?…何してるの。皆に心配させて。今カイン様に着いていこうとしてたし…やっぱり神託だろうがなんだろうが引き止めるべきだったね」
「長ゼリフお疲れ~じゃあ私はこの辺で…」
「逃がさないよ」
私の体は一瞬にして固まった。
うわぁぁぁぁぁ!!
やだ!!
振り返りたくない!!
絶対やだ!!
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