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次の日、早速ネックレスを付けられた。
「かーたま…くりゅし…」
そしてさっそく引っ掛けてしまった。
「エル!!」
母様は慌ててネックレスを外した。
「…ネックレスはまだ危ないわね」
「奥様。ブレスレットにしたらいかがでしょうか」
「いいわね」
鎖を縮めて私の手首にぴったりのサイズで嵌められた。
「エル。痛くない?」
「にゃい」
「…これで大丈夫よね」
母様は優しく私の傷に触れた。
幸い体の傷は浅く、出血も少なかったため軽く包帯を巻いておくだけで十分だった。
「エリュ。いたいいたい?」
「んにゃ。だいじょーぶ。にーたま。エリュとあしょぼ?」
「うん!!なにすりゅ?」
「んちょ…」
かくれんぼは昨日やったし…。
「おえかき!!」
「うん。やろ!!」
私はにー様と一緒に床で絵を描いた。
「エリュ。なにかいてるの?」
「にい!!エクシュカリバー!!」
私は楽しかった日々を絵に描いた。
新しいお洋服を買ってもらった時。
皆で新しい魔法を作った時。
聖剣のそばでお昼寝した時。
「…にーさまじゃないの?」
「…にーたまもしゅきよ?でもにいたちはとくべちゅ。エリュ…じゅーっといっちょってやくしょくしちゃの」
「…エリュ。にーさまにもあわせてくれりゅ?」
「んにゅ!!」
…聖剣のところまで行ければ…だけどね。
魔獣達がいるから…。
「にーたま。ちゅよくなってね」
「うん!!エリュのことまもってあげりゅね!!」
にー様は私の手をぎゅっと握った。
…魔獣を倒せるようになるのは10年以上後かな…。
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