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今世
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「ん…あれく…」
「アレクだよ。起きた?」
んん…
私は目を擦りながら起き上がった。
「…ベッド?」
「勝手に運んじゃったよ。ごめんね?お腹は?すいた?」
「…すいた」
「じゃあご飯食べようね」
うん…ご飯食べる
私はもそもそともう1つの部屋の方へ向かった。
「…大丈夫?フラフラしてるよ?」
「大丈夫…寝起きだから…ちょっとまだ眠たいだけ」
アレクは私を支え椅子に座らせてくれた。
「…本当に大丈夫だよね?」
「大丈夫…いつものこと……国では寝ぼけてツィエロお義兄様のベッドに入ってたこともあるから…」
「…それは危険だね」
危険?
お義兄様…喜んでたよ?
…ダメだったのかな
「…1人で座らせておけないな…毎朝リナに起こしてもらおうか?」
「自分で…起きる…その方が…スッキリ…するの……すぅ…すぅ…」
「…リリー。また寝ちゃダメだよ?」
ふ…ぇ?
眠たいのに…
「…リナと買い物行く約束してるんでしょ?」
「…朝…から…行くの…?」
「リリーの準備。今までお忍びなんて行ったことなかったんだって?荷物に全くそういうものがなかったって言ってたよ」
「…おしのび?」
「自分の身分を隠して外に出ることだよ」
「…してない。…お母様と…お父様…お姉様達と…いる方が…楽しい…から」
「…閉じこもってちゃダメだよ?リリーは外に出ることも必要かな。…リナと…他にも何人か一緒に連れて行くとして…」
…まだ…お出かけしなくちゃダメ?
お部屋で本を読んでたいな…
「アレクだよ。起きた?」
んん…
私は目を擦りながら起き上がった。
「…ベッド?」
「勝手に運んじゃったよ。ごめんね?お腹は?すいた?」
「…すいた」
「じゃあご飯食べようね」
うん…ご飯食べる
私はもそもそともう1つの部屋の方へ向かった。
「…大丈夫?フラフラしてるよ?」
「大丈夫…寝起きだから…ちょっとまだ眠たいだけ」
アレクは私を支え椅子に座らせてくれた。
「…本当に大丈夫だよね?」
「大丈夫…いつものこと……国では寝ぼけてツィエロお義兄様のベッドに入ってたこともあるから…」
「…それは危険だね」
危険?
お義兄様…喜んでたよ?
…ダメだったのかな
「…1人で座らせておけないな…毎朝リナに起こしてもらおうか?」
「自分で…起きる…その方が…スッキリ…するの……すぅ…すぅ…」
「…リリー。また寝ちゃダメだよ?」
ふ…ぇ?
眠たいのに…
「…リナと買い物行く約束してるんでしょ?」
「…朝…から…行くの…?」
「リリーの準備。今までお忍びなんて行ったことなかったんだって?荷物に全くそういうものがなかったって言ってたよ」
「…おしのび?」
「自分の身分を隠して外に出ることだよ」
「…してない。…お母様と…お父様…お姉様達と…いる方が…楽しい…から」
「…閉じこもってちゃダメだよ?リリーは外に出ることも必要かな。…リナと…他にも何人か一緒に連れて行くとして…」
…まだ…お出かけしなくちゃダメ?
お部屋で本を読んでたいな…
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