病弱幼女は最強少女だった

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｢奥様｡結菜様をお連れいたしました｣
｢あら｡結菜ちゃん｡久しぶりね｣
｢ばぁば!!｣
私は銀さんから離れてばぁばに飛びついた｡
｢…結菜｡お祖母様に挨拶した？｣
｢ばぁば｡こんにちは｣
｢こんにちは｡マラトも久しぶりね｣
｢お久しぶりです｣
私はばぁばに抱きついた｡
｢あら｡結菜ちゃんは寝巻き姿で…体調悪いの？｣
｢いえ｡検査のために病院へ行っていたので｣
｢検査？どこか悪いの？｣
｢ゆいなね｡よるになるとねつがでるの｡まりょくのせいなんだって｣
｢それで…魔力が保持者を苦しめるなんて…辛いでしょう？｣
ん～苦しいけど…
パパが呼びかけたら大丈夫っ!!
｢…でも魔力の存在をこの世界の人間に明かすわけにはいきませんから｣
｢そうよね…それが問題なのよね｣
ふむふむ
何が問題？
｢ばぁば｡あそぼ？｣
｢…銀｣
｢はい｡ここに｣
｢今から結菜が言う場所全て貸切なさい｣
…何それ
あげるところ頑張って選ばなきゃ…
う～んと…う～んと…
｢すいぞくかんっ!!｣
｢銀｣
｢かしこまりました｣
やったぁ～
｢結菜ちゃんは海の動物が好きなのかしら？この前もペンギンのぬいぐるみを欲しがってわよね？｣
ん～なんか分かんないけど…癒されるというか…
｢結菜｡ごめん｡パパそろそろ…｣
｢おしごと？｣
｢そう｡大事な会議があるんだ｡ママもママで仕事があるし…お祖母様｡結菜をお願いしてもいいですか？｣
｢えぇ｡大丈夫よ｣
｢じゃあね｡また迎えに来るから｣
｢ばいば～い｣
パパは最後に寂しそうな顔をしながら転移していった｡
｢さて｡結菜ちゃんはばぁばと一緒に水族館に行きましょうか｣
｢表に車｡回してきます｣
｢よろしくね｣
｢よろしくっ!!｣
銀さんってほんと執事の鏡だな～
一般庶民？の私には想像も出来ないようなことも出来るんだろうね～
｢…んにゃ？｣
私は胸を押さえた｡
ちょっと苦しかったような…？
気のせいか
｢結菜ちゃん｡行きましょう？｣
｢うんっ!!｣
きっと気のせいだ
とにかく楽しむぞっ!!
久しぶりの水族館っ!!