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結菜です
9歳です
入院中です
身長80cmです
小さいです
…物凄く小さいです
体重10kgです
「結菜?」
「ママ。ゆいにゃ。ちいしゃい」
…言葉も上手く話せません
そりゃ…そうだよね
だって私…3年かけて1歳分の成長するんだもん
だから学校なんて行けるはずもなく…
生まれた時から入院しっぱなし
「そうね。でも結菜可愛いわ」
ママの目はおかしいです
パパもだけど…
「これから検査だから大人しくしてるのよ?」
「…あそびにいってくりゅ!!」
「こら!!結菜!!」
検査なんて嫌いっ!!
私はとりあえず病院内を走った。
その時受け付けで怒鳴っている女の人を発見した。
「順番待ちってどういうことよ!!うちの子が苦しんでるのよ!!」
「他の患者さんもいますし…」
あ
看護師さん困ってる
「かんごししゃーん」
「…結菜ちゃん。今日は検査の日だよね?」
「けんしゃはきりゃい」
「ダメだよ。お部屋に戻りなさい」
「むぅ…おばしゃん」
「おばっ!?」
「うりゅしゃい。ゆいにゃこれかりゃおやしゅみしゅりゅの。うりゅしゃいとおやしゅみできにゃいの」
「結菜ちゃん。他の看護師さん呼んであげるからお部屋戻ろ?」
「おばしゃん。おばしゃんのこども…くりゅしいの?ゆいにゃのとこ…くりゅ?」
私は首を傾げて言ってみた。
だって私の病室広いし
他の子入れるぐらい何ともないよ?
その時ママが私を見つけて強制的に連れて行かれた。
「ぷぅ…ゆいにゃ…おてちゅだいしてちゃのに」
「結菜は先に検査よ。お手伝いはその後」
「やぁぁ!!けんしゃやぁぁ!!」
私はじたばた暴れたがママは何ともないようだった。
うにゅにゅ…
そのうちに検査の時間がきてしまった。
「…しぇんしぇー。ゆいにゃけんしゃおやしゅみ」
「検査の日だよね?」
「や」
「ちょっと調べるだけだからね?」
「や」
私はや以外発しないことにした。
「えー…熱はかろっか」
「や」
「…38度です」
やって言ったのに!!
やられた!!
「やっぱり夕方は高いか…」
「しぇんしぇー。や」
「あともう少しだからね」
話が通じてない!!
「じゃあ…血液検査…」
びくっ
私は体を少しずつ後ろに下がらせた。
「やぁぁ!!」
「ちょっとチクッとするだけだからね?」
「やぁぁ!!いちゃいの!!いちゃいのきりゃい!!」
私は必死に抵抗したが…結果はお医者さんの勝ち。
「…いちゃい」
「結菜ちゃん。はい。ごほうびシール」
「シーリュ!!」
私は看護師さんの差し出したシールに飛びついた。
シール…
可愛い
「ちゃんと検査出来たね。えらいえらい」
「…かんごししゃんはしゅき。しぇんしぇーきりゃい」
「あはは。嫌われちゃったな」
「しぇんしぇーいちゃいことしゅりゅ」
「結菜ちゃんのためだからね」
ゆいなのためでもやだ
私はお布団の中に潜った。
ふん
ママ達が来ても出てやらないんだから
「結菜~パパだぞ~」
ほら
来た
検査の日にはいつも来るもん…
何があっても…
「ん?結菜。かくれんぼ?」
かくれんぼ!!
「…見つけた」
お布団取られた!!
私はお布団を剥がされてびくっとした。
「ん~可愛い可愛い結菜だ~」
「やぁぁ!!」
パパの愛は…
尋常じゃないのです
…あ
話し忘れてた
私…一応転生してます
前世ただの一般庶民の小学生です
体育の時間に熱中症で倒れてそのまま…
逝きました
「パパ。ゆいにゃ。けんしゃがんばっちゃの」
「そうかそうか~偉いな~」
「ゆいにゃ。おうちいきちゃい」
私がそう言うとパパは悩んでしまった。
「お家…?どっちのことを言っているんだ?」
私はパパの言っていることが分かりません
「う~ん…結菜のお願い聞いてあげたいけど…あともう少し後かな?」
「そしちゃりゃおうち…いけりゅ?」
「連れてってあげるよ。結菜がもう少し大きくなったらね」
もう少しってどれくらいだろ
身長が大きくなったらってことかな
う~む
分からん!!
9歳です
入院中です
身長80cmです
小さいです
…物凄く小さいです
体重10kgです
「結菜?」
「ママ。ゆいにゃ。ちいしゃい」
…言葉も上手く話せません
そりゃ…そうだよね
だって私…3年かけて1歳分の成長するんだもん
だから学校なんて行けるはずもなく…
生まれた時から入院しっぱなし
「そうね。でも結菜可愛いわ」
ママの目はおかしいです
パパもだけど…
「これから検査だから大人しくしてるのよ?」
「…あそびにいってくりゅ!!」
「こら!!結菜!!」
検査なんて嫌いっ!!
私はとりあえず病院内を走った。
その時受け付けで怒鳴っている女の人を発見した。
「順番待ちってどういうことよ!!うちの子が苦しんでるのよ!!」
「他の患者さんもいますし…」
あ
看護師さん困ってる
「かんごししゃーん」
「…結菜ちゃん。今日は検査の日だよね?」
「けんしゃはきりゃい」
「ダメだよ。お部屋に戻りなさい」
「むぅ…おばしゃん」
「おばっ!?」
「うりゅしゃい。ゆいにゃこれかりゃおやしゅみしゅりゅの。うりゅしゃいとおやしゅみできにゃいの」
「結菜ちゃん。他の看護師さん呼んであげるからお部屋戻ろ?」
「おばしゃん。おばしゃんのこども…くりゅしいの?ゆいにゃのとこ…くりゅ?」
私は首を傾げて言ってみた。
だって私の病室広いし
他の子入れるぐらい何ともないよ?
その時ママが私を見つけて強制的に連れて行かれた。
「ぷぅ…ゆいにゃ…おてちゅだいしてちゃのに」
「結菜は先に検査よ。お手伝いはその後」
「やぁぁ!!けんしゃやぁぁ!!」
私はじたばた暴れたがママは何ともないようだった。
うにゅにゅ…
そのうちに検査の時間がきてしまった。
「…しぇんしぇー。ゆいにゃけんしゃおやしゅみ」
「検査の日だよね?」
「や」
「ちょっと調べるだけだからね?」
「や」
私はや以外発しないことにした。
「えー…熱はかろっか」
「や」
「…38度です」
やって言ったのに!!
やられた!!
「やっぱり夕方は高いか…」
「しぇんしぇー。や」
「あともう少しだからね」
話が通じてない!!
「じゃあ…血液検査…」
びくっ
私は体を少しずつ後ろに下がらせた。
「やぁぁ!!」
「ちょっとチクッとするだけだからね?」
「やぁぁ!!いちゃいの!!いちゃいのきりゃい!!」
私は必死に抵抗したが…結果はお医者さんの勝ち。
「…いちゃい」
「結菜ちゃん。はい。ごほうびシール」
「シーリュ!!」
私は看護師さんの差し出したシールに飛びついた。
シール…
可愛い
「ちゃんと検査出来たね。えらいえらい」
「…かんごししゃんはしゅき。しぇんしぇーきりゃい」
「あはは。嫌われちゃったな」
「しぇんしぇーいちゃいことしゅりゅ」
「結菜ちゃんのためだからね」
ゆいなのためでもやだ
私はお布団の中に潜った。
ふん
ママ達が来ても出てやらないんだから
「結菜~パパだぞ~」
ほら
来た
検査の日にはいつも来るもん…
何があっても…
「ん?結菜。かくれんぼ?」
かくれんぼ!!
「…見つけた」
お布団取られた!!
私はお布団を剥がされてびくっとした。
「ん~可愛い可愛い結菜だ~」
「やぁぁ!!」
パパの愛は…
尋常じゃないのです
…あ
話し忘れてた
私…一応転生してます
前世ただの一般庶民の小学生です
体育の時間に熱中症で倒れてそのまま…
逝きました
「パパ。ゆいにゃ。けんしゃがんばっちゃの」
「そうかそうか~偉いな~」
「ゆいにゃ。おうちいきちゃい」
私がそう言うとパパは悩んでしまった。
「お家…?どっちのことを言っているんだ?」
私はパパの言っていることが分かりません
「う~ん…結菜のお願い聞いてあげたいけど…あともう少し後かな?」
「そしちゃりゃおうち…いけりゅ?」
「連れてってあげるよ。結菜がもう少し大きくなったらね」
もう少しってどれくらいだろ
身長が大きくなったらってことかな
う~む
分からん!!
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