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「…お子様ランチ」
…最近こればっかりだなぁ
美味しいんだけど…
乗ってるものが違うとはいえ…飽きるよ?
「んむんむ…」
今日は…?
…分かんない
…ガーリックライス…のような
付け合わせは…?
げっ…ピーマン…
「結菜これやだぁ!!」
「結菜…いつまで経っても食べないね」
「そうねぇ…向こうでも食べてなかったし…」
「やだぁ!!」
"ピーマン嫌いなのか"
「嫌いっ!!」
私がそう言うと祐樹はママの腕から抜け出してテーブルの上に乗った。
「「「祐樹?」」」
"しゃあねえから俺が食べてやるよ"
祐樹は私のお皿のピーマンを取ると口に放り込んだ。
「「祐樹!!ぺっ!!」」
"…子供の味覚でもあんまし変わらないもんだな"
苦いの平気なの?
"ばーか。大人が苦手とか言ってられるか"
…大人すごい
"…つかこれのどこが苦手なんだよ"
苦い。匂い嫌
"…ガキ"
「結菜。祐樹にそれ吐き出させて」
「無理。結菜食べたくない」
"俺も吐き出す気ない"
「…本当に祐樹は結菜よりも成長早いな」
「ふふ。結菜は追い越されちゃうかもね」
…え
やだ
"知るか。んなもん"
「…祐樹に結菜よりも成長しない呪いかける」
"やめろ"
「…勉強してかける」
"まず呪い知らねぇのかよ"
…仕方がない
「祐樹の成長速度なら…あと1年もすれば結菜を抜くね」
「え…早すぎ…ちょっと祐樹。結菜の栄養取っちゃダメ!!」
"知るか"
私は急いで他のご飯を食べ終えた。
「ふぉちふぉうふぁま!!」
「結菜。お口の中のもの飲み込んでから話しなさい」
「結菜。デザートいらないの?」
「ごくん…いる!!」
私はパパのお膝に座った。
「結菜のとくとーせき!!」
「ママ!!結菜が可愛い!!」
「いつものことよ」
「…陛下。食事もその辺にして早く仕事してくれませんかね」
「宰相。娘との戯れだって立派な仕事だ」
「父親として…ですよね。私はこの国の宰相としてに言っているんです」
「…ちっ」
パパは私をぎゅっと抱きしめた。
「結菜もパパが行くの嫌だよね?」
「…結菜のお椅子なくなっちゃう」
「パパ椅子なの?」
「結菜のとくとーせき!!」
「特等席ね。…パパは結菜から離れたくない。よって仕事は後回しで」
「ダメです」
「王命で」
「ダメです」
…宰相さん
ストレス溜まってないかな
今度向こうに行った時に胃薬でも買ってこようかな…
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