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「…シュルク。誘ってる?」
何でそっちに行くのかな~
「誘ってない。ただのお礼。あんまりそういうこと言うとまた実家に帰るからね?」
「それは嫌だ。」
「あ。母様の所に行くのもいいかもね。」
「…それだけは勘弁して…」

タール様が負けた
タール様は母様が苦手…φ(..)メモメモ
「それと養子の件だけど…」
「あぁ…それね。何か進展あったの?」
「たくさん要望が集まりすぎて困ってるんだ。」

なるへそ
どうせ王家との繋がりを持とうとしてる奴らでしょ
「だからシュルクが見てくれない?」
「私が?」
なんで私が…
まぁいいけど
「分かったわ。いつ会えばいいの?」
「…明後日かな。」
「明後日!?」
早すぎだよ
なんでそんな仕事早いの…

~明後日~
「え~と…これどういうこと?」
「養子をくれる人達だけど?」
なんで男ばっかり…
「今は子供がいなくても産まれたらくれる人もいるけどね。」
「ふ~ん…」
「国王様。ぜひ我が娘と交わりお子をお授けください。」
は?
交わる?
「…タール様。どういうこと?」
「えーと…血の繋がりを作る為じゃない?」
「…タール様は私のものだもん。他の女のとこ行かないで…」
私はタール様に抱きついた。
人の目が…痛いぞ
だけどな~見せつけないとね
「行かないよ。」
…撫でないで
見せつけてるだけだから
甘えてるわけじゃないから
「じゃあ血の繋がりはいらないんだね?」
「うん。」
勝手にタール様に色目使われても困るし
「…じゃあシュルク。どの家から貰うの?」
「う~にゅ…分かんない。誰も知らないし…」
そうそう
てかここにいる人達誰?
どこの家とか覚えてないし
「じゃあ階級順に並んでもらおうか。」
タール様がそう言うと男達はすぐに並んだ。
「左が階級が高い人で右が階級が低い人だよ。」
「…んな事言われても…」
誰も知らないんだってば
私はその人達の前に行って1人1人の顔を見た。
「…!?この人タバコの匂いがする…」
タバコ嫌いなんだよね…
「タール様。タバコとお酒の匂いする人省いてもいい?」
「いいけど?」
わぁお
5人になったよ~
どんだけ多いのよ…
「…う~ん…タール様選んで…」
頭痛くなってきた…
ほんと匂いきついのはダメだわ…
「私部屋戻る…この部屋なんか嫌…」
タバコとお酒の匂いが充満してるもん…
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