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1章 妖を祓え
7話
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『 犠牲者募集 』
古びた自転車をこぐ老人。
身だしなみがあまりよくない。
道に落ちているゴミを拾って歩く。
弁当の殼を拾うと残っていた豆やキャベツ、天ぷらの尻尾を食べる。
ジュースの缶を拾うとわずかに残っていた一滴を飲む。
朽ちた財布を拾うが中身は空なので捨てる。
破れたりシワになっているノートや短くなって使わなくなったであろう鉛筆は拾って持って変える。
老人が来たのは小さな公園。
すみには段ボールで囲いがされていて老人はその中に入ると拾ったノートと鉛筆で日記をつける。
[ 月 日、いつも通り。 ]
別の日、老人は目を覚ますと近くにあった水道で顔を洗ったりうがいをする。
自転車を走らせていると話し声。
「 なんだろこれ、本当かな? 」
そこには張り紙がされている。
[ 求人募集
条件、不問 勤務時間・曜日、不問
日給、1万円
誰でもできる簡単な仕事です。 ]
下には場所と住所、連絡先が書いている。
「 ということは経歴も資格も関係ないのかな? 」
「 なんか怪しい感じもするが。 」
「 まあでも、家事をしながらできるんならやってみようかな。 」
老人も遠目で見た後で走り去る。
貼り紙を見たりチラシを持った人々が募集している場所を訪ねる。
古びた工場。
「すいません。」
門が開き人々は驚く。
別の日、華南は町に来る。
そして例の貼り紙を目にする。
「どんなバイトか楽しみだな。」
「条件なしってところがいいな、学生ってだけで肩身が狭いから。」
「オレ前は接客態度が悪いからクビになったけど、それでもいいのかな?」
去ろうとする高校生くらいの少年達を追いかけて華南は止める。
華南「待て! あの募集はなんか危険だ。」
「なんだよお前、邪魔すんなよ。」
「そうだ、オレ達は少しでも遊ぶ金が必要なんだ。」
「僕だって甥っ子を養わなくちゃいけないんだから。」
華南を突き飛ばして少年達は行く。
「行こうぜ。」
張り紙に書かれた内容をもとに古びた工場に来る。
門が開き人々は中に入り、それと一緒に華南も入る。
中は薄暗くて何もない大きな部屋。
人々はワクワクしたりドキドキしたりする声。
そこに白衣を来た中年くらいの男が来る。
白衣の男「さあ皆さんよく来てくれました、歓迎いたします。
では堅苦しい挨拶も面接もなしにして、早速始めましょうかね。」
部屋の中にガスのようなものが噴射され人々は眠りについて次々と倒れる。
華南は鼻と口をふさいで息を止めるがやがて気を失う。
ローカル局のテレビチャンネル、カラーバー状態から切り替わる。
古ぼけた町並みに暗いクラシック曲。
人の名前がエンドロールのように流れる。
「 本日の犠牲者はこの方々です。 」
その中に華南の名前も入っている。
「 それではお休みなさい。 」
画面は再びカラーバーに戻る。
華南は意識を取り戻すとカプセルの中にいる。
さらにまわりを見ると集まった人々もそれぞれ収められている。
「みんな、危険だ!! 目を覚ませ!!」
内側から叩いて知らせるが音も声もまわりには響かない。
「ダメか、密閉されてる。」
足元から注射器のような管が伸びてきてそれぞれ中にいる人に刺さる。
華南は気づいて刺さる前に管を掴んで防ぐ。
人々は謎の液体が注入されて意識を取り戻したり体質に合わなかった人は溶けてなくなったりする。
華南もまわりの様子を見る。
上から落ちてきたのは動かなくなった生の虫。
残った人々は抵抗はありつつ食べる。
それから量が増えていき虫を頬張る者もいる。
「こんなもの食べろというのか。」
華南は虫に手をつけず、まわりの様子を見る。
気配に気づくと華南は気絶したふりをする。
部屋に入ってきたのは白衣の男。
「今回もいい感じの人間ばかりだ、これならすぐにわたし達の仲間にできそうですね。」
見回ってる最中に華南に目を少しだけ向ける。
「まあでも、人に合わせて作ったものじゃないんだ、そう簡単に効果が表れないものだって。」
しかしそのまま去っていく。
去ったのを見て華南は再び起き上がる。
「やっぱりあの感じ、人間ではないな。
ここから出なければ、でもどうすれば・・・、 それにいつまでもごまかせるものでもなさそうだし。」
(謎の薬を入れられてないことに)
研究室は一日中同じ景色なので何時間経ったのかもわからない状態。
数日後(何日経ったかも不明)、
再びカプセルの中で管が伸びる。
華南は抵抗するが力がさらに強い。
「今回は、注入されないと絶対引っ込まないな。」
管は華南を振り払い注入しようとするが華南は必死に避ける。
その途中でわずかに華南の左手をかすめる。
カプセルの壁を背にして管は伸びると華南は刀で弾く。
管はカプセルの壁に突き刺さるとそのまま液を注入する。 壁は液のついたところから溶けていく。
「しめた。」
華南は出ようとすると左手に激痛を感じ一部が変形しているのを見る。
華南はカプセルから出ると出入り口から出ようとするが開かない。
探していると壁に換気口を見つけ中に入る。
中を這いながら進んでいるとそれぞれの部屋の様子が見える。
ある場所では人間離れした二人が小さなエサを巡ってもみ合う。
ある場所では老人(ストーリー冒頭の)が野獣のようになり形もまだ残っている獣の肉を顔をのぞかせてむさぼる。
「・・・・・・。」
突き当りに来て枠を蹴り飛ばし部屋に入る。
そこにはいろんな薬が置かれた研究室。
「ここであんなふうに人を妖のようにする薬を。」
華南は手に持って調べる。
カプセルの部屋に白衣の男が来ると一つだけ破られていることに気づく。
「脱走者だ!!」
壁についたボタンを押すとサイレンが鳴る。
「!!」
華南も気づく。
「あなた達、捕まえなさい!」
白衣の男はすべてのカプセルを解放すると妖と化した人々が出てくる。
華南は試験管に入った薬を持ち出すと部屋の近くにある電気制御装置に火の玉を飛ばして引火する。
装置はショートして燃え出す。
白衣の男は後から研究室に来て燃えているのを見る。
古びた工場は爆発しながら全焼する。
華南は工場から離れた場所に来る。
「腹立たしいですね、せっかくの研究がメチャクチャだ。」
華南の前に白衣の男が来る。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
〔 クスリシワケ 〕
アズキアライの亜種
調合した薬を(主に毒薬)飲ませて人々を襲う
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
白衣の男(クスリシワケ)「せっかく私の仲間を増やすことができるチャンスを踏みにじったのですよ。」
華南「ふざけるな、人間はモルモットなんかじゃない!」
クスリシワケ「キミ達だって十分人間の皮をかぶった化け物じゃないか。
研究は破れてもここにはまだたくさんいるんだ。 あの娘を倒してしまいなさい!」
妖化した人々は華南に向かっていく。
華南は避けたり弾いたりするがそれでも勢いは強く複数人に掴まれて動けなくなり打撃も少しくらう。
華南の首を締めようと老人が来ると華南は両足を上げて蹴り飛ばす。
人々を振るい落として逃げると人々も追う。
人々がほぼ一カ所に集まると華南は持っていた試験管を鞘に入った状態の刀で打ち上げる。
試験管の薬は針状になり人々に一人ずつ刺さり、人々は倒れる。
人々はみるみるうちに元に戻る。
華南はクスリシワケの前に来る。
クスリシワケは持っていた複数の薬をかけると肉体改造されたような姿になる。
華南はクスリシワケに振り回されたり反撃したりする。
クスリシワケの攻撃を避けながら華南は飛ぶとクスリシワケの額に刀を突き刺す。
クスリシワケは奇声を挙げながら倒れると霧になって消滅する。
妖から戻った人々は目を覚ますとそれぞれの目の前に一万円札が落ちている。
それを見てすっかり忘れたように喜ぶ。
華南は町を去りながら残りの薬の試験管の栓を開ける。
薬は蒸発してなにもなくなる。
試験管を道に投げ捨てて去って行く。
[報告書]
怪異調査協会本部宛
怪しい募集広告の調査 及び それに絡んだ妖を討伐
溝口 華南
古びた自転車をこぐ老人。
身だしなみがあまりよくない。
道に落ちているゴミを拾って歩く。
弁当の殼を拾うと残っていた豆やキャベツ、天ぷらの尻尾を食べる。
ジュースの缶を拾うとわずかに残っていた一滴を飲む。
朽ちた財布を拾うが中身は空なので捨てる。
破れたりシワになっているノートや短くなって使わなくなったであろう鉛筆は拾って持って変える。
老人が来たのは小さな公園。
すみには段ボールで囲いがされていて老人はその中に入ると拾ったノートと鉛筆で日記をつける。
[ 月 日、いつも通り。 ]
別の日、老人は目を覚ますと近くにあった水道で顔を洗ったりうがいをする。
自転車を走らせていると話し声。
「 なんだろこれ、本当かな? 」
そこには張り紙がされている。
[ 求人募集
条件、不問 勤務時間・曜日、不問
日給、1万円
誰でもできる簡単な仕事です。 ]
下には場所と住所、連絡先が書いている。
「 ということは経歴も資格も関係ないのかな? 」
「 なんか怪しい感じもするが。 」
「 まあでも、家事をしながらできるんならやってみようかな。 」
老人も遠目で見た後で走り去る。
貼り紙を見たりチラシを持った人々が募集している場所を訪ねる。
古びた工場。
「すいません。」
門が開き人々は驚く。
別の日、華南は町に来る。
そして例の貼り紙を目にする。
「どんなバイトか楽しみだな。」
「条件なしってところがいいな、学生ってだけで肩身が狭いから。」
「オレ前は接客態度が悪いからクビになったけど、それでもいいのかな?」
去ろうとする高校生くらいの少年達を追いかけて華南は止める。
華南「待て! あの募集はなんか危険だ。」
「なんだよお前、邪魔すんなよ。」
「そうだ、オレ達は少しでも遊ぶ金が必要なんだ。」
「僕だって甥っ子を養わなくちゃいけないんだから。」
華南を突き飛ばして少年達は行く。
「行こうぜ。」
張り紙に書かれた内容をもとに古びた工場に来る。
門が開き人々は中に入り、それと一緒に華南も入る。
中は薄暗くて何もない大きな部屋。
人々はワクワクしたりドキドキしたりする声。
そこに白衣を来た中年くらいの男が来る。
白衣の男「さあ皆さんよく来てくれました、歓迎いたします。
では堅苦しい挨拶も面接もなしにして、早速始めましょうかね。」
部屋の中にガスのようなものが噴射され人々は眠りについて次々と倒れる。
華南は鼻と口をふさいで息を止めるがやがて気を失う。
ローカル局のテレビチャンネル、カラーバー状態から切り替わる。
古ぼけた町並みに暗いクラシック曲。
人の名前がエンドロールのように流れる。
「 本日の犠牲者はこの方々です。 」
その中に華南の名前も入っている。
「 それではお休みなさい。 」
画面は再びカラーバーに戻る。
華南は意識を取り戻すとカプセルの中にいる。
さらにまわりを見ると集まった人々もそれぞれ収められている。
「みんな、危険だ!! 目を覚ませ!!」
内側から叩いて知らせるが音も声もまわりには響かない。
「ダメか、密閉されてる。」
足元から注射器のような管が伸びてきてそれぞれ中にいる人に刺さる。
華南は気づいて刺さる前に管を掴んで防ぐ。
人々は謎の液体が注入されて意識を取り戻したり体質に合わなかった人は溶けてなくなったりする。
華南もまわりの様子を見る。
上から落ちてきたのは動かなくなった生の虫。
残った人々は抵抗はありつつ食べる。
それから量が増えていき虫を頬張る者もいる。
「こんなもの食べろというのか。」
華南は虫に手をつけず、まわりの様子を見る。
気配に気づくと華南は気絶したふりをする。
部屋に入ってきたのは白衣の男。
「今回もいい感じの人間ばかりだ、これならすぐにわたし達の仲間にできそうですね。」
見回ってる最中に華南に目を少しだけ向ける。
「まあでも、人に合わせて作ったものじゃないんだ、そう簡単に効果が表れないものだって。」
しかしそのまま去っていく。
去ったのを見て華南は再び起き上がる。
「やっぱりあの感じ、人間ではないな。
ここから出なければ、でもどうすれば・・・、 それにいつまでもごまかせるものでもなさそうだし。」
(謎の薬を入れられてないことに)
研究室は一日中同じ景色なので何時間経ったのかもわからない状態。
数日後(何日経ったかも不明)、
再びカプセルの中で管が伸びる。
華南は抵抗するが力がさらに強い。
「今回は、注入されないと絶対引っ込まないな。」
管は華南を振り払い注入しようとするが華南は必死に避ける。
その途中でわずかに華南の左手をかすめる。
カプセルの壁を背にして管は伸びると華南は刀で弾く。
管はカプセルの壁に突き刺さるとそのまま液を注入する。 壁は液のついたところから溶けていく。
「しめた。」
華南は出ようとすると左手に激痛を感じ一部が変形しているのを見る。
華南はカプセルから出ると出入り口から出ようとするが開かない。
探していると壁に換気口を見つけ中に入る。
中を這いながら進んでいるとそれぞれの部屋の様子が見える。
ある場所では人間離れした二人が小さなエサを巡ってもみ合う。
ある場所では老人(ストーリー冒頭の)が野獣のようになり形もまだ残っている獣の肉を顔をのぞかせてむさぼる。
「・・・・・・。」
突き当りに来て枠を蹴り飛ばし部屋に入る。
そこにはいろんな薬が置かれた研究室。
「ここであんなふうに人を妖のようにする薬を。」
華南は手に持って調べる。
カプセルの部屋に白衣の男が来ると一つだけ破られていることに気づく。
「脱走者だ!!」
壁についたボタンを押すとサイレンが鳴る。
「!!」
華南も気づく。
「あなた達、捕まえなさい!」
白衣の男はすべてのカプセルを解放すると妖と化した人々が出てくる。
華南は試験管に入った薬を持ち出すと部屋の近くにある電気制御装置に火の玉を飛ばして引火する。
装置はショートして燃え出す。
白衣の男は後から研究室に来て燃えているのを見る。
古びた工場は爆発しながら全焼する。
華南は工場から離れた場所に来る。
「腹立たしいですね、せっかくの研究がメチャクチャだ。」
華南の前に白衣の男が来る。
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〔 クスリシワケ 〕
アズキアライの亜種
調合した薬を(主に毒薬)飲ませて人々を襲う
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白衣の男(クスリシワケ)「せっかく私の仲間を増やすことができるチャンスを踏みにじったのですよ。」
華南「ふざけるな、人間はモルモットなんかじゃない!」
クスリシワケ「キミ達だって十分人間の皮をかぶった化け物じゃないか。
研究は破れてもここにはまだたくさんいるんだ。 あの娘を倒してしまいなさい!」
妖化した人々は華南に向かっていく。
華南は避けたり弾いたりするがそれでも勢いは強く複数人に掴まれて動けなくなり打撃も少しくらう。
華南の首を締めようと老人が来ると華南は両足を上げて蹴り飛ばす。
人々を振るい落として逃げると人々も追う。
人々がほぼ一カ所に集まると華南は持っていた試験管を鞘に入った状態の刀で打ち上げる。
試験管の薬は針状になり人々に一人ずつ刺さり、人々は倒れる。
人々はみるみるうちに元に戻る。
華南はクスリシワケの前に来る。
クスリシワケは持っていた複数の薬をかけると肉体改造されたような姿になる。
華南はクスリシワケに振り回されたり反撃したりする。
クスリシワケの攻撃を避けながら華南は飛ぶとクスリシワケの額に刀を突き刺す。
クスリシワケは奇声を挙げながら倒れると霧になって消滅する。
妖から戻った人々は目を覚ますとそれぞれの目の前に一万円札が落ちている。
それを見てすっかり忘れたように喜ぶ。
華南は町を去りながら残りの薬の試験管の栓を開ける。
薬は蒸発してなにもなくなる。
試験管を道に投げ捨てて去って行く。
[報告書]
怪異調査協会本部宛
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溝口 華南
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