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#24 初公演まであと1週間
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初公演オーディションに合格してから 2週間後……
当日まであと1週間前になった。
ひたすら、汗をかきながら5時間の練習を続ける。
シオン「ふぅ……よし、休憩にしましょ。5分だけよ」
里菜・絵里香・瑠璃「はぁ~~………」
シオン「何みんな、そんなに疲れたの?」
絵里香「めちゃめちゃ疲れましたよ~……もう動けないです~……」
瑠璃「なんだか動きすぎて 全身筋肉痛になりそう…」
里菜「もう2時間も練習をやってるってキツい…」
絵里香「星堂先輩、30分休憩にしません?」
シオン「…16秒経過。」
絵里香「ちょ、星堂先輩…あの、」
シオン「30分は多いわ。水分補給を取って。」
絵里香「30分でも別にいいじゃないですか!?」
里菜「ちょっと、絵里香ちゃん…!落ち着いて!」
シオン「公演まであと残り1週間しかないのよ。休憩時間を多く取ったら練習時間の方が短くなるわ。」
絵里香「………」
5分後…………
シオン「ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト……」
里菜 (シオン様ってなんか厳しい………ような、……)
絵里香「………」
瑠璃「絵里香 どうしたの?」
絵里香「…………ちょっと、トイレ行ってくる。」
瑠璃「ちょっと…!絵里香!まだ練習中……」
絵里香はレッスン室を出ようとする。
シオン「絵里香ちゃん今練習中よ!何してるの!」
絵里香「……あのトイレに行ってきます。」
シオン「何ここから抜け出そうとするの?」
絵里香「……………」
シオン「お願い、何か答えて……」
絵里香「…もう私練習なんかやってられない!!」
絵里香は涙目でレッスン室を飛び出した。
瑠璃「絵里香!!」
里菜「私 ちょっと見てきます!」
里菜もレッスン室を飛び出し、絵里香を追いかけた。
シオン「…………私、何か酷い事言っちゃったかしら…。」
瑠璃「………………」
廊下に出て、ベンチに座る里菜と絵里香。
絵里香「星堂先輩って私の話を聞いてくれないなんて正直酷い……」
里菜「でも休憩時間を多く取ったら練習時間が短くなるのは確かだけど、初公演当日まで色々大変な事もあるよ。まだ、初公演で着る衣装だって決めないといけもないし、リハーサルも何度かやらなきゃ。」
絵里香「それはそう………だけど……私クタクタで疲れてるのに。」
里菜「疲れてても練習しなきゃいけないのは仕方ないよ。この学校は厳しいんだから。」
絵里香「だから何…!?里菜ちゃんも私の気持ち、分からない癖に……!」
次の瞬間、絵里香は里菜の体を力こぶしで叩こうとした……が。
絵里香「っ………!」
里菜は絵里香を抱きしめる。
里菜「頑張らないと…… せっかくの劇団四季の大スターの星堂先輩と同じ舞台に立てるチャンスなんだから……ここで練習を諦めたら、もう一生星堂先輩と舞台に立てないかもしれないよ…?」
絵里香「里菜ちゃん…。」
瑠璃「…星堂先輩。私達、どうしますか?」
シオン「……」
すると、2人はレッスン室に戻ってきた。
絵里香「…さっきはすいません。練習やります。」
シオン「絵里香ちゃん……」
里菜はシオンを見て笑う。
シオン「……分かったわ。練習の続き、頑張りましょう。」
そして練習を再開し、練習終了のチャイムがなり、今日の練習は終わった。
当日まであと1週間前になった。
ひたすら、汗をかきながら5時間の練習を続ける。
シオン「ふぅ……よし、休憩にしましょ。5分だけよ」
里菜・絵里香・瑠璃「はぁ~~………」
シオン「何みんな、そんなに疲れたの?」
絵里香「めちゃめちゃ疲れましたよ~……もう動けないです~……」
瑠璃「なんだか動きすぎて 全身筋肉痛になりそう…」
里菜「もう2時間も練習をやってるってキツい…」
絵里香「星堂先輩、30分休憩にしません?」
シオン「…16秒経過。」
絵里香「ちょ、星堂先輩…あの、」
シオン「30分は多いわ。水分補給を取って。」
絵里香「30分でも別にいいじゃないですか!?」
里菜「ちょっと、絵里香ちゃん…!落ち着いて!」
シオン「公演まであと残り1週間しかないのよ。休憩時間を多く取ったら練習時間の方が短くなるわ。」
絵里香「………」
5分後…………
シオン「ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト……」
里菜 (シオン様ってなんか厳しい………ような、……)
絵里香「………」
瑠璃「絵里香 どうしたの?」
絵里香「…………ちょっと、トイレ行ってくる。」
瑠璃「ちょっと…!絵里香!まだ練習中……」
絵里香はレッスン室を出ようとする。
シオン「絵里香ちゃん今練習中よ!何してるの!」
絵里香「……あのトイレに行ってきます。」
シオン「何ここから抜け出そうとするの?」
絵里香「……………」
シオン「お願い、何か答えて……」
絵里香「…もう私練習なんかやってられない!!」
絵里香は涙目でレッスン室を飛び出した。
瑠璃「絵里香!!」
里菜「私 ちょっと見てきます!」
里菜もレッスン室を飛び出し、絵里香を追いかけた。
シオン「…………私、何か酷い事言っちゃったかしら…。」
瑠璃「………………」
廊下に出て、ベンチに座る里菜と絵里香。
絵里香「星堂先輩って私の話を聞いてくれないなんて正直酷い……」
里菜「でも休憩時間を多く取ったら練習時間が短くなるのは確かだけど、初公演当日まで色々大変な事もあるよ。まだ、初公演で着る衣装だって決めないといけもないし、リハーサルも何度かやらなきゃ。」
絵里香「それはそう………だけど……私クタクタで疲れてるのに。」
里菜「疲れてても練習しなきゃいけないのは仕方ないよ。この学校は厳しいんだから。」
絵里香「だから何…!?里菜ちゃんも私の気持ち、分からない癖に……!」
次の瞬間、絵里香は里菜の体を力こぶしで叩こうとした……が。
絵里香「っ………!」
里菜は絵里香を抱きしめる。
里菜「頑張らないと…… せっかくの劇団四季の大スターの星堂先輩と同じ舞台に立てるチャンスなんだから……ここで練習を諦めたら、もう一生星堂先輩と舞台に立てないかもしれないよ…?」
絵里香「里菜ちゃん…。」
瑠璃「…星堂先輩。私達、どうしますか?」
シオン「……」
すると、2人はレッスン室に戻ってきた。
絵里香「…さっきはすいません。練習やります。」
シオン「絵里香ちゃん……」
里菜はシオンを見て笑う。
シオン「……分かったわ。練習の続き、頑張りましょう。」
そして練習を再開し、練習終了のチャイムがなり、今日の練習は終わった。
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