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もう15歳
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一瞬にも満たない間でそんな事を思考し、自分へ振り下ろされる剣を無視して、持っていた苦無をクラウドの背後にいた敵の喉元へ放ちます。そしてそのまま、来るかもしれない痛みに構えました。
私を凝視するクラウドの顔には、絶望の表情が浮かんでいます。
そんな、浅い切り傷(予定)程度で大袈裟な。
「眠れぇぇぇぇ!!!」
叫んだクラウドの足元から、その影があたり一帯の地面へ広がったかと思ったら、私と彼以外の人間が崩れ落ちました。樹上に潜んでいた者も、ボトボトと落ちてきます。
あら。私、ちゃんと大人しく戦っていたのに。
文句を言うために息を吸い、それを言葉にして吐く前に、剣を捨てて走り寄ってきたクラウドが強く抱きしめてきました。息が詰まりそうなほどきつく密着しているため、彼が震えているのが分かります。
「カーラ様・・・カーラ様・・・」
ひとまず文句を言うのをやめて、ガタガタと震えながら私の名を呟き続けるクラウドの背を、ゆっくりと撫でて落ち着かせようと試みます。
少しして呟きが止み、暫くして腕の力が弱まったあたりで、クラウドの背後からオニキスの恨みがましい声がしました。
『ク~ラ~ウ~ド~!!』
グルグルと唸りながら、オニキスが近づいてきます。
そしてほぼクラウドの胸に遮られている私の視界の端、なんとかその姿が見えるところまで来ると、虚空から人が3人落ちてきました。それなりに痛そうな位置から落ちてきたというのに微動だにしないところから、眠らされているようです。
どうやらクラウドの闇魔法が届かなかった人たちを、捕まえてきてくれたみたいですね。ありがとうございます。
『我はしっかり、目立たないようにカーラの補助をしようとしていたんだぞ! それが全部無駄に・・・なんだ。お前、泣いているのか?』
あぁ。やっぱり。なんとなく彼の頬が触れている首のあたりが、湿っぽいと思っていたのですよ。
オニキスのぶしつけな視線から逃げようとしたのでしょうか。私を抱き締めるクラウドの腕に、再び力が入りました。
クラウドはオニキスを信用していないわけではないと思いますが、それでも怖かったのでしょう。つい魔法を行使してしまう程に。
まあ、気持ちはわかります。「身に着けている者は傷害無効」が付与してある装飾具を着けてもらっていても、ルーカスが傷つけられそうであったなら、私も魔法を行使してしまったでしょうし。
そう。今現在、ルーカス自身に「傷害無効」が付与してあるわけではありません。そして私が常に「傷害無効」を付与していないのには、理由があります。
実は家族へ直接「傷害無効」を付与した後、暫くして問題が発覚したのですよ。
それは、爪を切ったり、髪を切ったりを自分でするのは良くても、他者にしてもらうと「傷害」扱いとなってしまう事。
暫く問題なかったのは、父は髭が生えないからです。さすが乙女ゲームですね。悪役令嬢である私の父として、ちらっとですが一応父も登場しますので、ゲーム補正があるようです。
が、母が疑問を訴えたのです。最近、爪を整えていても徐々にのびている気がすると。
それ以来、父協力の元で、渡したペンダント以外にもいくつか「身に付けている者は障害無効」を付与したアクセサリーを作成してそれぞれに渡したり、お気に入りの持ち物へ付与したりしました。
幸い家族はずっとペンダントを身に付けてくれていますが、うっかりは誰にでもありますからね。
「・・・こうなったら、安全面に関してだけは自重無しでいきましょうか」
静かですが、まだ泣いているらしいクラウドの背を撫でながら呟くと、私の足にべったりとくっついてきたオニキスが言いました。
『そうしてくれると、ありがたい。いくら補助できるとしても、カーラが傷つくやもというだけで、非常に恐ろしい。それに弟君の精霊が言うには、どうやら闇魔法は真白でさえも、かけられている対象へ直接触れねば気付けぬようだ。学園の救護室で治癒術師に弟君が体を触れられたが、気付かれ無かったと言っている』
成る程。では体へ直接「障害無効」を付与するのではなく、ルーカスへ身に付けてもらっているペンダントのように、物へ付与しておけばいいわけですね。
早速作りたい所ですが、その前にやるべき事があります。
「オニキス。皆、あとどのくらいで起きますか?」
『クラウドは相変わらず闇魔法が下手だな。永遠の眠りを与えるところだったのをモリオンが修正したが、どうやら範囲を優先したらしい。もうじき目が覚める』
ではのんびりしている暇はありませんね。
「クラウド。後でちゃんと時間を作りますから、今は敵を拘束して眠りの魔法をかけ直してください。私も手伝います」
「かしこまり・・・ました。・・・しかし・・・モリオンは・・・休眠中で・・・」
まだ流れ出ている涙をぬぐいもせず、ゆっくり離れてから、クラウドがうつむきました。言葉がとぎれとぎれになるのは、その間に鼻をすすったり、しゃくりあげそうになるのを押さえているからです。
オニキスがふんすと息を吐きました。
『かけ直しは我がしよう』
言うが早いか、先程と同じように1拍の間、地面が黒く染まり、すぐに元へ戻りました。
『・・・これは思いのほか力を使うな。モリオンが休眠するわけだ』
そう言いつつもまだ余裕そうなオニキスが、その辺りにある蔓植物を魔法で操って、襲撃者たちを拘束し始めます。私も同じように拘束していくと、苦無が首へ刺さっている者の前で、クラウドが佇んでいました。
「どうしました?」
「申し訳・・・ございません・・・」
相変わらず涙を流しながら、クラウドがポツリと言います。
「何がですか?」
「カーラ様に・・・人を殺させてしまいました」
私はその言葉に首を傾げました。
「殺してませんよ?」
クラウドが見下ろしていた人物を、他の者たちと同じように蔓植物で拘束してから、苦無をズポッと無造作に引き抜きます。すると見る間に傷が塞がりました。
「この通り。苦無には「殺人無効」が付与してありますから、命を奪うような傷はなかった事なります。あ、そうでない傷は残りますし、「刃先に触れると即寝」も付与してありますよ」
「・・・」
驚いたのかクラウドの涙が引っ込み、やや呆然としたまま、私の手元を見つめてきます。なんとなく苦無を持っているその手を左右へ動かしてみると、クラウドの視線が付いてきました。
「・・・欲しいのですか?」
コクコクと赤ベコのように何度も頷く、クラウド。
こんな小細工をしなくても、彼の実力ならば大概の相手を苦もなく無力化できるでしょうに。
私の言わんとした事を察したらしく、クラウドが苦無から私の顔へ視線を移して言いました。
「カーラ様は・・・殺生が・・・お嫌いなので・・・」
「あぁ。致命傷を与えずに無力化しようとしたから、手こずっていたのですね」
クラウドの動きが悪かったのは、私のせいだったようです。
肯定するように茜色の瞳が伏せられたので、彼に一歩近づいて無理やりその視界へ入り、覗き込むようにして見上げました。
「私は確かに、できるかぎり殺生を避けたいと思っています。でも見知らぬ他者の命より、自分や大切な人の命を優先する程度には、利己的ですよ」
遠回しに「殺してしまったとしてもやむ負えない」と伝えてみましたが、クラウドは首を横へ振りました。
「それでも・・・私は・・・できる限り・・・避けたい」
これは自分が危険にさらされても、余程の事がない限り殺生をしない気ですね。
私が切られかけた時の行動もそうですが、クラウドは自分の安全よりも私を優先しすぎています。護衛という意味ではそれが当然ですが、私の思想にまで同調しすぎるのはよくないですね。
私は前世の意識がはっきりあるせいか、殺生をどうしても躊躇してしまいます。
魔物に対しては仕方がないものとして対処していますが、それでも慣れません。それがわかっているから、オニキスも他者の目がない場合は、魔物を強制転移させて戦う前に遠ざけてしまいます。甘いとは思うのですが、殺さずとも無力化できる手段があるものだから、それでいいではないかとも思ってしまうのです。
『その自覚があるのなら、もっと自身の安全に気を配ったらどうだ? カーラは他者の危険には気を配る癖に、自分の事となるとおろそかになる。もっと自分を大事にして欲しい』
私の思考を勝手に読んだオニキスが、足元へべったりと寄りかかりながら言います。
あー。そうか。
そんなつもりはなかったのですが、戦闘特化型のクラウドや、オニキスのチートをあてにしすぎていたのかもしれません。
まあ、先程「安全面に関しては自重しない」と決心したことですし、オニキスが縛り終えた敵さんをまとめて、殿下たちを持ってきたテントに寝かせたら、早速取りかかるとしましょう。
「クラウド。後で貴方の武器にも闇魔法を付与しましょうね」
「ありがとう・・・ございます」
深く頭を下げたクラウドが、やっと涙をぬぐってテントを組み立てに行きます。私はオニキスに襲撃者たちをまとめるよう頼み、クラウドを手伝うことにしました。
私を凝視するクラウドの顔には、絶望の表情が浮かんでいます。
そんな、浅い切り傷(予定)程度で大袈裟な。
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叫んだクラウドの足元から、その影があたり一帯の地面へ広がったかと思ったら、私と彼以外の人間が崩れ落ちました。樹上に潜んでいた者も、ボトボトと落ちてきます。
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「カーラ様・・・カーラ様・・・」
ひとまず文句を言うのをやめて、ガタガタと震えながら私の名を呟き続けるクラウドの背を、ゆっくりと撫でて落ち着かせようと試みます。
少しして呟きが止み、暫くして腕の力が弱まったあたりで、クラウドの背後からオニキスの恨みがましい声がしました。
『ク~ラ~ウ~ド~!!』
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そしてほぼクラウドの胸に遮られている私の視界の端、なんとかその姿が見えるところまで来ると、虚空から人が3人落ちてきました。それなりに痛そうな位置から落ちてきたというのに微動だにしないところから、眠らされているようです。
どうやらクラウドの闇魔法が届かなかった人たちを、捕まえてきてくれたみたいですね。ありがとうございます。
『我はしっかり、目立たないようにカーラの補助をしようとしていたんだぞ! それが全部無駄に・・・なんだ。お前、泣いているのか?』
あぁ。やっぱり。なんとなく彼の頬が触れている首のあたりが、湿っぽいと思っていたのですよ。
オニキスのぶしつけな視線から逃げようとしたのでしょうか。私を抱き締めるクラウドの腕に、再び力が入りました。
クラウドはオニキスを信用していないわけではないと思いますが、それでも怖かったのでしょう。つい魔法を行使してしまう程に。
まあ、気持ちはわかります。「身に着けている者は傷害無効」が付与してある装飾具を着けてもらっていても、ルーカスが傷つけられそうであったなら、私も魔法を行使してしまったでしょうし。
そう。今現在、ルーカス自身に「傷害無効」が付与してあるわけではありません。そして私が常に「傷害無効」を付与していないのには、理由があります。
実は家族へ直接「傷害無効」を付与した後、暫くして問題が発覚したのですよ。
それは、爪を切ったり、髪を切ったりを自分でするのは良くても、他者にしてもらうと「傷害」扱いとなってしまう事。
暫く問題なかったのは、父は髭が生えないからです。さすが乙女ゲームですね。悪役令嬢である私の父として、ちらっとですが一応父も登場しますので、ゲーム補正があるようです。
が、母が疑問を訴えたのです。最近、爪を整えていても徐々にのびている気がすると。
それ以来、父協力の元で、渡したペンダント以外にもいくつか「身に付けている者は障害無効」を付与したアクセサリーを作成してそれぞれに渡したり、お気に入りの持ち物へ付与したりしました。
幸い家族はずっとペンダントを身に付けてくれていますが、うっかりは誰にでもありますからね。
「・・・こうなったら、安全面に関してだけは自重無しでいきましょうか」
静かですが、まだ泣いているらしいクラウドの背を撫でながら呟くと、私の足にべったりとくっついてきたオニキスが言いました。
『そうしてくれると、ありがたい。いくら補助できるとしても、カーラが傷つくやもというだけで、非常に恐ろしい。それに弟君の精霊が言うには、どうやら闇魔法は真白でさえも、かけられている対象へ直接触れねば気付けぬようだ。学園の救護室で治癒術師に弟君が体を触れられたが、気付かれ無かったと言っている』
成る程。では体へ直接「障害無効」を付与するのではなく、ルーカスへ身に付けてもらっているペンダントのように、物へ付与しておけばいいわけですね。
早速作りたい所ですが、その前にやるべき事があります。
「オニキス。皆、あとどのくらいで起きますか?」
『クラウドは相変わらず闇魔法が下手だな。永遠の眠りを与えるところだったのをモリオンが修正したが、どうやら範囲を優先したらしい。もうじき目が覚める』
ではのんびりしている暇はありませんね。
「クラウド。後でちゃんと時間を作りますから、今は敵を拘束して眠りの魔法をかけ直してください。私も手伝います」
「かしこまり・・・ました。・・・しかし・・・モリオンは・・・休眠中で・・・」
まだ流れ出ている涙をぬぐいもせず、ゆっくり離れてから、クラウドがうつむきました。言葉がとぎれとぎれになるのは、その間に鼻をすすったり、しゃくりあげそうになるのを押さえているからです。
オニキスがふんすと息を吐きました。
『かけ直しは我がしよう』
言うが早いか、先程と同じように1拍の間、地面が黒く染まり、すぐに元へ戻りました。
『・・・これは思いのほか力を使うな。モリオンが休眠するわけだ』
そう言いつつもまだ余裕そうなオニキスが、その辺りにある蔓植物を魔法で操って、襲撃者たちを拘束し始めます。私も同じように拘束していくと、苦無が首へ刺さっている者の前で、クラウドが佇んでいました。
「どうしました?」
「申し訳・・・ございません・・・」
相変わらず涙を流しながら、クラウドがポツリと言います。
「何がですか?」
「カーラ様に・・・人を殺させてしまいました」
私はその言葉に首を傾げました。
「殺してませんよ?」
クラウドが見下ろしていた人物を、他の者たちと同じように蔓植物で拘束してから、苦無をズポッと無造作に引き抜きます。すると見る間に傷が塞がりました。
「この通り。苦無には「殺人無効」が付与してありますから、命を奪うような傷はなかった事なります。あ、そうでない傷は残りますし、「刃先に触れると即寝」も付与してありますよ」
「・・・」
驚いたのかクラウドの涙が引っ込み、やや呆然としたまま、私の手元を見つめてきます。なんとなく苦無を持っているその手を左右へ動かしてみると、クラウドの視線が付いてきました。
「・・・欲しいのですか?」
コクコクと赤ベコのように何度も頷く、クラウド。
こんな小細工をしなくても、彼の実力ならば大概の相手を苦もなく無力化できるでしょうに。
私の言わんとした事を察したらしく、クラウドが苦無から私の顔へ視線を移して言いました。
「カーラ様は・・・殺生が・・・お嫌いなので・・・」
「あぁ。致命傷を与えずに無力化しようとしたから、手こずっていたのですね」
クラウドの動きが悪かったのは、私のせいだったようです。
肯定するように茜色の瞳が伏せられたので、彼に一歩近づいて無理やりその視界へ入り、覗き込むようにして見上げました。
「私は確かに、できるかぎり殺生を避けたいと思っています。でも見知らぬ他者の命より、自分や大切な人の命を優先する程度には、利己的ですよ」
遠回しに「殺してしまったとしてもやむ負えない」と伝えてみましたが、クラウドは首を横へ振りました。
「それでも・・・私は・・・できる限り・・・避けたい」
これは自分が危険にさらされても、余程の事がない限り殺生をしない気ですね。
私が切られかけた時の行動もそうですが、クラウドは自分の安全よりも私を優先しすぎています。護衛という意味ではそれが当然ですが、私の思想にまで同調しすぎるのはよくないですね。
私は前世の意識がはっきりあるせいか、殺生をどうしても躊躇してしまいます。
魔物に対しては仕方がないものとして対処していますが、それでも慣れません。それがわかっているから、オニキスも他者の目がない場合は、魔物を強制転移させて戦う前に遠ざけてしまいます。甘いとは思うのですが、殺さずとも無力化できる手段があるものだから、それでいいではないかとも思ってしまうのです。
『その自覚があるのなら、もっと自身の安全に気を配ったらどうだ? カーラは他者の危険には気を配る癖に、自分の事となるとおろそかになる。もっと自分を大事にして欲しい』
私の思考を勝手に読んだオニキスが、足元へべったりと寄りかかりながら言います。
あー。そうか。
そんなつもりはなかったのですが、戦闘特化型のクラウドや、オニキスのチートをあてにしすぎていたのかもしれません。
まあ、先程「安全面に関しては自重しない」と決心したことですし、オニキスが縛り終えた敵さんをまとめて、殿下たちを持ってきたテントに寝かせたら、早速取りかかるとしましょう。
「クラウド。後で貴方の武器にも闇魔法を付与しましょうね」
「ありがとう・・・ございます」
深く頭を下げたクラウドが、やっと涙をぬぐってテントを組み立てに行きます。私はオニキスに襲撃者たちをまとめるよう頼み、クラウドを手伝うことにしました。
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