153 / 474
4章 死する英傑
#8-3.人形の心
しおりを挟む「……貴方、本当にアリス? あれだけおじさんから溺愛されてたのに」
「――私は、旦那様の可愛い人形。そうで在れば良いと思っていました。でも――」
そっと、顔を上げ、エリーシャの目を見つめるアリスの瞳は、わずかだが、濡れていた。
「エリーシャさん、私は願ってしまったのです。私のままで居たいと。ずっと旦那様のお側に居たいと。アリスは、我侭な娘になってしまったのです」
「どういう事? 貴方はおじさんの大切な人形でしょう? 今も昔も」
「旦那様は、元々は私の事を蔑んでいましたわ。『ただの人形になど何の意味も無い』と。『あいつの代わりにはなれない』と」
「おじさんが……? 信じられない」
アリスの告白は、エリーシャには想像だにできないことだった。
あんなに人形好きだったのに。あんなに人形について熱く語っていた人だったのに、と。
「そんな時期もあったのです。私が初めて旦那様と出会った時など。私を生み出してくれたお父様の首を締め上げ『何という事をしてくれたんだ』と、憎悪で顔を歪ませていましたわ」
苦しげに胸元に手をあて、撫で下ろす。そうしないと痛みが治まらないかのように。
「私達の身体の中には、旦那様の大切にしていた方の魂が使われているらしくて。だから、旦那様も手放すに手放せず、私の顔を見るたびに苦しげな顔をしてらっしゃいました」
アリス達のキーパーツとして使われたヴァルキリーの心。
それが、アリスと魔王とを繋ぐ一つの枷だった。そういう時期もあったのだ。
「旦那様はきっと、今でもその方の事を忘れられないのです。私も、そんな旦那様の顔を見ているのは辛くて。なんとか癒して差し上げたかったけれど、私では無理なようですから」
「……あんたが無理なんじゃ、誰でも無理なんじゃないの?」
「そうかもしれません。長らくの時を共にし、今では、私は旦那様から愛されていると感じられるほどには、親しみも感じられるようになりました。お互い、信頼も築けていると思います。でも。それでも、私には勝てる気がしません――」
声がかすれてしまう。また、俯いてしまう。
少女人形は涙を流していた。愛する主が自分より愛している女性に、強く羨望を抱いていた。
「私は悪い娘になってしまいました。旦那様は私にはそんな我侭求めていないはずなのに。私はただ純粋に笑っていれば良いはずなのに。笑えないのです」
「……心があるものね」
アリスには心があった。ただの人形では表に出せないほど豊かに表情が出せてしまっていた。
その感情を表現できるだけの個性が彼女には出来上がってしまっていた。故に、苦しんでいた。
「エリーシャさん、心とはそんなに不都合なものなのですか? ただ愛しい主の側に居たいと、そう願うだけではいられないものなのですか?」
「すごく不都合なものよ。すごく矛盾してて、すごく苛立つし、すごく面倒くさいの。だけど、ただ一つでも幸せがあるなら、それは絶対に、なくてはならないものなの」
多分、百害あって一利しかないのだ。その一利が、百害を無視できるほど大切で、そして重いのだ。
「そんなに大好きな主なら、そう伝えれば良いわ。昔はともかく、今のおじさんは貴方のことを大切に思ってくれるんでしょう? 少なくとも、貴方がおじさんにとって重要だからこそ、こうやって私に手紙を運ぶ役目を任せた訳だし」
エリーシャは、大きな溜息をついていた。
自分のことであわただしくなったのがやっと落ち着いたら、今度は魔王の侍女のお悩み相談である。
全く以てバカらしいと、深刻に考えた自分がバカだったとばかりに、力を抜いた。
「ですが――それは、我侭になるのでは……?」
はっとし、顔を上げたアリスを、エリーシャは鼻で笑って見せた。
「知らないわよそんなの。心がある以上、少しくらいの我侭は仕方ないわよ。そういうものでしょ?」
「でも――」
「アリス。貴方の主は、そんなに些細な事で貴方を要らない子だと思うような心の狭い奴なの?」
「そんな事ありません。いつでも笑って許してくださいます。ミスをしても、怪我をしても、お手間を取らせてしまっても、笑って許してくださいますわ」
「だったら、そういう事でしょ。貴方は知らないと思うけど、人形ってね、ひどい扱いされる子が多いのよ?」
人差し指を立て、アリスに顔を寄せる。
「パーツ取りの為に使われたり、ちょっと傷が付いたら捨てられる事だってある。ひどいと、『新作じゃないから』という理由だけで酷く扱われる事だってあるわ。私は、そういう子達が可哀想で仕方なかった」
人間は毎日のように死んでいくのにね、と、エリーシャは苦笑する。
「私は、そんな人達が許せなかったわ。だけど貴方の主は違うじゃない。昔はともかく、今は違うんでしょ? 愛してくれるんでしょ?」
「……はい」
「良い主だと思うわ。うん。悔しいけどそこだけは認めるわよ。あのおじさんは、貴方の思いを踏みにじったりはしない。きっと、貴方の我侭くらい笑って許してくれる」
「……あっ――」
それが大きな呼び水となってしまったらしく。またアリスの頬を涙が伝っていった。
あの魔王は、ひとかどの人形好きとして見る分には、この上ない主であるとエリーシャは思っていた。
自分だって大切にはしている。だけど、彼の人形に対しての熱の入れようは、ただ好きというだけではできないほどである。
そこにどのような経緯があったのかはエリーシャには知る由も無いが、アリスと出会ったばかりの頃の彼がアリスの言うとおりならば、恐らく、今の彼はアリスとの日々によって形成されていったのではないかと思えた。
ならば、やはりアリスは魔王にとって必要なのだ。
「ありがとうございましたエリーシャさん。その、突然押しかけてしまって」
ひとしきり泣いた後、アリスはにっこりと微笑みながら立ち上がった。
「別に良いけど。ああそうだ、トルテにも会っていく? あの子もエルゼやアリスに会いたがってたし――」
「いえ。会うと別れが惜しくなってしまいますし。それに、早く帰って旦那様の顔を見たくなりましたから」
やはりアリスは魔王一筋であった。ほっこりと笑っているのがエリーシャ的になんとなく胸焼け気味だった。
「ただ、エリーシャさん、気をつけてくださいませ。旦那様が何を考えてらっしゃるか、アリスにはわかりません。ですが、エリーシャさんの身の回りに何かが起きるかもしれませんから」
そっと側に寄ると、アリスはエリーシャの耳元にそっとささやく。
「何かって?」
「解りません。私はただ、エリーシャさんが心配でしたから。勇者でなくなったのは、嬉しい限りです」
アリス的に、エリーシャが結婚して勇者を引退したのは嬉しい事らしかった。
「まあ、気をつけることにするわ。この手紙の事もある。色々考えないといけないしね」
「はい。それでは、私はこれで失礼します」
用件も済んだのか、アリスはペコリと頭を下げ、庭園から一人、去っていった。
「……人形も色々あるのねぇ」
一人庭園に残ったエリーシャは、アリスの出て行った扉を眺めながら、そう一人ごちた。
「旦那様、ただいま戻りましたわ」
アリスが魔王城に戻ったのは、その日の夕方のことであった。
一刻も早く愛する主の顔を見たいと、するべき事を急いでこなし、戻ってきたのがこの時間である。
もうすぐにでも顔を見たい。顔を見てどうするのか。
大胆に抱きついてしまっても良いのでは、とまで考えていたアリスである。
「……あら?」
しかし、魔王の私室には、彼女の主の姿は見られなかった。彼女の情熱は見事に空ぶっていた。
「今日は、一日中こちらにいらっしゃるはずなのに――」
朝のうちに聞いた主の予定とは食い違い、今この部屋にはアリスと人形達、そして駆動鎧がいるだけであった。
『アリス様、おかえりなさいまし』
小さな人形達が何体か、アリスの周りを取り囲む。
「貴方達……旦那様はどちらに?」
『旦那様でしたら、ノアール様と二人で出かけられましたわ』
「ノアールと……? そんなこと、私は聞いていませんわ」
「それは仕方の無い事ですわ。アリス様には内緒でしたもの」
いつの間にそこにいたのか。飴色の髪のエリーセルが、等身大になってそこに立っていた。
「――エリーセル。これは。それに、旦那様は一体――」
「アリス様。残念ですわ。貴方は私達のリーダーでしたのに。何故、貴方だけ、旦那様の意に反した心を持ってしまったのか」
「質問に答えなさい!! 旦那様は一体どこに居るのです!? 貴方達は――」
ただただ怪しく微笑むばかりのエリーセルに、業を煮やしたアリスが激する。しかし、エリーセルは動じない。
「旦那様は、私達に命じたのです。貴方を拘束せよと。旦那様にとって、貴方を放置するのは危険だと、そう判断されたようですわね」
「……旦那様が? そんな、バカな」
淡々と語るその言葉に、アリスは信じられない事であるように目を見開き、口に手を当てる。
「そんなことがある訳ないわ。旦那様が、私を……私は、旦那様の命があれば何だって――」
「でも、殺せないのでしょう? 勇者エリーシャを。殺せと命じられて、躊躇ってしまうのでしょう?」
アリスの忠誠など、エリーセルにはわかりきっていた。その上で、瑕を突いた。
「それは――エリーセル!! 何故なの? 何故旦那様はエリーシャさんを――」
痛いところを突かれ、言葉に詰まってしまったアリスは、すぐさま別の論点にずらそうとした。
「貴方が知る必要など有りません。というより、私達は元々、『何故そうするのか』など考える必要もないはずですわ。旦那様の求めるように、私達が動いて見せればいいのです。その為の私達でしょう?」
「私は、旦那様の求めていない事をしていたというの?」
「そうなりそうだから、お側にいられないのでしょうね。安心してくださいまし。今だけですから。少し時が立てば、また元のように旦那様のお側に居られますわ」
張り付いたような微笑は崩れる事無く。エリーセルは、アリスの左腕を掴む。
「――放しなさい」
キッと鋭く睨みつけるアリスに、エリーセルは初めて動揺したらしく、小さく震えた。
「アリス様。抵抗なさらないで。私一人では貴方には勝てないでしょうが、他の子達全員を相手に、勝てるものでもないでしょう? 仮に勝てても、それは旦那様の望むことなのかしら……?」
アリスの周りを囲んでいた人形。その全てから発せられる重圧。
アリスは悟ってしまった。『抵抗しても無駄だ』と。『自分達が争い傷つくのは、主は求めていないのだ』と。
(……旦那様。どうして)
そして何より、心が折れてしまっていた。
力なくうなだれ、やがてバランスを崩し膝をつく。
「アリス様っ」
心配そうに顔を見るエリーセルに、アリスは力なく笑う。
「……拘束を受け入れます。この身体は旦那様の物。どうか、手荒には扱わないで頂戴」
「アリス様……ごめんなさい。では、しばらくの間拘束させてもらいますね」
エリーセルが手を引く。アリスは立ち上がり、そして引かれるままに歩かされ――ベッドに押し倒された。
そのまま両腕を押さえ込まれ、エリーセルにのしかかられる。
「エリーセル……?」
「この姿勢なら、力も入らないでしょう? さあ貴方達、アリス様を拘束なさい」
『かしこまりました』
命じられ、人形達がアリスの腕を、足を、そして首元を押さえる。
「くっ――首はっ!! やっ、耳はやめっ、やめてっ!!」
弱い部分を小さな手で押さえられるのがたまらないのか、アリスはシリアスな雰囲気なのにも関わらず笑ってしまっていた。
「やっ、太もも触らないでっ!! こそばゆいっ!! やぁっ――」
「……なんというか。顔のつくりは私の方が妖しく作られているはずなのに、今のアリス様はものすごく――色っぽいですわ」
拘束が完了し、アリスの上から退いたエリーセルであったが、その頬はやや赤くなっていた。
アリスの反応のよさに困った顔の人形達であったが、エリーセルの言葉には全肯定の方向で一致していた。
「はぁっ、はぁっ――なんなのよもう……拘束というなら、それらしく鎖でがんじがらめにするとか、それらしいものがあるでしょうに」
当初、アリスは、拘束すると言われ、小説に出てくる敵に捕まった探偵のように、何も無い地下牢にでも放り込まれるのかと思ったのだ。
それが、こんなファンシーな方法で束縛されるなど、想定外という他無かった。
「あら、縛られたかったのですか? 『アリス様ならもしや』と思って縄も用意してありますが」
「なんで縄があるの!? いやっ、ちょっ、やめ――」
こうして、アリスは自分の口が災いし、人形達に身体を押さえつけられた上に、縄で縛り上げられるというマニアックこの上ない状態で拘束されることとなった。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
杉沢晴人は勇者になれない~悪役神に与えられたスキル、実は最強でした~
天咲 琴葉
ファンタジー
死の国から英霊達が蘇り、人間を襲う様になった世界。
そこで、代々英霊を倒す勇者を輩出してきた家の末子として晴人は生を受ける。
しかし、15歳の誕生日に行った能力の鑑定で無能だと判定され、名家のプライドを傷付けられた父や兄達によって、亡き者にされそうになる晴人。
けれど、自分を慕って共に逃げてくれたメイドのマリアが英霊に襲われた際、突如能力が開花する。
敵がいないと発動しないその能力は、相手の弱点を見破ったり、そのままその弱点の魔法を使うことが出来た。
晴人はそれらを使い、大切な者を守る決意をする。
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
勇者がパーティーを追放されたので、冒険者の街で「助っ人冒険者」を始めたら……勇者だった頃よりも大忙しなのですが!?
シトラス=ライス
ファンタジー
漆黒の勇者ノワールは、突然やってきた国の皇子ブランシュに力の証である聖剣を奪われ、追放を宣言される。
かなり不真面目なメンバーたちも、真面目なノワールが気に入らず、彼の追放に加担していたらしい。
結果ノワールは勇者にも関わらずパーティーを追い出されてしまう。
途方に暮れてたノワールは、放浪の最中にたまたまヨトンヘイム冒険者ギルドの受付嬢の「リゼ」を救出する。
すると彼女から……「とっても強いそこのあなた! 助っ人冒険者になりませんか!?」
特にやることも見つからなかったノワールは、名前を「ノルン」と変え、その誘いを受け、公僕の戦士である「助っ人冒険者」となった。
さすがは元勇者というべきか。
助っ人にも関わらず主役級の大活躍をしたり、久々に食事やお酒を楽しんだり、新人の冒険者の面倒を見たりなどなど…………あれ? 勇者だったころよりも、充実してないか?
一方その頃、勇者になりかわったブランシュは能力の代償と、その強大な力に振り回されているのだった……
*本作は以前連載をしておりました「勇者がパーティーをクビになったので、山に囲まれた田舎でスローライフを始めたら(かつて助けた村娘と共に)、最初は地元民となんやかんやとあったけど……今は、勇者だった頃よりもはるかに幸せなのですが?」のリブート作品になります。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる