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2章 賢者と魔王

#5-2.シャルムシャリーストーク

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「あ――」
目が覚めると、その光景はどこかへと消え去っていた。
それは遠い過去の夢である。
乙女が見るかすかな記憶のデフラグ。
少女だった時期の、麦畑のあの日を根源にした一つの川の流れだった。
「また、見てたのね」
柔らかなベッドの上、ゆっくりと上身を起こす。
目が覚める直前に見ていた夢。
他の夢と違うのは、それは彼女にとって酷く辛い記憶で、できれば思い出したくない類のモノだった事。
尊敬する父を失い、それでいて自分は変に達観してしまっていて、それを素直に悲しめなかった事。
いや、それ以前に、娘として良い子過ぎた事への、エリーシャなりの後悔が占めていた。

 あの日あの時、もし自分が聞き分けが悪く、父が旅立つ事を躊躇うほどダメな娘であったなら、父は死なずに済んだのではないか。
エリーシャは今もその事を悔やんでならない。
良い子にしていれば幸せになれると信じていた子供な自分が、その癖周りに気を遣い過ぎて子供になりきれなかった自分が、どうしようもなく憎たらしかった。
そして同時に、その古傷がまだ癒えていない事に気づかされる。
「やだ、もう、私ったらまた――」
頬を涙が伝わっていたのに気づくと、エリーシャは掌でそっとそれを拭う。雫は眼の端から零れ落ちる。
彼女にとっては慣れた事であった。父を失ってから時々、こうして思い出したかのようにその夢を見て、そして涙する。
成長し、心が大人びていくにつれ、父の事もさほど辛くなく語る事ができるようになったというのに。
まるでそれを忘れさせまいとあざ笑うかのように、夢はエリーシャにその光景を見させるのだ。
どれだけ成長してもそれだけは心が耐えられないのか、泣いてしまう。
まるでその時泣けなかった代償であるかのように。
結局、こうして一人ぼっちな事に気づかされて、エリーシャは寂しさに瞳を曇らせるのだ。



「いつになったら忘れられるのかしらね」
昼下がり。アプリコットのティーショップ。穴場なのか、人はほとんどいなかった。
向かいには長身の中年男がカップの中のお茶の香りを楽しんでいる。勿論魔王である。
トルテと一緒にお忍びでアプリコットを散策していたのだが、偶然か狙ってか、魔王がアリスとエルゼを引き連れ現れたのだ。
今は以前と同じように、エリーシャと魔王が一つの卓に着き、トルテはエルゼ達と一緒に座っている。
「よりにもよって、父親の仇にその話をするのかね」
「あー、そういえばそうだったわね。すっかり忘れてた」
いきなり深い話をされて、魔王も複雑そうに口元を隠すのだが、その言葉にエリーシャは今更のように思い出して笑っていた。
この魔王が、よりにもよって自分の尊敬する父を殺した張本人だったという事実に気づいたのは、実はそんなに昔の話ではない。
「まあ、でも父が死んだのは仕方ない事だと思ってるから」
しかし、意外とそこに怒りというか憤りというか、そういったものはあまり浮かんでこないのが不思議なものであった。
「そういうものなのかね?」
「勇者は戦死するためにいるようなものだもの。続けている以上はいつ死んでもおかしくないのよ」
カップに静かに唇をつけながら、じと眼で魔王を見やる。
「私だって、いつ死ぬか解らない。それに、父は勇者としては……多分、かなり腕が落ちてたわ」
「ああ、だろうね。歳もあっただろうし、何より、休む暇もなく進軍していたのだ、お世辞にも万全の状態であったとは思えん」
全盛期には先代魔王をも苦戦させた英雄は、その実、激務続きが祟り、エルヒライゼンまで進軍する頃には身も心もボロボロになっていたのだ。
それでも彼は間違いなく人類最高峰の男であったが、所詮人間であるというくくりからは逸脱できず、老化と疲労に蝕まれたその身体は、全盛期とは大よそ比べ物にならないほど弱体化していた。
何せ、この魔王ですら容易く葬れた程だったのだ。

 確かに魔王は魔族としては相応に強い方であるが、今現在、個人としては世界最強と言えるほどでもなく。
ゼガの軍勢に押し込まれたのも、ほとんどの魔族がまとまりなく自分の領土だけ守ろうとしていたところを各個撃破されていたからで、恐らく大軍で挑めばこれを撃ち破るのは難しくなかったはずなのだ。
「私としては因果に感じて仕方が無い。世界のなんと狭き事よ、とね」
魔王としても、ゼガを殺したのは偶然としても、その娘と出会い、こうして暢気にお茶等親しんでいるのまでその言葉で片付けてしまうつもりはなかった。
故に、これには何がしか因果を感じてならないのだ。
「それはお互い様だと思うけど。それに、私は出来ればあんまりおじさんに運命とか感じたくないんだけどね」
カップから唇を離し、小さく溜息をつく。
そのままカップを置くと、ふとトルテ達の座っているテーブルを見ていた。
何を話しているのか、エリーシャ達とは離れた席で楽しげに話していた。
安心し、そのままに、言葉を続ける。
「ねえおじさん。貴方が人形に興味を向けたのは何故? サブカルチャーに心惹かれるのはどういった経緯で?」
「いきなり質問だね。そうだな――」
魔王はというと、そんなエリーシャの横顔を眺めながら、質問の答えを探していた。
「答え難い事なら聞かないわ」
エリーシャとしては、なんとなく、興味本位で聞いただけの事だったので、それほど答えに期待していなかったのだが。
意外と、魔王は真面目に答えるつもりらしく、首を軽く横に振る。
「いや、別にそういう訳じゃないよ。そうだな、人探しをしていたんだ」
「人探し?」
「うむ。遥か昔の話になるがね。私は大切なそいつを探し回っていた。人形は、とある世界では魂の探索を容易にするマジックアイテムとして有効な品物だったんだ」
「……ある世界。というと、おじさん、元々は別世界の人だった訳?」
唐突なカミングアウトである。エリーシャとしては驚きを禁じえない……というほどでもなかった。
そんな人も稀にはいるらしい、という程度には、異世界人というのはこの世界にも存在したりするのだ。
「まあ、元々はね。おかげで魔界でも一人一種族、ただ一人の仲間も居ない一人ぼっち魔族だよ」
魔王は苦笑いしていた。いつも見せる表情である。
だが、その孤独は計り知れないものだというのも、エリーシャには痛いほど解った気がした。
「この世界以外にも色んな世界があるとは聞いたことがあったけど、まさか身近に……いや、身近であっちゃいけないんだろうけど、こんな近くにその住民がいるなんてね」
じと眼のまま、エリーシャはふっと溜息をつく。世界のなんと狭き事かな、と。
「この世界は『川』の中流、その裏側にある世界なのだが、それは知っているかね?」
「『川』っていうのは伝承である程度知ってるけど、他の世界がどんななのかは知らないわね」
「いやいや、『川』の存在すら知られていなかったり、他の世界の存在を知らない民ばかりの世界も少なからずある。伝承ででも知っている事は大したことだと思うよ?」

 『世界』とは、一筋の巨大な『川』を起点に作られる小さなため池のようなものである。
流れる水は魂であり、その水達が各世界に辿り着き、その世界に命として、あるいは世界を構成する大地の一部として根付いてゆく。
その世界で死んだ生き物は再び魂へと還り、水として大地から零れ川下へ、より下流に存在する世界へと流れていく。
それぞれの世界そのものが水の集合体であり、川の一部であり、そしてその『川のある世界』という、より大きなくくりを構成する一要因に過ぎない。
最上流には水の溢れ出す世界『神々の世界』が存在し、そこにある『詩人の泉』よりあふれ出たその水は、新たな命として各世界に流れ出ていく。

 魔王達の暮らすこの『シャルムシャリーストーク』も、大なる世界を構成する16の世界の一つとして数えられているものであり、世界はここの他15あるのだ。
その世界それぞれが全く違う特徴を持っており、科学文明の進歩した世界もあれば、魔法文明に特化された世界もあり、人間が治める世界もあり、奴隷として扱われる世界も存在する。
シャルムシャリーストークは、比較的その辺りの偏りが少なく、科学と魔法の双方が均衡を保ったまま、比較的高い水準にまで進歩している稀有な世界である。
また、指標となる人類の知能水準や身体能力も平均以上で、他世界と比べてかなり人間寄りな世界だと言える。
魔族という人類の天敵は、多くの世界でも当たり前のように存在するが、これと人間が対等に戦えている世界というのはやはり珍しいのだ。
そしてそれは、直結して世界の安定という現象に繋がる。
滅亡しない世界は平和に違いないという、一人のエゴによってそうなっていた。

「私は色んな世界を渡り歩いてきたが、この世界が一番まともというか、住みやすいと思うよ」
「そうなの?」
「ああ、他所だと、魔族はともかく、人間はすさまじく不当に扱われたりするからね」
神々に弄ばれたり、魔王に玩具にされたりと、他世界の人類の扱いは理不尽な事が多い。
逆に人類が支配者層に入った場合は人類主導の世界になりやすい反面、些細な事が原因で終わらない戦乱が続く事もある等アンバランスを引き起こしやすいのだ。
「……異世界への旅はしない方がよさそうねぇ」
「私もそう思う。だからここに定住してるんだよ」
魔王としても色々思うところがあるのか、エリーシャの呟きには苦笑いで賛同していた。


「人探しって、どんな人を探してたの?」
異世界談義も一段落し、話はまた戻る。
「どんな奴かまでは言えないが……とても大切な奴だったのだ。だから、全てを投げ出してでも探そうとしていた」
「親友?」
「宿敵かな、どちらかと言えば」
魔王は笑っていた。先ほどの苦笑ではなく、にっかりとしたいい笑顔である。
「……おじさん、もしかして結構熱い人だったの?」
「解らん。自分でも良く解らなかった事ながら、あの時は熱中していたんだろうね。何も省みずにいたほどには」
「まあ、熱中しやすそうだもんね。趣味の走り方とか見ればなんとなく解るわ」
普段は面倒ごとを嫌い、一歩引いた立ち位置を好む魔王であるが、こと趣味に限っては最前線へ全力ダッシュしていく気概を見せる。
気が向いた事に関しては決して手を抜かないのがこの魔王という男なのだ。
その辺り、性格のよく似たエリーシャには痛いほど解っていた。
「とはいえ、私ももうすっかり年老いてしまった。あの頃ほどには奴を追うという情熱も薄れ、今はこの世界に骨を埋めても良いとすら思っているよ」
静かに皿の上のミルククッキーに手を出し、ガリ、と食む。
魔王は、良くも悪くも落ち着いてしまっていた。

「私としては、おじさんみたいなのがこの先何百年も君臨してたら、やりにくくて仕方ないんだけどね」
近年の魔王軍の進軍はエリーシャも嫌というほど耳にしている。
カレーに続いて南の強国ミズウリが滅亡したというのは記憶に新しい。
更にそこから湧いて出たキメラ達によって南部諸国の軍勢が対処に追われているのだという。
どこまで関わっているのかは知らないが、この、目の前のさえない中年男が戴冠してからというもの、魔族の行動が人間側には読めなくなってきていた。
長らく同じ戦術・戦法ばかり使っていた魔族の軍勢が、この魔王が関わると途端に奇抜で唐突な代物に変わるのだ。
エリーシャとしては、この魔王にはさっさと退陣してもらって、適当に戦闘馬鹿な魔族が魔王になってくれればいいのにと常々思っていた。
「私としてはさっさと明け渡して元の静かな生活をしたいんだがね。魔王なんて、私には重荷だよ」
疲れた老人のようなその中年魔王は、心底自分の地位に飽きていたらしかった。
「なんで明け渡さないの?」
そんなに嫌ならやめればいいのに、とエリーシャは疑問に感じていた。
その辺り、この魔王らしくないなあ、なんて思いながら。
「後継者が居なくてね。これと思うようなのが居ない以上、下の者を納得させられる材料がない」
「子供は居ないの?」
「居ないなあ。作りたいとも思わん。ことこの歳になってしまうと、なんだかもう、面倒くさいしな」
それすらも面倒くさいと思ってしまう以上どうしようもなかった。
「そもそも魔王は世襲制じゃないからね。仮に魔王が自分の子を次期魔王に指定しても、上級魔族達が反発したら内乱が勃発して力ずくで引きずり降ろされる事だってある」
そうやって権力の座から引きずり降ろされ、上級魔族に取って代わられた魔王も居る位には魔王継承はカオスである。
ただ力があればなれるというものでもなく、魔界を支えているいくらかの上級魔族達に認められ、初めて魔王として彼らの上に立ち、盟をまとめる事を許されるのだ。
「なんだか、魔王っていう言葉のイメージと違って、すごく微妙な立ち位置なのね」
人間にとっての魔王とは、魔界において最強の存在で、全ての魔物や魔族を統率し、残虐に人間を追い立てようとしている王の中の王のような存在である。
魔族にとっても恐怖そのもので、その命令には絶対服従で、わずかな緩みもない、そんな威厳溢れる魔王をイメージする人間も少なくない。
「まあ、魔界の盟主なんて言ったって、私が魔王をやってるようじゃそんなもんだよ」
タハハ、と人畜無害に笑う魔王を見ていると、「確かにそうかもしれないわね」と、エリーシャも頬を引きつらせ、苦笑していた。

「あちらはどんなお話をしているのかしら? 姉様楽しそうですわ」
「そうでしょうか、頬を引きつらせていますが。あれは笑顔というより苦笑では……」
「それにしても、師匠とエリーシャさんは本当に仲がいいですわね」
魔王らと離れた窓辺の席。
トルテ、エルゼ、アリスの三人は、専門的過ぎる話に突っ走っているであろう二人の様子を眺めながら、話の種にしていた。
「旦那様もあれで、趣味の事になると熱中する方ですから……趣味が合うのでは?」
「そうなんですか? 良く解りませんけど、姉様も漫画やお人形集めになると夢中になるらしいですわね」
「私も、時々本を読むときに熱中してしまいますわ」
耳まで隠れるリボン付き帽子から出た気障な銀髪を撫でながら、エルゼは照れくさそうにトルテ達を見る。
「あら、本と言うなら、私も詩集を読んでいる際には、時が経つのを忘れてしまいます」
聞くだけなら同じ読書という趣味であるが、トルテの方が遥かに健全な趣味であった。
「あの、トルテさんは漫画とかは読まれないのですか……?」
「読みますよ。たまにこっそりと姉様がお持ちのを」
そっと、怖がりながら訪ねるエルゼに、トルテはにっこりと微笑んで返す。
それにほっとしたのか「よかった」と、胸を撫で下ろす仕草で笑う。
「トルテさんって、エリーシャさんのことを姉様って呼んでますのね。私にもそう呼ぶ方が居ますけど」
「まあ、エルゼさんにもそういう方が? どんな方なの?」
「えっと、お名前は解らないのですが……お姉様と呼ばせてもらっています」
まさか黒竜の、と頭に付ける訳にもいかず、エルゼは少し間を空けて答えた。
「名前は解らないお姉様……なんというか、ミステリアスですわね」
「そうなんです。とても真面目で不思議な方なのです」


「――っくちゅん!!」
「おひい様、風邪ですか? 肩掛けをお持ちしましょうか?」
「……何かしら、風邪じゃないと思うんだけど。ええ、持ってきて頂戴」
遠く離れた黒竜城。黒竜姫の私室である。
まさか自分の噂をされているとも思わず、黒竜姫は変な感覚のまま、侍女から肩掛けを受け取り羽織っていた。ぬくぬくと。
季節は真冬である。黒竜姫も相応に温かい格好をしてはいるが、山岳地帯の近いグランドティーチは、真冬においては極寒地帯と化し、屋内においてもその体温を容赦なく奪っていく。
「心配ですわ。おひい様は幼少の頃から病弱でしたから……」
意外にも黒竜姫は、幼少期にはかなり病弱でか弱かった。
元々竜族の子供はある程度の年齢に達するまで病気に対する耐性が低く、わずかな風邪が死に直結するほどの重篤症状を引き起こす事すらあった。
黒竜姫は更に輪を掛けて病弱で、今とは比べ物にならないくらいに大人しい娘であった。
最も、幼少期の記憶など半分以上忘れていて、言われないと思い出せない程度のものでしかないのだが。
「子供の頃の話でしょ。今じゃ他の娘より元気だし、大丈夫よ」
見事成長した黒竜姫は、今では必要以上に健康で、無駄に頑丈であった。
「それならいいのですが……あの、一応お薬だけは飲んでくださいまし。すぐに調合致しますから」
「……まあ、そうね。用意して頂戴」
オロオロしながらも心配する青竜の侍女に、黒竜姫は小さく溜息をつきながら、そう悪くない心地で促した。
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