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第31話 混沌の闇から来た英雄(中編)

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「根絶やしにすると言ったな。だが、俺にはお前と違って守らなければいけない最愛の女がいる!」
「だから俺には、お前に負ける理由なんてないんだっ!!」

 赤の英雄は大上段に聖剣ダー・ラー・スーを構えたまま早足にけて間合いを詰める。精神の悪い神もその動きに呼び出されるかのように赤の英雄に突撃していく。
 赤の英雄の聖剣は精神の悪い神の黒い魔法を切り裂いて精神の悪い神を攻撃することが出来る。だが精神の悪い神には、黒い魔法以外にも雷撃の魔法が使えることは既に判明している。
 
 黒い魔法を聖剣は無力化したが、雷撃の魔法は無力化できず赤の英雄の胸を焼いた。
 つまり二人の攻撃には相性があるという事だ。
 精神の悪い神は、そこを計算に入れて黒い魔法と雷撃。もしくはそれ以外の魔法を使い分けることで攻撃の幅を広げる可能性があった。

 一方、赤の英雄は、火龍としての権能である炎の息と聖剣ダー・ラー・スーによる剣術のみの戦いとなる。炎の息では黒い魔法も雷撃も止められない。相性問題としては、最悪の状況であった。

 だが、火龍にも勝機はあった。聖剣を振るっている間は黒の魔法を無力化できるというメリットは大きい。黒い魔法を無力化している間は、炎の息が有効であるし、雷撃などの攻撃魔法は直撃しなければ、火龍の肉体ならば、数発は耐えられたからだ。

 つまり、自分の体を捨て石にして敵を切りつける作戦だ。それは、一言で言うと「肉を切らせて肉を切る」戦法である。おのれも傷つけるが相手も傷つける戦法は実際の格闘技においても行われる消耗戦である。この場合、肉体のもろい方か、精神のもろい方が敗れる。つまり我慢比べであった。

「おおおおおおおおおっ!!」

 赤の英雄は、少々の雷撃も精神力で耐えながら、精神の悪い神を切り刻む。

「ぎゃああああああっ!!」

 っと、悲鳴を上げながらも精神の悪い神も決して攻撃の手を緩めなかった。
 切り刻まれる痛みと、雷撃によって肉体を焼かれる痛みを耐えながら戦う双方の悲鳴に似た雄たけびが城塞都市に響き渡る。
 的を外した激しい雷撃が地面を破壊する音と光が炸裂する。肉を焼く音と匂いがあたりに広がった。

 時折、「どちゅっ」「ざくっ」という肉を重い刃物で叩きつける音がしたかと思うと、悲鳴が起きる。
 剣と魔法の激しい戦いが繰り広げられていた。撃ち合う事、24ごう。戦況に変化が表れてきた。
 火龍と高位の神では、肉体の強さの差が徐々に戦況に変化を及ぼしてきたのだ。

 肉体の強さで劣る赤の英雄が精神の悪い神のプレッシャーに押されてジリジリと後退をはじめてきたのだ。
 戦況が自分に傾いてきたことを悟ると「シャシャシャッ!!」と愉快そうな声を上げながら、精神の悪い神が攻撃の圧力を上げてきた。やがて、打ち合いに負けた赤の英雄は精神の悪い神の雷撃をまともに受けて、その電圧で吹き飛ばされてしまった。

「ああああああっ!!」

 悲鳴を上げて地面を転がる赤の英雄を見て、精神の悪い神は歌うように言った。

「お前は戦う前に何と言った?」
「お前には俺と違って守らなければいけない最愛の女がいるから負ける理由なんてないんだっ!! とかほざいていたな?」
「ところが、どうだ? お前は聖剣ダー・ラー・スーの加護を受けても、俺に勝てはしないじゃないかっ!!」
「何が愛だ!? そんなものがあったところでお前に力が無ければ、殺されるのみだ!!」
「シャシャシャッ!!」

侮辱の言葉を浴びながら苦痛に耐える赤の英雄は思った。

(こいつ、あれだけ切りつけたのに一向にひるまずに向かってきやがって、いい根性してるじゃねぇかっ!!)

 赤の英雄にとって精神の悪い神が意外なほど我慢強いことは誤算だった。赤の英雄には、この打ち合いは自分がある程度有利だと思っていた。それは、自分がたたき上げの兵士であるのに対して、生まれつき高位の神である精神の悪い神は、その存在を脅かせる者など、そうそういない人生を歩んできたはずだった。また母体となった魔神の能力の一つとして逃げ上手でもあった。

 だから、窮地きゅうちおちいる前に逃げられるし、窮地に陥ってからもうまく逃げ延びてきた神だったのだ。だから苦難を乗り越えず逃げてきたと思われる精神の悪い神が、ここまでの我慢強さがあるとは予測しなかったのだ。

 赤の英雄の勝機の一つとして、精神の悪い神が同士討ちの繰り返しに耐えられず、隙を見せた瞬間に乾坤一擲けんこんいってきの一撃を与えるという作戦があった。しかし、精神の悪い神は痛みに耐えて攻撃の手を休めなかったのである。お互いの精神的な強さに差が無ければ、肉体的な強さの差が勝敗を決める。これは火龍と高位の神の戦いだ。肉体の強さは圧倒的に精神の悪い神に分があった。

 赤の英雄は、観念したように「強いな。いい根性してるぜ」と言いながら、立ち上がると、再び剣を大上段に構えた。
 それを見た精神の悪い神はせせら笑った。

「マヌケめっ! 懲りずに同じことを繰り返す気か?」
「どうあがいても貴様の負けだっ!!」
「貴様は、聖剣ダー・ラー・スーの加護を受けても俺に勝てはし・・・。」

 精神の悪い神は「俺に勝てはしない」と言い切る前に、一つの事に気が付いて我に返った。
 そして周囲を見渡しながら、警戒した。

「・・・マルティスはどこだ?・・・」

 その言葉を合図にしたかのように、赤の英雄は、飛び込み様に大口を開けて灼熱の炎を吐き出した。これをまともに浴びれば、例え神とて痛手を食う。慌てて精神の悪い神が黒い魔法で炎を防ごうとしたとき、精神の悪い神は、己のマヌケさを悟って「しまった!!」と叫んだ。

ドスッ!!

 と大きな音を立てて、城壁の中に隠れ潜んでいたマルティスが放った大きな氷の槍が精神の悪い神の体を貫通した。
「ぎゃああああああああっ!!」と悲鳴を上げて精神の悪い神が転がって逃げる。赤の英雄が逃がすまいと追いかけるもの逃走の上手さでは、当代一の精神の悪い神にその剣は届かなかった。
 それどころか、精神の悪い神は反撃として放った雷撃でマルティスを襲った。

「きゃああああああっ!!」

 マルティスは雷撃をまともに食らって悲鳴を上げた。精神の悪い神はマルティス以上に高位の神であったので、マルティスの体は、その魔力に焼かれてしまったのだ。
 赤の英雄は、うめき声をあげてうずくまるマルティスを横目で見ながら、一切の迷いなく更に精神の悪い神を追いかけて攻撃を続行する。

(最高のタイミングで攻撃出来るチャンスを逃がすわけにはいかない。ここで逃げ切られたら、次に同じ手は通用しないはずだっ!)
(いま、ここでっ! この場で奴を殺すっ!!)

 歴戦の勇士である赤の英雄は、勝負所しょうぶどころを心得ている。強者同士の戦いにおいて絶好のチャンスは、そうそう訪れない。確実にその絶好のチャンスをものにする者こそが勝者となって生き残ることが出来ることを赤の英雄は、その身で持って理解していた。

 だから、この絶好のチャンスを逃がすわけない。
 赤の英雄は、再び大きな炎を吐きだすとそれを目くらまし代わりに、相手の足元へ斜めに飛び込みながら一気に斜めに切りつけた。古流剣術である柳剛りゅうこう流剣術が得意とする戦法「飛びちがい」からの袈裟切けさぎりと同様の技術だった。

 飛び違いという技法には、己の体の左右の位置が一瞬で切り替わるので、敵対する者は敵を攻撃するにしても、逆に敵の攻撃を避けるにしても的を絞れずに戦いにくくなるというメリットがある。

 その戦闘技術は見事に精神の悪い神に有効だった。
 赤の英雄は自身が口から放った大きな炎の陰に隠れながら斜めに飛んだので、一瞬、精神の悪い神の視界から赤い英雄の姿が消えた。
 だから、その次の一撃を精神の悪い神は、まともに貰ってしまったのである。

 ジャギンッ!!という固い何かが刃物で切断された音がしたかと思うと、悲鳴を上げて精神の悪い神が地面に転がり落ちる。確かな手ごたえの正体は、地面に落ちた精神の悪い神の左腕であった。

「貰ったあああああーっ!」

 勝利を確信した赤の英雄が返す刀で切りつけようとしたとき、精神の悪い神は、死力を振り絞って目くらましの黒い闇を振りまいた。

「なんだっ!?」

 危険を察知して赤の英雄は飛び下がって、黒い闇を避けるものの、漆黒の闇はどんどん広がり、あっという間にそれは城塞都市を覆い尽くした。

「これは闇の魔法です! 
 闇自体には何の攻撃要素はありませんが、一切の光も届かぬ闇の世界!」
「気を付けてください! 闇に乗じてあの者が襲ってきますよっ!!」

 傷ついたマルティスが気力を振り絞って、赤の英雄にアドバイスを送る。赤の英雄はすぐに状況を理解し、「マルティス、すぐにその場から離れて、息を殺して動くなっ!!」と命令した。
 マルティスという攻撃目標の場所を悟らせないための作戦だった。

 だが、そうはいっても赤の英雄には精神の悪い神の攻撃目標はわかり切っていた。それは、彼自身であった。
 正直、女神マルティスは神とはいえ、精神の悪い神と一人で戦えるほどの力はない。だが、聖剣ダー・ラー・スーを持っている限り赤の英雄は単体で精神の悪い神の命に手が届く可能性があった。

 今、精神の悪い神にとって最も脅威な存在は赤の英雄なのだ。だから、一切の光の差さない闇の中に二人がいても、狙われているのは赤の英雄ただ一人であった。

 赤の英雄は、目をつむり息を殺して身を沈めると、聖剣ダー・ラー・スーを己の右肩横の高さに構える八相はっそうの構えに転じる。
 一切の光が届かぬ闇の世界に視力は不要である。むしろ目を閉じることでそれ以外の感覚を研ぎ澄まし、今、自分を狙って近づいてくる精神の悪い神を迎え撃つことに集中した。

 攻撃には制空圏せいくうけんというものがある。それは、己が一撃加えることが出来る範囲を意味する。前後左右、上下の空間すべてが己の制空圏であり、往々にして武術家は、自身を中心とした球形の範囲を自分の制空圏として認識する。それは制空権内の空間全てが彼の感知能力と直結していることを意味するのだ。

 今、眼を閉じて呼吸を沈めて、嗅覚聴覚を研ぎ澄ます赤の英雄は、自分の制空圏に入ってきたもの全てを察知することが出来る自信があった。

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・
 沈黙の時間が過ぎる中、やがて嗅覚は、異物のにおいを感じ取り、肌は空気の微妙な変化を感じ取る。そして聴覚は、敵と自分の距離を正確に予測する。
 そして、わずかな空気の流れを感じ取った赤の英雄は、「やあああああーっ!!」と、気合い一閃。振り向きざまに背後から赤の英雄を殺そうと近づいてきた精神の悪い神を切り裂いたのだった。

「あああああああっ! な、なぜっ!!?」

 精神の悪い神の悲鳴が再び起こる。
 古流剣術には暗夜剣あんやけんもしくは夜行剣やこうけんと呼ばれる暗闇の中で戦う秘術が伝えられている。

 電灯のない時代、月明かりが雲に隠れたら真の闇が訪れた。武士は、そんな闇の中、敵襲された場合に素早く提灯ちょうちんの火を消して、己を闇の中に隠す。そして、闇にうごめく敵を切り殺すための必殺のカウンター技術を磨いた。それが暗夜剣。夜行剣だ。

 赤の英雄は、そのような技術を誰からも習ったことがなかったが、緊迫きんぱくした闇の中で極度に集中力を高めた彼の剣経けんきょうは、既に達人の域に達していた。だから、誰に習うことなく、己の戦闘経験だけで暗夜剣を生み出したのであった。(※剣経とは剣術の境地の事)

「あああああああっ!」

 精神の悪い神は、再び深手を負った。闇を作り出す魔法を維持できないほどの痛手だった。自身の身を隠す闇は消え失せ、弱りきった体を敵の前に晒してしまった。もはや戦いどころではない。うのていでその場から逃げ出した。それを追いかける赤の英雄だったが、その時、彼は恐ろしいものを見た。

 それは、精神の悪い神の逃げる方向にカーラがいたのだ。

 ただの偶然か、狙ってやったのか赤の英雄には、わからなかったが、思わず叫んだ!「にげろ!! カーラ!」と。

 これほど貴重な情報があるだろうか? 精神の悪い神の目の前にいる女は、赤の英雄にとって大事な人物なのだと告げるようなものだ。カーラの危機を知って冷静さを失ってしまった赤の英雄には、それが危険だと理解する余裕さえも失われてしまったのだ。
 
 そして、絶好の機会を得た精神の悪い神は残酷に笑い声を上げながら「死ねっ!!」と叫ぶとカーラに向けて雷撃を放つのだった。

「ああっ!!」

 凄まじい衝撃音と土煙が巻き起こり、肉の焦げる嫌なにおいがした。

「カーラっ!!」

 赤の英雄は取り乱して大声を上げたが、カーラは無事だった。女神マルティスが彼女を抱きかかえて、その身を犠牲にしてカーラを救ったのだ。
 だが、2度の雷撃の直撃を受けたマルティスは、もはや虫の息であった。

「ええいっ!! 邪魔をしやがって!!」

 怒った精神の悪い神が再びカーラたちを殺そうと近づいた瞬間、赤の英雄は聖剣ダー・ラー・スーを弓矢のように投げ放った。聖剣ダー・ラー・スーはまるで当たる運命であったかのように精神の悪い神に突き刺さって貫通する。

「がはっ!!」

 と血反吐を履いて精神の悪い神は、数歩歩いてから地面に倒れ込んだ。

「カーラ! マルティス!!
 無事かっ!?」

赤の英雄は、二人を抱きかかえて、命が助かったことを喜んだ。赤の英雄が傷ついたマルティスの体に魔力を注ぎ込むと、マルティスはどうにか意識を取り戻した。

 だが、三人がホッとした瞬間が最も危険な瞬間であった。
 戦闘の最中は一瞬でも気持ちを緩めてはいけない。たとえそれが最愛の人の命が助かった瞬間でもだ。
 そして戦闘の厳しさを赤の英雄はあらためて思い知らされる。

 殺気を感じて我に返って赤の英雄が振り返ったとき、なんと、背後で虫の息であったはずの精神の悪い神が再び魔力を集めて雷撃を放とうとしていたのだ。

 今のタイミングで雷撃をされたら、2人を抱えて逃げることは叶わず、3人とも無事では済まない。
 
 赤の英雄は一か八かの賭けに出る。
 ギースの大剣を抜くと避雷針に使うために地面に激しく突き立てた。そして、雷撃が飛んでくる瞬間に己の魔力を両腕から剣に集中させて電撃を受け止める作戦に出た。

 失敗すれば、両腕を失う大変な賭けだったが、それでも二人を死なせないためには賭けに出るしかなかった。

「愚か者めがっ!!」

 そう叫ぶと精神の悪い神は死力を振り絞った特大の電撃を3人に向けて放つ。
 赤の英雄は、その電撃を正面か受け止めにかかった。


ドオオオオオオオッン!!!

 と激しい爆発音を衝撃波が起きて周囲の物を吹き飛ばしていく。凄まじい衝撃波だった。

 やがてエネルギーのぶつかり合いは終わり、静寂が訪れた。
 舞い上がった砂煙が風に散って煙幕の役割を失う頃、赤の英雄が見事に精神の悪い神の雷撃を耐え切って無事な姿を見せるのだった。

 電撃を見事に受け切った赤の英雄は側にいたはずのカーラがいないことに気が付いて「カーラ」「カーラ?」と声を上げて心配しながら周囲を探すのだったが、カーラからの応答はない。それどころかやがて赤の英雄は爆風で吹き飛ばされたカーラの姿を目撃することになるのだった。
 頭部から致命的な量の血があふれ出して身動き一つしないカーラの姿を・・・。
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